息せききって走りきった10日間。江戸前トライアスロンは不参加。

前回ブログを書いた10月1日の夜はTTA南行徳の誇るバイクメカニック(笑)Iさんの送別会で帰りは終電。以降、2日から5日までは上海、6日・7日と幕張でCEATECの取材、8日金曜はニューヨークへと旅たつ長女を成田まで見送り、9日土曜の夜は横浜で高校の同窓会、10日は江戸前トライアスロン、11日月曜は千葉で海錬、昨日の12日夜は上智大学オープンカレッジでのイベントセミナー講師で、その準備に本をひっくりかえす。この間、仕事の締め切りは立て込み、北海道からの来客を迎えての打合せ~飲み会、もちろんTTAの練習のうえ、サッカーのアルゼンチン戦(もちろんテレビ観戦)もあるわけで、息せききって走りきったようなあわただしい状態だった。
それぞれの出来事にたくさんの思いがあるがここでは簡単にスケッチ。
上海は、現地の提携会社との打合せのほかに、万博見学が目的であったが、これは印象深かった。海外での万博見学は、ブリスベン、ハノーバーに続く3回目。ブリスベンの開放的でのんびりしたムード、ハノーバーのスケールの大きな取組みと、それぞれに特徴があったが、上海では、人・人・人。
見学した4日日曜は中国では建国記念日休暇の真最中ということもあり、会場は45万人の人で満たされた。いま調べてみたら、石川県金沢市の人口が約45万。我が国の中規模都市の人口に匹敵する人が夜は上海の中心街にドッと繰り出し、公園に路地にあふれる。旗をもったガイドに引き連れられた団体客が多い。あの人々はどこであの夜を過ごしたのだろう。もちろんそんなにホテルはあるわけもなく、おそらく、続々とバスに乗って帰路に向かったと思われるが、その人の群れる迫力は、かってみたことのない光景であった。
万博見学の感想としては、とても驚き、しまいにはそれなりにあきらめたのが、人ごみのなかでの中国人の傍若無人な態度。あれだけの押し合いへし合いの混雑のなかで、「失礼」「すみません」という言葉が一切ない。あらゆる人が、まるで周囲に誰もいないかのように振舞う。
人ごみにパラソルをさして歩く。かさの針がコツンと頭にぶつかる。アレッとぶつけたおばさんの顔をみても、何の反応もなく、そのままの状態で次々とぶつけながら歩いていく。ぶつけられるほうも無反応。おばさんばかりか、ほら、あの若い娘もそうだよ。
人が並んでいる列に挨拶もなく割り込み、運営管理の担当に大声でどなる男がいる。しぶきが顔にかかる。担当の若い女性はしらけたクールな顔で応対する。横で困った顔をしている私はまったくの無視。仕方なく私は少し身体をずらして避ける。するとその男は当たりまえのように、もちろん何の挨拶もなく、私のいたところに座り込む。いやあ、驚いた。こうした状態の連続体験のなかで気がついたのは、そんな状態のなかで喧嘩もなく、みな当然のようにしてそれぞれの時を過ごしていること。
どこに行くにも、何をするにも「ちょっと、すみません、すみません」と遠慮がちの日本人、自分のやりたいことを進めるにあたって周囲に何の挨拶もない状態を当然としてやり過ごす中国人。この違いは深いよなあ。
上海見学記は、また別の場所で別の機会に行いますので、乞うご期待!!!
CEATECは目玉は3Dだが、そのアピールの方法がソニーとパナソニックでまったく異なるのが興味深かった。企業固有の文化というのは確かにあるのだ。この違いも深いのだ。
長女は1年半のインターンビザをもってニューヨークに働きに出た。日本で探し出した日本人向けのタウン雑誌編集部に試採用とのこと。新たな人生の始まり。税関へと見送るときには思わず胸がつまり「何も心配してない。ともかくゆっくりゆっくりやるんだよ」というのが精いっぱい。
10年ぶりの還暦同窓会は、予想以上に女性の出席が少なく、やや寂しい状態であったが、憧れだった先生がまだ元気いっぱいで、お互いになつかしくて手を握り合い、思わずセンチな気分に浸り、先生をエレベータで見送り、「岩崎行くぞ」の声にひかれて、そのまま3次会まで。
この日は横浜で宿をとり、翌朝は強い雨のなか、高速横羽線を第一回江戸前トライアスロンへと向かう。
ここでようやく話題はトライアスロンになりました。
実は恥ずかしながら、江戸前トライアスロンは不参加。雨にめげたんだなあ。会場に行って駐車場にクルマを入れたのだが、駐車場から会場までは結構な距離。駐車場は舗装が悪く、案内に従ってとめたまわりは水浸し。クルマを降り、水たまりのなか、バイクを出そうかとハッチバックを空けた時点で、不参加を決断。まだ前夜同窓会の酒が残り、おなかもゆるく、体調も不十分だったこともあり、「身体を第一」と思うことにあまりためらいはなかった。「これじゃあ楽しめないなあ」が自分に向けた決意の文句。
傘をさして会場に行き、知り合いを探して挨拶しているうちに雨が小降りとなり、あがっていく。でもあの駐車場まで戻って行く意欲はおこらなかった。
スイムのスタート時には雨もおおむねあがり、大会は応援にまわり、知り合いをゴールで迎えた。このときはやっぱりうらやましくてやや後悔の念あり。皆さんの笑顔で和やかな気分を心に抱いて家へと向かう。
前から行きたいと思っていた近所のびっくりドンキーで300グラムのハンバーグを注文したが、食べきれず。これでは体調不十分が明らか。やはり同窓会翌日というのは、私には無理だったんだよ。
帰宅してまず昼寝。そして久しぶりに江戸川沿いを1時間のジョグ。これは気持ちよかった。早めに床につき、翌日の海錬に備える。
海錬はとても楽しく充実感を得られたが、ニュースはこのブログを読んでいただいているというTTA月島のMさんに声をかけていただいたこと。Mさんはスラリとした美人女性で歯並びの美しさが印象的。折に触れて読んで励みにしていただいているとのことで、ありがたく、うれしいものです。改めて、ブログへの意欲が湧いてきた。Mさん、ありがとう。
めくるめく 人の大波 上海の夜
秋晴れに 海を泳ぐ 心地よき
心地よい海錬の報告は次回に。
次回は明日です。
Mさんからもらった刺激で、書きたいことが次々と。。。
皆さん、よろしくお願いします。

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