投稿者: iwasakihiroshi

  • 年の瀬に下痢に悩まされた8日間。問題は湿度かなあ???

    年の瀬に下痢に悩まされた8日間。問題は湿度かなあ???

    先週の土曜日にATA南行等の忘年会で痛飲した翌朝。目覚めると身体に寒気が走り、下痢が始まった。これは前日のお酒の影響かと思い、日曜日は静かに過ごしたが、明けて月曜になっても、次の火曜になっても下痢が治まらない。このあたりで「ウイルス性の下痢」を疑い、それであれば数日で治まるとおもっていたが、治まらないままに今日日曜に至っている。もう8日だよ。かなりうんざりしている。
    下痢の症状としては、1時間から数時間おきにトイレに駆け込む状態で、あわせてとても眠く、ともかく元気が出ない。活力が沸かずすぐにソファーに横になる。早く家に帰って眠るのだが、いくらでも眠られるような感覚である。
    そんな状態のなかでも仕事はこなし、水曜日はイベント学会のシンポジウムで司会と幹事役を努め、病態を励まし励ましなんとか乗り切った。
    ということで、腰痛はだいぶよくなってきたが、それと入れ替わるように下痢となり、シンポジウムのストレスもあって、年の瀬になかなかに過酷な一週間だった。
    ただし幸いにして金曜よりの3連休で救われた。23日金曜は足立フレンドリーマラソンに申し込んでいたのだが、下痢は収まらず不参加。24日土曜日のトレーニングも休みをとって1時間の早足散歩に出かけたが、最後はトイレギリギリのお腹具合で大いに焦った。
    さて、下痢が始まって8日目の今朝はといえば、ようやく形態をもった便となったが、それでも下痢気味は続いている。
    このところ毎年冬になると風邪をひき、それも長引く傾向にある。風邪の症状はおもに喉の痛みと微熱である。今年はまだそのタイプの風邪には見舞われていないものの、下痢となった。どうも冬の入りばな、年末は何かあるなあと思っていかないとならないなあ。
    そこで湿度計を買おうかと考えている。ネットで調べると1,000円~2,000円でデジタル温湿度計が手に入る。湿度が気になるようになったのは、思い出すと55歳あたりか。風呂上りに乳液がほしくなり、加湿器を部屋に備えた。これらは乾燥から逃げたいという生理的な欲求のなせることと思うのだが、風邪も今回の下痢も「乾燥に弱くなった」ことによるのではないかと睨んでいる。
    子供たちは雨が降っても冷たい風が吹いても元気に遊んでいる。歳をとることで気候天候に身体が敏感になるのかもしれない。であれば、それを数字で見てみたいと思う。記録をとって気候天候の変化と身体の状態の相関関係を探ってみたいと思う。
    いま、毎日はできないが、朝の起き抜けに血圧と体重を測っている。日々の暮らしのなかで、だんだんと意識してコントロールすることが増えていく。
    北風に 深呼吸一つ 歩き出し
    今年もあと6日。私も一字で今年を振り返れば「忍」かな。新たなビジネスも始まり、「転」とも思うが、それは来年。今年は初めてのことも多く「ガマン」や「失敗」も多かった。それが活きる来年にしたいものだ。
    まだ今年は終わりじゃあありません。年末ブログは31日に。

  • 「お酒のライフスタイル」から「トライアスロンのライフスタイル」を考えることになった。

    「お酒のライフスタイル」から「トライアスロンのライフスタイル」を考えることになった。

    11日日曜日に書き始めたブログです。ブログを書く時間は速くで30分。書き出したものの話しの筋道がみつからず数日に及び、結果破棄することもしばしば。これはなんとか最後まで書けたので掲載となりました。
    今日で禁酒二日目。というのはちょっと言い過ぎで、20歳以降65歳と10カ月に至るまで、入院期間以外は「基本毎日呑んできた」のだが、この歳になって「基本呑まない」生活にチェンジしようと思っており、その二日目ということなのだ。「基本呑まない」とは、家では基本呑まないこと。「絶対に呑まない」わけではない。外では呑むが、家では呑まないことを日常とする。でも気が向いたら家でも心をこめて嗜む。そんな生活へのチェンジなのだ。
    外で呑むときは大概誰かと一緒で、一人で行くことは月に一回もない。ただ、時折無性に一人で飲みたくなって居酒屋に行くのだが、あの衝動というのは何なのだろう。「今日は呑もう」という気分になるのは、あまり健全な精神状態でなく、緊張をほどく、心をなだめるといったこととなる。いまは独身なので、一人呑みのときには「酒は孤独な伴侶」といった心境に浸っていく。これはこれで悪いものではない。
    さて、タバコをやめたのがほぼ15年前の50歳ごろ。ある日キッパリというわけではなく、だんだんと減らして禁煙生活にたどりついた。いまは酒席でのもらいタバコはけっこうしているが、自分でタバコを買うことはない。
    酒についても、ビールの買い置きはしない~酒の買い置きはしないというように、だんだんとチェンジに向かってきた。毎日買うのも面倒になり、買わない、買いに行かないということになったわけだ。意志をもってパチンとやめるのではなく、やめていく暮らしの状態をつくってきた。
    お酒を呑まないと、翌朝が気持ちいい。特に起き上がってからの全身の目覚めの感覚は爽快で、約5分ほどの覚醒の時を楽しむこととなる。そんな朝を迎えることを日常としたいと思ってきた。でも長年の相棒であるお酒を簡単に扱うことはできず、ようやくここに至ったということだ。
    あとはこれをできるだけ続けていきたいとは思うのだが、さてどうかなあ。ポイントは夜の食事と食後の過ごし方。食事はフルーツをメインにすることで酒を遠ざけることを発見した。まずバナナを食べてからビール、という気分にはならない。問題なのは飲物なのだが、ミネラルウォーターがバナナによく合うことも発見。
    そして食後の過ごしかただ。酒がはいると寝るまで呑むことになるので、読書に向かおうと思う。夕食後に仕事がらみの資料に立ち向かう体力はなくなっている。横になって読めるものにしたい。気軽なエッセーもいいが、もう少し歯ごたえのあるものが欲しい。ということで、「小説」に向かおうか、と思っているのだが、さてどこからいくか。
    トライアスロンはライフスタイルと考えているのだが、私にとってのライフスタイルとは「毎日の過ごし方」であり、お酒は毎日のなかできわめて重要な部分を占めている。上の話しは私なりの「お酒のライフスタイル」なのだが、私なりの「トライアスロンのライフスタイル」も、どのような日常をつくっていくかにある。具体的には、日常生活のなかで、トレーニングと試合の時間をどのようにつくっていくかにあるのだが、今回の酒のことを考えると、それ以前のことがあるように思う。
    ポイントは気持ちよく毎日を過ごすことだ。何が楽しく気持ちいいのか。そんな視点からトレーニングの日々を考えてみる。そこで思うのは、やはり十分に眠ったあとの爽快な目覚め、そして歩く時の軽快な感覚、バイクでの疾走感、そしてプールで浮かんだ折に感じる全身の躍動などだ。自分の生命がはじけていると一人感じること。そんな瞬間を味わいたくて、味わい続けたくて、トライアスロンに向かう。それはトライアスロンならではの魅力と思う。
    トライアスロンの魅力を語るときに、よく言われるのは「達成感」だ。もちろんレースでの達成感はあるのだが、3種目によって「肉体の躍動」を感じる魅力も大きい。思い出すと一昨年の伊是名トライアスロンでは、そんな魅力を味わうことができたように思う。
    あれこれと 振り返ってみる 年の瀬や
    このところのブログは自己確認の独り言のようになっているなあ。
    でもこれも私のトライアスロンライフの重要な要素。
    今回は「独り言」なので写真はなし。

  • 身体づくりの挑戦に向かっていこう。大望をもってやってみよう。

    身体づくりの挑戦に向かっていこう。大望をもってやってみよう。

      今週も十条のあけび鍼灸院に行ってきた。これで3週連続となる。そもそもは腰の痛みで、今週も右の腰、坐骨神経あたりに痛みが残っていた。今回の腰痛についてはペインクリニックでのブロック注射とも思っていたが、この鍼治療と湿布薬でなんとかいけそうである。

    そのうえで向かっているのが身体づくり。私は身体がめっぽう硬い。関節も筋も筋肉も硬い。上半身も下半身も硬い。これについては、まあ、諦めてもいたのだが、この鍼灸で、硬いながらも柔軟性に目覚め始めている。ポイントは身体の前面、お腹から胸、側面に鍼を打ってしこりをとっていく。手ごたえとしては、立ったときの自然な感覚かな。自然とお尻に力が入り、肩の力は抜けてシャキッと立っている感覚がある。これは気持ちいい。そして片足立ち。安定して立てるようになっている。
    来週も行く予定にしているが、身体がどのように変わっていくのか、楽しみにしている。
    そんな状態で今日の練習はスイム+ジム。本来はスイム+バイクなのだが皆と別れてジムでの身体の調整とした。実は今朝は昨夜の酒の疲れで寝覚めが悪かった。布団をぶっていたが外では風がうなりをあげていた。
    というわけで、どうにもバイクに向かう気にならず「身体づくり」を理由にスイム+ジムとした。気が付くと随分とジムに行っていない。マシンで身体に刺激を与えてみたい。とは言うものの、たいしたことはしていないのだが、スピニングバイク30分~トレッドミル15分~マシン15分~ストレッチ15分で久しぶりにジムを楽しむことができた。この感じでは「身体づくり」に向かっていけるのではないかと、多少の手ごたえを得て自己満足。

    昼に帰宅して食事。そして昼寝。ソファーに横になりながらテレビを観ていたら、NHKで「英雄たちの選択」という番組の再放送。正岡子規がテーマとなっており、思わず惹きこまれた。惹きこまれた理由の一つは紹介された正岡子規の性格だ。気が多く、思いつくと成り行きでいろんなことをやってみたくなる一方で飽きっぽいというのは、まさに俺のことだよと痛く共感。次いで彼が「ほととぎす」という雑誌で「人々に日本語で書くことを開放した」というくだりには、このブログが重なり、私も正岡子規の末裔なのかとの思いに至る。
    そして気になったのが「大望」という言葉。正岡子規は日記で自らの大望を語るのだが、「俺には大望がないんだなあ」と痛感。
    大望をもつほどの器ではないし、大望など気恥ずかしい。大望をもつからには、俺は人とは違うんだといった気概、負けず嫌いな性格などがその根底にあるかと思うのだが、どうもそうした気持にはなじめない。
    だからあまり勝ち負けを語ることのないトライアスロンになじんでいる。スイム・バイク・ランのいずれも、いつでもどこでも最後尾であるが、腐ることなく続けている。
    ところが「これでいいのだ」と思う反面「俺も大望を抱いてみようか」との気持ちもふつふつと沸き上がってきたのだ。
    黄昏に 染められた 空を眺める
    いやいや、だからといってアイアンマンに挑戦などど思ったわけではない。気持ちは沸き上がってきたものの、どんな大望をもつべきか。俺にお似合いな大望は何か。トライアスロンを始めて続けていること自体が大望ではないか。などど考えているのが実際のところでちょっと締まらない。
    しかし今日出会った「大望」という言葉を大切にしよう。死ぬまでに挑戦する「私の大望」を探し出して育ててみたい。
    そんなことを考えている。
    写真は我が家のベランダから見た今日の空。雲が美しい。

  • 鍼灸で身体づくりをスタート。酒代を削って・・・やってみよう!!

    鍼灸で身体づくりをスタート。酒代を削って・・・やってみよう!!

    http://www.akebi89.com/
    ブログでも何回も書いているが、この数年「身体づくり」が大きなテーマとなっている。それはどういうことか。まずは柔軟性、筋力、そしてバランス、そして減量なのだが、そのために何をするのか、その手掛かりもハッキリせず、何んとなくのストレッチなどでお茶濁しをしていたのが実情。
    それが「よし行ってみるか」と手ごたえを感じているのだ。
    前回のブログで、腰板のために「あけび鍼灸院」の海谷さんに診てもらうことを書いたが、海谷さんとは、腰痛というマイナスをゼロにするのにとどまらず「身体づくり」を目標としようことで施術をスタートした。
    どうも、海谷さんとしてはちょうど自分の理論を確立したようで、まあ、私も実験台になって飛び込んでいきましょう、ということなのだ。
    「この年齢になると、身体をつくっていくことが楽しみになってくるだよ」という海谷さんの発言に大きくうなずきながら、鍼灸を開始。
    さて、実際にどういうことかといえば、まず「背中を使い、お腹を伸ばす」。特に恥骨の周囲を伸ばし、鍼を打ってシコリをとる。手を上にあげて、腰から腋の下までの筋を伸ばす。それで「腰を返す」感覚を身につける。
    次いで胸を張り、肩を後ろに下げる。ポイントは肩甲骨であり、いわば猫背になっている肩甲骨を広げて下げる。この下げるところが大切で、猫背の姿勢を正そうとすると、胸を張って肩を上げがちになるのだが、力を抜いて下げる。
    つまり腰と肩甲骨の動かし方を身につけて、姿勢を正す。するとなんと片足立ちがグンと安定してくる。これまで片足立ちの際には腹筋を意識していたが、やや体を反り気味にして腰を伸ばし、腰から肩甲骨につながる背中の筋肉を意識する。なるほど。その片足立ちの姿勢になると、足の指で地面をつかむ感覚がはっきりする。
    海谷さんの鍼というのは、身体を伸ばし、伸びきらないシコリに鍼を打ってさらに身体を伸ばしていく。スイムで身体を伸ばす感覚、ランで肩の力を抜いて腰を前に出す感覚が分かる感じがする。

    まあ、私の実感ではこんな具合なのだ。
    先々週、先週とすでに2回の施術を受けた。問題の腰痛だが、左は見事よくなったが、右が思わしくない。来週も行くので、右も何とかしてほしい。そしてさらに身体づくりへと向かっていくことになる。
    さて、どこまで行くのか。酒代を削って鍼に振り分けていこう。
    起き抜けの 身体潤す ミカン一つ
    もう一つの身体づくりが「果物」。これまで果物はデザートと考えていたが、食事の際にまず食べる。起き抜けに食べる。そして夜はまずバナナやミカン、柿などを食べる。
    いろんなことを思いついてはやってみる。そしてこうして書いておく。
    でも、なかなかうまくいかないなあ、というのが実感だ。(笑)
    こんな身体との対話もトライアスロンの楽しみの一つであることは間違いない。
    うまくいかないことも楽しみのうちとしたい。
    今回は写真はなし。あけび鍼灸院のURLを貼付けました。

  • 本当に腰を痛めてしまい「新たな老化のステージ」について考える。

    本当に腰を痛めてしまい「新たな老化のステージ」について考える。

     前回は自戒をこめて腰痛をテーマとしたのだが、その後症状が悪化。コンペ資料の作成、イベント学会研究大会の発表資料の作成とデスクワークが続き、歩いていても痛みを感じる事態となってしまった。痛みを感じ始めたスタートは、8月の木更津大会後であったが、急速に痛みが増してきたのはこの3週間くらいか。冬の到来による気温の低下、そして長時間の座業が響いたか。

    今日は外に出かける用事がなかったため、自宅での療養にあてた。具体的にはできるだけ横になっていること。ともかく寝ること。ということで、このブログもソファーで横になりながらキーボードを叩いている。
    腰痛対策としては、椎間板ヘルニアの入院でもお世話になったNTT東関東病院のペインクリニックに予約をいれたが、受診日は12月1日。明日は「神の手」あけび鍼灸院の海谷さんに行くことにした。まあ、今日の安静も含めてできることをやっていこうということだ。最終的にはペインクリニックでのブロック注射で対処できると期待しているが、さてどうなるか。
    そんな状況のなかで、今日は喉が痛み始めている。周りをみても、風邪の人はけっこう見かける。流行っているんだなあ。風邪の予防にはR1がいいとのことで、明治のヨーグルトを飲み始めたところだったが、間に合わなかったか。

    このところ、身体の衰え、老化を感じ始めている。数え上げてみよう。
    まず歯茎。2か月に1回は定期的に歯医者に通い、食後は20分もかけてブラッシングしているのだが、にもかかわらず、この2か月で一部痛みを感じている。次回の歯医者は今週金曜。さてどんな処置をするのか。
    次に肌の乾燥。いつ頃からか、入浴後のスキンクリームが必需品になった。ずっと足に塗り込んでいたのだが、今年は両腕も必要になっている。乾燥する領域が広がっているのだ。
    高血圧のため、3カ月に1回は病院に通い、毎朝血圧を測り、クスリを飲んでいるのだが、このところやや高どまりで上は140程度が落ちてこない。
    靴下を履く、床の物をとるというしゃがむ動作で身体の硬さを感じ始めている。だからストレッチなのだが、腰の痛みがあってなかなかままならない。
    2日間連続で財布を忘れて家に取りに戻った。初日は財布、ハンカチ、携帯と、なんと3回も忘れ物を取りに家に戻った始末で、これはちょっとショックだったなあ。
    駅の階段を避けてエレベータを使う回数が増えている。
    あと、相変わらず、以前のように体重を落とせない。食べる量は確実に減らしているのに体重が落ちない。これも腰痛の原因だろう。
    あとは何か。酒が弱くなり、飲んだ翌日は疲れを感じるようになった。ただし酒の量が減るのは悪いことではない。
    トルストイやプルーストの長編小説を読みたいと思っているが、立ち向かう気力が沸いてこない。(笑)
    あきれられるような気もするが、こうしたことが微妙に重なって、65歳で「新たな老化のステージ」に入ったように感じているのだ。そのことは当然の経緯であり、悲観するものでもない。この老化にあった暮しのスタイルをつくっていきたい。より気持ちよく毎日を過ごす方法を探したい。
    基本的にはトライアスロンのトレーニングも含め、身体を動かす時間、タイミングを増やす。とくにストレッチと筋力のトレーニングを増やす。やはり身体が基本だな。
    そして精神的なストレスを減らす。極めてセッカチで待てない性格なのだが、もっとユックリと過ごすリズムを見つけよう。
    そして、ソファーで横になってキーボードを打つのは初体験なのだが、ここまできてだいぶ慣れてきた。これはいい。大いに取り入れよう。
    何かトラブルがあると、新たな能力が身についてくる。(笑)

    軒先に 中秋の スーパームーン

    まずは風邪と腰痛を乗り越えて自分を取り戻すことだ。
    明日の「神の手」はどうだろうか。楽しみでもある。
    写真は我が家のベランダからのスーパームーン。もやっとした感じがいいな。

  • 私の腰痛対応策をまとめました。私なりの方法ですが、多少なりとも参考になれば!!!

    私の腰痛対応策をまとめました。私なりの方法ですが、多少なりとも参考になれば!!!

     1カ月以上ぶりのブログ更新となった。忙しかったかなあ。やや感慨深い。

    先週土曜日から1週間。この1週間は、まあ、毎日最低限のストレッチはしていたけど、走ったり泳いだりはなし。もちろんバイクもなし。そして1週間ぶりの今日の練習はスイムとラン。ともになかなかにハードで、身体を痛めた快感があった。うん、いい感じだ。「また、巻き直していこう!!」と思いを新たにしている。
    さて新鮮な気分で、今回のテーマは腰痛。このブログを読んでいただいている「とむさん」より、腰痛への対応法の質問をいただいた。私も今現在軽い腰痛を抱えており、このシーズンオフには回復したいと思っている。ちょうどいいタイミングなので、私なりの対応法をまとめてみよう。
    40歳ごろ、約25年前に椎間板ヘルニアで約20日間入院したことがある。長い期間をかけて悪化し、ついには歩けないどころか、寝られないほどに痛みがひどくなり、病院に行ったら即入院。ともかく痛みを抑えようということで、ペインクリニック科に入院し、そのまま主にブロック注射による治療を受けた。この治療法が合っていたのか、めでたく完治し、以来、大きな腰痛にはなっていない。
    ただし、小さ腰痛は何回かあった。小さなというのは、普段は痛みなく生活しているのだが、電車などで立ちっぱなしの状態になると痛んでくる、といったもの。あるいは顔を洗うなど、前かがみの姿勢になったときに痛みを感じる、といったことだ。
    トレーニングでいえば、例えば今日のトレーニングでは痛みを感じることはまったくなかった。先週のバイクでは、後半に鈍い痛みを感じた。その程度だ。
    椎間板ヘルニアの経験からすると、ひどい痛みとは、例えば「クシャミ」をすると膝が抜けるほどの衝撃が走る。普通に歩いていても痛みを感じる。
    そうなってしまえば、まずレントゲンをとってもらってヘルニアまで進んでいるのかなどの確認が第一の対応だろう。つまりブロック注射など、医者に任せるしかない。
    そこまでいかない状態での私なりの「腰痛のなだめかた」をまとめてみる。
    「腰痛」というとストレッチングが頭に浮かぶが、私は「散歩」が効果的かと思っている。何も早く歩くことはない。日常生活のなかでも意識して「歩く」。歩くときはお腹に力を入れ、姿勢を正して自然な感覚で軽く手を振る。1日2キロぐらいは歩くのがいいと思う。走るにしても、スピードをあげて腰に負担をかけてはいけない。ポイントはお腹に力をいれ、腰に負担のない姿勢を保つ。
    ストレッチングだが、椎間板ヘルニアのリハビリで指導を受けたのは以下の3つ
    1 スクワット。足を肩幅程度に開き、腰を下まで下げる。これをユックリと10回。
    1日に3回行う。
    2 仰向けに寝て、膝を左右順番に抱える。左右で10回。次に膝を開けて、両膝を抱える。左膝は左手、右膝は右手で抱える。これも10回。ユックリと抱えて伸ばす。
    3 仰向けに寝て、足を延ばしたまま、左右順番に90度にあげる。これも左右で10回をユックリ。
    考えてみると、腰を伸ばすというよりも、股関節を中心に、関節をほぐし、特に背中から足(太もも)の裏側の筋を伸ばす感覚だ。
    いまは、この3つを基本に、メニューを増やしているが、ポイントは「腰を伸ばす」のではなく、「股関節をほぐして周囲を伸ばす」ようにしている。腰痛は腰の周囲、あるいは全身のコリが腰に集中するようなイメージがある。
    また、痛みを感じるような姿勢や動作は行わない。

    さて、日常生活はどうか。私の腰痛の主な原因は「体重」と「パソコン=座る姿勢」と思っている。今年はトライアスロンレースで腰を痛めた感覚もあるが、レースが引き金になるとしても、「体重と座る姿勢」がその前提にあると思っている。
    よって、長い間パソコンに向かわない。長くなったらその場歩きやスクアットを行う。本を読むとき、テレビを観るとき、できるだけソファーでゴロゴロしている。
    入浴も効果的。というより、ヘルニアの折は入浴で痛みをなだめていた。私は普段はシャワーなのだが、入浴をしたくなったら腰の痛みが増しているとも考えられる。
    そしてこれが最も本質的で困難な問題であるのだが、体重を落とす。

    こんなところかな。つまるところ「痛むときはできるだけゴロゴロして、痛みを感じないようにしてマメに歩く」。これが要点と思っている。そして、気が付いたら痛みがなくなっている。これが回復のプロセスだ。ある日に突然痛みがなくなるわけではない。「そういえば最近は痛まないなあ」「このところ痛みをわすれていた」。
    私としては、現在の腰痛は来年の春ぐらいには「気が付くと痛まないなあ」の状態にしたいと思っている。腰痛への対応は息が長いのだ。
    急にきた 秋の風に 身構える
    寒くなると、腰の痛みが増すようだ。無理のない程度に、マメに動かして、身体を温めてあげよう。
    ひどくなっていくと、なかなか大変だから、腰痛の皆さん、マメにいきましょう。
    画像は膝抱えの図。ネットからとりました。

  • 九十九里大会は見送りに決定。いきなりの今シーズン終了で仕事との両立を考える。

    九十九里大会は見送りに決定。いきなりの今シーズン終了で仕事との両立を考える。

      とても迷っていたが、この週末25日の九十九里大会は見送ることとした。そのキッカケは8月28日の木更津大会で痛めた右膝。特に28当日は歩くのもままならず、「これはだめかなあ」との思いがよぎった。

    右膝はその後順調に回復しているのだが、一方右腰の痛みが起こってきた。普段は何ともないが、電車でも立っているとジーンとした痛みが発生してなんともつらくなる。腰もそうなのだが、木更津以降疲れがたまっているような感覚がある。いつも眠くてたまらない。
    そんな状態での17日土曜日のトレーニングでは、ランの1キロインターバルトレーニングでなんと5分7秒を出すことができた。以前よりキロ5分は視界に入っていたが、実現すると嬉しいもので、何かコツをつかんだような気がしている。
    さて、この練習を終えて、参加か否かの最終結論となるのだが、念願のキロ5分を達成しても、よし行ってみようという気持ちにはならなかった。むしろ九十九里は見送り、来年を目指して疲れをいやし、腰をケアして身体を作り直していこうという考えにいたった。キロ5分のタイムもその考えを後押しすることとなった。目の前のレースには積極的になれずに、来シーズンに心が向かっていった。そんな状態で大会に出ては危ないぞ、とも思う。加えて大会当日に仕事関係のセミナー参加の依頼が入り、見送り決着とした。
    今日のブログはそんな「今シーズン閉幕」の心境を綴ってみる。

    昨年は横浜のスプリント、セントレア(DNF)、沼津駅伝、手賀沼、九十九里、伊是名に参加した。目標は伊是名に設定し、九十九里は伊是名前の最終チェックの位置づけであった。
    今年は沼津駅伝と木更津でレースを終えることになる。
    基本的に昨年と今年とでは、私の暮しの様子がまったく違う。今年は仕事の大きな転機となり、65歳になっていくつかの新天地に立つことになった。
    そんなわけで、「今年はトライアスロンより、何よりも仕事」の思いがベースにあって、当初より伊是名は見送った。大きな目標をたてるのではなく、仕事の様子を優先しながら、その折々で適当にやっていこうというのが基本方針であった。
    そこで、この9月になると、月末にいくつかのイベントが控えており、心は自然とそちらの準備に向かっている。もちろん、このことも九十九里を見送る大きな理由となっている。
    さて、これから来シーズンに向けたオフとなるのだが、仕事との両立は引き続きの課題となる。これはトライアスロンに向かう多くのアスリートにとって大きな課題でもあるだろう。私なりに両立の考えをまとめてみよう。
    来シーズンはどんな心構えで向かうのか。私にとってのトライアスロンはライフスタイルである。要するに来年はどんなライフスタイルでいくのか。
    優先順位をつけて考えてみる。まずは仕事。今年はスタートアップ時期ならではの予測できない毎日であるが、この様子は来年も変わらないであろう。であれば日常生活は、時間管理がポイントとなる。予期せぬ毎日の中で効率的に時間を管理し、確実にトレーニングの時間を確保する。そしてできれば、トレーニングで蓄えた力を仕事への力とする。
    具体的には予期せぬ毎日であれ、1週間単位でできるだけ予定をたて、トレーニングもそこに織り込む。すなわち仕事との両立の要諦は1週間のスケジュール管理にあり。
    そして大会は。いまのところまずは横浜を目指して練習をしよう。そして、年末あたりに仕事を振り返って先を見る。
    雨と風 打たれて走る 台風の日
    今日は雨中での5キロラン。気持ちがよかった。
    このブログでは毎回、多少なりとも参考となる実用的な情報を入れたいと思うのだが、どうも勝手な独り言が多くなり、反省しきり。特に今回は独り言ばかりが長くなってしまった。
    実用的な情報としては、「1週間のスケジュール」をしっかりとたてること。今日は2時間ほど手帳に向かって今週の過ごし方を書き出して熟慮した。今日はブログをアップすることにした。次回のブログは? まだスケジュールに入れていない。これはいけない。早速検討しなくては。いやあ大変だ!!!
    写真は九十九里大会のエントリーシート。よく覚えていないが、エントリーしたトライアスロンの大会での見送りは初めてのような気がする。
    さあ、前に向かおう。

  • 二人のプロスポーツ選手の言葉に刺激を受けた私の言葉は「限界をつくらない挑戦」。

    二人のプロスポーツ選手の言葉に刺激を受けた私の言葉は「限界をつくらない挑戦」。

     昨日・今日、たまたまテレビを観ていて出会った2つの言葉が心に響いた。

    一つはトレイルランナーの鏑木毅の言葉。
    「自分のなかにリミット(限界)をつくってはいけない」
    番組は午後6時25分~NHK BS1「ラン×スマ~街の風になれ」。
    これは私にはなかった心構えだ。これが第一印象。
    練習の時から自分のなかで限界をつくらない。あるいは限界をつくらないトレーニングをする。そしてレースに臨む。限界をつくらないことで、より大きな可能性を広げ、そのことが大きな満足をもたらす。この満足は、限界をつくらない、あるいは限界を乗り越えたことによって初めて得られるものである。
    鏑木氏がこのように言ったわけではないが、テレビを観た私の理解を言葉にするとこういうことだ。
    さすがに世界で活躍するランナーだけあって、一市民トライアスリートとは心構えが違うなあ、というのは平板な見方であり、この心構えには、プロもアマチュアも問わず、スポーツを楽しむことの本質があるのではないか、と思うのだ。
    書いていて思い出した。
    以前に、トライアスリート仲間(女性)に「血反吐を吐きながら追い込むとそこに世界が広がる」といった話を聞いて驚いたことがある。その時は「なんだかマゾっぽいなあ」と軽く受け流してしまったが、この発言もとても深いものなのかもしれない。なお、彼女はとてもハイレベルで素敵である。

    二つ目はNHK BS1「ゆず・北川悠仁が見たオリンピック」。
    41歳の女子体操選手ということで注目された、ウズベキスタンのチュソビチナさんの言葉は「挑戦する私が好きなのでこれからも続けていく」というもの。
    この言葉は理屈なくストレートに心に響いた。
    ポイントは「挑戦している自分が好き」であり「それが自分らしい」と自覚していく生き方だ。
    私もこの年齢でトライアスロンに向かっているためか「挑戦する人」のように思われているところがあり、それは悪い気分ではないのだが、実は「挑戦している」、あるいは「挑戦しようとしている」自覚はほとんどないのだ。単に「やりたいことをやっている」のであって、挑戦という言葉は身近にはなかった。
    しかし、「挑戦している自分が好き」という言葉には、聞いた瞬間に理屈抜きで憧れた。
    軽薄であるが、「よし、オレもこの線でいってみよう」と強く自覚してしまった。人生は驚きの出会いに満ちている。(笑)
    さて「限界をつくらない」だ。
    これまでの私は「無理に限界に挑戦しない」ことを肝に銘じていた。
    楽しみでやっているので、苦しむためにやっているのではない。
    無理して限界に挑戦して心筋梗塞にでもなったらどうするの?
    限界を越えた挑戦なんて汗臭いのはオレには似合わない。

    そんな考えであったのだが、これは考えなおしたい。
    今日は曇り空で気温も下がって絶好のランニング日和。江戸川沿いを1時間走り、右ひざの傷み具合を確かめた。走り始めて10分で息があがって苦しくなるが「限界をつくらない」と言いきかせる。その後、走っているあいだ、「限界をつくらない」の言葉が頭のなかでリフレインする。「限界をつくらない」と呟いてスピードをあげてみる。なるほどなあ。無理に追い込むのはなく、やる前にできないとは思わない。もうできないと思わずに、できているなら続けていこう。もうちょっとアップしよう。そんな感覚かな。
    この二つの言葉を重ねると「限界をつくらない挑戦」となる。
    ここまでくると、これはトライアスロンには限らない言葉となる。
    そのまま仕事の心構えになる。
    死ぬまでの人生の処し方になる。
    この風は 秋に出会った ランニング

    どの本か、誰の言葉か。勝手に江藤淳かと思うのだが、学生時代に出会った「息をするように生きる」という言葉を強く記憶している。しかしその意味するところがわからなかった。いま、ようやくわかったとまでは言わないが、私にとって「限界をつくらない挑戦」という言葉は「息をするように生きる」ということに近いものを感じている。楽に生きるのではなく、自分にとって居心地よく、生命としての力をもって生きることなのだろう。
    写真はチュソビチナさん。目力が素敵だ。
    ネットからとったものだから著作権は問題かな?
    最後に、ひざの具合はだいぶいいようだ。明日の朝に改めて確かめよう。
    これなら99トライアスロンに行けそうかな。
    限界をつくらない挑戦をしてみよう。

  • 木更津トライアスロン報告。練習不足で課題発見のレースとなった。

    木更津トライアスロン報告。練習不足で課題発見のレースとなった。

    8月28日は木更津トライアスロン。今年初のオリンピックディスタンス。というより、今年はこれまで沼津駅伝に参加したのみで、沼津ではスイムが中止となった。ということで、昨年の伊是名以降、初の大会参加といってもいいだろう。
    今年は仕事と私事でかなりバタバタとし、心身ともに暮しの形がうまず作れず、練習不足を痛感していた。一つの目標であった伊是名を終えて、気持ちとしても中だるみの感が続いていた。そんななかでの木更津は、航空自衛隊の基地内でのレース。
    まずはリザルト。
    岩崎 博 65 男 千葉県
    トータル 4:06:50 1092位/1157中 65-69男子8位
    スイム  0:54:19 1099位
    バイク  1:52:56 1080位
    ラン   1:19:35 1069位
    振り返ってみよう。
    まずはスイム。これはコースを時計回りに2周するものだが、ブイが見ずらく、つい立ち泳ぎで確認したら、悪い休み癖がよみがえり、何回も立ち泳ぎで前方確認となってしまい、とうとうリズムがとれなかった。ちょっと力が入り過ぎたかなあ。ボディバランスがうまくつかめず、いろいろと試しては思うどおりにいかずに思わず立ち泳ぎとなり、このタイム。思い起こせば、伊是名はロープに沿って泳ぐため、ほぼ前方確認の必要はなかったなあ。前方確認の重要性を再確認。セントレア、伊是名と2キロのコースでスイムをクリアしてきたので、多少の自信はつけてはきたが、うまくいかないなあ。もう一度OWSのレッスンで様子を確かめて、次の大会に臨もう。
    バイクは風との闘い。レース前に私のバイクの師匠吉岡さんから、「滑走路というのは基本的に風が吹くところ。ここもちゃんと風を正面に受けるように設計されている」と聞いていたが、まさにそのとおり。追い風状態では時速40キロ近く出るものの、Uターンして風に向かうと、とたんに17キロまで落ちてしまう。コースはまったくフラットであったが、まさに修行のような気持で6周した。私はいちばん最後のスタート、しかもスイムでの出遅れもあり、なんとか少しでも順位アップとは思ったものの、たいしたことはできなかったなあ。しかし、苦手なダウンヒルポジションに少しは慣れたかな。これが収穫かなあ。
    ランはこれも滑走路のフラットなコースを風に吹かれて4周。フォームは悪くなく、呼吸も安定していたのだが、スピードが上がらない。前に追いつこうと思っても先に進めない。リザルトを見るとキロ8分のペースではないか。いかにバイクで足を使ったとしても、やはりキロ7分ペースでなくてはいけない。練習からすればキロ6分にも近づけるはずなのだが、これは意気阻喪。やはり練習不足であったかな。
    最後はいつもどおり、チームの皆さんの待つゴールでのフィニッシュとなった。いつもながら、皆さんお待たせいたしました。
    練習不足とはいえ、これがいまの実力。昨年の九十九里は3時間57分なので、スイムの失敗とバイクの風を考えれば、こんなところなのかもしれないが、3時間30分であれば、もう少しレースを楽しめるように思う。スイム、バイク、ランで各々10分づつの短縮は可能だろうと思っている。
    今回は図らずも課題を確認するレースとなった。
    レースを終えて、トランジットにバイクを取りに行こうとすると、右足の膝が痛む。なだめなだめてバイクを撤収、クルマで帰宅して外に出たら。痛みがひどくて歩くこともままならない。夜に出かける予定をキャンセルして、アイシングをしながらビール。いやあ疲れた。
    トライアスロン 滑走路を 駆け抜ける
    次回の予定は今年最後の九十九里。問題は足の痛み。レース後1週間で歩いての痛みはなくなったが、まだランもバイクもやっていない。もちろん様子を見ながらだが、スムーズに気持ちをもっていけるといいなあと思っている。
    改めて、トライアスロンへの意欲を高めていきたい。
    昨年の九十九里大会報告ブログを読み直す。進歩がないなあと苦笑。
    http://tryathlon.at.webry.info/201509/article_2.html
    今回は写真はなし。

  • オリンピックに酔いしれて、トライアスロンのレースの魅力を私なりにご紹介。

    オリンピックに酔いしれて、トライアスロンのレースの魅力を私なりにご紹介。

      リオオリンピックのトライアスロン男子は、イギリスのブラウンリー兄弟が1・2フィニッシュ。日本時間の夜のレースだったため、今朝NHKのインターネットアーカイブで確認した。日本は田山選手がバイクで周回遅れのようだ。他の競技での日本選手の様子と比べても、世界とはだいぶ差があるのかなあ。お疲れさまです。

    いまのところ、印象に残っているのは、バトミントンの女子ダブルス決勝かなあ。最後の5連発はさすが、の思い。それと、ボルトの100メートル、200メートル決勝は、歴史を目の当たりにした興奮に包まれた。

    オリンピックに刺激され、そして28日の木更津大会を前にして、きょうはトライアスロンのレースをテーマとしよう。
    トライアスロンの楽しみは何といってもレースにある。レースに出ないスイマー、レースに出ないランナーは大勢いるが、レースに出ないトライアスリートというのは存在しない。これはトライアスロンというスポーツの基本的な特徴であると思っている。
    私は人との競い合いが苦手である。これは子供時代からの性格で、運動会も嫌いであり、中学高校とハンドボール部にいて、インター杯にも出ることができたが、試合を楽しんだという記憶がない。勝つか負けるかの息詰まる気持ちの負担が先にたってしまう。仕事でも競い合いが嫌で「握力は至って弱い」と公言している。
    そんな私が、トライアスロンの楽しみをレースに見出している。
    トライアスロンでは、基本的に順位やタイムを競うよりも「完走すれば勝者」との考えがある。さらには「スタートラインに立てば勝者」との言い方もある。
    つまり、レースは競いあうのではなく、レースは仲間と楽しむものであるのだ。トライアスリートは基本的に同好の仲間であり、仲間と楽しみがレースという考えかたは、表面的な掛け声ではない。仲間へのレースへ励ましの声掛けは「楽しんでください」であり、レースの結果報告は何より「無事完走」なのだ。会場では多くの仲間に出会い、お互いの元気を確認し、コースですれ違えば声をかけ、皆で共にゴールを祝う。そんな仲間付き合いを楽しむ。それがトライアスロンのレースである。私はそんなレースを楽しんでいる。
    また、同年齢の多くの方々に、ぜひトライアスロンを勧める大きな理由もここにある。

    そんな私のレースの挑戦はこんな具合だ。
    第一に目指すのは完走である。よってまずチェックするのが制限時間。制限時間オーバーは何回か経験したが、やはり不満が残る。最近は危なそうなのは避けている。(笑)
    スタートのスイムでは、バトルを避け、最後尾で、ゆっくりと風呂に浸かるように水に入り、けのび姿勢でボディバランスを確認してから、手を大きくかき出すことになる。トライアスロンレースでの事故死の多くはスイムである。だから水に身体と気持ちを馴染ますことを第一に考える。
    全体のレースからすれば、スイムの前半はウォーミングアップである。しかしだ。それでタイムオーバーにも何回もなった。でも慌てて泳ぐことはないが、だから自力をつけなくてはならないのだ。
    バイク、スイムはともかくフォームと呼吸。練習どおりのフォームでいけているか、呼吸は苦しくないかを常に意識する。そのうえで出来るだけ早くというわけで、早くなるために無理に身を削ることはしない。つまりマイペースというわけだ。
    我が身の力 越えていくかな オリンピック

    オリンピックで観るアスリートの活躍は限界への挑戦であり、勝ち負けへのこだわりである。マイペースとはまったく違う世界なだけに、その表情の変化、肉体の躍動は厳しく、激しく心をとらえる。若さとはいいなあ、というのは率直な印象。
    というわけて木更津は今年初のオリンピック距離であり、大いに不安であるのだが、いつものマイペースで完走を期したい。
    写真は驚きの400メートルのレース後のいいショット。
    まったく予想していなかったのはラグビーと同じ。
    これを可能にしたのは関係者の総合力だ。
    我ながら日本の可能性に驚いている。
    次は何だ???