歳をとると転びやすくなる。相次いだ転倒、ケガの経験をまとめておこう。

トライアスロン
 4月2日のトレーニングでころんでしまった。

この日は朝8:30~9:30がスイム。10:00~11:30まではラン。ランはサーキットトレーニングからジョグを30分。ジョグを終えてジムに戻る折にちょっと歩いてからジョグを始めたところで、けつまずいて転んだ。両手をすりむき、胸をいささか打った。
ころんだあと、すぐには動けず、ちょっとの間に息を整え、コーチや仲間に引き上げてもらって立ち上がることができた。
ちょっと変な感じであった。すぐに起き上がれなかったのもあるが、どうも立ち眩みをした感覚があるのだ。サーキットトレーニングで足にガタがきていた。ジョグで脈が安定していたところで階段を下りてしばら歩き、走り出しにころんだ。足のガタに加えて血液の循環にも問題はなかったか。その原因は何か。
実はこの3日前の3月30日に「肺炎球菌ワクチン」の接種を受けていた。これは65歳になると受ける予防接種だが、この副作用をみてみると、両手両足に力が入らず動かせない、可動性が低下する、倦怠感がある、違和感がある、などが挙げられている。転んだ日には、まだ注射した部分に痛みもあった。ひょっとしてこれかなあ、などど思っている。
バイクの落車による痛みを残したままに転倒。事故が続くことになった。
トライアスロンを始めて以来、バイクの乗りはじめはよく「立ちごけ」をしたなあ。あとは足底腱膜炎、アキレス腱、膝の関節など、足の痛みには悩まされてきた。いまも屈伸をすると左の膝が痛む。
しかし、大きな転倒や大きなケガはなかった。臆病であまり自分を追い込むほうではなく「安全運転」でやってきた。しかし事故は起きてしまった。

今日は今回の事故で学んだ事故後の対応について、今後のためにまとめてみる。
二つの事故も大事故ではなく、骨折も救急車もなかった。不幸中の幸いともいえるが、そこまでいってしまえば、もう医者に身を預けるしかない。ここで扱うのはそこまではいかないが、それなりにダメージのあるレベルの事故・ケガ。

1 事故は起き時は起きる
事故の予防は「注意する」しかないのだが、起きるときは起こってしまうのだと思う。常日頃よりそう思っていることが第一。今回の経験では、転ぶという体験はけっこう精神的なダメージが大きい。痛みとショックの感覚である。あるいは「失敗した」の思いもあるのだが、起きるときは起こってしまうものであり「俺にもその時がきたか」と受け入れる。
2 しばらく休む
2回ともすぐには動けなかったのだが、息が落ち着くまでは動かず、痛みのなかで状況と全身の状態を確認することに集中する。どこがどの程度、どのように痛いのか。自分の身体に何が起きているのかをとりあえず確かめる。起き上がるのはそのあとでいい。
3 立ち上がって確かめる
ちゃんと立てるのか、これが第一。次に出血などケガの部分を目で見て、手で触って確かめる。心臓はドキドキしていないか、心落ち着いているか。もちろん落ち着くまで動かず立っている。ハンカチで出血部分を抑える。よってハンカチは事故が起こる可能性のある時、すなわちいつでも持っている。
4 ゆっくりと歩き出す
落ち着いたらゆっくっりと歩き出し、身体の反応をたしかめながら、歩くスピードを上げていく。そして自宅に向かう。そのときの状況は様々であろうが、自宅に向かえないときは近くの医者に飛び込むこともあるだろう。よって保険証と多少の現金は身近においておく。
5 風呂で処置
自分での処置は、やはり自宅の風呂になる。シャワーを浴びて傷口を洗い、打撲の部分を確かめる。ここまできてようやく一息つく状態になる。擦り傷は傷口を洗ってバンドエイドキズパワーパッド。これはありがたい。サイズの異なるものを数種類用意しておく。打撲部分は保冷剤を当てて冷やす。保冷剤はアイシングにも使う必需品。いくつも常に冷蔵庫で用意しておく。
6 飲み物と睡眠
暖かい飲みもので心を落ち着かせ、十分に水分をとり、横になり休む。昼寝をする。
7 起きて確かめる
そして目覚めた状態で全体を確かめる。これで一巡。

以上をまとめると「ともかくユックッリなリズム」ということになる。一つ一つを確かめながら、焦らず、ユックリユックリと物事を進める。その後の回復プロセスにおいても、まずは1週間程度はユックリとした暮らしのリズムで回復を確かめる。その間に気になれば医者に行こう。1週間経って回復が思わしくなければ、不安になって医者に行くことになる。ポイントは1週間。
ころんでは のけぞって見る 春の空

歳をとると躓きやすく、転びやすくなる。私が老後のスポーツを始めた大きな理由に「転倒回避」がある。まだその年齢ではないが、歳をとってからの転倒は骨折を起こしやすく、骨折によっては大きなダメージが起こる。私の祖母は骨折のあと起き上がることはなかった。しかし転倒回避のスポーツが転倒の機会を増やすというのもまた事実ということを学んだ。などほどなあ。単純ではない。
ということで、改めて転びにくい身体づくりに向かっていこう。

写真はお勧めバンドエイド。いささか高額だが、必需品です。

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