11月1日の伊是名大会に向けて。トライアスロンレースの楽しみを言葉にする。

スポーツ
 トライアスロンレースの楽しみとはなんだろう。トライアスロンライフではなく、レースの楽しみだ。更に言えば、レースしている最中の楽しみだ。これまでそんなことを考える余裕もなく、ともかくタイムオーバーにならないように焦って焦って走っていたのだが、ようやくレースのことも考えられるようになったのかもしれない。

99里の大会を振り返り、そして何より、11月1日の伊是名大会に向けて「レースの楽しみ」を言葉にしてみよう。
まず、ネットで「マラソン 楽しみ」で検索する。スポーツグラフィックNumberWebでこんな記事をみつけた。
<フルマラソン、みんなのマイ・ルール> フルマラソン1000回を目指す67歳・迫田法子 「観光半分、マラソン半分で楽しむ」
あれから20年以上経った今でも1日目は観光、2日目は走る、というのは一緒。私にとって走ることは“遊び”なんです。行った先で美味しいものを食べるのも楽しみのひとつ。だから走るための食事制限なんていうのも、もちろんやったことがありません。
http://number.bunshun.jp/articles/-/408096
なるほど、これもわかるが、もっとレースに絞り込んだところで考えてみたい。「何が楽しいのかを考える」など、それ自体が楽しみを阻害するようなものではないか、との思いはあるが、一方、言葉に置き換えてみることで、無自覚な感覚だけではつかめなかったことが見えてくることだってあるだろう。
特に伊是名を考えれば、そうした意識操作も重要に思えるのだ。そうした楽しみの感覚をもって臨んでみたいと思っているのだ。

泳いでいる。その時の楽しみとはなにか。今日アスロニアのショップで、ライアスロン仲間の田中みのりさんに偶然出会った。最近はOWSに力を入れているという。それも5キロ、10キロ大会というレベルである。何が魅力なのか。「大海原で一人挑戦している感覚がいい」という。これは刺激的だった。いかにも泳いでいながら自足を感じ、アドレナリンが出ている感覚があるではないか。泳ぎのレベルは比較もできないが、私だって共有できそうである。
あと、最近気が付いたのだが、ブレスで顔を上げるたびに見る風景を楽しみを見出した。名付けて「海散歩」(笑)。そこにはここでしか見ることできない風景があり、それがゆったりと変化していく。「へえ~」などど何を感心しているのかもわからないが、ひとり感心して泳いでいる。いい感じだ。
バイクはどうだろう。風景を楽しむならバイクではないか、と言われるかもしれないが、いまの私の感覚では、バイクではそんな余裕はない。路面だけを見ている状態に近い。いまだにバイクは苦手な感覚もあるなかで、あえて言えば状況の変化に応じてギアや力を変化させている肉体の反応かな。いわば「肉体との会話」。とてもつらい状況も「ああ、こんなにもつらいのだ」とそれに感心してしまう趣がある。
そしてラン。基本にはその時の体調と状況に合わせて「楽な走り具合」を探し出していくのは楽しみである。もうちょっとできないか、せいぜいこんなところか、など自問自答してく。

ここまでとりあえず書いてきて、ちょっと整理できてきた。
「自然と面と向かっての、我が身を恃んだ、肉体を通しての自問自答」
表現としてこなれてはいないが私には馴染めそうだ。
「ほう、今日はこんなところか」「周りの様子が変わってきたぞ」「ちょっと変化をつけてみよう」「すごい坂だけど行けるのか」「へえ、こんな痛みがでるんだ」などなど。。。 全身の運動を通して心地よい自分を探し出す。しかも広々とした自然を舞台に探し出す。そうこうしているうちにゴールが見えてくる。タイムはともあれ、我が身だけを恃んだ自問自答の旅が終わりを迎える。
第一に身体を動かすことが好きなのだ。そしてトライアスロンの我が身を恃む感覚はとても好きだ。レース中はその感覚がむき出しとなる。これは贅沢な旅なのだ。
よし、伊是名はこの線でいってみるか。
夏の陽を 楽しんだのか ランシューズ

さて、書いてみて、感想はいかに。
伊是名は楽しめそうか。
考えたことで、楽しみは増しそうか。
うん、イメージができそうだ。
イメージできなければマネージできない。
イメージは言葉によって形をもち、膨らんでいく。
大好きなラグビーはすごいことになっている。
次回はぜひラグビーをとりあげたい。
写真は99里大会レース後の南行徳チーム。これはトライアスロン「ライフ」の楽しみ。白い椅子の二人はエイジ入賞でした。拍手!!

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