江戸川を眺め、新たなトライアスロンライフ!

妻の三回忌を終えたらできるだけ早い時期に引っ越したいと思っていた。その理由は家族構成の変化。妻、長女、次女、長男と大人5人で暮らしていたのが、ほとんど私一人の生活となった。家が賃貸マンションであったこともあり、老後を前に「終の棲家として手頃な大きさのマンションを購入したい」と考えた。ほとんど一人暮らしといっても、親の努めとして、最低限の実家機能は確保したい。それで3LDKに狙いをつけて中古マンションを探し始めてみると、南行徳あたりはかなり安い。しかも東西線で都心には20分で出られる。そしてそして・・・トライアスロンライフに極めて適している。そこで現地を見ていくと、江戸川沿いに気に入った物件がみつかった。
昨年末には契約を行い、以下のような文面の年賀葉書を出した。
『長年住み慣れました大井町を離れ、この一月末より千葉県市川市に引越すことになりました。
マンションの4階で、ドアを開けると、眼下に江戸川の川面が広がります。
昨年の七月よりトライアスロンのトレーニングを始め、今年の五月には大会に出場するつもりでおりますが、江戸川沿いはランとバイクのトレーニングにはなかなか適した場所です。
子どもたちも家を出て、60歳を前に基本一人住まい。身体を絞り、余分な荷物を整理し、必要最低限の装備で猟に旅立つ狩人の心境です。』
これはあくまでイメージだが「老後はだんだんと余分なものは捨てていき、文字通り心身ともに身軽になり、最後は何もない四畳半で人生を終える」ようでありたいと思っている。江戸川に住まいを移すことで、その第一歩を踏み出したような、ちょっとした高揚感がある。
南行徳で、新たな、本格的な、老後の、トライアスロンライフの始まりだ。
トライアスロンスクールも、渋谷は中止して、南行徳一本にした。昨日は初めて木曜の10時からのスイムに参加。渋谷の朝6時からのレッスンもつらいが、10時からのもなかなかにきつい。力がはいらずにフラフラした。自転車で5分で帰宅。缶ビールにウイスキーの水割りを流し込み、就寝は1時近くになっていた。
これからは朝に江戸川沿いを走ってみよう。帰宅前にタップリ泳いでみよう。この地ならではのトライアスロンライフを自分のものにしていきたい。
新年に 新たに住まう 老いに向け
江戸川の 冬の水面に 胸おどる
南行徳を知ったのは、ここでトライアスロンのトレーニングがあったから。それ以外に何の縁もゆかりもない。少なくともトライアスロンのトレーニングを始めていなければ、ここに住むことはなかった。去年までは考えられなかった意外な展開を楽しんでいる。
昨日は5月のホノルルトライアスロンの申込みを行った。

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