10月末にトレーニングを始めて3ヶ月となる。
3ヶ月を経ると、ようやくトライアスロンのトレーニングを始める身体となると言われる。
あるいは、3ヶ月を数えると、主観が変わってくるとも言われる。
その3ヶ月を前に、10月5日にはトライアスロンの大会を初見学して、ただただ圧倒され、やや呆然としているなか、先週は大型台風の到来で、木曜の水泳トレーニングが休止となり、自己トレのランも雨模様でお休み。のんびりとした気持ちで過ごした先週であった。
そんな気分を引きずりながら、土曜日のトレーニング。
水泳では、平野コーチとほぼマンツーマンに近い形で、ビート板を使ってのブレスとキックのレッスン。平野コーチのアドバイスは、手のかきは出来ているが、足と腰が沈んでいるため、スピードが出ない、ブレスは、パッと息を吐くことができていないから苦しくなる、ということ。
ビート板を使ってのキックはどうにも苦手で逃げていたが、やはり取組む覚悟を決めないといけないなあ。
バイクは江戸川河川敷に出かけて、ブレーキとスラロームのレッスン。そのレッスンはいいのだが、この日は接触事故、立ちこけ、最後に跨いで降りる際の転倒と、3回も転んでしまった。雨模様の寒さの影響で身体が萎縮したこともあったのか、接触事故のほかは、当人もまったく納得のいかない転倒で、身体の痛みもさることながら、心の痛みも大きいよ。こんなことからどうもバイクになじめない。
しかし、江戸川沿いを時速20数キロのスピードで走るのには、ある楽しみを感じた。その楽しみを説明すれば、「移動の楽しみ」となろうか。行動範囲が大きく広がり、自分の可能性も拡大したような開放感を感じることができた。
この日はアスロニアに寄って雨に打たれたバイクのチューンアップと冬物ウエアの購入。長袖の上着が約17,000円。
日曜日は私用のため大井埠頭のバイクはお休み。午後に一仕事終えたあと、夜にはプールに行こうかと思ったが、行きつけだったトンカツ屋の前を通り、なつかしさのあまり衝動的に店に入ってビールとロースカツを注文して自動的にプールは取りやめ。こうしたとき、ビールを呑まなければプールにいけるのだが、呑んでしまうんだなあ。またトンカツのうまいこと。お店のマスターがこちらの顔を覚えていており、妻と幼い子供達と来た懐かしさに浸った。そしてビールが引きがねになって帰宅後は一人ウイスキーの水割り。
もう9時過ぎには床につき、すぐに寝入り、午前4時前に一旦目覚めて30分ほど読書をしたが、そのあと再び寝入って目覚めは何と8時。トライアスロンを始めての第一の驚きは「我ながらよく寝る」。歳なので目が覚めてしまうといった状態とは無縁の今日この頃。
月曜は午前は家の掃除と洗濯、仕事のデスク整理。午後は再三先送りしていた企画書を作成して関係者にメール。肩の荷を降ろした安堵のなかで、30分のラン、続けてプールを約1時間半。プールではビート板キックに専念。確かにビート板を使うと、下半身を伸ばし、身体を安定させて浮力をつける感覚がなんとなくわかる。しかし、あまりに遅い、しかも25メートルで5回も立ってしまう。1回の距離はわずか5メートル。情けないが、これから始めていきましょう。ブレスは土曜日の練習の成果があって、これは多少上達したかに思え、嬉しくなった。平野コーチ、ありがとう。
こうして書いてみると、少しは落ち着いてトレーニングに向かっているように思う。もう、トレーニングそのものや、トレーニングの疲れなどに驚くことはない。トレーニングがいわば手の内に入った感触がある。とはいえ、トライアスロンの生活(トライアスロンライフ)の形がキッチリと出来ているところまではいかない。まだまだトレーニングに振り回され、一生懸命こなしているのが正直なところ。もう少し時間がかかりそうだ。
日一日、うつろいながら、涼新た
落ち着いて、水に遊ぶや、秋の宵
あと20日を落ち着いてこなして、3ヶ月を迎えよう。ポイントは、トレーニングに振り回されているか、自分の管理下にしているか。そして楽しみは主観の変化。これについては少し兆しを感じてはいるが、まあ、3ヶ月を待つとしよう。
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