人生初めての鍼灸「神の手」体験記。「ちょっと長くなってきたので、この次は次回」などど言っておきながら、だいぶ時間がたってしまった。いけないいけない。予定では初体験から1週間後に2回目のつもりであったが、それもできず、いまだに2回目に至っていないのです。
そんな状態のなかで、24日日曜は幕張トライアスロンに参加。今年の初レースで、距離はスプリント。スイム750メートル、バイク20キロ、ラン5キロとなる。
やはり足の痛みが気になる一方、練習不足も気がかりで、レースの6日前の月曜にラントレ。1時間走って気持のよい汗をかき、安堵はしたが、確かに痛みもある。さてどうする。しかし参加することに迷いはなかった。一つは劇的な回復はなくとも回復基調にあるということ。さらにレースでダメージを受けてもケアする「神の手」がいるではないかという安心感があったということ。だからといって無理をしたわけではないが、こうした受け皿があると気持は前向きになる。
昨年からついているパーソナルトレーナーの石橋先生、そして鍼灸の海谷先生と「よし任せてみよう」というお二方を得たというのは、出会うまでは考えてもみなかった収穫である。何よりこの年齢になり、自分の身体と向き合う楽しみを得たことが大きい。長い付き合いでありながら、よくわかっていなかった未知の大陸に足を踏み入れたようなおもしろさがある。そして、安心してトライアスロンに向かうことができるということ。どのスポーツも怪我はつきものと思うが、だからこそ怪我も含めて身体を管理していくことが大切であり、スポーツを楽しむためには、こうした方々のサポートは欠かせない。あるいはこうした方々とのやりとりもスポーツの大事な楽しみの一つであると思うのだ。
おっと、気がつけば話が迷走ぎみになってきた。いけないけない。「神の手」体験記については、2回目を終えたところでの報告としよう。
今回は幕張トライアスロンの報告。梅雨の間の曇り空、気温もあまりあがらず、レースには最適な天候であった。リザルトは以下のとおり。
トータル 1:43:09 302位(323人中)
スイム 0:26:42 316位
バイク 0:47:00 308位
ラン 0:29:27 289位
手元時計を思い出しながら振り返ってみると、スイムの26分というのは多分トランジットの時間が含まれているように思う。トランジットは靴下に小石が入って履き替えるなど、だいぶかかったものなあ。バイクはこのところコツをつかんでいた割りには順位はよくない。一方、痛みを感じつつのランは30分を切れたのだから面白い。バイクのタイムについても、トランジットで手間取ったからなあと考えてみるがどうだろうか。いつもはトライアスロン用のシューズだが、今回はマラソンにはいている紐タイプのもの。履くのに時間がかかったからなあ。
などど、トランジットを言い訳にして一人納得をしているが、まあ、今回のレースは満足というのが全体の感想。まずスイムはいつもどおり緊張はしたもののスムーズに泳ぐことができた。最後の50メートルでどうしても岸の様子を見たくなり、立ち泳ぎを入れてしまったのが反省だが、初めて自分でコントロールをしっかりと自覚して泳ぐことができた。次回は館山だが、どうなるか楽しみとなっている。これで何らかのハードルを越えていればありがたい。
次いでバイクだが、スイムで大幅な遅れはなく、周回コースでもあったため、人と競いながら追いつ抜かれつのレースを楽しむことができた。私より少し若い程度の男性、おそらく30歳ぐらいの女性がずっと一緒で「社交としてのレース」の駆け引きを満喫した。
最後のランの心配はもちろん足の痛み。足の負担を減らすため、このところ、歩幅を短くしたピッチ走法に取り組んでおり、それを試してみた。3キロぐらいで足の痛みが出てきたが、ピッチ走法を強く自覚して走るうちに痛みも和らいできたことがうれしい。まさか30分を切れるとは思っていなかったのでタイムも満足である。新たな走法に手ごたえも得ることができた。
実は石橋先生からは「今年こそが初シーズンではないですか」と言われ大いに納得したのだが、初シーズンの初レースとして満足であった。
できれば、スイム、バイクともラン並みの順位となるといいのだが。多分やれそうかな、などと一人頭をめぐらせる。まだ伸びしろはあると思えるのは、ありがたい。
梅雨の空 海に飛び込み 無我夢中
父の日は 関係なしと 我走る
とは言うものの、ハムストリングスの回復を祈りたい。
痛みをかんじることなく気持ちよく走りたい。
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