NTT関東病院ペインクリニックでブロック注射!

昨日は近所のクリニックで8:30にインフルエンザの予防注射、それから五反田のNTT関東病院のペインクリニックへ。目的は左の腕のしびれ。顔をあげると、腕の付け根から小指の先までしびれが走る。最近は普通に歩いていても、ママチャリに乗っていてもしびれる。もちろんスイムでもしびれ、特にビート板のバタ足練習で顔をあげると実にしびれる。寝るときも上を仰向けの姿勢がとれなくなっている。
原因はバイク。肩と首に力が入り、いわば首のむち打ち状態になった。
そこで、順天堂のスポーツ整形に行ってみたが、手術はできない、マッサージなどで対応するとう診断で、だんだんと快方に向かっているのならそれでもいいが、最近はバイクにも乗っていないのにむしろ悪化しているのだからちがあかない。「ここは神経ブロックしかないか」と思い定めてペインクリニックに向かった。
NTT関東病院のペインクリニックは、20年ほど昔に椎間板ヘルニアで1ヶ月ほど入院治療し、完治した経験があるので、自分なりに様子はつかめている。
対応していただいたのは女医の方。まずは問診で細かく状況を確認、ついで、顔を上げたり、下げたり、うでを伸ばしたり、筆で指をなでて反応をみるなど、これもかなり丁寧な触診で、「どうやら首ですね」ということになった。
それから採血と採尿、耳からも血をとり、レントゲン検査へ。レントゲンも順天堂では1枚のみであったが、6枚もとった。ここまでやってもらえると、こちらとしては、やはり満足するよね。
さて、診断は、まず5番目と6番目の骨がひっついているというのは順天堂と同じ。ただし、しびれる場所からすると、問題はそこではなく、8番目の骨のところにあるという。
「もっとよくその部分をみるにはMRTの検査となりますが、受けますか?」
「はい、受けます」
「ブロック注射をやってみますか」
「はい、お願いします」
ということで、そのままブロック注射となった。
これは「腕神経叢ブロック」というもので、その説明ペーパーを渡された。そんなペーパーを用意しているのだから、同じようなしびれに悩んでいる人がそれだけ多いということなのだろう。
以下、その抜粋。
腕神経叢ブロックとは、頚椎から神経が束になって出てくるところ(腕神経叢)に、局所麻酔薬やステロイド(炎症止め)う注入することにより、頚部、上肢、肩などの痛みを鎮める治療法です。
【ブロックの方法】
・レントゲン室のレントゲンや超音波を見ながら治療を行います。
・仰向けになり、痛い側の鎖骨のあたりを消毒し清潔な布をかぶせます。
・テレビやパソコンの画面で位置を確認しながら針を刺します。
 針を進める途中で、腕に痛みや痺れが走ることがありますのでそのような場合は医師に声をかけてください。
・針を良い位置に進め、局所麻酔薬・造影剤・ステロイドの混合液を注入します。薬の拡がりを画面で確認し終了です。
・ブロック後、約30分は外来で安静にしていただきます。
・ブロック後、腕がしびれたり、完全に動かなくなることもありますが時間とともに回復しますので心配は要りません。腕が動かない場合は三角巾で腕をつって帰ることもあります。
ということで、そのとおりの治療が行われた。
鎖骨のところに注射というのは初めての体験で少し緊張する。妻の癌治療の末期、食事ができなくなり、鎖骨に近いところにポートを埋め込み、そこから針で栄養を送っていたことを思い出した。ポートを埋め込むそのとき、さぞかしつらく、不安であったであろうと、思わず身が震えた。
クスリが拡がっていくと、じわっと痛みが和らぎ、小指にわずかな圧迫感があった。この痛みが和らぐ感覚は、そうだ、椎間板ヘルニアの治療を思い出した。麻酔というのは、まさに魅惑だ。
30分の休みのあと、身支度をするが、シャツにうまく左手が通せない、コートがうまく着れない。でもしびれは薄れ、久しぶりにフツーに歩く感触を確かめた。ああ、嬉しい。
5340円の会計をすませて、病院を出たのはなんと4時15分であった。6時間30分も病院にいたことになる。
この治療は2週間おきに数回行うことになる。次回までにMRTの検査をうけ、次回はそれに応じた治療となる予定だ。
治療から一日たった現在では、またしびれが戻っているが、それでも治療前よりはましである。やってよかった、と思っている。
冬の空 はやる思いで 病院へ
酷寒の日 鎖骨をさらし 針をさす
今日は、とりあえずの状況報告。

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