12月23日に今シーズン初のマラソン大会「足立フレンドリーマラソン」のハーフに参加。結果タイムは2:21:49。出だしの渋滞、下痢による途中トイレのアクシデントのなか、自分としては満足。懸案の足の指の痛みも我慢できる範囲で一安心。フォームも安定して多分キロ6分を少し切って走る手ごたえも得た。
レースのあとはATAの仲間と銭湯に行き、北千住駅前のアスターで中華と紹興酒、おしゃべりを楽しみ、とてもいい気分の一日となった。次の1月10日の谷川真理マラソンのハーフでは、さらに上を目指すぞと意気軒高な気分でいたのだが。
その日の夜、床について上を向くと、腰が微妙に痛む。ああ、恐れが走る。姿勢を横にし、腰に負担をかけないようにして眠りについたのだが、翌朝も痛い。
普段は痛みは意識していないが、顔を洗うときなど、ちょっとした拍子に痛みが走る。痛む部分を指で押すと、なんか凝っているような感覚がある。年末に鍼灸院で手当てをし、その日は楽になるのだが、翌朝は元通り。そんな状態が、年を越えていまにいたるまで続いている。
毎朝血圧と体重を図っているのだが、年末の数日はサボってしまい、昨日は年の初めに測ったら、血圧も体重も高くなっている。呑みの続いた年末がたたったか。
やや落ち込んだ気分で江戸川沿いに初詣ラン、というより初詣ウォーク。身体の姿勢、腰のリズム、足の着地を確認しながら、時折走り出してスピードをあげてみる。痛みはどうか確かめる。屈伸にストレッチで身体を延ばして、やはり痛みを確かめる。
そんなことをしているうちに、一年の計を考える。
目標としては、今年も伊是名をあげたい。昨年の成果をもって、改めて臨んでみたい。しかし、伊是名に向かうには、トレーニング、体調管理に加え、お金も時間もかかる。
今回の腰の痛みのように、人生一寸先は闇でもある。どうなるのかはわからない。
何を言いたいのか。
何かをなすには目標を決め、それに向かってプログラムを組み立てろという。別に否定はしないが、果たしてその目標とは妥当な目標なのか、実は疑問もあると思っているのだ。
そのうえでの一年の計である。
向かう方向は決めておかないと歩けない。今年も伊是名である。昨年のタイムは6時間52分であったが、では6時間30分が目標かというと、そうではない。伊是名を眺めつつ、日々身体づくりに向かう。1日15分でもストレッチ、体幹、筋トレを続ける。つまり目標は日々の身体づくりであり、伊是名の出場とタイムはその結果なのだ。
ちょうどビールのCMをやっている。広島の黒田投手が出演しているもので、「目標は?」の質問に「低くする。そしてすぐに新しい目標をつくる」といった返事をしている。
そう、その気分。遠い先の目標ではなく、自分が今日できることを目標にする。
今年はそんなふうに日々を重ねていきたい。
青空に 頬撫でる風 走り初め
今年は65歳になる。
生きている間にできることを数え始めている。
時間も能力も限られている。
不確かな遠い目標を追いかける歳ではない。
自分ができることを見定めて、余計なことは考えず、身体を使って励んでいきたい。
写真は伊是名の完走証。昨年1年のご報告です。
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