1月の24日に、住み慣れた東京大井町から、千葉県市川市に引越した。この引越しについては、さまざまな思いと経緯があり、改めて別の機会にまとめて報告します。今回はそれより先に、30日の南行徳でのスイムのレッスンについての、私としては実に感慨深い報告。
この日は4ヶ月ぶりの15分スイム。これは15分間でどれだけの距離を泳ぐことができるのか、その距離を測るもの。前回は9月5日に行ったが、距離はなんと375メートル。1500メートルでは1時間もかかってしまう。というより何より、前回はすぐに息が切れて休みっぱなし。25メートルを泳いではハアハアと息をつき、惨憺たる有様であった。
今回は、ちょうど前々日に岩田コーチのブログで15分スイムの実施予定をキャッチ。いやあ、「何とかしたい」と心に期すものはありましたよ。前日はイベント学会での新年会があったが早めに切り上げ、30日に備えた。
当日は南行徳の新居から、自転車で南行徳駅前のTIPNESSへ。今回の15分スイムは大きな一里塚。これまでの練習の成果を示す大切な機会と思って取組んだ。タイムを計るパートナーは前回と同じ女性のNさん。
どちらが先に泳ぐかを決めるのだが、前回はNさんに先をお願いしたものの、今回は「緊張したままに15分待つのはつらいから」と岩崎が先にスタート。
「ゆっくりと、ゆっくりと」と自分に言い聞かせるようにスタート。フォームを大きく、前へ前へと意識を向けて、100~150ぐらいまでは何ともないが、それを越えると、なんと、疲れてくる。これで焦った。息が切れることを恐れていたのだが、それより先に疲れがきた。おかしな話だが、実際にこれは考えていなかった。
まず、疲れを感じ始めたのは足。そして腕。これはいけない。意識を現在に集中しよう。そう現在、現在、現在と頭のなかで繰り返すが、何ともリズムにならない。そのうちに、泳いでいる時間がだんだんと耐えられなくなってくる。あの感覚は何なんだろう。足もつく25メートルプールで不安に思うことは何もないはずなのに、泳いでいる時間そのものが耐えがたく不安に思えてくる。200を越えると更に疲れが増してくる。息がだんだんと苦しくなる。足の疲れがひどく、足が沈み、スピードが大きく落ちていくのが分かる。といったところで、300を前にして足をつく。残念!
あとは25メートル毎に足をつき、息を整え、最終的に距離は470メートル。1回目よりは100メートルのプラスだが、ああ、何とも不本意だなあ。どうにもリズムがつかめなかった。力を抜けず、姿勢も硬く、息があがってしまった。心ひそかに足をつかずに泳ぎきるつもりでいたのに、ああ、意気阻喪で呆然。
しかし、「次にもう一回やりたい」という思いも湧いてきた。これも私としてはいささか驚いた。負けてはいないじゃないか、岩崎クン。
今回は時間に負けた印象が強い。こうした不安はランにもあり、当初は30分以上走ることがとても不安で、30分で歩いてしまっていたことを思い出す。それを練習で克服したように、やはりスイムもこの壁を乗り越えないといけない。
1回目はまったくの絶望であった。しかし2回目は大いに落胆はしたものの「もう一息で次のステージに進むことができる」という思いが強い。
何人もの人から「300を越えると楽になる」とアドバイスを受けた。よし、300越えを目指そうじゃないか。
新年の 思いかなわぬ 泳ぎぞめ
頬をさす 寒風に期す 300越え
引越しのバタバタでだいぶ間があいてしまったなあ。
ちょっと気を入れ直して書いていきたい。
書くことで、前に進む意欲を確かめることになる。
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