10月23日に開催された八景島での大会は、ATA南行徳の打ち上げ大会となり、スクールからも多くの参加を得て、大会後は中華街での打ち上げとなった。
結果は以下のとおり。
トータル 2:08:40(619位) 昨年1:52:13
スイム 0:29:20(631位) 0:24:37
バイク 1:04:46(613位) 0:48:16
ラン 0:34:34(614位) 0:39:20
今年の大会のコースは会場はまったく同じであったが、スイム、バイク、ランともまったく同じではなく、簡単に比較はできないものの、スイムとバイクは大きくタイムを落としているなあ。タイムの話から入ったが、問題は昨年はスイムで休まずに泳げたのに、今年は大いに休んでしまったのが不本意。
少し泳いでは苦しくなり、立ち泳ぎで息をととのえ、また泳ぎだすのだが、立ち泳ぎをしても呼吸がなかなか落ち着かず、過呼吸気味となり、難渋した。ブレスのコツも覚えたものの相変わらずで、課題を持ち越すことになった。おそらく100メートルに1回程度の休みをとっているのではないか。
今回の大会では、大会説明とスイム開始の間にあまり時間の余裕がなく、ウォーミングアップのランができなかったうえ、試泳の時間もなかったのがこうした事態の原因のひとつとは思うが、それでもなあ。毎回毎回同じことを書くのも我ながら辟易するが、いかんともしがたい。これもすでに何回も書いているが、いずれはスムーズに泳げるようになることを信じてそこにいたるプロセスを楽しんでいきたいと思う。
バイクとランについては、ともかく疲れた!というのが実感。天候は曇り空で気温も高くなく、いい条件であったが、なんか力が入らなかった。スイムでの落胆が尾を引いてしまったのかもしれないなあ。なお、バイクのタイムについては、今年はトランジットの距離が異様に長く、自転車をおしながたカタカタと、1キロぐらいは走ったのではないか。その点も勘案してもいいのかも知れない。
昨年はATA南行徳からは4名の参加であったが、今年の打ち上げ会の参加者はなんとATA南行徳16名プラス3名の19名におよび、それはそれで楽しいものの、こう多くなると成績の良し悪しが気分に影響するので、そのあたりが難しい。気落ちする幅が大きくなる。人と比較すれば「できなかったこと」はいっそう際立つが、でも、できないこと、年齢とともにできなくなっていくことを確かめるのも、私にとっての大切な自己確認であり、自らと向き合うこのスポーツの魅力であることを改めてかみしめる。
しかしまあ、今年も大きな怪我をせず、体重オーバーにかかわらず、伊是名では完走を逃したものの、無事すんだことを素直に喜びたい。
このように、すっきりとはいかない、かなりモヤモヤとした気分のなかで、村上春樹の『走ることについて語るときに僕の語ること』を手に取った。この本のことは前から知っていたが、読んではおらず、本屋で目にして引き付けられるように手にとった。必要な時は本が人を呼び寄せる!
一読して、多くのことを思った。アスリート村上春樹への感想、その作家が書く走ることへの感想、同じアスリートとしての文章の細部への反応など、さまざまな思いが頭をめぐり、トライアスロンについて書かれた最終章では思わず胸が高鳴った。最も単純な反応としては、村上春樹も過呼吸で失敗した経験をもっていることが面白かった。
シーズンも終わった。これから数回は『走ることについて語るときに僕の語ること』からの触発をベースに思考をしたいと思う。
秋来たり 肌寒き風 身にまとう
踊るよう 秋空の下 かけ抜ける
思索の秋がやってきた。
ちょっと考えを整理してみたい。
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