自転車の解体 「輪行」への闘い

ホノルルの準備のなかで、頭を痛めているのが自転車の輸送。これを「輪行」という。なぜ「輪行」というか。
「輪行(りんこう)とは、自転車を公共交通機関(鉄道・船・飛行機など)を使用して運ぶこと。サイクリストや自転車旅行者が、行程の一部の自走せず省略するために使う手段。公共交通機関を利用しない自走以外の移動(例えば自家用車積載)は一般的に輪行とは呼ばない。・・・語源は、競輪の選手が競輪場まで自走することを、「輪行」と称していたことに由来する。ただし、本来、道路交通法施行規則に定める制動装置(ブレーキ)を装備していない競輪用自転車での公道走行は違法である。従って、競輪選手などが競輪場に競輪競技用自転車とともに移動する場合、自動車への積載などの手段を使う場合を除けば、原則として、全行程で、本稿で述べるところの「輪行」を行わなければ移動できないことになる。」(ウィキペディア)とある。
語源がまどろっこしい。もともとは「自走」することだが、競技用自転車では公道は走れないので、結果「積載」しなくてはならないので「輪行」となった、というのは、簡単にのみこめない。
さて、どのようにして「輪行」するか。
私も見かけたことがあるのは専用の袋。しかし袋では破損が不安との声もある。ボックスタイプもあるが10万程度の高額という。自転車運んだ段ボールがいいということも耳にした。箱は安心だが家に置いておくのが大変ともいう。それはそうだろう。
TTA仲間のSさんとも情報交換し、ネットで見つけたのが、ボックスタイプで値段もメーカー希望小売価格16,800円 (税込) という「パネルガードバイクケース-Premier」。
http://www.cb-asahi.co.jp/image/kokunai/tni/panelbikecasepre.html
http://item.rakuten.co.jp/ride-on/09tri009/
Sさんは早々にこれに決めたと言う。私は決めかねて、実物が見られるかと御徒町のバイクショップに行ってみたが、置いてはいない。果たして袋か箱か、店員さんに質問すると「国内であれば袋でOK。海外となると箱でないと、ギアの部分が壊れる可能性はとても高い」という。
これで「パネルガードバイクケース-Premier」に決定。店頭にはないので、ネット通販で申し込む。
届いて箱を開ける。どのように組み立てるのか、説明書が入っていない。どうやら材質は段ボールで、それを折り曲げて組み立てるようなのだが、折り曲げた瞬間に「バキッ」と折れてしまうのではないか実に不安。Sさんにも話を聞いて、組み立て、昨夜、バイクを入れてみようとしたが、これが入らない。ハンドルが入らない。
DHバーをはずせば大丈夫か、ハンドルごとはずさなくてはならないか。慣れないままに、バイクについていたドライバー工具であちこち試し、ネットで調べてもみたが、先に進まず「ハンドルをはずさないと入らないようだ。しかしハンドルをはずすのは大変なことなのだ」ということを発見して終了。大汗で手は油。
アスロニアに行って遠藤さんに教えてもらおう。
この間にわかったこと。
子どものころから工作が苦手だった。機械をみるとバラしてしまう好奇心旺盛な子ではなかった。ネットでは嬉々として解体・組み立てを語るサイトも多いが、バイクの解体・組み立てで休日を楽しむなんて発想は私にはない。もともと機械に関心がない。私はもともと読書を楽しむ書斎派なのだよ。車やバイクへの関心も薄く二輪の免許ももってはいない。
だから車輪をはずし、ドライバーを片手に格闘するのは、実に大変で面倒なことであった。面倒でもうまくいけばいいのだが、うまくいかない。「まいったなあ」と泣きが入る。
かといってそうも言っていられない。最低限のことは身につけなくてはならない。これは連休中の宿題だなあ。
バイクに乗っているといつも「危険」というストレスにさらされる。だから夢中になれない。さらに輪行・解体・組み立てという「面倒くさい」ストレスが加わった。
このストレスを楽しみに変える工夫を探さないといけないのか。いまのとこその妙案はない。慣れていくしかないのかなあ。
5月の1日土曜・2日日曜で、TTAの合宿に参加する。メニューのメインはバイク。すこしはバイクとも仲良くなれるきっかけになればいいのだが。
春の宵 バイクと格闘 汗みどろ
手に油 春の風吹く ベランダや
また1000メートルを泳ごうとしたら、200で立ってしまった。コトは簡単ではないのだ。ちょっとショック。
今日はひさしぶりの好天の休日。走ってみようとは思っても、バイクに乗ってみようとは思わない。

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