痛みのケアから 積極的な「整体・姿勢」へ

運動に「痛み」はつきものだろうと思っている。高校時代にハンドボールをやってた頃を思い出しても、しじゅう何らかの「痛み」を抱えていた。私は特に身体が硬い。ひどく硬い。仕事でパソコンに向かう時間が長く、猫背である。両手を上にまっすぐあげるだけで大変なんだから、我ながら、水泳には適していない身体と思う。
このトレーニングを始めた当初、ひどく腰と背中が痛み、上半身がロボットのようなカチコチの状態で固まり、マッサージに駆け込んだ。そこで、肩が前に落ちていること、肩甲骨のまわりが硬くなっていることを指摘され、カイロプラクティスと整体の治療を受けて一息をついた。
その後、身体が慣れてきたのだろう、背中の痛みは和らぎ、その店にも行かなくなっていた。理由としては1時間6,000円という高額な費用もあげられる。だって週に1回通うとなったら2万円を越えてしまう。
でも「肩の痛み」は続く。腕をあげる、腕を回すと肩が痛む。クロールの要点は、肩を回し、うでをしっかり、ピーンと伸ばすこと。だから肩が痛むし、痛いからエイッとばかりに力を入れて腕を伸ばし、力をいれるものだから、リズムがなくなり、浮力が落ちて。。。。
そんななから、先週土曜日、南行徳のレッスンで
「背中と肩が痛くて、鍼に通っている」
「どうですか?」
「スッキリとなくなる」
「へえ、じゃあ行ってみようか」
といった会話があって、改めて「痛みを和らげる」という対処療法から、「痛みを除去して泳ぎをステップアップ」という意欲が湧いてきた。更に、その日の夜、テレビで高橋尚子の走るトレーニングの番組を見ていたら、そこでも「正しい姿勢と正しいフォーム」の重要性が指摘されており、「ようし! 整体で正しい姿勢で痛みをとって、正しい姿勢で正しいフォームへ」と頭が向かった。
日曜日は大井埠頭のバイクを休んで自宅近くの整体治療のお店へ。こちらは保険がつくので1,000円以下ですむ。これまで日曜日が休みだったので、やむなく高い店に行っていたが、気がつくと日曜日も店を開いている。
状況を説明すると、
「回すたびにゴリゴリしている感じですね」
「それなんです」
「肩を後ろに開いて、肩甲骨の稼動範囲を広げましょう」
ということで、指圧と整体。いやあ、痛かった。鍼は経験がないので、やってみたかったが、「電気治療にしましょう」ということで、今回は見送り。
そこで、結果といえば、楽に動くようになったんだよねえ、これが。しかも約40分で560円。この価格差。
早速ためしてみたくなり、近くのプール開放へ。
「まったく違った感覚で」というわけにはいかなかったが、随分と手が伸びるようになってきた。肩ばかりでなく、手の平にも意識が働き、腕を伸ばしたままで、スーッとすべるような感覚を得ることができた。これは初めての経験。自分としては「いい感じ」であった。「いい感じ」のままで帰宅後、自分で豚シャブがうまかった。
秋に入り 水を滑るや 心地よき
痛む肩 身体を整え 秋向かう
トライアスロンといいながら、「水泳」の記述が多くなってしまうが、今回は「水泳」というよりも「整体・姿勢」がテーマ。これを機会としてもっと「整体」に意識を向けて、「老後の姿勢」を確立しよう。身につけたら毎日が気持ちよさそうじゃないですか。日々のストレッチングにもっと丁寧に取組もう。どうもこれが基本だな。

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