昨日のアラモアナでのスイム練習では、ウェットスーツを着て、本番の海で泳いでみるのが狙い。ウェットは下だけ着用し、上は日焼けよけの簡単なハザードシャツで泳いでみると、実によく浮く。足が浮きすぎて平泳ぎができないほど。心配だった暑さは気にならない。午後3時で気にならないのだから、午前6時にはまったく問題はないだろう。下だけ着用なので、水が入ってくるとどうなのかとも思っていたが、あまり水は入ってこない。それではと、わざわざ水を入れて泳いでみたが、これも気になるほどではない。ということで、テストは完了。さて、ウェットを着るか着ないかどうするか。これを書いている前日の朝6時過ぎでは、着ていこうと思っている。その最大の理由はタイム。着ると着ないでは10分程度は違ってくるのではないだろうか。
昨日は午後の6時からワイキキ海岸の夕日が眺められるホテルでのウェルカムパーティ。久しぶりの方々と出会い、機嫌よく地ビールを2杯。日本での断酒はなんだったのか? その後、Sさん、Hさんに、TTA渋谷のKさんの4人で、Sさん案内の韓国レストランへ。いやあ、うまかったあ。モッコリもいただいて、断酒などどこへやらのまったくの観光気分だね。
でもさすがに9時にはホテルにもどり、即ベッドへ。今朝の起床は午前3時。明日も3時起床の予定。牛乳にバナナの朝食。ストレッチング、本日の直前クリニック用の荷物をつくり、足のつめとまめの手入れをして、いまは6時半。
ああ首がひどく凝っている。あと気になるのは、お腹の具合だな。今日も3時に起きてからこれまで4回もトイレに行っている。おっと、これから5回目がもようしてきた。多分気分による神経性の下痢だと思うんだよね。
さて、トイレに行って、出発の9時まで、ひと休み。寝過ごさないようにしないと。
投稿者: iwasakihiroshi
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大会前日 午前3時起床
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いよいよハワイ到着。大会は明後日
昨日、現地時間10時にハワイに到着、12時チェックイン。気になるスイムを確かめに、まずはワイキキ海岸へ。やっぱ「浮く」んだよね。「浮く」感覚を確かめて「これならいけそう」とひと安心。
今日は5時間に起き、7時からバイクのトレーニング。こちらは右側通行になるので、止まる際には原則は路肩側の右足のバインディングをはずして足をつく。当然走りだしは左足からとなる。それをためしてみようと思い、皆さんと出発する折に、一人早々に立ちごけをしてしまった。情けない。これで、そのあとも怖くて右足をはずことはできなかった。
トレーニングの参加者は20名ほどかしら。往復40キロの道のり。こちらでは自転車は完全車道。車道には自転車専用レーンが白くひかれているので走りやすい。もちろん風景も違う。だから、大いに楽しめたかというと、これがそうでもないんだなあ。皆さんより一番に遅れるし、どうも臆するところがある。「こんなに疲れて大会は大丈夫かしら」と心配するほどに疲れた。でも、ハワイで走る40キロを肌でつかんだことは、大会への安心となる。
ホテルに帰り、食事、休憩ののち、大会が開かれるアラモアナ海岸へ。メンバーはTTA南行徳で私と同年齢のSさん、同じく南行徳で、アイアンマンを目指すHさん。ハワイに来てからは、基本はこの3人での行動。Sさんは毎年ホノルルマラソンに参加でハワイには年に数回は来るとのこと。Hさんは昨年のホノルル大会に出場ということで、私としては、何かにつけてはお二人の話を伺うという、きわめて恵まれた状態となった。
おっと、夕食の待ち合わせの時間だ。
すみません。あとは後ほど。 -
準備万端!? ホノルル大会デビュー
3日月曜バイク合宿からの帰りにアスロニアに寄って遠藤さんに輪行の相談。やはり購入したボックスではハンドルとペダルを取り外さないとならない。しかし特にハンドル部分は構造が複雑で失敗している人も少なくないとのこと。
「それでも自分でやれるというならいいですが」と聞かれて迷いなく「いや、できません」と即答。
アスロニアでも7,000円程度のボックスを用意できるとのことで、そのボックスを購入する前提で、すべてをアスロニア遠藤さんにお願いすることにした。となると、最初からそうしておけばよかったと悔やまれもするが、これはコトの成り行きで仕方ない。
ちなみに私が15,000円で購入したボックスをYhooオークションでみると、10,000円で取引されていた。5,000円の授業料と考えよう。
当初は9日日曜の大井埠頭バイク錬を終えてからアスロニアに持ち込もむかとも思い、いったんバイクを家に持ち帰ったが、TTA渋谷校のNさんが、大井埠頭の練習中に落車して鎖骨を骨折したことを聞き、最後の最後で事故でも起こしてはいけないと考え直し、翌日の4日火曜日にはヘルメット、シューズとともに、バイクをアスロニアに持ち込んだ。
あとはアスロニアから成田空港にバイクを送り、私は成田で受け取ってバゲージにのせることになる。
そうそう、遠藤さんにすすめられ、レース用のタイヤというのを購入した。合宿もあってちょうどタイヤが減ってきたので思いきった。色は鈴木さんのアドバイスを受けて「白」。目立つぞ!
これでバイクは一段落。
5日水曜は、ジムの定休日。合宿の影響か、くるぶしに少し違和感を感じることもあり、ウォーキングのトレーニングとした。多分私の記録は4時間前後となるであろう。ということで、4時間を続けて動くことを目的に、ともかく早足で歩く。江戸川沿いから新小岩まで出て戻ってきたが、かなり疲れて、戻り道では、数回足を止めて休むことになった。4時間を続けて動くのは大変なことを改めて痛感。いいトレーニングになったと思う。
6日木曜は帰りがけにプールで、この日は軽く流す程度。
そして7日金曜。千駄ヶ谷の東京都体育館プール。
ついに、というより、やっと、あるいは、ようやく1500メートルを泳ぐことができた。大会前には達成したかった目標なので、嬉しいことは嬉しい。でも手放しで喜ぶ気持ちにはなれない。その最大の理由は55分というタイム。なんとか45分以内には泳ぎたかった。しかし、遅いなあ。なんとかならんかなあ、という気持ちが嬉しさの前にある。
実は6日は満を持し、時間をとって11時過ぎには出かけた。でも、はじめは長く泳げない。1往復で足をついてしまう。これが続くこと8本。精神的なものとは思うのだが、どうしてなんだろう。自分でもふがいなく、ようやく3往復、300メートルを泳いだところで、10分間の休憩となった。
そして休憩後に「ようやく」続けて1500メートルを泳ぐことができた。遅かったので、まわりは迷惑したのではないかなあと気にかかる。
7日土曜日はTTAのトレーニング。岩田コーチがビデオカメラを持ち込み、撮影した映像を見ながらのフォームチェックとなった。
・スイムは肘が落ちている。とくに顔をあげる反対の右が落ちる。
・ランについては、軸は安定しており、顔の上下もなくて良いが、足をもっと上げてシッカリとつくようにしたい。
これは両方とも大いに参考になった。スイムでの欠陥は自覚していたが、それを改めて再確認した。これを注意してなんとか45分を目指そう。ランについては、やは躍動感の喪失なんだよね。でも意識して下腹に力を集中し、腰を伸ばして足を振り上げると、身体がキュッと締まって、それなりにいい感触となる。
このチェックで「これでトレーニングは終了、あとは身体を休めよう」というケジメとなった。
改めて現状を整理する。目標は完走。できれば4時間以内。
スイムは1,500を達成。これでレースに向かう基本的な自信ができた。やれる、やろうという気持ちができた。
バイクはレース用のシューズを購入、合宿で鍛え、輪行をお願いして、レース用のタイヤで本番は事故さえなければいけるだろうと思っている。
ランもレース用のシューズを購入。フォームをチェックしてスピードアップの感覚もつかめた。レースでは相当に疲れていると思うが、いかに遅くとも合宿でつかんだ「リズム」で何とか乗り切ろうと思う。
13日木曜の出発までは十分に身体を休めよう。
10日月曜は知人とのささやかな壮行会。これでアルコールもストップ。
16日日曜の大会スタートは午前6時。きっと時差ぼけ、寝不足、緊張、夢見心地でフラフラとした状態でその時を迎えることになるのだろうなあ。イメージトレーニングをしっかりしておこう。
遠い空 その時を待つ 五月の風
備え終え 我が身を頼む 春の海
今朝は十分な睡眠をとってすっきり目覚めた。
風に吹かれて江戸川沿いの散歩が気持ちいい。 -
鹿島槍合宿のレポート その2 躍動感の喪失
合宿参加初日の夜はちょっとしたパーティ。チゲと豆乳のしゃぶしゃぶで和気藹々と楽しんだ。最後にそれぞれの簡単な自己紹介の時間があり、座っていた席から一番に指名され「この月曜に孫が生まれました」のひとこと。強制的に拍手をいただきました。皆さん、ありがとう。
寝る前には、白戸校長、コーチの皆さん、MITの方々と、参加メンバー数名が集まっての簡単な飲み会。私にはこれが楽しめた。
MITというのは、「みんな、いっしょに、トライアスロン」の頭文字をとったものとのことで、アスロニアの経営に加わっているIさんをリーダーにお仲間が参加されていた。特にIさんのリードする会話と皆さんの応対が当意即妙で大いに笑った。発想が豊かで機転がきくんだなあ。
翌日、最終日は2キロラン、16キロバイク、2キロランのデュアスロン。18名参加で17名が完走。私は全体記録で最下位の1時間19分31秒。トップはTTA渋谷校ケータさんの48分42秒。私の前の16位はTTA渋谷校のT嬢で1時間7分38秒。いかに私が遅かったか。ぶっちぎりの最下位だ。
今年に入って、フロストバイトのハーフマラソン、カーフマンのデュアスロン、ビギナーズキャンプ、今回の合宿と参加をして、自分がどのようなところにいるのか、周囲との比較のなかで確認することができた。これは「我が身を知る」とても大切な体験であった。
それらを振り返って浮かび上がるキーワードは「肉体の躍動感」。歳をとると失っていくのが躍動感。躍動感の喪失を思い知ったなあ。
中学、高校とハンドボール部にいた。インターハイにも出場した。ハンドボールのコートは20メートル×40メートル。いかに疲れていても30メートルは連続全力ダッシュができなくてはならない。練習でも疲労のピークの状態でダッシュを繰り返しシュートを打つ。その時の私にはみなぎる躍動感があったのだろうと思う。
この経験のために「疲れていてもその気になればダッシュができる」というのが頭に刷り込まれていたのだが、もう身体が動かない。ドンドンと先に行く皆さんに「得意のダッシュ」をかけても追いつけない、というよりダッシュにならない。
幼い日、若い頃に何も考えずにできたことが確実にできなくなっている。それは躍動感の喪失なのだ。ランにしても一歩を踏む足の幅に躍動感が失われているのだ。そのことがよくわかった。そのことを痛感した。
何も悲観的なことを言っているのではない。トライアスロンのおかげで、自分ができなくなっていることがよくわかったということなのだ。私はむしろ、ここにトライアスロンの意義を認めている。
このことをどのように考えるのか。トレーニングにより躍動感を回復するチャレンジングな日々に意義を見出すのか。
でも私はそのようには考えないんだな。
確かにトレーニングによって、私なりに運動能力を幾分かは回復することはできるだろう。それも楽しみの一つにはなろう。しかしその努力で年齢を越えることはできない。もし越えるとしたら、それは錯覚であるか、肉体への過剰な思い入れとなろう。歳相応というのは幾つになっても大切なことなのだ。「お若いですね」などと言われて無邪気に喜んでいてはいけない。
私は「躍動感」とは違う、この年齢に相応しい「運動の楽しみ」を見出したいと考える。
私はそれは「運動のリズム」であることを「躍動感の喪失」とともに認識した。急坂をあえぎながら登るときにも「リズム」はあった。ぶっちぎり最下位のデュアスロンでも、完走できたのは「リズム」のおかげであった。トライアスロンによって「リズム」に出会うことができたというのが、私の考えかただ。
トライアスロンはその時において、自分のリズムを見出し、リズムを肉体で刻む楽しみなのだ。
今日は午前中に10キロラン。夕方からスイム1200メートル。
今日のトレーニングで、ようやくホノルル大会用のテーマミュージックを見出した。
ランはビートルズの「It won’t be long」。出だしの“Yeah! Yeah!”というコーラスとの掛け合いがランのリズムにピッタリ。
スイムは悩んだね。これまでいくつも試してみたがしっくりこない。これが今日のスイムで泳ぎながら「ハワイ=サーフィン」と連鎖発想で、ビーチボーイズの「Surfer girl」を試したらピッタリ。スイムの場合は一定のリズムではじける感覚より、自在に伸びができるリズム感覚が重要なんだよね。
この2曲を耳にすると、私の心はしみじみとおせんちになる。思い出が湧き上がり、血が巡る。
ちなみにこの2曲とも発表は1963年。今年59歳の私は12歳でビートズルとビーチボーイズに出会って夢中になった。以来、私たちの年齢の多くがそうであるように、この二つのバンドは常に私のアイドルで、いまだに貴重な人生の同伴者である。
その大好きな曲が「テーマミュージック」になるというのは、当たり前というより、私には驚きである。だってこの2曲とも、走って泳いでいるうちにたまたま浮かんだもので、それ以前に考えたものではないからだ。おもしろいなあ。
なお、バイクのテーマ曲ははまだ見つかっていない。ホノルルを走る中で見出すことを期待している。残ったアイドルバンドは、モータウンなんだが、さてどうなるか。マーサ&バンデラスではまったりしたら最高だ。
目に青葉 衰えを知る 山景色
五月の空 眺めゆく 遠い日々
でも、躍動感に溢れていた昔はなつかしいなあ。
リズムはそれをしみじみと思い出させてくれる。
ああ、生きていることを感じさせてくれる。 -
鹿島槍合宿のレポート その1 自転車に涙
行ってきました。鹿島槍スポーツヴィレッジでのTTAの合宿。
http://blog.livedoor.jp/kashimayari_staff/
いやあ、きつかった。
4月30日金から5月2日までの3日間合宿なのだが、私が参加したのは2日目から。
5月1日の夜中の3時半に現地到着でそのまま仮眠。バイキングの朝食をとり、9時からのバイク練習に参加した。バイク練習はA班とB班に分かれ、A班は100キロ以上、B班は70キロを目途に山道を走りこむというもの。B班の参加者は、私を含め男子6名、女子2名(だったと思う)。
山道を走る、というのは、具体的には自転車で峠を登り、下ること。
そうした予想もまったくないままに、その世界に突入して、驚いた。うねうねとSカーブの続く長野の坂道を登るんだよ。始めは「まさか、無理だろう」と思ったが、もちろんホントである。何も考えずに必死でペダルを踏む。いつ登りきるのか、その先を越えると下りになるのではないか、そう思いつつ、ペダルをこぐが、カーブの先に更にキツい勾配が出現する。あれ~と叫ぶ。
速度は歩いているより遅くなる。立ったらもう終わりとも思うが、それより、この登り坂で足のバインダーをはずす余裕もない。ただただ、ハアハアと息をきらし、イチニイと足をこぐ。皆さんとはどんどん引き話されていくが、アスロニア取締役のTさんが、ついてくれ、「岩崎さんファイトです、もうすぐ頂上です」と声をかけてくれる。あのTさんのリードがなくては、早々にリタイアしいていた。Tさんのケアのおかげで知らなかった世界を広げることができた。感謝です。
それでもなんとか皆さんの待つ峠に、皆さんの拍手に迎えられて到着。だいぶ待たせたろうなあ、いやあ、恥ずかしい。そこで記念写真。
次いで下り坂。何も知らない人は下りはラクと思うかもしれない。私もそう思っていた。あさはかだった。これがつらい。何がつらいといえば、ブレーキを握る手がつらい。まず、カーブ前にはブレーキを握って減速するのだが、これが延々と続く。さらに、下り坂も、時速50キロを越えると、明らかに世界が変わる。身を切り裂く風が違う、飛んでいく風景が違う、ハンドルを通して感じる振動が違う。怖くて思わずブレーキは握りっぱなしとなる。手がドンドンと痛くなるが、痛いといって手を離すわけにはいかない。
登りは泣きながら足をこぎ、下りは悲鳴をあげて手を握る。生きた心地もしなかった。
午前中に一山越え、そばの昼食をとって二山目。こちらは更に勾配が急で、車も少ないこともあり、完全にジグザグ走行で休みなく下りにはいり、これが距離が長いんだ。必死にブレーキを握り続ける。いやあ、怖いのなんの。なんとか皆さんの待つ地点に下り終え、手の平をモミモミマッサージ。
小休止して、次の山にスタート。こちらは、当初はなだらかであったが、クルマの交通量が多い、幹線道路で、もちろんジグザグ走行はできないし、左右のブレも怖い。しかも、だんだんと傾斜が急となる。
「もう限界」と心のなかで悲鳴をあげていると、Tさんより「クルマを呼びましょうか」とのヒトコト。素直に「ハイ」と返事をした。クルマとはTTAの伴走車のこと。しかしTさんのお声掛けは絶妙のタイミングだったなあ。距離は70キロ。時間は4時過ぎかよく覚えてはいないが、私の体力としても、トレーニングの進行管理からしても、まさに限界点だったと思う。
あのあと皆さんは、更に一山、合計4山を越えて100キロとなったという。すごいことだ。とてもついてはいけませんでした。
こんなに長い時間、距離を走ったこと、こんなに坂を登ったこと、こんなスピードで下ったことは、もちろん初めて。大井埠頭でのトレーニングとはまったく違う世界がここにはあった。
これは自転車のなかでの特殊な世界なのか?
私にはこの体験で、初めて自転車に乗ったように思えた。
私なりにこの短期間の体験でわかったこと。
・自転車は「恐怖への克服」「メカのコントロール」も含む、まさに全身スポーツだ。
・身体への負担という面でも、スイム、ランを越える。本格的に身体を鍛えないとならない。
・普通にやって皆さんより大きく遅れる。基本的に衰えているんだなあ。
よく自転車はいくつになっても楽しめるスポーツという。
それを否定するつもりはない。のんびりとサイクリングを楽しむのも自転車の魅力でもあろう。
しかし私は、ささやかながら今回の体験で、自転車こそ「若者のスポーツ」という認識をいだいた。
はじけるように若々しい全身の筋力、それを支える血流を生み出す健康な心肺機能、それらがもたらす肉体の躍動感、恐怖を快楽として飛び込んでいく陶酔、最新鋭のメカを身体に直結してコントロールするサイボーグな自己拡大。。。。
私にはこれらはすべて若者の特権で、私にはもう失われてしまったもののように思えてならない。
下り坂をダンシングしながら、最大スピードで飛び込んでいく姿、登り道を高いケイダンスで悠然と走っていく姿に私は自転車というスポーツの魅力をみる。
しかし、それはもはや、私には過ぎ去った世界のように思える。
伴走車に乗り、車窓から見た風景のなんと美しいこと。
遠くに雪を残す険しい山々の連なり、急勾配の段々畑、そこに点描のように遠近感を際立たせる桜、まさに日本の原風景のような里山の光景がそこにあった。
まったく気がつかなかったなあ。
雪に桜 夢の世界に 息きらす
五月空 恐怖を越えて 前を向く
いい経験になった。
こんな世界があることを知った。 -
大会前に 覇気ない休日 大丈夫か!?
4月18日日曜に1000メートルを泳いで以降、どうも不調である。身体が疲れている感覚があり、直後はすぐに1500に挑戦なんて考えていたものの、まったく思うようにならず、せいぜい50~100メートルを繰り返すばかり。5月16日がどんどん近づいているのに、まったりしちゃっている。「よし、行こう!」という気が起こらない。
今日は29日で昭和の日の休日。昨夜は帰りが遅かったので、しっかり寝坊して8時に起床したが、だらだらとしてすぐに12時。近くのデニーズに出かけてデミグラスハンバーグをいただき、帰宅してさらに昼寝を2時間。はやり、これだけ寝られるというのは疲れているのだと一人納得。天気がいいのだから走りに行ってもいいのに、その気にならない。
部屋の片付けのあと、ジムに行ってスイムとバイクの自主錬。スイムは長距離の意欲はまったく湧かず、50メートルでのフォーミングに終始して約1000メートル。あとはバイクで5キロ。今日の練習は、身体の調整レベルだね。
今週を振り返ると26日月曜に次女が第2子を母子とも無事で出産。女の子でした。ホッとしました。仕事のほうもキッチリ請求、トラブル解決、新規スタートといい形で進んでおり、宿題は連休中と思いを定めて準備をすませ、今日29日は久しぶりに「仕事を考えずにすむ休日」としたのに、心は大会準備に向かわない。
まあ、こういうときは仕方がないとあきらめる。あきらめのも大切なことと自分に言い聞かせる。ダメなことを無理してはいけないと納得させる。ともかく今日は早く寝よう。おい、あんなに寝て、また寝るのか???
この週末土日はTTAの長野合宿。メインはバイクのトレーニングで、デュアスロンもあるとか。よし、この合宿でスイッチを入れよう。あとは連休5日までは頑張って、いまのところ6日には千駄ヶ谷のプールで1500に挑戦の予定。あとは静かに体調調整だな。
本番前に1500を泳ぎたいが、はてさて、どうなることか。
まとまらぬ 身体と思い 春の風
春の日に ただぼんやりと 空眺め
今週は次女の出産に尽きるな。
皆さん、ご報告いたします。 -
自転車の解体 「輪行」への闘い
ホノルルの準備のなかで、頭を痛めているのが自転車の輸送。これを「輪行」という。なぜ「輪行」というか。
「輪行(りんこう)とは、自転車を公共交通機関(鉄道・船・飛行機など)を使用して運ぶこと。サイクリストや自転車旅行者が、行程の一部の自走せず省略するために使う手段。公共交通機関を利用しない自走以外の移動(例えば自家用車積載)は一般的に輪行とは呼ばない。・・・語源は、競輪の選手が競輪場まで自走することを、「輪行」と称していたことに由来する。ただし、本来、道路交通法施行規則に定める制動装置(ブレーキ)を装備していない競輪用自転車での公道走行は違法である。従って、競輪選手などが競輪場に競輪競技用自転車とともに移動する場合、自動車への積載などの手段を使う場合を除けば、原則として、全行程で、本稿で述べるところの「輪行」を行わなければ移動できないことになる。」(ウィキペディア)とある。
語源がまどろっこしい。もともとは「自走」することだが、競技用自転車では公道は走れないので、結果「積載」しなくてはならないので「輪行」となった、というのは、簡単にのみこめない。
さて、どのようにして「輪行」するか。
私も見かけたことがあるのは専用の袋。しかし袋では破損が不安との声もある。ボックスタイプもあるが10万程度の高額という。自転車運んだ段ボールがいいということも耳にした。箱は安心だが家に置いておくのが大変ともいう。それはそうだろう。
TTA仲間のSさんとも情報交換し、ネットで見つけたのが、ボックスタイプで値段もメーカー希望小売価格16,800円 (税込) という「パネルガードバイクケース-Premier」。
http://www.cb-asahi.co.jp/image/kokunai/tni/panelbikecasepre.html
http://item.rakuten.co.jp/ride-on/09tri009/
Sさんは早々にこれに決めたと言う。私は決めかねて、実物が見られるかと御徒町のバイクショップに行ってみたが、置いてはいない。果たして袋か箱か、店員さんに質問すると「国内であれば袋でOK。海外となると箱でないと、ギアの部分が壊れる可能性はとても高い」という。
これで「パネルガードバイクケース-Premier」に決定。店頭にはないので、ネット通販で申し込む。
届いて箱を開ける。どのように組み立てるのか、説明書が入っていない。どうやら材質は段ボールで、それを折り曲げて組み立てるようなのだが、折り曲げた瞬間に「バキッ」と折れてしまうのではないか実に不安。Sさんにも話を聞いて、組み立て、昨夜、バイクを入れてみようとしたが、これが入らない。ハンドルが入らない。
DHバーをはずせば大丈夫か、ハンドルごとはずさなくてはならないか。慣れないままに、バイクについていたドライバー工具であちこち試し、ネットで調べてもみたが、先に進まず「ハンドルをはずさないと入らないようだ。しかしハンドルをはずすのは大変なことなのだ」ということを発見して終了。大汗で手は油。
アスロニアに行って遠藤さんに教えてもらおう。
この間にわかったこと。
子どものころから工作が苦手だった。機械をみるとバラしてしまう好奇心旺盛な子ではなかった。ネットでは嬉々として解体・組み立てを語るサイトも多いが、バイクの解体・組み立てで休日を楽しむなんて発想は私にはない。もともと機械に関心がない。私はもともと読書を楽しむ書斎派なのだよ。車やバイクへの関心も薄く二輪の免許ももってはいない。
だから車輪をはずし、ドライバーを片手に格闘するのは、実に大変で面倒なことであった。面倒でもうまくいけばいいのだが、うまくいかない。「まいったなあ」と泣きが入る。
かといってそうも言っていられない。最低限のことは身につけなくてはならない。これは連休中の宿題だなあ。
バイクに乗っているといつも「危険」というストレスにさらされる。だから夢中になれない。さらに輪行・解体・組み立てという「面倒くさい」ストレスが加わった。
このストレスを楽しみに変える工夫を探さないといけないのか。いまのとこその妙案はない。慣れていくしかないのかなあ。
5月の1日土曜・2日日曜で、TTAの合宿に参加する。メニューのメインはバイク。すこしはバイクとも仲良くなれるきっかけになればいいのだが。
春の宵 バイクと格闘 汗みどろ
手に油 春の風吹く ベランダや
また1000メートルを泳ごうとしたら、200で立ってしまった。コトは簡単ではないのだ。ちょっとショック。
今日はひさしぶりの好天の休日。走ってみようとは思っても、バイクに乗ってみようとは思わない。 -
昨日に続き、今日はノンストップ1000メートル
今日は、午前中に懸案の仕事(計画書作成)に目途をつけることができて一息ついた。
ファイルをメールし、12時過ぎからスイムにでかける。昨日は500メートルノンストップを達成できたが、果たして今日はどうなるのか。
・25メートル けのび~グライドキック 4本 100メートル
・25メートル ビート板 4本 100メートル
・25メートル プルブイ 8本 200メートル
・25メートル フォーミング 8本 200メートル
・50メートル フリー 4本 200メートル
・25メートル プルブイ 4本 100メートル
そしてそして、1000メートルを1本
合計 1800メートル。
1000メートルは35分もかかってしまったが、つらくはなかった。泳ぎながらプールサイドの時計を見る余裕もあった。最後は左足に少し疲れを感じたが、余裕をもって1000メートルとなった。幸いにも、この間、コースを私一人で泳ぐくとができた。
感覚としては、300を越えるあたりでリズムが安定してくる。これが300を越えるとラクになるということか。あとは頭と腰の位置をしっかりとして姿勢を守ることを第一に考える。700あたりでは、けっこう水にのった感覚を得ることもできた。
よし、今月のスイムは1500の距離・時間に慣れることをトレーニングの狙いとしよう。
スイムのあとは昼食。駅前のトンカツ屋でロースかつ定食。家に帰ってソファーに休むと、さすがに疲れてウトウト。
食後は2時間の休息が原則で、休んだあとは、買ったばかりのトライアスロン用ランニングシューズを試してみる。
シューズはアシックスの SKYSENSOR T3
http://www.asics.co.jp/running/products/E/detail/~TJR319
1キロ6分程度のユックリペースで約1時間。いつもの江戸川沿いを走る。これが軽くで気持ちがいい。よかった。とくにつま先から甲にかけて、柔かく包む感覚がいい。今日は靴下をはいたが、次は裸足で走ってみよう。
ということで、レースに向けて着実に準備を進めている手ごたえがあって、なかなかに気持ちよい。
この調子のままでいけばいいのだが。図に乗って疲れ過ぎないよう、故障を起こさないよう、注意、注意。
計画に沿って、手ごたえをもって、着実に進むなんてことは、私の人生を振り返ってみても、まあ、あることではない。それが感じられるのも、個人スポーツの魅力であるように思う。では、その魅力に浸ってみようじゃないか。
一歩ずつ 春の坂道 登るかな
かきわけて 息をつぐかな 春の水
さて、これから今週の予定をたてよう。
明日はどうするか? -
大会デビュー1ヵ月前、500メートルを泳げた!
今日は4月の17日で、ホノルル大会まではホントに1ケ月となってしまった。
そこで、大会デビュー1ケ月前の準備状況についてのご報告。
まずは、「購入」の準備。価格はだいたいのお値段。
・トライスーツ ¥17,000
・ウエットスーツ ¥83,000
・トライアスロン用バイクシューズ(着脱が容易なもの)¥20,000
・トライアスロン用ランニングシューズ(着脱が容易なもの)12,000
・バイクを飛行機で運ぶための箱型バッグ ¥16,000
ということで、約148,000円となる。ホノルルツアーの旅費が約15万なので、合計で約30万円。これに大会参加費、空港までの交通費、現地での諸経費を加えるとプラス10万まではいかなくとも、5万は越えるだろうなあ。まいったなあ。ご参考までに。
トライアスロン用のバイクシューズとランニングシューズについては、必要ないとの考え方もあろうが、「練習用」と「試合用」の双方をもつという判断に傾いた。
何もトランジットを競うような気持ちはまったくないが、着脱に手間どるというのは、ストレスになるんだよね。
次いで、大会まで1ケ月のレッスンプログラム。
今週から毎日約30分、ストレッチと体幹トレーニングを行うようにした。身体が硬いので、特にストレッチは念入りに。基本の身体づくりだね。これを続けていくつもり。
種目のポイントはなんといってもスイムなのだが、昨日はTI(トータルイマージョン)の3回目のクリニックを受けた。ポイントとなったのは手のかき。手をあまりに下に突っ込みすぎている、前への伸びが不十分、手の着水時に肘をもっとあげるなど、今回も大いに参考になった。
クリニックのあと、プールに出かけ、初めて500メートルをノンストップで泳ぐことができた。どこまでいけるか、ゆっくりゆっくりと泳ぎ出したら500までいけた。少し余力もあった。これは嬉しかったなあ。次回は750を目指そう。
長い距離を泳ぐと、ややもすれば、距離がわからなくなる。その対策は、100、150、200と、呪文のようにつぶやき続けて泳ぐことというのをブログで読んだ。なるほどと膝をたたいた。そこで呪文のように唱えたら、それがいいリズムにもなった。よかった。
今日はTTAの土曜のスイムレッスンで、ドリルのメインはスカーリング(腕のかき)。昨日のTIクリニックに繋がるレッスンで、自分なりに手ごたえをもった。
よかった。どうやら間に合いそう。間に合うというのは、大会前にプールで1500を泳ぐこと。千駄ヶ谷のプールで挑戦してみたいと思っている。
ランはできれば週3回が目標。そのうち1回は60分を越える時間を走る。これは基礎体力と体調管理だね。
バイクは何より事故や落車をおこさないというのが第一で、初参加はサイクリングでけっこうと思っている。トレーニングはTTAのレッスンと4月末の1泊2日のTTA合宿でよしとしよう。
日常の生活管理は。
やはりお酒だね。呑みすぎないこと。できれば断酒といきたいところだが、それは無理。少なくとも、外で呑む、つまり人と呑むのは週に1回、多くても2回までにしないと、時間もとられてしまう。
睡眠時間を十分にとること。これは心配しなくてOK。
耳と歯が時折気になる。歯医者と耳鼻咽喉科には行っておきたい。
一番の課題は仕事との帳合だが、基本は時間のやりくり。仕事の集中力を高め、時間管理を徹底すること。バタバタしないで、ゆっくりとしたペースで確実にこなしていくような時間割を大事にしたい。
ホノルルの 遠い夏を 眺むかな
桜舞う その日に向けて 積み重ね
なんとか、ようやく、ここまできた。
どうにか落ち着いて、大会に出かけることができそうだ。
よかった。 -
参加しました フレッシュメンズキャンプ
日本でもっとも贅沢なビギナー 向けトライアスロンキャンプ!
日本トップトライアスロンコーチが集結、
これであなたも必ずトライアスリートに!
http://www.ayato.jp/tfc2010/index.html
という「TRY! フレッシュメンズキャンプ2010」に1泊2日で参加しました。
場所は日本エアロビクスセンター。
よかったです。とてもよかった。
よかった その1
今回のキャンプは「日本トップトライアスロンコーチが集結」がアピールポイントで、そうした方々とこの機会にお会いできるのは格好のチャンスと思っていたが、「皆さん人柄がいいなあ」というのが何よりの感想。
それがわかったことがよかった。
どの集団にも何らかの特性がある。
先日知人と「やはり、ゴルフやテニスをやる人とトライアスロンをやろうという人は違うでしょう」といった会話を交わしたが、確かに自分が参加しようとしてるトライアスロンの世界には、独特な個性があると考えるのが自然だろう。それが違和感を感じるものであれば、いささかなりとも意気阻喪するだろう。
日本のトライアスロンをリードされている方は、どのような方々なのか。私にとってそれは重要な情報だ。
そして、実際に接した印象は「人柄のよさ」。それは単なる生得のキャラクターの問題ではなく、スポーツへの愛情と献身、人々にそれを広めようとする熱意、明るく人と接する社交性、人々をリードする指導力、これらの美徳の土台となる知性といったものを、日々の積み重ねによっって練って溶かしたところで表面に浮かび上がってくるものだ。私も実際の体験は高校までだが、スポーツの部活の世界に接してきたが、そこでよくみかける、人間を先輩後輩だけで律する非社交、非知性とは大きく違う人間的な魅力を感じることができた。
何も持ち上げているわけではない。「日本を代表する指導者も初心者も分け隔てなくつきあえるのがトライアスロンのよさ」といった意味のことを白戸太郎さんが語っておられたが、まさに、そういうこと。
特に心に響いたのは、最後の挨拶で、皆さんが「気軽に声をかけてください」というメッセージを残したこと。
「これからもよろしくお願いします」。素直にそう思える。こうしたことが「長い付き合い」をつくっていくのだと思う。
よかった その2
さて、実際のレッスンであるが、初日は自転車のメンテナンスレッスンと、ロードトレーニング約70キロ。二日目は、6時からのラン~スイムのレッスン、朝食、200メートルスイムと2キロランのアクアスロンを終えて、修了証をいただいた。
わずか正味丸一日であったが、「なるほどよくわかった」とともに「我が身を思い知る」ところも多かった。
「なるほどよくわかった」の第一はランニンフフォーム。速く走るためのフォームを身をもって確かめることができた。次いでバイクのメンテナンス。車輪をはずして取り付けるレッスンはとてもわかりやすくかった。スイムについては泳ぎながら前を見ることに重点を置いたレッスンで、こちらもポイントがはっきりしてたので、身についた。
「我が身を思い知る」は、やはり最後のアクアスロン。記録は19分14秒で、6人のグループでダントツの最下位だった。
今回はトランジットに気をつけていたが、それでも3分もかかってしまい、正味は16分14秒。やはりスイムがけっこうきつかった。でもランが1キロ6分とすれば、スイムの時間は4分14秒となる。先日のレッスンで100メートルが2分36秒であったから、これを200に換算すると、約5分。多分実際は4分40秒ぐらいだったのじゃないかな。つまり100を2分20秒、50が1分10、25は35秒というと、まったく普段のレッスンどおりとなる。
まあ、実力どおりの結果であったということだ。みんな速いんだよなあ。
・バイクで坂の登りに強くなる。
・ランで1キロ5分30ぐらいになる。
・スイムで50を1分、100で2分、200で4分となる。
これが目標だなあ。
それと、肝心のスイムの距離だが、200で結構きつかったので、やはり不安。これから1ケ月で泳ぎこんでいかないといかないと。
よかった その3
部屋はコテージで、2人ベッドが4部屋。コテージの割り当て人数は7人。私は阿弥陀くじで、一人部屋を引き当てた。これもよかった。
同部屋の皆さんとも、気持ちよく話すことができた。
多分、参加者のなかで、私が最年長ではないかなあ。30代の方々が多いように見受けられたが、私自身は素直に接することができて、よかったと思っている。
春合宿 季節に向けて 励むなり
春霞 思いをこめて 走る我
もし、来年もやるなら、またこのキャンプに参加しよう。
帰りは眠くて眠くてクルマの運転が怖かった。
4月末にはTTAの合宿が長野である。こちらはバイクメインのメニューとのこと。はい、参加の予定です。
4月になって、いくつかのプロジェクトがスタートし、仕事も忙しくなっている。
多忙を楽しみたい。