明けましておめでとうございます。
随分とご無沙汰をしてしまいました。
その理由というのは年末年始のバタバタで、それも忙しかったということばかりではなく、仕事のうえで予定していたことが突然に変更となる、期待していたことが大きな失望となるなど、なかなかに過酷な状況で、心理的にも余裕をもてなかったことが大きい。自営業はけっこう大変である。
そんな状況のなかでのメールの年賀状は以下のものとした。
皆様に年賀状をお送りいたします。
2011年。
明けましておめでとうございます。
旧年中は大変お世話になりました。
大きな時代の変化の只中にいることを、あちこちの場面で感じています。昨年の大震災はそうした変化を一層際立たせたように思います。
そんななかで、いつからか「希望」という言葉がいつも頭のなかでひっかかっています。「希望とはいいものだ。何よりもいいものだ」。
また、こうした変化のときは「変化の風を全身で感じて歩き続けること」が肝要とも考えます。
共に歩みながら、さまざまで、想い想いの「希望」をつくりだし、育んでいきたいと思います。
そんな仕事をしようと我が身に言いきかせております。
今年もよろしくお付き合い、ご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願いいたします。
あえて記憶に頼って書いているが「希望とはいいものだ。何よりもいいものだ」というのはスティーブン・キングの小説「刑務所のリタ・ヘイワース」にある一文で、この小説を読んだのはもう20年も前になるだろうか。以来、この言葉は常に私と共にあった。なお、この小説は映画「ショーシャンクの空」の原作である。
映画もいいが私は原作の示す主人公の勇気に魅せられた。とくに印象に残ったのは脱獄のシーン。主人公は下水道をはって出口を目指すが、出口には鉄柵があるのかも知れない。しかしそのリスクを十分に認識したうえで、不安を胸にいだきながら、でも勇気を振り絞り、暗く汚水に満ちた下水道を一人無言ではっていく姿に身震いしたことをよく覚えている。このあたり、スティーブン・キングは本当にうまい。その魔術にかかった私は、生きていくということはそのようなものであると悟った。
またそれは、この年齢になってトライアスロンを始めたという心境につながるものである。
私にとってトライアスロンを始めることは、自ら希望をつくり出すことでもあったのだ。
今年はオリンピック仕様を手の内に入れることを目標にする。落ち着いた気持ちで、わくわくとした期待感をもってスイムのスタートにたつことを計画して実現する。それは生涯スポーツとしてトライアスロンを楽しむという大きな希望をつくり出すことであると信じている。
寒風を 胸に呑みこみ ひた走る
寒空に はうようにして 汗をかく
今日は新年のご挨拶。
いつもと違う調子となったが、これが現在の素直な心境だ。
年末は29日に千葉県手賀沼でロングライドの自主錬習会。
明けて2日に初ラン自主錬30分で、3日は初詣ランを13キロ。
今日は姉と一緒に横浜の墓参りを終え、帰りがけにランニングシューズを購入した。
明日は初スイムに出かけたい。水が懐かしい。
身体を動かすことで年末に負った傷を癒し、新しい希望への力をつくり出すことにしよう。
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