今日は海練に参加しました。もちろん私は初の参加です。場所は内房総でサンセットブリーズ・保田(http://sunsetbreeze-hota.com/ 千葉県安房郡鋸南町大六1032)の横の”きすヶ浦海岸”。入江になっており、比較的遠浅で、波は少なく穏やかな表情の海岸だ。家からはクルマでアクアラインを使って約1時間30分であった。
参加メンバーは約15名。基本的に南行徳のトレーニングプログラムだが、渋谷からも5名が参加。もう海水浴を楽しむ人もなく、TTAの独占状態。まるでプライベートビーチの感覚だ。
「目立つキャップにしてください」ということで昨日は鮮やかな緑のキャップとスイミングシャツを購入してトレーニングに臨んだ。
天候はあいにくの曇り時々雨。水温はさほど苦にならない程度であったが、上にあがっている間は寒くてガタガタ震えていた。
以下はプログラムの概略
・準備体操から、海岸を裸足でジョギング。私はいちばん最後についていき、早くも1周遅れ。
・水泳のレベルで3つの班に分ける。私は4班にしてほしいところだが、3班に参加。
・ウォーミングアップ。3班は海辺から泳ぎ出して、足の立つところで往復。気持ちいい。。。
・足抜きのレッスン。足抜きとは岸辺で水の抵抗を避けて走る方法。スタート時に使う。見よう見真似でやってみるが、我ながら腰がひけて、いただけない。
・コーチ3人がブイとなって、ブイを回る持続トレーニング。1班、2班は3周、3班は2周であるが、私は1周もまるでかなわず、早々に脱落して岸に戻る。やっぱ、足がたたないと怖いんだよね。怖気づけました。
・ブイを回るターン。3つの方法に挑戦。見本を見せる岩田コーチのうまいこと。これはなんとなく様子をつかめたかな。
・最後は3つのグループに分かれての競争。沖に浮かぶコーチをブイにして往復する。長距離往復と短距離往復に分かれて、私はもちろん短距離。結果、私のいたグループがトップとなり、私としては「足を引っ張らなくでよかった」。ホッとする。これが最後のプログラム。
・シャワーを浴び、お風呂に入り、近くのお食事拠「ばんや」(http://www.awa.or.jp/home/hota-gk/menu.htm)に集まって昼食。私は5品の刺身盛合せ定食で1,520円。
初めての参加の感想は「楽しかった!!!」。そのひとこととなる。
その第一の理由は、やはり「海」であるからだ。まさに「海」の魔力だ。
最後に海に入ったのは、子どもを連れて行った海水浴。多分これも20年も昔のことと思う。以来、毎年心のどこかで、年に1回は海水浴に行きたいと思ってきた。波を受け、海に浮かび、海水を口に含む。年に1回はそれをしたいと思ってきたが、毎年見送ってきた。それが今日かなった。それが第一にうれしい。
静かであるが、打ち寄せる波の躍動に身をさらすと、全身の細胞が波に洗われ目を覚まし、沸き立つような興奮が、身体の芯から両手両足へと広がっていく。伸ばす手でつかむ海水は粘り気をおび、身体にまつわりついてくるようだ。「そうだ、この感覚だ、これがしたかったんだ」。気分は海水浴!!!。
レッスンの面からすれば、浮力の要因もあるのだろう、今日は波が少ないこともあってか、はるかに泳ぎやすかった。特に足が浮く感じがして、プールではいつも気になっている足が沈む感覚を忘れることができた。手のかきもプールではできないこと、難しいことが、自然とできるように思えた。ただしこの感想は、海の魔力にあおられ、やや興奮し過ぎたためかも知れない。
足の立たない怖さはやはり強い。これについては「疲れたら余裕をもって休む」ことができるかどうかではないか。落ち着いて休むことに自信があれば、怖さは薄れるだろう。だが今の私では、息が切れて疲れてくると、足が立たないことでパニックとなる。例えば、泳ぐ距離は関係なく、15分間足をつかない状態で海に浮かぶことができること、これが重要ではないか。
次回の海が楽しみだ。次回はもっと落ち着いて、ゆっくりと海に浮かぶ感覚を確かめよう。
もう一つの「楽しかった!」は、参加メンバーの方々と交流が図れたこと。レッスンの間もそうであるが、共に風呂に入り、最後に共に食事を楽しみ、歓談の時をもつことができた。大方の皆さんは30歳ぐらいかしら。私は初心者なので、「大変」だが、皆さんの話を聞いていると、皆さんもそれぞれに「大変」なんだね。その共感が基本にあるから、会話に気遣いがある。思いやりが効いている。あたしにはそう思えるな。皆さんと気持ちよくお話しすることができて、感謝です。
海をふくむ 口に広がる いのちかな
波をうけ 地球の鼓動に 包まれる
R60の皆さん! トライアスロンはなかなかいいですぞ。
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