バイクの特別クリニック? フォームに開眼!?

もう3月も終わりというのに、昨日24日、今日25日と冷たい雨模様が続いている。昨日は実に寒かった。その影響か、今朝は喉の炎症と鼻づまりの違和感のなかで目覚め、花粉症かと思ったが、気がつくと寒気も加わり、午前中は床について様子をみた。どうもこれは風邪をひいたな、ということで今日はやむなく休みとした。
気をとりなおし、これ幸いとやり残していた仕事に向かってみたが、どうにも集中力が湧いてこない。横になって織田作之助の夫婦善哉を読む。夕方には少しラクになってきた。
昨日までは、今日はジムできっちりトレーニングと予定をしていたが、当然これも取りやめ。
この何年か、毎年少なくとも1回、あるいは2回は風邪で寝込んでいる。この冬はこれまで無事にきたような気がするが、ここにきてつかまった。なんとか土曜日のレッスンまでに回復したい。土曜日はスイム+バイクで、バイクを心待ちにしている。
というのは、この日曜にバイクをもってアスロニアに行き、いくつかの準備を整えた。
その報告。
こちらのリクエストは、二つ。ひとつは岩田コーチのアドバイスで、ハンドルを10センチほど手前にセッティングしたほうがいいのではないかという、その相談。今ひとつはDHバーをつけてもらうこと。
まず、ローラーに私のバイクを設置し、靴もバイク用にはきかえ、こいでみる。それをじっくりと眺める遠藤さん。とりあえず手前にしてみようということで、短い支柱に交換して、またこいでみる。そこから、フォームの話となる。
「岩崎さんは、お腹を出してこぎますか?」
「実はどのようなフォームでこいでいるのか、あまり自覚していないんですよ。ランであれば、自分がどのようなフォームで走っているのか、常に自覚しているけど、バイクでは、何かいいフォームかもよくわかっていない」なんてこぎながら答える。
「ちょっと腰を浮かせてもらえますか?」
そこでサドルを微調整。
「岩崎さんは、前に行きたがるほうですよね」
「そうかも知れない。走っているうちにだんだんと前にいき、後ろに座りなおすタイプと思う」
「私は、お腹を前に出すフォームがいいと思っているんですよ」と遠藤さん。何???
つまり、座る位置、フォームを決めてから、ハンドルを考えようということで、遠藤さんのアドバイスがありがたかった。アドバイスを以下にまとめる。
・腰は反る感じで座る。
・こぐのは、左右に腰を前に出す感覚で、足をおろしてまわす。これはランのフォームの感覚に近く、自分としてはのみこみやすい。初めてフォームへの実感を得た。
・足はガニマタでかまわない。ポイントは腰の動きでこぐこと。
・両足は常に水平に保つ。
・腕は通常は伸ばす状態でいい。伸ばした状態が力を抜いた状態である。
・それで、頭を斜め前に延ばすようにする。
なるほど、これで前が見やすくなる。背中を丸めると地面ばかりを見てしまう。
「よし、このフォームでいってみよう」ということになり、DHバーをつけ、さまざまなポジションに手を置いて漕いでみる。すると、ハンドルの位置が手前に感じてくる。
ということで、改めてハンドルの支柱をもとに戻し、更にDHバーも、肘がもう少し開くタイプのものに変更となって決着した。これで約1時間。
DHバーの使用については
・少しの動きでハンドルが大きく動くので、気をつける
・特に横や後ろを向いたときに、意識せず大きく動かすことがあるので要注意
・これで5キロは速くなる
とのアドバイス。
実にいろいろと参考になった。特別クリニックを受けたようなものだ。特にフォームに開眼したことは大きい。遠藤さん、感謝です。
ちなみにDHバーのDHとはダウンヒルの頭文字で、スキーのダウンヒルでストックをもつフォームにをヒントに作られたとのこと。こういう話は好きだな。DHバーを使うイメージが明確になる。
さらに、トライアスロンタイプの、着脱しやすい靴を競技用に購入。素材がまるで運動靴のような軽い感覚でベルトは一つ。デザインが気にいった。
ということで、これまで縁遠かったバイクが、今回のことでだいぶ身近な存在となった。自分のバイクに愛着が湧いてきた。
春の雨 風邪に臥しては 空眺め
雨模様 桜のつぼみ 暗い空
江戸川沿いに越してから、空の様子が目に付くようになった。私の部屋は4階だが、そこから眺める空は大きく広がっている。これまでになかった楽しみだ。

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