投稿者: iwasakihiroshi

  • 今回は風邪の話です。1月は風邪に悩まされました。

    今回は風邪の話です。1月は風邪に悩まされました。

     今年の正月は3日に発熱して7.5度。これはいかんと家で首にマフラーを巻いて安静。4日は6.3度、5日は6.0、そして6日は5.5度でようやく平熱に戻った。それから10日経ち、トレーニングもしているが、体調はいまいち。どこか風邪が残っている感覚がある。たとえば目の縁の違和感、のどの痛み、ちょっとした倦怠感。トレーニングについては、スイムは意欲がわくが、天気がいいのに、ランには気持ちが向かわない。ということで、残念ながら新年のスタートダッシュはかなわず。毎日体の様子をみつつ、おっかなびっくりソロソロと歩くようにトレーニングに向かっている。

    以上を書いたのは15日のこと。
    15日は血圧の定期健診で病院に行き、コレステロールはやや高いものの、問題はなく、週末はトレーニングに向かった。
    それが週が変わり、雪が降り、19日水曜に喉の炎症、洟という典型的な風邪症状が到来した。なんだ、寒波襲来に完全対応ではないか。そんな状態で19日は静岡県は富士の麓の小山町に仕事ででかけた。風は強くかなり寒い。そして19日の夜は前から予定していた赤羽の飲み会に。赤羽で飲んだのは初めてで、人気の一端を実感。
    20日水曜は起きるとひどい喉の痛み、洟、くしゃみが更に悪化。以降、できるだけ出かけず、出かけてもできるだけすぐに帰宅という状態で23日土曜日、24日日曜は外出予定はすべてキャンセルして家を一歩も出ない状態。冷蔵庫の片付けとなった。
    症状としては、喉の痛みはだいぶ和らいだものの咳と痰が切れない。鼻もつまり気味。25日月曜朝までに送る企画書の仕事があり、我が身を奮い起こして済ませたが、ああ疲れた。
    振り返れば1月3日から風邪にとらえられ、本日25日にいたるまで、風邪に翻弄されている。長いなあ。完全な風邪疲れの状態だ。風邪で体調不良であるばかりでなく、こうした体調が長く続いていることにひどく疲れている。厭世観にとらわれ、咳き込みながらいやなことを思い出しては自己嫌悪に陥る。ああ、いやだ。

    一昨年あたりからか、冬には必ず風邪をひき、それも長引いていることが気になっている。風邪から咳喘息というコースである。今回もそんな感じで、明日は家の近くのクリニックに行こうと思っているが、気になるのは「どうしてこうなるのか」「予防の方策はないのか」。
    ネットでもいろいろ調べた結果、こんなことかと思っている。
    まずアレルギー体質である。これは喉を傷めやすく風邪を引き起こす要因である。そのうえ、気管支が強いほうではない。よって寒気に敏感に反応してしまう。こうした傾向は加齢によって強くなっている。この冬も暖かかった年末は無事であったが、寒くなったらてきめんだ。ひいて長引くのは風邪が咳喘息になってしまうことにあるのではないか。要は気管支のケアなのだ。そこに狙いを定めて「気管支が弱い」をネットで検索すると、いろいろ出てくる。
    水泳がいい、ジョギングなどの運動を、というのは除外。もうやっている。
    小児喘息と大人の喘息は違う。急増している大人の喘息などが出ている。
    朝と晩の2回ステロイドの吸入というのもある。
    ただし、予防の方策で考えると、日常生活の管理で風邪と喘息に強い身体としたいのだ。
    毎日風呂に入る(いまはほとんどシャワー)、家の掃除をまめにしてホコリをとる、寒くなったら手洗いウガイと襟巻とマスク。そんなところかなあ。
    寒いかどうか、天気はいいか、風は強いかが毎日気になる。
    起き抜けに また咳き込んで 外を見る
    実はトライアスロンを始めて健康になったという実感はない。体重も増えている。しかし身体への意識が高くなり、体調にはとても敏感になり、身体の管理と生活管理に関心が向いている。今年のテーマは身体づくりだ。合わせて「風邪体質」の改善を自分のものとしたい。皆さん風邪はいかがですか。
    写真は小山町から見た富士山。驚くほどに間近で、圧倒的な存在感であった。

  • 明けましておめでとうございます。一年の計は元旦にあり。

    明けましておめでとうございます。一年の計は元旦にあり。

      昨年はできるだけ多くの大会にでて準備を重ね、99里、伊是名で完走を果たすことを目標にしていた。それを果たしたうえで、このシーズンオフの課題に「身体づくり」を掲げ、5月の横浜でその成果を確認し、そのうえで先を考えるイメージだったのだが、実は腰を痛めてしまった。

    12月23日に今シーズン初のマラソン大会「足立フレンドリーマラソン」のハーフに参加。結果タイムは2:21:49。出だしの渋滞、下痢による途中トイレのアクシデントのなか、自分としては満足。懸案の足の指の痛みも我慢できる範囲で一安心。フォームも安定して多分キロ6分を少し切って走る手ごたえも得た。
    レースのあとはATAの仲間と銭湯に行き、北千住駅前のアスターで中華と紹興酒、おしゃべりを楽しみ、とてもいい気分の一日となった。次の1月10日の谷川真理マラソンのハーフでは、さらに上を目指すぞと意気軒高な気分でいたのだが。
    その日の夜、床について上を向くと、腰が微妙に痛む。ああ、恐れが走る。姿勢を横にし、腰に負担をかけないようにして眠りについたのだが、翌朝も痛い。
    普段は痛みは意識していないが、顔を洗うときなど、ちょっとした拍子に痛みが走る。痛む部分を指で押すと、なんか凝っているような感覚がある。年末に鍼灸院で手当てをし、その日は楽になるのだが、翌朝は元通り。そんな状態が、年を越えていまにいたるまで続いている。
    毎朝血圧と体重を図っているのだが、年末の数日はサボってしまい、昨日は年の初めに測ったら、血圧も体重も高くなっている。呑みの続いた年末がたたったか。
    やや落ち込んだ気分で江戸川沿いに初詣ラン、というより初詣ウォーク。身体の姿勢、腰のリズム、足の着地を確認しながら、時折走り出してスピードをあげてみる。痛みはどうか確かめる。屈伸にストレッチで身体を延ばして、やはり痛みを確かめる。
    そんなことをしているうちに、一年の計を考える。
    目標としては、今年も伊是名をあげたい。昨年の成果をもって、改めて臨んでみたい。しかし、伊是名に向かうには、トレーニング、体調管理に加え、お金も時間もかかる。
    今回の腰の痛みのように、人生一寸先は闇でもある。どうなるのかはわからない。
    何を言いたいのか。
    何かをなすには目標を決め、それに向かってプログラムを組み立てろという。別に否定はしないが、果たしてその目標とは妥当な目標なのか、実は疑問もあると思っているのだ。
    そのうえでの一年の計である。

    向かう方向は決めておかないと歩けない。今年も伊是名である。昨年のタイムは6時間52分であったが、では6時間30分が目標かというと、そうではない。伊是名を眺めつつ、日々身体づくりに向かう。1日15分でもストレッチ、体幹、筋トレを続ける。つまり目標は日々の身体づくりであり、伊是名の出場とタイムはその結果なのだ。
    ちょうどビールのCMをやっている。広島の黒田投手が出演しているもので、「目標は?」の質問に「低くする。そしてすぐに新しい目標をつくる」といった返事をしている。
    そう、その気分。遠い先の目標ではなく、自分が今日できることを目標にする。
    今年はそんなふうに日々を重ねていきたい。
    青空に 頬撫でる風 走り初め
    今年は65歳になる。
    生きている間にできることを数え始めている。
    時間も能力も限られている。
    不確かな遠い目標を追いかける歳ではない。
    自分ができることを見定めて、余計なことは考えず、身体を使って励んでいきたい。
    写真は伊是名の完走証。昨年1年のご報告です。

  • トライアスロンのシーズンオフは身体づくりが目標。

    トライアスロンのシーズンオフは身体づくりが目標。

     Windows10にアップグレードしたけど、これがなかなか大変。デスクトップ上のファイルが消えてしまう。officeも消えてしまう。とりあえずgoogle cromeとDROPBOXを復活し、とりあえず仕事に使うものから整備してく。

    当ブログの下書きのテキストファイルも消えてしまった。そんななか、イベント学会の論文締め切り、新たな仕事の仕込みなどに気持ちと時間をとられ、ちょっとした混乱状態で年末に突入した。
    気を取り直してのブログ再開。
    11月1日の伊是名が今シーズンの最終戦で、シーズンオフに入ってはや1か月以上。このシーズンオフをどう過ごすかを今日のテーマとする。
    今年を振り返ると、5月の横浜(スプリント)、6月セントレア(ハーフDNF)、7月昭和記念公園(スプリント)、8月は沼津駅伝と手賀沼、9月99里、そして11月の伊是名と我ながら頑張った感はある。そう、今年で私も64。年齢を考えて、今年はともかくやれるだけやってみようと思ってのプログラムだった。おかげでようやく落ち着いてレースをコントロールできるところまで来たなあ、生涯スポーツとして続けていける手ごたえは得たかなあ、との感慨はある。
    そんな気持ちのなかでのシーズンオフ。
    今シーズンを終えて痛感したのは、身体づくりの大切さ。特に感じるのは「躍動感」。やっぱ若い人は全身の躍動がある。これを少しでも回復したいと思っている。躍動感を回復して道を歩く自分に出会いたいと思っている。どんな感覚なんだろう。楽しみじゃないか。おかしいかな。
    トライアスロンは生涯スポーツとして楽しんでいるので、生涯スポーツとして、少しでも長く続けていける身体の基本を「躍動感」をキーワードに作りたいと思っている。
    具体的にはまず減量。やっぱ体重が基本なんだよね。現在はおおむね70キロだが、5キロ減を目標とする。ちなみにトライアスロンを始める1年前に受けた人間ドックでの体重が66キロ。トライアスロンを始めて体重が増えるというのはどういうことなんだ。
    合わせて柔軟性、筋力。肩甲骨、背骨、骨盤、膝、足首の柔軟性。筋力も全身の筋肉に刺激を入れて、反応を高める。そのために毎日15分でもストレッチと筋トレに取り組む。
    そしてリズム感。ポイントは全身のリズム感と思っている。だからジムのメニューにエアロビックダンスを加えてみる。実はダンスは好きなんだ。
    特に大切にしたいのは、毎日のストレッチングと筋トレ。自宅でできる自己流のプログラムを改めて開発したい。10分しかなければこれ、30分あればこれ、1時間あればこれ、といったプログラムを持っておく。
    3種目のトレーニングとしてはラン重視。ランはすべの基本と思う。走ることは好きなので、なんとか習慣化したい。スイムはフォーム、バイクはペダリングの技術練習を意識して取り組む。
    あえて書き出してみると、こうしたところか。
    大会については、今年は「挑戦」の意識が強かったが、来年は「確認」をイメージしている。数は減らし、体つくりの状態を大会で確認する。ポイントになるのは、5月の横浜(スプリント)と99里、それとできれば伊是名か。伊是名はお金も時間もかかるので、伊是名に行ける余裕がある状態を期待したい。

    幸福感 小春日和の ランニング
    写真はATA南行徳のラン練習。浦安までのLSDを楽しんだ。
    年の瀬になると、「1年があって言う間に過ぎてしまった」「時が過ぎるのは早い」といった会話が行き交う。
    これは前に書いたことでもあるが、私にはなぜかその感覚がない。今年の正月ははるか昔のような思いで振り返る。

  • いまだに好きになれない。私のバイクの取り組み。

    いまだに好きになれない。私のバイクの取り組み。

    このブログを見ていただいている「とむ」さんから「私見ですがバイクのスピードはキャリアの差が如実に表れるような気がします。三種目で相対的に一番遅く私の苦手種目です」といったコメントをいただきました。

    私もバイクが一番苦手なんですよ。
    実は今年はけっこうバイク練習に励み。力もついてきたかと思うのですが、最近の99里、伊是名の大会結果をみれば、記録は正直なもので、意気阻喪するなあ。
    そんな低レベルの個人的な体験ですが「私のバイク」をまとめてみます。

    私がバイクが苦手な理由。第一に怖い、無理な姿勢で痛い。走ることの爽快感のというのもわからなくはないが、坂、向かい風、雨は爽快どころではない。見ているとバイクが好きな人には「メカ好き」が多いようだが、その点でもまったくダメ。ガキの頃に模型を作ってうまくいったためしがない。2輪の免許も持っていない。要はバイクを好きになる素質を決定的に欠いていると思っている。
    しかし、トライアスロンの大会に出るのであれば、そんなことは言ってられない。
    私なりにバイクを理解し、楽しみを見出したいではないか。
    トライアスロンの3種目のなかで、バイクは道具を使う。どのように道具を使いこなすかが大きく問われる。よって道具を使う「キャリアの差」は大きいことは間違いない。であるからこそ、この道具の使い方を覚えれば、年齢による差が最も出にくい種目であるという説明を聞いたことがある。あるいは厳しい登りもポイントは体力ではなくペダリング技術であるとも聞いている。
    そうなのか。バイクは技術種目であるのか。であれば技術の獲得に向かっていこう。そこに楽しみを見出そう。
    これがいま、私のバイクへの基本認識となっている。ではどのようにして技術を獲得するか。自己流で立ち向かう若さはない。専門家、その道の先輩に教えてもらおう。ということで、私のバイク上達方法は「バイクの先生を見つける」ことにある。

    いま、私には3つの方法というか先生がいる。まずはATAのトレーニングでこれが基本。隔週でバイクのトレーニングがある。またATAの仲間の吉岡さんがリードするロングライドがいい練習になっている。吉岡さんは高校時代に自転車部であったというキャリアで、バイクのメカも実に詳しく、ライド理論もしっかりしており、私は大いに頼りにしている。ATA南行徳では吉岡さんのロングライドは「吉岡塾」として親しまれている。吉岡さんは「力がついていますよ」と励ましてくれる。
    そして、もう一人がトライアスロンショップ「Tail Wind」の遠藤さん。遠藤さんがアスロニア店長だった折に今のバイクを選んでくれた。よっていまでもバイクのメンテナンスは遠藤さんいお願いしてるのだが、バイクを店に持ち込んだ折にローラー台にのって姿勢とペダリングを見ていただいている。
    あとはジムでスピニングバイクを1回30分。
    事故が怖いので、基本的に一人で走りに出かけることはしない。
    バイクにまたぎ 北風に向かい 咳ひとつ
    どうもバイクには長距離の練習、坂道の練習、スピードアップの練習があって、それぞれが異なっているようなのだ。遠藤さんは「バイクは奥が深い」とつぶやく。ということは技術の習得にも時間がかかるのであろう。また遠藤さんは「ネコ科動物が走るイメージで」と言う。こうしたたとえはとても好きだ。
    いまだ熱心に取り組むことはできないが、それはそれ、息長くやっていくか、と思っている。
    写真は「Tail Wind」外観。お店のホームページ http://www.tailwind1306.jp よりDLしました。

  • 伊是名トライアスロン報告。ともあれ完走できました。

    伊是名トライアスロン報告。ともあれ完走できました。

    このブログで確かめると、トライアスロンの練習をスタートしたのが2009年、初めて大会に出たのが2010年。初めて伊是名トライアスロンに出場したのが2011年で、残念ながらスイムでタイムオーバー。それ以来、2011年は不参加、2012年は台風で中止、2013年は不参加、2014年は台風で中止、そして今年は無事開催となった。

    結果は
    スイム2キロが1:04:57(468位)
    バイク66キロが2:51:33(448位)
    ラン20キロが2:55:30(431位)
    合計88キロが6:52:00(時間内完走462人中454位)
    制限時間が全体で7時間なので、残り8分のギリギリであった。
    自分では力を出し切った感覚はあり、大会に参加を始めて5年目の到達点かと思う。
    今回はスイムで1時間、バイクで3時間、ランで2時間30分の合計6時間30分を目安としていたが、こうしてみるとスイムとバイクはほぼ見込みどおりで、ランが約20分のオーバーとなった。しかし、順位でみればランが一番いい順位だったのは驚きだが、まあ、思い描いていたどおりの結果となったかと思う。

    まずスイム。前日にウエットなしでコース1周1キロを試泳をして自信はもった。さて本番では、前日と感覚が違う。そうなんだよ。ウエットのおかげで腰の位置が高くなる。これが違和感となり、1周目はフォームが定まらず大いに苦戦。バトルで頭を殴られたりもして、3回立ち泳ぎとなった。しかし「立ち泳ぎも1分以内であれば問題なし」と自分で言い聞かせて落ち着かせる。2周目はだいぶ慣れてきて、特に最後の200メートルはとても気持ちよく泳ぐことができた。だから、はじめに具合が悪くとも、粘っていればどうなるのかわからないのだ。1周目が35分で2周目は約30分か。
    「なるほど」と思いながらトランジッションへ。いつも一人遅れてほとんど人がいないが、今回はまばらではあれ、同じ程度の人がいる。安心した。
    バイクも前日に1周試走をしており、「まあいけそう」との感覚はつかんでいた。予測していたほどに坂が厳しくなかったので安堵。レースは5周で、回数を重ねていくうちにだんだんと慣れていく楽しさがあり、場所によっては時速40キロで攻めることもできた。初めてバイクを楽しんだのかもしれない。でもやっぱり登りは弱かったなあ。しかし、バイクを終わった時点で4時間弱(3:56:30)と予定どおりなので、気持ちは落ちついていた。
    最後のランも、前日にバイクで試走をしていたのだが、アップダウンが激しく、バイクでありながらバテバテとなった。3時間半というのはキロ7分半のペース。「よしいける」との気持ちでスタートしたが、坂が半端なかったなあ。登りもきついが、下りが問題。下りではすぐに右のハムストリングに痙攣が起きる。しばらく足を延ばして、おっかなビックリまた走る。10キロの折り返しで時計をみると、なんと1時間30分を数える。3時間以内でなくてはならないのだ。おいおい、大丈夫かよ。
    そこで作戦をたてる。走った感覚では平地では痙攣は発生しないので、ともかく平地ではキロ6分をキープする。坂は上りも下りも痙攣防止を第一とする。登りは大股での「早歩き」、問題の下りは「遅走り」の感覚でソロソロソロソロ。さらにエイドステーションで「サロンパス」を借りて痙攣部分に吹き付ける。そのうえで、しきりと時計を確かめる。
    この作戦が功を奏したか、なんと復路は往路より楽な感覚で走ることができた。15キロ地点で完走が計算に入り、残り3キロで完走を確信した。「最後の激坂がすごい」とは聞いていたが、そこははなから「激坂は早歩き」と思いを定めていたので対応できた。
    はじめてのミドル完走である。でも特にきつい、つらい、大変の感覚はなかった。4年越しの初完走であり、この大会を目標にしてきたが「念願の目標達成」といった心境でもない。
    「歩き続けていれば、ここまで来られる」というのが率直な感慨だ。さらに言えば「この私でも」というのが付け加わる。
    今回の大会はレース全体を通して意識的にコントロールできたことがうれしい。スイムの立ち泳ぎ、バイクの登り、ランの痙攣と困難はあったが、いずれも落ち着いて対処し、私なりに計算しながら時間内ゴールを達成できた。ようやくレースを楽しむことができたように思う。
    レース終え 振り返り眺む 秋の空
    今回のレースに向かうにあたり、自分自身の目安としたのは、以下のような数字だった。
    ・スイムは100メートル2分30秒 あるいは1000メートルを普通に泳ぐ=レースでは100メートル3分
    ・バイクは時速25キロ~30キロ あるいは100キロライドをこなす=レースでは時速25キロ
    ・ランはキロ6分 あるいは20キロを手の内に入れる=レースではキロ7分ペース
    私の実感としては、ミドルばかりでなく、ショートもスプリントも、このあたりがレースを楽しむ入口のように思える。
    なんの経験もないままにいきなりトライアスロンを始め、ここに来るまで7年を数えることになったが、もちろん多くの人はそんなにかかるわけではない。「この私でも」続けて歩いていけばここまで来られたということだ。
    58歳からでも始める生涯スポーツとして、改めてトライアスロンを勧める次第だ。息長く続けていきたいと思う。
    屈託のない気持ちで今シーズンを終えることができた。

    写真はゴール後のアスロニアの仲間と。隣は岩田コーチ。アスロニア、岩田コーチ、藍コーチ、仲間たちに感謝です。藍コーチ、完走のご報告ができてとてもうれしいです。

  • 伊是名大会まで1週間、ブログを書いて気持ちを整理する。

    伊是名大会まで1週間、ブログを書いて気持ちを整理する。

     24日土曜の夜更けから強い風が吹き渡りヒューヒューと高い音が耳に響いた。ニュージーランドと南アフリカのワールドカップラグビーの準決勝に興奮しつつ、木枯らし1号の激しい音に冬の到来を感じていた。そして日曜には、もう半袖では寒い陽気だ。

    次の日曜は伊是名大会。バイクはすでに送り、金曜には出発する。体を朝の外気に慣らそうと朝食後すぐに外に出てストレッチと散歩。日差しも風も強く天候は冬の厳しさを増している。1時間はと思って家をでたのだが、やや意気阻喪して30分で帰宅。金曜までの予定詳細を検討して、まずはブログに向かっている。
    伊是名への準備だが、先週は毎日呑みが続いて体はパンパン。金曜夜も呑んで帰宅は1時近くとなり、土曜日は6時には起きてATAトレーニングへ。ゲップの連続となったが、スイムとランをなんとかこなし。「あとは伊是名までしっかり体調管理」と思いを新たにする。
    前回のブログで何とかランでキロ5分30秒にまでいけないかと書いたが。土曜日の練習でちょうど5分30秒を出すことができた。自分の理解としては、ポイントはフォーム。とくに力を体の中心に集めることで自然な躍動感が出てくる。ちなみに500メートルでは2分50秒。ということは残りの500は2分40秒。であれば5分20秒はいけるだろうし、手ごたえとしては5分ジャストも視界にはいってきたように思う。
    スイムも同様で、力を体の中心に集めることでもう少しましな状態にもっていきたいなあ。
    そんな課題をもって日曜はジムに行き、スピニングバイクとウエイトトレーニング、ストレッチで全身をほぐしてプールへ。
    アップで500メートルをこなして「長距離の感覚」を確かめる。あとは25メートル練。「けのび」~「グライドキック」で行けるところまで行き、その感覚を維持しながら力を中心に集めて残りを泳ぐ。あえてタイムは測らない。でもいい感じかな。
    水曜までは毎日軽く体を動かす。そして木曜はストレッチのみ、たっぷりと眠って金曜に出かける、というのが私の予定。呑みも最低限にする。
    こんふうに書き出してみることで、伊是名への気持ち整理する。よしよし、といった感じかな。ここでめげているとせっかくの大会がつまらなくなる。
    さて伊是名だ。
    スイムは2キロ、バイクが66キロ、ランが20キロで合計88キロ。制限時間は7時間。ただし水泳は1時間30分の制限時間である。
    4年前に参加し、スイムでタイムオーバーとなってしまった苦い思い出があるが、今回はスイムは大丈夫であろうと思う。いまの力であれば1時間以内で泳ぎ切れるはずだ。
    バイクは3時間、ランは2時間30分と考えてみると、合計6時間30分となる。大変なのはランで激坂があるとのこと。そこは歩いていこうじゃないか。
    心配なのはランでの足の痛み。暑さにやられたことはないので、その点は心配はしていない。どうも幸いにして体内保水量は多いようなのだ。呼吸の様子をみつつ、無理せず自分のペース、一定のリズムでいきたいと思う。
    いま、伊是名大会のホームページをみると、男子の平均年齢は44.17歳。年齢が高いなあ。でも私の年齢はそれより20歳高いのか。

    散歩道 木枯らし来たり 逃げ戻る
    なんとか落ち着いてレースのスタートに立てるようになりたかった。
    この伊是名を無事にこなしてそんな状態になれることを期待している。
    今年最後の大会だ。
    楽しく屈託のない気分で今年を終えたい。
    そうすれば、来年への気持ちが作れるように思う。

    写真は伊是名の海。
    伊是名トライアスロンのFacebookページよりいただきました。

  • 足指の痛みは甲の横アーチの退化によるという発見。足を鍛えろ!

    足指の痛みは甲の横アーチの退化によるという発見。足を鍛えろ!

     こちらは今日のラントレ、8キロビルドアップの私の記録。

    「設定」は当初の申告。申告通りに走るのが目的のトレーニングであるが、まったく離れているなあ。まあ、ビルドアップはだんだんとスピードをあげていくトレーニングであり、タイムは、まあ、上がっていると言えるのか、微妙なところではある。
    設定6’40-6’40-6’30-6’30-6’20-6’20-6’10-6’10
    結果6’22-6’38-6’11-5’53-6’01-6’00-5’57-6’01(49’03)
    私にとってこの結果は「なかなか6分は切れないなあ」が第一の感想。
    トライアスロンのトレーニングを始めたころは、キロ8分で10キロを走れたことに感動していた。キロ7分で走れなかったことを覚えている。そこから考えれば、速くなってはいるが、5分30秒ぐらいは目指してみたい気分はある。
    ランに先立つ今日のスイムトレでは、100メートルを2分30秒で回すことができた。だいたい2分15秒から20秒ぐらいであった。これはかなり満足。泳いでいるなかで、ちょっとコツのようなものを感じたので、それを意識してラクに2分15秒となるところを目標にしてみよう。
    などど書くと、ひたすらタイムアップを目標にしているようであるが、そういうわけでもない。スイムもバイクもランもそうなのだが、しっかりとフォームができてくると自然と楽になってタイムもアップする。苦しい練習を重ねてアップするというより、楽なところを探していくとアップしていくといった感覚があり、それはそれでけっこう楽しいことなのだ。
    どんなフォームになれば1キロを5分30秒で安定的に走ることができるのか。あるいは100メートルを2分で泳ぐことができるのか。果たしてその世界を知ることができるのか、あるいはそこまで行くことはできないのか。まあ、行く先は分からぬが、できるかも知れない道を探していこう。
    写真は私の足。タオルギャザリングをしている。
    とても恥ずかしいのが指の短かさ。とくに人さし指が親指より短い。結婚して10年も経って女房がそのことに気づき、大笑いしてからかわれたのも懐かしい思い出だ。思い出すと、私の女房は私をからかって笑っているときがいちばん楽しそうだった。
    いやいや話題は思い出話ではない。このブログでも書いてきたが、実は長い距離を走ると足の指の付け根、特に左足の付け根が痛くなることに悩まされいる。その原因はフォーム、あるいはシューズにあるかと思いこんでいた。そこでアスロニアにシューズを見に行き、藍コーチに相談をしたのだが、それは足の甲のアーチの問題ではないかとの指摘を受けた。なるほど。驚き。目から鱗。
    このアーチについての解説はこちら。
    http://gaihanboshi-site.com/category2/entry15.html
    タオルギャザリングや指のグーパーで指を鍛え、ストレッチに励んでいる。
    伊是名はランが20キロだ。なんとか走り切りたい。
    秋たつや 冷気に向かう ランニング
    だいぶ気温が下がって走りやすくなってきた。
    テレビでイングランド敗戦(対オーストラリア)の録画を見る。
    負け方がよくない。
    フアンの失望はいかばかりか。
    今日は10時半よりサモアとスコットランド。
    サモアの勝利を切に祈っているが、イングランドとスコットランドが共に予選敗退となったらイギリスはどうなるのか。

  • 11月1日の伊是名大会に向けて。トライアスロンレースの楽しみを言葉にする。

    11月1日の伊是名大会に向けて。トライアスロンレースの楽しみを言葉にする。

     トライアスロンレースの楽しみとはなんだろう。トライアスロンライフではなく、レースの楽しみだ。更に言えば、レースしている最中の楽しみだ。これまでそんなことを考える余裕もなく、ともかくタイムオーバーにならないように焦って焦って走っていたのだが、ようやくレースのことも考えられるようになったのかもしれない。

    99里の大会を振り返り、そして何より、11月1日の伊是名大会に向けて「レースの楽しみ」を言葉にしてみよう。
    まず、ネットで「マラソン 楽しみ」で検索する。スポーツグラフィックNumberWebでこんな記事をみつけた。
    <フルマラソン、みんなのマイ・ルール> フルマラソン1000回を目指す67歳・迫田法子 「観光半分、マラソン半分で楽しむ」
    あれから20年以上経った今でも1日目は観光、2日目は走る、というのは一緒。私にとって走ることは“遊び”なんです。行った先で美味しいものを食べるのも楽しみのひとつ。だから走るための食事制限なんていうのも、もちろんやったことがありません。
    http://number.bunshun.jp/articles/-/408096
    なるほど、これもわかるが、もっとレースに絞り込んだところで考えてみたい。「何が楽しいのかを考える」など、それ自体が楽しみを阻害するようなものではないか、との思いはあるが、一方、言葉に置き換えてみることで、無自覚な感覚だけではつかめなかったことが見えてくることだってあるだろう。
    特に伊是名を考えれば、そうした意識操作も重要に思えるのだ。そうした楽しみの感覚をもって臨んでみたいと思っているのだ。

    泳いでいる。その時の楽しみとはなにか。今日アスロニアのショップで、ライアスロン仲間の田中みのりさんに偶然出会った。最近はOWSに力を入れているという。それも5キロ、10キロ大会というレベルである。何が魅力なのか。「大海原で一人挑戦している感覚がいい」という。これは刺激的だった。いかにも泳いでいながら自足を感じ、アドレナリンが出ている感覚があるではないか。泳ぎのレベルは比較もできないが、私だって共有できそうである。
    あと、最近気が付いたのだが、ブレスで顔を上げるたびに見る風景を楽しみを見出した。名付けて「海散歩」(笑)。そこにはここでしか見ることできない風景があり、それがゆったりと変化していく。「へえ~」などど何を感心しているのかもわからないが、ひとり感心して泳いでいる。いい感じだ。
    バイクはどうだろう。風景を楽しむならバイクではないか、と言われるかもしれないが、いまの私の感覚では、バイクではそんな余裕はない。路面だけを見ている状態に近い。いまだにバイクは苦手な感覚もあるなかで、あえて言えば状況の変化に応じてギアや力を変化させている肉体の反応かな。いわば「肉体との会話」。とてもつらい状況も「ああ、こんなにもつらいのだ」とそれに感心してしまう趣がある。
    そしてラン。基本にはその時の体調と状況に合わせて「楽な走り具合」を探し出していくのは楽しみである。もうちょっとできないか、せいぜいこんなところか、など自問自答してく。

    ここまでとりあえず書いてきて、ちょっと整理できてきた。
    「自然と面と向かっての、我が身を恃んだ、肉体を通しての自問自答」
    表現としてこなれてはいないが私には馴染めそうだ。
    「ほう、今日はこんなところか」「周りの様子が変わってきたぞ」「ちょっと変化をつけてみよう」「すごい坂だけど行けるのか」「へえ、こんな痛みがでるんだ」などなど。。。 全身の運動を通して心地よい自分を探し出す。しかも広々とした自然を舞台に探し出す。そうこうしているうちにゴールが見えてくる。タイムはともあれ、我が身だけを恃んだ自問自答の旅が終わりを迎える。
    第一に身体を動かすことが好きなのだ。そしてトライアスロンの我が身を恃む感覚はとても好きだ。レース中はその感覚がむき出しとなる。これは贅沢な旅なのだ。
    よし、伊是名はこの線でいってみるか。
    夏の陽を 楽しんだのか ランシューズ

    さて、書いてみて、感想はいかに。
    伊是名は楽しめそうか。
    考えたことで、楽しみは増しそうか。
    うん、イメージができそうだ。
    イメージできなければマネージできない。
    イメージは言葉によって形をもち、膨らんでいく。
    大好きなラグビーはすごいことになっている。
    次回はぜひラグビーをとりあげたい。
    写真は99里大会レース後の南行徳チーム。これはトライアスロン「ライフ」の楽しみ。白い椅子の二人はエイジ入賞でした。拍手!!

  • 99Tトライアスロンの報告。レースにおける満足感と手応え。

    99Tトライアスロンの報告。レースにおける満足感と手応え。

     昨日は99Tトライアスロン。天候が雨模様で、ギリギリもった感じかな。この1年、目標の一つにしていた大会なので、頑張りました。

    タイムはトータルで3時間57分21秒。昨年が4時間12分6秒。自分としては3種目とも結構やり切った感もあり、昨年よりタイムは短縮させたのだが、どうもさっぱりしないのだ。
    タイムの詳細を昨年と比較してみよう。
    2015年 トータル3:57:21  スイム0:50:45 バイク1:57:37  ラン1:08:59 1271位
    2014年      4:12:06      0:51:22     1:57:55     1:22:49 1363位
    要はランは短縮しているのだが、スイム、バイクとも大差はない。走っているときの気持ちとしてはスイムが45分、バイクは1時間45分、トータルで3時間40分ぐらいの手応えを感じていたのだが、そうはいかないなあ。
    特に落胆したのはバイク。昨年はバイクが不本意で、この1年、この大会のバイクを目標にしてきたにしては、同タイムというのは考えてしまう。走っているときの手応えはかなりあったのだが、昨年と同じというのは不本意だなあ。
    結局のところランでタイムを短縮した。昨年はキロ8分であったのが、今年はキロ7分になったので全体のタイムを短縮できたということ。

    トライアスロンは記録や順位を競うことを重視せず、それぞれが「完走」を目標とする気風があり、私もそれが気に入っているのだが、でもこうして結果をみるといささか落胆している私がいる
    さて、この結果をどのように受け止めるのか。
    まず、スイムだが、後半にちょっとした手応えを得た。フォームが安定して自分でも躍動感を自覚し、キックもしっかりと打つことができた。「攻めていく感覚」で臨むことができた。あるいはようやく「攻める」ことができるようになったかと思う。
    ついで問題のバイク。1年の練習もあって、昨年とは比較にならない手応えなのに、どうして同じタイムなのか。ちょっと狐につままれた感じもあるが、終わってみれば「もっと攻められただろう」の思いもある。まだ釈然としないのだが、そう思っておこう。
    ランは昨年が悪すぎで、昨年はマメも割れた状態であったが、今年は、まあ、普通に走ることができた。ではこれをキロ6分まで短縮できるか。普通に10キロを走るのであれば可能だろうが、トライアスロンではどうかなあ。まあ、6分30秒は手が届くか。
    などど、あれこれと考えている。

    ここまで書いてきても、まだ気持ちの整理ができていないなあ。
    そこでシンプルに考えてみる。
    タイムはタイムとして、スイムもバイクも、タイムには反映できなかったが、手応えを得たことは確かなのだ。一方、年齢による衰えもあるのかもしれない。そこでレースを終えての満足感とは何かを考えてみる。
    タイムであれば、今回は不満足なのだ。
    これまでタイムは悪くとも「まだ伸びしろはある」と納得させてきたが、「この程度でいっぱいなのか」の落胆もある。
    でもいくつかの手応えを得たことは大きい。
    この手応えというのは、これからまだ伸びていくステップになるのか。
    いやいや、この年齢でまだまだ伸びようなんで思っているのか。

    秋雨に 滑るハンドル 走れバイク
    タイムを見て浮かんだ言葉は「我が身を知る」。
    スポーツというのは、実にハッキリと自分というものを知らせてくれる。
    などど、戸惑いつつ、次は11月1日の伊是名大会。
    今日も左足の付け根が痛んだ。
    これをなんとかしないと。
    まずはそこから。
    ポイントは「攻める気持ち」かと思う。
    でも、私の性格なのか「攻める気持ち」より「楽しむ気持ち」が強いのだ。

    写真はゴール直前のハイタッチ。手前の手にピンがあった、躍動感のあるいい写真だ。ありがとう。

  • 1か月のブランク。1週間後に99里大会。今日のテーマは「整理」となった。

    1か月のブランク。1週間後に99里大会。今日のテーマは「整理」となった。

     前にいつブログを書いたのか忘れてしまったほど。前回は8月15日、そして今日は9月19日。1か月以上のブランク。長い雨がようやくあがり、日差しも空気も秋の気配を十分にはらんでいる。今日は土曜日のスイム+バイクの練習。バイクは風もおだやかで心地よかった。今日はユッタリペースで走りつつ、その間に思い切りペースをあげる練習だったが、平坦な道で初めて時速40キロに到達することができた。瞬間的なもので長続きはしなかったが、初体験のスピード感でとても新鮮な刺激だった。やっていればこんなこともあるんだなあ。

    1週間後の26日は99里トライアスロン。この1年の目標にしていた大会だ。にもかかわず、1か月以上ブログに手をつかられなかったほどに忙しかった。とくに8月31日から9月11日の間は、練習からまったく遠ざかっていた。
    9月4日・5日・6日と東海大学で開催された日本建築学会大会及びその関連イベントの現場仕事で、なんと9月3日からは本厚木のホテルに泊まることになった。イベントの現場でホテルに泊まったのは久しぶり。しかも4泊も続いたのは、はるか昔の30代の頃ではなかったか。
    しかもその後も10月23日に発行する小冊子の編集が続き、現在も追われながらも、シルバーウイーク到来でようやく一息つきつつ、各種整理に向かっている。イベントの清算整理、混乱した資料の整理、次へと向かう仕事の整理、遅れている雑誌編集の整理。まさに仕事とは、日々を生きるとは整理である。「どうなることやら」とハラハラしている問題も整理を続けていくうちに、気が付けば一つ一つと収まり、過去のものとなる。

    さて、19日の99里である。そんな状態で目標にしていたにも関わらず、思うような準備はできていない。12日よりようやく身体を動かし始め、このシルバーウイークでなんとかリセットまではもっていきたいと思っている。
    今日はスイム+バイク錬、明日21日日曜はスイム+ランの自主練、月曜はユックリストレッチ、火曜はスイム+ラン錬、23日水曜と24日木曜はゆっくりランで身体をほぐし、25日はストレッチのみで現地入り。
    こんなところかな。
    こうして書き出すことも整理。さらに整理をすれば、スイムはリズムの確認。バイクは40キロを出せたのが収穫で今日でおしまい。ランは火曜日の練習がポイントで、あとは身体への刺激を続けるレベル。
    仕事とトライアスロンのバランスというのは、誰にとっても大きな課題だろう。私にとってのバランスとは、いかに忙しくともできるだけ練習時間を確保することに尽きる。
    2週間何もできなくとも練習できる時はやってくる。何も無理することはない。できないときはできない事情があるのだ。単に時間の問題ではない。多忙な折は大方ひどい精神状態にある。身体は酒に向かっても、練習にはなかなか向かわない。
    それを乗り越えて練習に向かわせるのは何か。私の場合は、時間の整理だ。時間の整理のなかで、練習時間を特定する。仕事の予定と同じ感覚で練習の予定を挟み込む。挟み込むことができなければ、挟み込むことができる時を待つ。
    あまりに当たり前のことであるが、こうした感覚、こうした日常が、私にとってのトライアスロンなのだ。
    秋の陽に 思いもかけず 日焼けかな
    練習後の風呂に入って日焼けに気が付いた。
    これからも、この感覚を掴んでいたい。
    トライアスロンをしていなかったら、このシルバーウイークはどのようにして過ごしているのだろう。多分仕事への過剰意識に苛まれていただろうなあ。忙しいからできないのではなく、忙しさから自分を守るために練習に向かう。
    そうなんだ。いきなりだけど、生きていくことは切実なんだ。

    写真は東海大学のイベント現場風景。メジャーをもって、屋外市場の地割をしています。