横浜トライアスロンのスプリントはスイムで足切りになってしまった。25分が制限時間のところろ、29分ほどかかってしまった。原因は息切れ。300メートルほど泳いだところで息が切れて一休み。そのあとは、100メートルほど泳ぐたびに息切れとなり、落ち着いて泳ぐことができなかった。いったん脈拍があがるといけないなあ。とても残念。
さらに、失意の横浜大会のあと、バイク練習で落車してしまった。ちょっとしたカーブのある場所で、タイヤが横滑りしてバランスを失い、倒れながら金網のフェンスにぶつかった。倒れたときは、息もできないという状態で、文字通り「天を仰ぐ」。チームでの練習ライドだったので、仲間が驚いでかけつけてくれた。ありがたかった。
幸いに右膝から出血したものの、大きなダメージはなく、2週間たったいま、絆創膏もはずしている。というわけで、今シーズンは実に冴えない感じでシーズンインとなった。
実は今シーズンはちょっとした心境の変化があり、それなりに「やる気」であっただけに、本当に残念なのだ。
それは「スピードへの挑戦」である。私のようなロートル・ヘッポコがこんなことを書くと、ほぼ冗談かとなるところだが、他に言いようもない。「スピードへの挑戦」なのだ。
スイム、バイク、ラン。どの大会、あるいは練習に行っても、いつも最後尾である。それは不本意であるが、だからといって前向きにスピード練習に取組んできたわけではなかった。大切なのは「安定した呼吸」で、調子よくスピードをあげるにしてもその範囲内。タイムは目標ではなく「結果」であった。生涯スポーツとして自分で楽しむことが基本で「競う」という考えはまったくなかった。「どうぞどうぞお先に」という姿勢である。
それがスピードに目覚めた。きっかけはランだ。どうも走るのが遅くなり、以前はキロ7分の感覚で走ると、実際はキロ8分になってきた。そこで長い距離はできないが、20メートルほどスピードを上げて走っては、歩いて息を整えてまた走るという練習を繰り返した。その時はキロ5分、あるいはキロ4分半ほどのスピードとなる。すると普通の走りも速くなり、6分30ぐらいで巡行走行、タイムトライアルでキロ5分45秒ぐらになってきた。感覚としてはもうちょいあげられるようである。それが面白くなった。
味をしめて、スピニングバイクにも挑戦。以前は80回転/分ぐらいで回していたのだが、100を基準にして、120で30秒回して1分半は一休みで、また120を30秒といったことをすると、黙っていても100近くで回すようになった。
なるほど、刺激を入れればスピードはあがるのだ。ただしバイクは15分、もランも15分程度の短時間ですませる。スイムはまず500をユックリ泳いであとは25メートルのダッシュを繰り返し、30分程度で終了。その代わり、週に3回、できれば4回はジムに行くようにする。
横浜もそんな感じで臨んだのだが、それが原因なのかどうか、スイムで早々に息が切れてしまった。なかなかに難しい。
次の大会は6月29日のタテトラのスプリント。さて、記録はどんな具合になるのか。楽しみのような怖いような、なかなか新鮮な気分でいる。
五月の陽 風に誘われ 海岸に
トライアスロンを始めて10年、この歳になって新たな局面を迎えている。
さして上達はしていないが、最後尾とはいえ、自分なりにコントロールできるようになったのだろう。少し余裕ができたということか。そこでスピードに目覚めた。続けてやっているといろんなことがあるものだ。面白い。
新たな楽しみとして、スピードへの挑戦に向かいたいと思っている。
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