中国四川省成都レポート~その1 これがいまの中国なのか!!

トライアスロン

中国四川省の州都成都市に来ている。ここで4月26日~27日の日程で、四川省腫瘤医院が主催するがん会議で講演する日中医学協会理事安達勇先生に同行しての訪問で、国際医療健康機構事務局長として初の海外出張となった。
そこでトライアスロンとは関係ないが、成都の旅行印象記をお届けしたい。
成都までは1日1便ANAの直行便がある。飛行時間は約5時間で、日本との時差は1時間。ネットで調べると、成都は定住人口1,400万人を超える大都市で、北京を除いて内陸部では最大都市。ちなみ四川省腫瘤病院の先生によると、四川省の人口は1億人を超えるとのことで、人口規模からいえば、四川省は日本に、成都は東京に匹敵する。
これまで中国本土は、北京が家族旅行で1回、上海はすべて仕事で3回だが、その経験から比較すると、北京と上海は国際都市であるが、成都はドメスティックな大都会であり、それだけにナマの中国に触れる感覚がある。
宿泊したのは、九天国際酒店というホテルで、会議はこのホテルのコンベンションホールで開催されたため、便はいいのだが、このホテルが実にドメスティックなのだ。
まず、フロントにまともに英語が通じるスタッフがいない。もちろん食堂にもいない。テレビもほぼほぼ中国番組で、それ以外はCNNがあった。北京、上海の国際ホテルでは日本語番組も当然だが、ここでは見つけられず。よってテレビはまったくつけていない。
朝食は四川料理で、お粥と多種多様な野菜料理、小籠包。何故か温めたミルクとヨーグルトがある。フレッシュオレンジジュースやクロワッサンはなし。そして紅茶はあるがコーヒーはない。
バーはなし、自販機もなく、ビールが欲しくて喫茶サロンのおにいちゃんに「BEER」「B E E R」と言ったらボールペンを出してきた。「それは違う」と否定する言葉が見当たらず、手を左右に振って立ち去る。英語が通じないとはこういうことなのだ。よってアルコール抜きの健全な滞在となっており、これはこれで気持ちがいい。
昨夜、ホテルの出入り口で日本人とおぼしきおじさんとすれ違ったが、見るから酔ったおじさんは「ああ、日本人と出会った」と叫んでおった。
どんな田舎かかと思えば、4車線の道路は激しい交通ラッシュで活気に満ちている。しかも高額の車が多い。SUVが人気で、駐車場ではポルシェ、メルセデス、アウディ、レクサスのSUVが当たり前にゴロゴロ並んでいる。日本では見られない光景だ。コンドミニアムの建設ラッシュで、高層ビルが立ち並ぶ。道路沿いには飲食店が軒を連ねているが、おしゃれなアパレルショップはなかなか目にしない。ララランドの看板も見ない。人々の服装は、まあユニクロレベルと言えばよいか。ただし、ユニクロは出店していないそうだ。

そして、これは成都に限ったことではないが、googleとFacebookはつながらない。よってgmailがベースでmessengerをサブで使っている私は大打撃である。日本を出る前に中国でつながるルーターをレンタルしたので、iPadでのメール、そしてガラケーはOKだが、iPadが遅いんだ、これが。気晴らしに音楽でもと思ったが、youtubeがつながらない。仕方なくパソコンでyahooニュースを見て世界とつながった安心感を得ている。
2日目は成都市から車で約2時間の観光地にでかけた。岩に彫られた巨大な仏像と寺院、緑豊かな山と川の流れが観光の目玉で、観光客で大にぎわいであったが、みんな中国人。ガイドはそれぞれ携帯スピーカーをもち、自分の客に大声で説明する。混みあって2メートル四方以内に3人のガイドがそれぞれ大声を競っても、だれも気にとめるわけでもなく、トラブルもなく、人々は流れていく。川沿いの公園では、女性も交えて多くの人々が麻雀とガードゲームに興じている。これが金曜15時の光景、

どうも、それぞれが周囲に無関心で、しごく当たり前にそれぞれなのだ。
「なるほど、これが今の中国なのか」と勝手に一人納得する。
目に青葉 山は人波 成都旅行
トライアスロンとは関係ありませんが、成都旅行を続けます。

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