伊是名トライアスロン報告。ともあれ完走できました。

トライアスロン
このブログで確かめると、トライアスロンの練習をスタートしたのが2009年、初めて大会に出たのが2010年。初めて伊是名トライアスロンに出場したのが2011年で、残念ながらスイムでタイムオーバー。それ以来、2011年は不参加、2012年は台風で中止、2013年は不参加、2014年は台風で中止、そして今年は無事開催となった。

結果は
スイム2キロが1:04:57(468位)
バイク66キロが2:51:33(448位)
ラン20キロが2:55:30(431位)
合計88キロが6:52:00(時間内完走462人中454位)
制限時間が全体で7時間なので、残り8分のギリギリであった。
自分では力を出し切った感覚はあり、大会に参加を始めて5年目の到達点かと思う。
今回はスイムで1時間、バイクで3時間、ランで2時間30分の合計6時間30分を目安としていたが、こうしてみるとスイムとバイクはほぼ見込みどおりで、ランが約20分のオーバーとなった。しかし、順位でみればランが一番いい順位だったのは驚きだが、まあ、思い描いていたどおりの結果となったかと思う。

まずスイム。前日にウエットなしでコース1周1キロを試泳をして自信はもった。さて本番では、前日と感覚が違う。そうなんだよ。ウエットのおかげで腰の位置が高くなる。これが違和感となり、1周目はフォームが定まらず大いに苦戦。バトルで頭を殴られたりもして、3回立ち泳ぎとなった。しかし「立ち泳ぎも1分以内であれば問題なし」と自分で言い聞かせて落ち着かせる。2周目はだいぶ慣れてきて、特に最後の200メートルはとても気持ちよく泳ぐことができた。だから、はじめに具合が悪くとも、粘っていればどうなるのかわからないのだ。1周目が35分で2周目は約30分か。
「なるほど」と思いながらトランジッションへ。いつも一人遅れてほとんど人がいないが、今回はまばらではあれ、同じ程度の人がいる。安心した。
バイクも前日に1周試走をしており、「まあいけそう」との感覚はつかんでいた。予測していたほどに坂が厳しくなかったので安堵。レースは5周で、回数を重ねていくうちにだんだんと慣れていく楽しさがあり、場所によっては時速40キロで攻めることもできた。初めてバイクを楽しんだのかもしれない。でもやっぱり登りは弱かったなあ。しかし、バイクを終わった時点で4時間弱(3:56:30)と予定どおりなので、気持ちは落ちついていた。
最後のランも、前日にバイクで試走をしていたのだが、アップダウンが激しく、バイクでありながらバテバテとなった。3時間半というのはキロ7分半のペース。「よしいける」との気持ちでスタートしたが、坂が半端なかったなあ。登りもきついが、下りが問題。下りではすぐに右のハムストリングに痙攣が起きる。しばらく足を延ばして、おっかなビックリまた走る。10キロの折り返しで時計をみると、なんと1時間30分を数える。3時間以内でなくてはならないのだ。おいおい、大丈夫かよ。
そこで作戦をたてる。走った感覚では平地では痙攣は発生しないので、ともかく平地ではキロ6分をキープする。坂は上りも下りも痙攣防止を第一とする。登りは大股での「早歩き」、問題の下りは「遅走り」の感覚でソロソロソロソロ。さらにエイドステーションで「サロンパス」を借りて痙攣部分に吹き付ける。そのうえで、しきりと時計を確かめる。
この作戦が功を奏したか、なんと復路は往路より楽な感覚で走ることができた。15キロ地点で完走が計算に入り、残り3キロで完走を確信した。「最後の激坂がすごい」とは聞いていたが、そこははなから「激坂は早歩き」と思いを定めていたので対応できた。
はじめてのミドル完走である。でも特にきつい、つらい、大変の感覚はなかった。4年越しの初完走であり、この大会を目標にしてきたが「念願の目標達成」といった心境でもない。
「歩き続けていれば、ここまで来られる」というのが率直な感慨だ。さらに言えば「この私でも」というのが付け加わる。
今回の大会はレース全体を通して意識的にコントロールできたことがうれしい。スイムの立ち泳ぎ、バイクの登り、ランの痙攣と困難はあったが、いずれも落ち着いて対処し、私なりに計算しながら時間内ゴールを達成できた。ようやくレースを楽しむことができたように思う。
レース終え 振り返り眺む 秋の空
今回のレースに向かうにあたり、自分自身の目安としたのは、以下のような数字だった。
・スイムは100メートル2分30秒 あるいは1000メートルを普通に泳ぐ=レースでは100メートル3分
・バイクは時速25キロ~30キロ あるいは100キロライドをこなす=レースでは時速25キロ
・ランはキロ6分 あるいは20キロを手の内に入れる=レースではキロ7分ペース
私の実感としては、ミドルばかりでなく、ショートもスプリントも、このあたりがレースを楽しむ入口のように思える。
なんの経験もないままにいきなりトライアスロンを始め、ここに来るまで7年を数えることになったが、もちろん多くの人はそんなにかかるわけではない。「この私でも」続けて歩いていけばここまで来られたということだ。
58歳からでも始める生涯スポーツとして、改めてトライアスロンを勧める次第だ。息長く続けていきたいと思う。
屈託のない気持ちで今シーズンを終えることができた。

写真はゴール後のアスロニアの仲間と。隣は岩田コーチ。アスロニア、岩田コーチ、藍コーチ、仲間たちに感謝です。藍コーチ、完走のご報告ができてとてもうれしいです。

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