このゴールデンウイークは前半が雨模様。後半は天気も回復し、不安定ながらも気持ちのよい日中もあった。走るには絶好の季節であるのだが、ハムストリングスの痛みが回復せず、ゴールデンウイーク中は結局ランのトレーニングができなかった。ほとんどスイムだけ。
それでも昨日は1時間ほど歩きに出かけたのだが、どうにも思わしくない。常に痛みを意識するうえ、何故か太股の前のほうまでピクピクと痛み出して早々に帰宅した。スイムにでかけようかとも思ったが意気阻喪してあきらめた。
季節の風と日差しを全身に感じながら走るのは私の楽しみである。楽しみであるから、ランニングハイが自然に湧き上がってくるような、いい体調で走りたいと思う。走り終えて、ストレッチングで身体を伸ばし、シャワーで歓声をあげられるような、いい気分でいたいと思う。それができないのがつらい。フラストレーションがたまって、ついついビールに向かってしまう。落ち込んだ気分で一人飲むビールが爽快なはずもない。と、思わず愚痴が出てしまうような、ゴールデンウイークのトレーニングであった。
話題を変えて、まずはバイクのお話。4月30日の日曜日に、ATAの仲間と90キロの江戸川沿いバイク自主錬にでかけた。そこで、私なりにバイクの姿勢について手ごたえを得ることができた。
私は25キロペースの遅い組であったのだが、少しスピードをアップするときに、以前であればペダルを踏み込んでいたが、そのときは腹筋で膝を引き上げる感覚をつかんだ。そうなると、腰が立ってサドルへの接触面積が大きくなり、腕のひじを軽く曲げて手のひらをハンドルに置き、背中を広げる形となった。
ポイントはやや内股の感じで、絞るようにして膝を引き上げること。これはテレビで自転車のロードレースを見ているときに、選手の膝が目に付き、そのイメージを自分なりに取り入れたもの。
こうして走ると、ともかくラクになる。これが大切で、正しいフォームというのは自分をラクにしてくれる、言い換えれば、無理をせず、ラクなフォームを探していると正しいフォームに近づいていくように思う。
フォームで大切なのは、どの部分に、どのように力をいれるのか。それが明確明快であること。それがリズムになること。このバイクでは、足先でペダルを踏み込むのではなく、膝を絞るようにして引き上げるところに力を入れる。あとはそれに応じて一連の流れができる。あるいはランであれば、腕の振りから腰を回転させると、自然と足の裏全体で着地できてリズムとなる。私としてはそんな感覚である。
であれば、スイムはどうか。これが難しいのだが、昨日のスイム自主錬で「ラクなフォーム」を課題にしてみた。基本は50メートルをフォームを意識しながらユックリと泳ぎ出して意識して加速させてみる。どのような力の入れ具合であればラクに加速ができるのか。まずはひ肘を高くあげるという基本中の基本を意識したが、何かがちょっと違う。プルブイをつけて泳ぐとだいぶラクなので、意識して腰をあげてみるが、これもちょっと違う。と試行錯誤しているうちに、昨日つかんだコツは、手を伸ばしてローリングに入るときに、身体を絞ってみること。上半身はローリングしているが、下半身はできるだけフラットに保って腕を伸ばすと、自然と腹筋に力が入り、身体も自然に伸びて、加速感を得たような気がした。エイッと身体を絞って腕を伸ばすことで肘をあげるリズムをとる。そんな感じかな。しばらくはこれを追求してみたいと思う。
あれこれと 考えあぐねて 汗をかく
ああでもない 泳ぎながらの 独り言
スポーツのセンスがないうえに、年齢のせいか、頭で考えていかないと、なかなか身につかない。
今日は、自分のための反省整理。
この競技をしていない人に無縁の内容となった。
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