もちろん新型コロナは仕事に影響が出ている。
本来であれば、今年は既にベトナムへは2回、中国へも2回程度は行っているはずであったが、すべてがフリーズ。まさに「凍り付いた」状態にある。
全体に停滞、様子眺めとなり、打ち合わせの回数も会議資料作成・検討の時間も減っていく。
もともと基本がテレワークで、作業は自宅メインで必要に応じて出かけるワークスタイルだが、出かける機会が減って、自宅にいる時間が長くなる。
そこで、トレーニングの時間もとれるようになっている。
今回はこの新型コロナ流行と私の状態をトライアスロンの視点からスケッチする。
① 一日家にいるとトレーニングができる
基本自宅作業ではあるが、普段は打ち合わせでほぼ毎日出かけている。それが出かけない日が増えており、目の前に広々と時間が広がっていることを実感する。
午前中には3キロ程度走りに出かける。シャワーも含めて1時間程度だ。
夕方からは泳ぎに出かける。3日続けて1500メートル泳を楽しむことができた。
私が通っているtipness南行徳は、クラスやスクールは休止だが、個人トレーニングはジムもプールもオープンで、特にプールは小学生のクラスがなくなり、ほぼコース独占で1500メートルをノンストップで泳ぐことができた。調子と気分にのって泳いだわけだ。しかしまったく速くならないのが悔しい。
② トレーニングが増えると睡眠時間も増える
トレーニングが増えることで、これまで7時間の睡眠で目覚めていたのが、8時間となった。あまりに正直な身体の反応に驚いている。自分をアスリートと自覚することはなく、ただのメタボじじいなのだが、この睡眠時間の変化はアスリートの生活を実感させてくれて興味深い。よく寝るのはウイルス対策としてもいいことだ。
③ 生活管理の難しさ
要はトライアスロントレーニングを軸にした生活管理ができやすくなったということで、逆に言えば、普通に仕事をしながらのトレーニング管理はなかなか難しいことを改めて実感もしている。歳をとるとボーっとする時間も増えて、管理はますます難しくなる。
「1日は24時間、生活管理の基本は時間割」。これが私のモットーなのだが、なかなか時間割がこなせない。あるいはできもしない時間割を作ってしまう。そこで「1日は24時間、やれることをやっていく」に変わってきた。つまり「1日のうちでこれまでやる」のではなく「やれた結果がこの1日でお疲れ様」と思っている。
いまのうちはトレーニングを軸に「今日はここまで」できた生活を楽しみたい。
④ トレーニングに向かう時間の豊かさ
これは何を意味するかというと、自宅にいる時間も長くなり、やはり新型コロナが気になるので、テレビのニュース番組やネットニュース、SNSなどを目にする時間が増えてくる。見だすと「そんあバカな~」などと思わず反応してしまうのだが、これの後味がすこぶる悪い。私は埒外の人間が遠くから当事者に石を投げつけることは好きでない。黙って応援をしたいと思う人間である。とりわけ安倍罵倒、政府非難の下品さに辟易した。
そんななかで、テレビでエーゲ海の紹介番組があった。エーゲ海は修道士のための教会が数多くある。光景を見ているなかで、ただただすべての時間を神への祈りに向かう修道士の生活の豊かさに思いをはせた。テレビやネット情報に翻弄されている時間より、トレーニングに向かう時間の豊かさを改めて大切に思った。
身体打つ 春の寒風 雲と青空
単純に人に会う機会が少なくなった。そのために笑う機会も少なくなった。テレビのお笑い番組を見て、久しぶりに笑っている自分に気がついた。もっと笑う機会を増やしたい。
スポーツの楽しみの一つに笑いをあげたい。共に走り泳ぐなかで笑いが生まれる。これはあまり語られていないが、自分の体験としてそう思っている。
写真は富岡八幡宮。帰りがけに気が向いて、門前仲町に寄り道をしてお参りをした。門前仲町には陽が落ちる前の時間からやっている飲み屋がいくつかある。行ってみるか。めっきり酒は弱くなったが、ときどきは飲み屋が懐かしい。どなたかご一緒しませんか。
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