2日連続バイク つかんだとことは

8月29日土曜日は南行徳TIPNESSでのレッスン。時間は10時から12時。内容は「ケイデンス・ダンシング」。「ケイデンス(Cadence)とは、自転車において1分間のクランク回転数のこと。自転車に乗る人がペダルを回す速さを示す数字である。rpm(回転毎分)を単位として表す。一般に測定にはケイデンス対応のサイクルコンピュータが用いられる」Wikipedia。
ダンシングとは立ちこぎのこと。
・TIPNESSからディズニーリゾート周回コースへ移動 片道約6キロ。
・ケイデンスを90~100以上で。周回コース(約6キロ)を3周。
・TIPNESSまで移動 約5キロ。
この日は29キロを走ったことになる。
ディズニーに着いたら、岩田コーチからスキルの説明。ケイデンスについては「足の付け根から回す感覚」をつかむこと。ダンシングについては、立ったときに前に身体を出すのではなく、できるだけサドルの上に立ち、自転車を揺らさない。
ママチャリであれば立ちこぎはあまり考えずに行うフツーのことだが、ロードレーサーとなると、怖いよねえ。
ディズニーに着いたら、上級者と初級者に別れて周回コースへスタート。こちらはもちろん初級者コース。2名で岩田コーチを先頭に走る。先生について走るのは勉強になる。
ケイデンスについては、だいたい90~100を越えるペースで走ることができた。幸いにして呼吸も足も苦しくはなかった。ただ、前を走る岩田コーチの回転は明らかに私より速い。岩田コーチは「今日は110。ただし目標指数は120といわれています」とのこと。やっぱり10違ったんだな。私も時として110をマークしたが、巡航回転というわけにはいかない。まあ100を少し越える程度かなあ。でも初心者としては十分に満足と思っています。
岩田コーチからは「靴の着脱はだいぶよくなりましたか?」の質問。前回はそれが話題だったので覚えてくれていただいた。「少しはよくなりました。だいぶとはいきませんが」。前回は着脱とも難しかったが、今回は少なくとも「脱」については少し余裕ができている。「着」についてはうまくいくのは3回に1回ぐらいか。うまくいかないとペダルのところに目がいって前をみなくなるのが怖い。でもこれは確かに「慣れ」、つまりは回数の問題ですね。
ダンシングについては、この日のコースは平地なので、使うタイミングとしてはカーブを曲がって加速させるときなど。カーブに入って足を止めている時にギアを入れ、カーブを抜けると同時にダンシングという具合。ダンシングもオッカナビックリであったが、自分では何とかこなせた。ポイントは足をシッカリ締めて姿勢を保つことかしら。
自分としては結構コツをつかんだ手ごたえをもって30日日曜に大井埠頭コースに。アスロニアの遠藤さん鈴木さんにはお目にかかったが、いつも集まるメンバーはみんな大会に行っているとのことで、女性のお二方のみの参加。というわけで、私は一人でスタート。途中、小雨も降ったが、結果、目標である4周、約40キロをこなした。途中、2周時点で立ち止まりアミノ飲料を飲んだが、40キロを走ったのは初めて。時間は10キロでほぼ20~25分。40キロで1時間30分~40分ぐらいか。達成感がありました。なお、アミノ飲料を飲んだ時に驚くほど肉体が蘇生した。こんな感覚は初めて。のどを通る間にみるみる力が蘇ったが、あれは何だ? あと、さすがに股が痛くなった。シャワーの水にしみた。
振り返ると一人であったのがよかったと思う。自分のペースでケイダンスを見ながら、その身体の感覚を確かめることができた。以下がそのポイント。
・目標は90~100以上においたが、40キロでほぼコンスタントにキープできた。これは嬉しい。
・この日は台風を前に向かい風が強く、モロにあたると80を切るまでに落ちるので、ギアを下げて90をキープ。
・上り坂も同様で、80を切るとギアをさげるが、これはなかなか90までいかない。
・カーブでケイダンスはまずまず要領が分かった。しかし、カーブ時の身体の重心の持ち方がよくわからない。こんど遠藤さんに聞いてみよう。
・カーブからの立ち上がりで平地で90で走っているときは、むやみにギアを下げず、頑張って100までアップすると、また楽な感じとなる。慣性力がつくような感覚だね。
といったところでこの2日でようやくバイクが身近なものとなった。入口に立った手ごたえをもった。よかった。ここまで来るまで7回かな、一つの目安と思います。
でも、まだその「楽しさ」がよくわからない。例えば景色を楽しむのであれば、もっとゆっくりのんびり走ったほうがいいのではないかしら。風を感じるといったスピード感については、もとより怖がりなのか、爽快感より恐怖感が先にたつ。いまは10回を越えると何か新しい世界、楽しさが見えてくるのではないかと期待している。
土曜日のレッスンが終わり、疲れ果てた状態での岩田コーチとおしゃべり。「いまはやっと終わったあ、という感じでしょう」「いっぱいいっぱいですよ。いずれなれてくるんでしょうか」「主観的にも変わってきますよ」。
この「主観的にも変わっていく」とのひとことに大いに惹かれた。いい言葉、いい表現ですね。そそられます。変わっていく自分に出会いたい。楽しみです。
秋を前に 歩く歩幅を 確かめる
雨をつき 風をうけては 身を頼む
一人で裸になって、肉体で戦っている感覚があるね。このスポーツは。それが新たな「主観」をつくるというのは、そもそも始めるにあたって求めていたところでもある。60を前に、余分な思考の贅肉をそぎ落としで肉体に聞いてみる。はたしてどんな答えがかえってくるのだろうか。

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