身体の老化、二つのパーティ

現在NTT関東病院のカフェでこれを書いている。何かを注文すると30分インターネットが自由に使えるサービスで、いかにもNTTの病院らしい。
いまは昼休みで午後から「レーザー網膜光凝固手術」を受ける。以前は左目でこの手術を受けたが、今日の検査で右目にもその症状が見られるということで、手術となった。手術といっても30分程度のもので、今日は16時からの打ち合わせにもそのまま出席の予定。
今日は朝から整形外科と眼科の検査。整形外科は右肩の痛みで通っていたが、だいぶよくなり、これで定期的な通院はいったん中止となった。メデタシメデタシなのだが、肩とは別に右のアキレス腱を痛めていることを訴えると、「アキレス腱も歳とともに衰えていくから。同じことをやっていても痛みが出たりする」とのこと。そうかあ、歳かあ。
次に眼科。現在通っている病気の症状は「飛蚊症」というもので、その名のとおり、目に蚊が飛んでいるような、ゴミが浮いているような景色が見える。風景が平板な状況であるプールでの水泳時には特によく見える。
これは目のなかの硝子体というものが「年齢のために」萎縮し、網膜からはがれることで血がでて、そうした症状になるとのこと。
なんだ、気がついてみれば今日は肩も目も「老化」の治療であったわけだ。
確実に老化が進んでいる。そしてこの老化の速度はどんどんと速くなる。
では、私にとって「老化」と「トライアスロン」との関係は何かに思いをいたす。
「老化」を食い止めたり、「老化」の速度を遅くすることをトライアスロンに求めているわけではない。
いつまでも元気でいたいためにトライアスロンを始めたわけでもない。
まずそのことに気がつく。
むしろトライアスロンを続けていくことで、精神も肉体も、よりリアルに、確かに、指先で触るように「老化」を感じること。それを期待したい。「老化」を避けるのでも、老化と闘う「アンチエイジング」でもない。トライアスロンを通して、自らの「老化」をゆったりと眺め、いとおしむようでありたい。
今日は「老化」と診断されたことで、トライアスロンの、そして日々を楽しむことの心構えがひとつできたような気がする。これは思いがけないことで、嬉しい驚きだ。
話は変わって、先週はアスロニアの忘年会、東京トライアスロンアカデミーの渋谷・南行徳共同の打ち上げ会と2つのパーティがあった。二つとも楽しませていただいたが、特に感じるのは「皆さん若い。私の子供たちと同じくらい」という、これまた「年齢」の心境。そうした仲間に加わるには、正直、多少の引け目も感じるが、そうした席に仲間として参加できることを、これからも楽しんでいきたい。
色づいて 落ち行く枯葉に 我が身を重ね
老いていく 身をいとおしむ 秋の暮れ
そろそろ受付にいかなくてはならない。
麻酔の点眼を受けてレーザー手術だ。

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