「伏し浮き」に考えさせられる

金曜日から2泊3日で熊本県宇城市に出張してきた。仕事のほうはかなりの手ごたえと成果があったが、それは別として2日連続でよく呑んだなあ。楽しく呑んだ。ただし、50半ばを過ぎて「呑み疲れ」を自覚するようになり、今回はかなり疲れた。また、出張では飛行機やバスで同じ姿勢を強いられ、ホテルの部屋ではストレッチングもおこたりがち、とうことで、ダルーイ感覚が全身をおおう。
よく出張先にもシューズを携帯し、朝にホテルまわりをジョグといった話を聞くが、私にはできないなあ。どうにも運動不足、アルコール過多、過食となる。
今日(日曜)は帰宅するだけなので、好きな熊本城を散策してから帰ろうかとも思ったが、「日のあるうちに帰宅してトレーニング」の意識がはたらく。身体が要求するといったらちょっとカッコよるぎるかな。呑み疲れで寝坊をし、12時過ぎの飛行機で4時には帰宅。なにはともあれストレッチングで身体をほぐす。とくに足がパンパンになるので、下半身のほぐしを重点的に。いくぶんスッキリして血のめぐりがよくなったところで、スポーツジムに行ってスイムなのだが、これが全然ダメで自分でも驚くほど。約1時間半ほどの時間をかけたが、あまりのダメさに意気消沈。スイムの後に少し走ろうかとシューズも持ってでかけたのだが、まったく意欲が湧かずに帰宅となった。
スイムの何がダメだったのか。以下その自己分析。
ネットであちこち歩いていたら「伏し浮き」という言葉に出会った。
詳細はこちら。http://www.page.sannet.ne.jp/yamato99/tech_fusiuki/fusiuki_index.html
これには考えさせられた。ポイントはストリームラインのつくりかた。簡単に言えば、身体全体を反る形になるストリームラインを旧式とし、「腹がへこんでいる伏し浮き姿勢」を提唱する。
これを見て、平野コーチが「腰を反るのでなくまっすぐにする」姿勢を保つように指導していたことを思い出した。というのは、私としては「まっすぐにする」ということがよく理解できなかったのだ。その理由は「ストリームライン=身体全体をまっすぐに伸ばす=必然的に身体は反る」という思い込みがあり、それと「腰をまっすぐ」は両立しなかった。これは大きな疑問であったが、「伏し浮き」は見事なぐらいにその解答になっていた。
さらに、TIで習った水中姿勢も、私には「伏し浮き」に共通するように思えた。
ということで、いま、自主錬では、腹をへこませるケノビ姿勢での伏し浮き、手を水面から30センチほど下で肩をグッと入れるTI姿勢でできるだけストローク数を少なくするドリルに取組んでいる。
それで、今日は何がダメだったのか。
まず、はじめの半分まではいい感じなのが、後半にガクンとダメになる。足が落ちる、スピード感がなくなる。ブレスが安定しない状態となる。頭が激しく上下する感覚となる。
前半がいいのは、多分ケノビでスタートしてノーブレスで泳ぐから。それが中盤になり、ケノビの勢いがなくなり、ブレスをするようになるといけなくなる。
今日はプルブイを挟んでも同じ状態で、後半は足がおちていく感覚にとらわれ、姿勢がふらつき、ブレスに余裕がなくなる。
この状態をいいほうに考えれば、「足が落ちることに、より意識が働くようになった」のかもしれない。また、これは「伏し浮き」の説明にもあったが、足を浮かすと、姿勢が前のめりになった感覚があり、それにあわせてブレスの感覚も大きく変化する。それがうまくつかめない。ノーブレスで6ストロークほど泳ぎ、1~2回程度のブレスは「いい感じ」なのに、だんだんと崩れて、バタバタとなっていく。ああ、困った。新しい課題だ。
ちなみに、これまで水泳に関するネットはいろいろと歩いてきたが、「伏し浮き」に出会うことはなかった。それがいま出会うということは、課題が出会いを生むということだ。
冬の雨 からだときもち 疲れ果て
呆然と 歩く頬うつ 氷雨かな
どうも元気がない。
こんなときは早く寝ることだ。
今日はノーアルコールで就寝。

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