忙しかった2月を振り返り、仕事とトライアスロンをあれこれ考えてみる。

トライアスロン
 2月というのは、会社の決算及び確定申告の準備、年度末納品の仕事のまとめなど、バタバタと忙しいのだが、今年は3月11日に発行する32ページのフリーマガジンの編集があり、なかなか厳しい状況であった。フリーマガジンについてはなんとか間に合い、木曜日に校了で安堵。私は何はともあれ発行日を守ることが第一と思うタイプだ。井上ひさしは遅筆のために何回も芝居の初日をはずことがあったと聞くが、そうした求道的な作品至上の考えは肌にあわない。私はそんな風には暮らしていない。

先週金曜は2017年春に完成予定の福島県国見町の道の駅の会議で国見町に日帰り出張となった。帰りの新幹線はシートを廻して5人で酒盛り状態。土曜朝も酒が残り、胸やけもひどかったが、我が身を励ましトレーニングへ。
土曜のスイムは100メートル、50メートル、25メートルのタイムトライアル。100メートルが2分6秒、25メートルで多分26秒であったか。前回のタイムトライアルと比べるとタイムはかなり落ちており、やっぱりこの1か月の多忙、特にこの数日の寝不足と二日酔いの影響かなあ。本当に進まない。

仕事の忙しさとトライアスロンについては、両立が前提、というよりいたって当たり前のことなのだが、この忙しい1か月を過ごしたあとに実感したのは、なんと身体を動かしたいとういう欲求だ。けっこう身体がなまったような、明らかに運動不足の感覚があり、日曜は曇天だったが江戸川沿に走りに出てLSDを1時間。たっぷり汗をかいたあとのシャワーの気持ちよいこと。だいぶトレーニングが身についてきたのかと感慨深い。

さて。トライアスロンに挑戦することは仕事にもプラスに働くといった紹介をよく目にする。我がATA校長白戸太郎の『仕事ができる人はなぜトライアスロンに挑むのか!?』といった本もある。私が仕事ができるかどうかはさておき、以前順天堂大学の野川先生から「トライアスロンはむしろ年寄り向け。時間も金もかかる」と言われたことをよく思い出す。これもお金はさておき、確かに時間はかかるが、要は「時間管理」なのだ。若いうちは自分の時間を自分で管理できないことが多い。「仕事ができる人は時間管理がうまい」などともよく言われる。これをあわせると、トライアスロンはある程度自分で時間を管理できる立場にある人間に合っているという平凡な事実につきあたる。
さて。ここまできてこのブログをどのように納めるか。

大きく出れば、人生は毎日をどのような時間割で過ごすのか、ということに尽きる。そこにトライアスロンを含めば、その分何らかの時間が削除される。人生捨てなくては拾うことはできない。私が削除している時間をあげると、すぐに思い浮かぶのが映画と読書かな。あとはお酒。独身であるので家族の時間も削除されている。
残念なのは映画と読書だが、そのぶん「いま何を読むか、何を観るか」の選択意識が強くなる。それでいいではないか。いつも今日はどの時間で練習できるか、を考えている。えらい貧乏性とも思うが、時間割に対するそんな意識は私にとっては心地よい。
「最低限の荷物をまとめて狩りにでかける狩人」というのが、いまの私の基本イメージであるのだが、おそらく狩人にとって、確かな明日というものはなく、経験をバックに、風を読み、獲物を探しゆく毎日なのだろう。
と、ここまで考えていくと、トライアスロンはまだまだ続けていこう、ということを確信する。まどこっろしいけど、このようの考えていくと、自分が整理できるようで、これも心地よい。
いきなりの 吹雪にまかれ 一人きり
写真は国見町の吹雪の様子。でも春は近い。レースまでの時間割が気になってきている。

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