66歳、椎間板ヘルニア発症から回復までの顛末です。

トライアスロン
4月5日

昨年より腰の痛みがあって、年末年始には鍼灸に通い、それなりになだめた状態であったのだが、どこか痛みの芯が溶解していない感覚が残っていた。どこが痛いのかがはっきりとはしないのだが、身体を動かすと違和感がある。
それが今日、痛みの場所がわかった。普通にまっすぐ立って左右の膝を交互にあげる動作をしていたら、右の膝をあげた折に腰に痛みが走った。膝をあげる動きを大きくすると、それに合わせて痛みが増していく。場所もピンポイントではっきりとし、その部分を指で押してみると「確かにここだ」の感触があった。さて、だからどうするのか、また鍼灸に行くか、心定まらないのだが、とりあえずの安堵がある。
4月11日
それから1週間。安堵どころではなくなった。一昨日の夜、椎間板ヘルニアの痛みが急に発症した。「確かにここ」の痛みに加えて右足の付け根から膝がしびれて痛む。この痛みはなかなか耐え難い。一昨日は新宿御苑に花見にでかけて12,000歩を歩いた。私にとって負担となるものではないのだが、これが引鉄になったか。
そして昨日。早く起きて風呂で身体を温め、雨の中福島出張へと向かった。家から南行徳駅までの20分の徒歩、満員の地下鉄、大手町駅から新幹線ホームまでの徒歩。足はなんとか動いてくれた。福島では1時間の打ち合わせ。仕事の緊張のためか、痛みを感じながらも無事終了。食事をすませ、行きつけの鍼灸院に予約を入れて帰途に。
鍼灸院では身体をほぐしてだいぶ楽になり、回復への期待を胸に雨のなか帰宅したが、残念ながら右足のしびれと痛みがひどくなって、立っていられない。というより、どんな姿勢であっても痛くて痛くてのたうちまわる。これはいけない。
次の手段はブロッキング注射だ。ネットで新小岩のペインクリニックを探し出して午後3時にWeb予約を入れる。明日は午前中に歯医者の予約をいれているのだ。ああ。
4月12日
結局昨日の夜は満足に眠ることができなかった。どんな姿勢をしていても右足が痛み、息をひそめて一夜をやり過ごすことになった。この痛みには忘れられない記憶がある。20年前椎間板ヘルニアで20日間入院したが、その記憶が全身によみがえってきた。その時と違うのは、もう私は66歳であるということ。どうしても弱気になってしまう。
痛みがひどいので歯医者の予約をキャンセルして、一番に小岩のペインクリニックに。
先生はかなりテキパキした対応で手慣れた印象であった。レントゲン写真と触診で、痛みの原因は椎間板ヘルニアと股関節にあることを特定。「明確でわかりやすい」とのこと。お尻の2箇所にピンポイントで神経ブロック注射。注射はモロそこに針を刺した感覚があって「きてますか?」「はいきてますよ~!!!」。あっというまに終わって車椅子にのせられ、ベッドに行って30分横になる。これで見事に痛み解消。期待どおりの結果となった。
「3日ほどたつと痛みがまた出てくることがありますので、その時にまた来てください。痛まなければこれで結構です」で終了。帰宅し、昼食をとり、安堵の気持ちで昼寝をとった。
夜はATA南行徳の仲間の「奄美大島合宿を呑みながら話し合う会」に参加すべく錦糸町へ。どうかと思ったが、シッカリと酒を呑んだ。
4月13日
昨夜はようやくユックリと眠り、目覚めても痛くない。本当にこれが何より。たまった仕事をすませて、昼前には1時間の散歩にもでかけられた。春の風と陽射しの気持ちいいこと。
4月14日
そして今朝、痛みがぶりかえしてくるのか、気になっているが、どうやらなだめているようだ。ぶりかえしてもまた小岩のペインクリニックに行けばよい。安心できる解決策をもっているのは心強い。今日もいい天気だ。
ドアを開け 飛び込む春風 天眺め
身体とともに、気分はだいぶ回復した。今回のことでの収穫は何よりも小岩の「かおるペインクリニック」http://www.kaoru-pc.jp/。痛くなったときの安心ができた。実は右の腕がしびれており、頸椎のヘルニアが原因と思う。こちらも行ってみるか。
これからはリハビリを含む身体づくり。ストレッチングと筋力のトレーニングを強化していきたい。それを含んだ日々の時間割を考えていこう。

歳を加えて生きていくにはそれなりの武器がいるのだ。そのことに改めて気づかされた今回のヘルニア体験であった。この思いを糧にしよう。
写真は施術を受けたレントゲン室。クリニックのホームページからとりました。
痛みの解決法として、ペインクリニックは有効な選択肢と思います。

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