左膝に水がたまって抜いている。始めての再生医療の経験報告。

トライアスロン

ことが起こったのは3週間ほどまえ。昨年末からのリハビリもようやく回復モードになり、ランを始めていたのだが、この日は走り出して300メートルほどで、アキレス腱に違和感を覚え、アレという感じで左膝に痛みが走った。かといって走れないほどではなかったが、どこか嫌な感じが気になって走るのをやめ、ウォーキングに変えて3キロを歩いた。その日はそれで終えたのだが、翌日から膝が痛み、しゃがむことができない。
このように書いていても、なんだかよくわからない。歩きからゆっくりと走り出し、スピードをあげたわけでもない。その1週間前ほどには、ランの練習で7キロは走っていた。何かの拍子にとは思うのだが、何の拍子なのだか釈然としない。こういうときはまず「加齢かなあ」と思うようになっているが、さてそれは間違いないところとしても、それだけなのか。

そこが気になり、すぐに再生医療での膝関節医療を売りにしているクリニックをネットでみつけて行ってみた。自由診療で初心料が3,300円である。再生医療はともかくとしても、膝治療の専門家として自由診療を掲げる医師に診断をしてもらおうという気が働いた。特にこれは加齢のなのか、加齢であれば今後どのように対応していくのかを聞いてみたい気がしたのだ。
初めにこのクリニックに行く前に、提携の検査クリニックでMRIを撮影してデータを持ち込む。肝心の診断であるが「さすがにトライすロンをしているだけあって膝は若い」という。そして半月板の後ろに水がたまっている。そのあとは主にPRP-FD注射という「売り」の治療法の説明が中心となり、それはそれで勉強にはなったのだが、値段はなんと1回につき20万、3回セットで50万という。
いやいや、膝は若く、特段の変形症状などがないのであれば、普通の保険治療にしますわ。
ということで、すぐにまたネットで調べ、MRI検査のCD-Rをもって。日本橋の整形外科病院に行った。診察では半月板の一部が少しすり減っており、水がたまっているということ。すぐに水20CCを抜いてヒアルロン酸の関節注射を受けた。水を抜いたおかげでだいぶ楽になりなったが、まだしゃがむと痛い。翌週も行ってまた水を20CC抜いて、ヒアルロン酸を打った。まあ、日一日と快方に向かっている実感はあるのだが、これをきっかけに膝の衰えを強く感じ、例えば地下鉄の階段を下りる際におもわず手すりを握るなど、老化の現実をひしひしと感じている。しかしおかげざまで「若い膝」だそうだ。「これは加齢ですね」の診断もなかったぞ。(笑)どうも原因は釈然としないが、こうしたこともあるのだろう。大事ではなくてよかったと納得しよう。
このことでの改めての私の自戒教訓。
1 何かあればすぐに医者に行く。ほおっていても衰えるばかりなんだよ。
2 クリニックは都心が便利だ。家の近くは子供と年寄りで混んでいる。
3 日々少しの時間をみつけてマメにストレッチと筋トレを行うこと。
話は変わるが、確定申告で計算をしたら、昨年の医療費がなんと80万円を超えた。30万の痔の手術と30万のインプラントが含まれるのであるが、それを引いても20万程度は身体のケアに費やしていることになる。
これには呆れてなかば諦めつつも、なにが自分にできるのかといえば、煙草はやめて、酒もだいぶ減らしているし、身体も動かしている。あとはよりこまめに身体に気をつけて、何かあれば早く医者にいくことぐらいである。
桜のなかで 子供が走る 平穏無事かな
ロシアのウクライナ侵攻といった事態が生きているうちに起きるという実感はもっていなかった。
私たちの先輩はこの世を「諸行無常」と詠んだ。そんな世であればこそ、老いていく自分を静かににみつめ、毎日変わらずゆっくりと歩いていきたいと思うばかりである。

写真は私のランコースでの桜。毎年この桜を眺めて「さあ、行くぞ」という気分になっている。もちろん今年も「さあ、行くぞ」なのだ。桜.JPG

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