ホノルルまで1ヶ月をきった。不安のなかで大会前の準備確認。

気がつくと、本当に気がつくと、ホノルル大会まで1ヶ月をきっている。去年は大会デビューということで、事前準備を自分なりに計画してこなしていた。特に水泳は何回か千駄ヶ谷のプールに出かけて1500を泳ぐなどのトレーニングを重ねていた。でも今年は足の痛みもあってなかなか計画がたてられないままに今日に至っている。今日のブログは大会前の準備確認。
さて、1年を経過して、今年は何が違うのか。当たり前だが、既に大会の経験がある。だから自信が深まったかといえば、そうは簡単でない。
昨年のホノルルは特にスイムで大きな遅れをとってあとはまったくの一人旅になってしまった。最後のロタ大会でもスイムで大きく遅れた。そのスイムだが、昨年より、さらにロタのときより力はついていると思う。ポイントは泳ぎ方であり「浮く姿勢」がましになっている手ごたえはある。
でも、今年のホノルルも、やはり不安である。休まずに泳ぎきることを目標としているが、果たしてできるだろうか。いたって心もとない気分である。
考えてみみると、まだ1500メートルという距離を自分のものにしていないんだな。バイクの20キロ、ランの10キロについては、その距離、その時間を自分のものとしてイメージすることができる。でもスイムは茫漠と広がっている闇に飛び込んでいくようなこころもとなさがある。
暗闇の旅のなかで何を頼りにするかといえば、やはり呼吸だと思う。例えばランの場合も第一に気にかけるのは安定した呼吸であり、呼吸でリズムをとりながらペースを探っていく。より細かくいえば水中でのバブリングを意識すること。
昨年は泳ぎだしてすぐに過呼吸の発作に見舞われた。過呼吸の発作はあれ以来おきてはいない。それを励みに残された時間をブレスの練習にあてていこうと思っている。
バイクは特に重点的な練習をしていないが、だいぶ慣れてきたとは思う。まだペダリングはスムーズではないが、それでもギアを変えながら自分のペースを探り出す感覚はわかってきた。本来のレースとしてはバイクのウエイトは高いが、こちらとしてはタイムうんぬんより、一定したペースで落ち着いて走りきればいいと思っている。
ランは足を痛めて間に合うかが心配だたが、このまえのハーフマラソン完走でようやく自信を得た。フォームもだいぶよくなってきて、腰をあげてスピードアップする方法も身についてきた。フォームをしっかりと保ってどこまでいけるか試してみたい。自分でも楽しみにしている。
このように書き出してみると、改めて、バイクとランはコントロール下にあるが、スイムはいまだにコントロール下にないことがハッキリする。ホノルルでスイムも一皮むけてコントロールできるようになりたいと思う。昨年はリラックスして泳ぐことに心を砕いていた。泳ぎながらも「リラックス、リラックス」と自分に言いきかせていた。でも今年は「前へ、前へ」という意識で、水中で勢いよく息を吐いて、力強く泳いでいきながらペースをつかんでいきたいと思っている。
あと1ヶ月のうちにやっておくこと。
第一にもっと走りこむ。これはとくに連休中の課題だね。
一度は千駄ヶ谷に行ってブレスのチェックを行う。日常の練習もブレスを意識しながらフォームのチェックを行いたい。
そうそう、最近のスイムだが、前に伸ばした手をおとさずにブレスをするコツの問題。これはキャッチアップクロールの練習でつかんだ感触だが、左の肩と顎がつながっているような気持ちで泳いでいる。肩の回転に顎を引っ張られて顔をあげ、肩を前に伸ばす動きに合わせて顔を水中にもどし、そのまま前に伸ばした肩にあわせて水中に顔をつっこんでいく。肩と顎とを一連の動きとする。これは自分としてはいい感じとなっている。
それと、やはりキックが弱み。いまだにビート板キックで25メートルを泳ぎきれないのだから困ってしまう。
最近思うのだが、スイムというのは、無理に力を入れない、自然でスムーズな動きを探り出すことなんだとしみじみと感じる。でもそれがなかなか探りだせない。
バイクは通常の練習だが、ペダリングの意識を高めていきたい。スムーズなペダリングの感触をもっと足に覚えさせたい。
春来たり 胸騒ぐなか 整える
春一番 日一日が 不安なり
この日本のなかで、新年度を迎え、さまざまな不安な思いに心を揺さぶられている。
そのなかで、トライアスロンが心落ち着く糧となっていることを思う。
ホノルルも取りやめようかと思ったが、明日への糧を得たいと思って参加する。

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