昨日は外食でお酒もはいり、10時には帰宅してすぐに就寝。夜中の3時半にトイレに起き、また床にもぐって目覚めたのは、なんと8時過ぎ。よく寝る。気分はスッキリで、ようやく風邪が抜けた印象がある。今日は気温もあがって4月下旬の陽気とか。この温度変化がホントにつらい。きっとこのツラさも寄る年波なんだろうな。
一昨日火曜日のスイムレッスン。集まったのは私とオ○ノさん、サ○ウさんの3人だけ。コーチも来ない。あれ? どうしたの? で、TIPNESSに確認すると、一昨日は3月の5回目の火曜日で、レッスンはお休みとのこと。なんだあ。でも私一人ではなくてよかった。ちなみにサ○ウさんは私と同じ歳、オ○ノさんはだいぶお若いが40は過ぎており、なんだか歳のいった人間ばかりが、ウッカリと集まったようで、笑えたなあ。
仕方なく3人それぞれで泳いでの成り行き解散となった。
私は最後まで残ったが、最後に気軽な気持ちで泳ぎだし、あまり苦もなくスムーズに200を泳いだ。自主錬で200まで泳いだのは初めてなので、嬉しかったね。しかもまだいけるてごたえがあった。
よく聞く「300を過ぎるとラクになる」のアドバイスが、ぐっと近づいてきた。
3月はTI(トータルイマージョン)で教わったフォームを重点に練習、4月からは長距離トレーニングに移行と思っていたが、これで無理なく移行できる気分になった。12月の末以来行っていない、千駄ヶ谷の都立体育館プールにも行ってみよう。
ちなみにフォームの目安は、いまのところ25メートルでの手をかく回数。プルブイをつけて21~22、つけないと24~25あたりかなあ。なんとかつけて19、つけないで21まで短縮したい。伏し浮き(けのび)も10メートルまでは行きたい(いまのところ6メートルぐらい)。またTIのクリニックに行ってみるか。
今日はメールで、ホノルル大会まで45日のご案内が届いた。オフィシャルツアーのメンバーリストで自分の名前を確認。アスロニアからは、ウエットスーツが出来上がったとの連絡あり。うまくいくと、ホノルルではウエットを着ないですむかもしれないなあ。
お酒も控えて、しっかりした準備をしていきたい。
・スイムは距離を伸ばす練習
・バイクはビギナーズキャンプと5月の合宿でアップ
・ランは4月と5月の連休にキッチリと走りこんでおく
というのが、いまのところの目論見。
桜舞う 風にふかれて 空ながむ
少しづつ 少しづつなり 春来たり
このところ風邪で練習がややペースダウン。
でも、不思議と焦りもなく(といって自信があるわけではまったくないが)大会デビューを迎えられるような気持ちでいる。
カテゴリー: 健康
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大会デビューまで45日 スイムの手ごたえ
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風邪の対処法 トライアスロンと健康
今朝は迷った。大いに迷った。風邪は昨日から回復基調となり、昨夜は10時半に、できればトレーニングにでかけるつもりで床についた。今朝は6時に目覚ましをしたが、実際に床を離れたのが7時。これでもう、めげたね。寝床でぐずぐずしているのではなく、エイッと布団を蹴るようじゃなくては。TTAの朝錬に行くなら8時過ぎには家を出なくてはならない。そこで、ゆっくりと身体に訊ねる。「おい、どんな様子か?」。神経を体調に集中する。「どこかに違和感はないか? 身体が動きたがっているか? 休みたがっているか?」。結局は多少の寒気を感じたことで、今日は休みとなり、床に戻った。
自分の体調にこれほど意識的になったことは記憶にない。「体調管理」という言葉は頻繁に使われるが、かってない切迫感をもって「体調管理」とは何かを考えるようになった。
とりあえずネットで「風邪 トレーニング」を調べてみると、こんな情報が目についた。
◎運動選手が風邪にかかりやすい その1
つまり、オーバーワークになるような運動をしている人や栄養不足の人は、何もしない人よりもかえって病気になりやすいと言えます。
事実、一般のスポーツ愛好家でなく、普段の生活の大半が運動に費やされるようなアスリートや学生選手たちは、想像を絶するトレーニングをこなしており、つねにオーバーワーク一歩手前の極限状態にあるわけで、風邪などは日常茶飯事だそうです。
◎運動選手が風邪にかかりやすい その2
大学生を対象に行われた調査では、運動部所属の学生は、そうでない学生に比べて有意に風邪の罹患率が高かったそうです。
他の調査では、週1~2回の運動をする人が風邪に最もかかりにくく、次いで運動をしない人、最も風邪にかかりやすかったのは週に5回以上の運動をする人だったとのことです。
◎運動再開の難しさ
トレーニーにとっては風邪の回復期に「いつ運動を再開したらよいか?」が問題になります。とくに筋力トレーニングは短時間であっても身体にかける負担が大きいため、回復しきっていない状態でトレーニングを再開すると途端に風邪をぶりかえすことになります。
完全に回復したかどうかの見極めは大変に難しく、結論としては各人が判断するしかないでしょう。「自分の身体に訊く」のです。そのためには普段健康なときから、自分の体調を正確に把握する習慣を身につけておきましょう(と簡単に書いていますが、実際には難しいと思います・・・)。
ここで考える。
シーズンを前した、59歳のロートルトライアスロン挑戦者の練習は身体にいいのか、悪いのか。はてまた、60歳を過ぎてのトライアスロンライフとは健康なのか、かえって不健康なのか。
私の考える「健康な状態」とは
・気持ちのよい体重を維持している。
・気持ちよく目覚める。
・何かのときに無意識に走り出している。
・地面のものをとるのに無理がない。
といったところか。
そしてこの状態を維持するには、考えるに、第一に酒も含む食事管理、次いで規則的な就寝時間、毎日15分のストレッチング+筋トレ、週2回の30分ジョギング(あるいは1時間のウォーキング)といったところか。といってもこれは現実には実行できないのだが。
私は健康のためにトライアスロンを始めたわけではないので、そう考えることにためらいはまったくないが、単に「健康的な毎日を過ごす」ことのみを考えるのであれば、トライアスロンは「過剰」と思う。確かに60歳を過ぎてもチャレンジできるスポーツであるが、健康維持に適度なスポーツとは言えなと思う。
そもそも、適度な運動は健康に良いが、スポーツ競技は果たして健康に良いのだろうか。競技アスリートは免疫低下のストレスに直面しているのだから。
ここまできて、改めてトライアスロンライフと私の健康について考える。
基本的には、現在は、まあ、上にあげた「健康な状態」にある。それはトライアスロントレーニングの賜物であるが、健康を得たうえで、その延長で「競技」という修練に向かうことにトライアスロンの面白さがある。しかもその「競技」は、他人と競い合うより励ましあうものであり、「誰もが勝者である」というマジックに支えられている。そして、そのマジックにはまると「健康状態」からどんどんと「不健康状態」へと突き進む危険をはらんでいる。
トライアスロンの魅力とは誰もが「競技」に参加し、誰もがそれぞれの基準で何らかの成果を得られるところにあるのだろう。マラソン大会には参加しない健康ランナー、水泳大会に出場しないホリデースイマーは何ら不思議ではないが、「競技」に参加しないトライアスリート、健康維持のためだけにトライアスロンのトレーニングに励むというのは、私には実感ができない。そして「競技」になれば「不健康」の可能性を内在させる。
だからこそ、TTAの白戸太郎は、口を酸っぱくしてオーバートレーニングを戒めるのだとここで気がつく。先日白戸校長に会ったら「コツコツやっていますね。それがいちばんです」と声をかけていただいた。それは言い換えれば「健康状態」にとどまることへの注意なのだ。
では、トライアスロンライフスタイルとはどのようなものなのか。
それは単なる「健康維持」ではなく、「健康な身体管理」をベースに、「誰もが勝者となる」というマジックをもった競技のもたらす「挑戦」を価値とするものなのだ。
トライアスロンライフスタイル=健康な身体管理+挑戦。
だからこそ、競技にのめりこんで不健康な領域に浸らないこと。
「挑戦」はトライアスロンのみならず、暮らしの挑戦、仕事の挑戦、人生の挑戦としてとらえること。
それがトライアスロンライフスタイルと考える。
今日は書いているうちに、図らずももってまわった考察となってしまった。
風邪を病み からだに向かう 春の朝
春風邪に 思いめぐらす 健康や
今日一日休めば、明日はだいぶ回復しているだろう。その手ごたえはある。
よい目覚めを得られたら、ぜひ江戸川沿いに散歩に出たい。そこで気持ちがよければ、少し走ってみよう。明日の天候が気にかかる。 -
バイクの特別クリニック? フォームに開眼!?
もう3月も終わりというのに、昨日24日、今日25日と冷たい雨模様が続いている。昨日は実に寒かった。その影響か、今朝は喉の炎症と鼻づまりの違和感のなかで目覚め、花粉症かと思ったが、気がつくと寒気も加わり、午前中は床について様子をみた。どうもこれは風邪をひいたな、ということで今日はやむなく休みとした。
気をとりなおし、これ幸いとやり残していた仕事に向かってみたが、どうにも集中力が湧いてこない。横になって織田作之助の夫婦善哉を読む。夕方には少しラクになってきた。
昨日までは、今日はジムできっちりトレーニングと予定をしていたが、当然これも取りやめ。
この何年か、毎年少なくとも1回、あるいは2回は風邪で寝込んでいる。この冬はこれまで無事にきたような気がするが、ここにきてつかまった。なんとか土曜日のレッスンまでに回復したい。土曜日はスイム+バイクで、バイクを心待ちにしている。
というのは、この日曜にバイクをもってアスロニアに行き、いくつかの準備を整えた。
その報告。
こちらのリクエストは、二つ。ひとつは岩田コーチのアドバイスで、ハンドルを10センチほど手前にセッティングしたほうがいいのではないかという、その相談。今ひとつはDHバーをつけてもらうこと。
まず、ローラーに私のバイクを設置し、靴もバイク用にはきかえ、こいでみる。それをじっくりと眺める遠藤さん。とりあえず手前にしてみようということで、短い支柱に交換して、またこいでみる。そこから、フォームの話となる。
「岩崎さんは、お腹を出してこぎますか?」
「実はどのようなフォームでこいでいるのか、あまり自覚していないんですよ。ランであれば、自分がどのようなフォームで走っているのか、常に自覚しているけど、バイクでは、何かいいフォームかもよくわかっていない」なんてこぎながら答える。
「ちょっと腰を浮かせてもらえますか?」
そこでサドルを微調整。
「岩崎さんは、前に行きたがるほうですよね」
「そうかも知れない。走っているうちにだんだんと前にいき、後ろに座りなおすタイプと思う」
「私は、お腹を前に出すフォームがいいと思っているんですよ」と遠藤さん。何???
つまり、座る位置、フォームを決めてから、ハンドルを考えようということで、遠藤さんのアドバイスがありがたかった。アドバイスを以下にまとめる。
・腰は反る感じで座る。
・こぐのは、左右に腰を前に出す感覚で、足をおろしてまわす。これはランのフォームの感覚に近く、自分としてはのみこみやすい。初めてフォームへの実感を得た。
・足はガニマタでかまわない。ポイントは腰の動きでこぐこと。
・両足は常に水平に保つ。
・腕は通常は伸ばす状態でいい。伸ばした状態が力を抜いた状態である。
・それで、頭を斜め前に延ばすようにする。
なるほど、これで前が見やすくなる。背中を丸めると地面ばかりを見てしまう。
「よし、このフォームでいってみよう」ということになり、DHバーをつけ、さまざまなポジションに手を置いて漕いでみる。すると、ハンドルの位置が手前に感じてくる。
ということで、改めてハンドルの支柱をもとに戻し、更にDHバーも、肘がもう少し開くタイプのものに変更となって決着した。これで約1時間。
DHバーの使用については
・少しの動きでハンドルが大きく動くので、気をつける
・特に横や後ろを向いたときに、意識せず大きく動かすことがあるので要注意
・これで5キロは速くなる
とのアドバイス。
実にいろいろと参考になった。特別クリニックを受けたようなものだ。特にフォームに開眼したことは大きい。遠藤さん、感謝です。
ちなみにDHバーのDHとはダウンヒルの頭文字で、スキーのダウンヒルでストックをもつフォームにをヒントに作られたとのこと。こういう話は好きだな。DHバーを使うイメージが明確になる。
さらに、トライアスロンタイプの、着脱しやすい靴を競技用に購入。素材がまるで運動靴のような軽い感覚でベルトは一つ。デザインが気にいった。
ということで、これまで縁遠かったバイクが、今回のことでだいぶ身近な存在となった。自分のバイクに愛着が湧いてきた。
春の雨 風邪に臥しては 空眺め
雨模様 桜のつぼみ 暗い空
江戸川沿いに越してから、空の様子が目に付くようになった。私の部屋は4階だが、そこから眺める空は大きく広がっている。これまでになかった楽しみだ。 -
シーズンインへ準備開始! 決起集会!
3月19日金曜。TTAのナイトランに初参加。このナイトランは第一と第三金曜に行われるもので、今回は2回めの開催。シーズンインを実感する。
こうした催しは早めに参加して様子をつかみたいというのが私の考えで行ってみたが、なかなか面白かった。午後8時に代官山のアスロニアに集合し、主に目黒川沿いを約30分6キロ弱。参加者は9名だったかな?
川沿いなので、都会の真ん中でありがなら、街の明かりが途絶えている。おしゃれな飲み食いの店の光が路上を照らすなか、高層ビルを眺めながら走るのは、迷宮の中に走りこんでいくような感覚があって新鮮だった。結構アップダウンがあるのも面白い。
走ったあとはアロハテーブルでの食事。これも皆さんの会話がはずんでなごやかに進行。おっともう11時20分! あわてて一足先におつかれさま。引っ越したばかりなので、終電の時間がわからない。かなり焦ったが、結局は東西線の最終3分前に日本橋駅に着いた。あぶない、あぶない。
ナイトランはなかなかいい雰囲気が気にいって、毎回とはいかずとも、月1ぐらいは参加したい。
金曜はナイトランの前に、7時にアスロニアに行き、ウエットスーツを採寸。大会参加に備える。
ウエットスーツの下は、下はトライスーツ、上は男は裸の人が多いこと、バイクとランはほとんどがはだしであることを教えてもらった。こんなことがわからないんだよね。さらに、バイクとランのシューズははだしで使う試合用を用意するといいという。なるほど、わかります。
ホノルル大会は、正式にはウエットスーツ着用禁止とか。しかし、こちらとしては正式記録、正式順位ではなく「完走」だけが狙いだから、ウエットスーツで行くつもり。でも、ハワイでは暑いんじゃないかなあ。「自然と浮く」とはいうが、それはどんな感覚なのかなあ。分からないことがどんどんと出てくる。
スーツができたらまずは着脱の練習だね。プールもそうだけど、ぜひ海のトレーニングでその感覚を確かめたい。
土曜の朝錬はちょっとアルコールが残っていたなあ。スイムはコースロープをとりはずしてターンのレッスン。かなりきつかった。レッスンの最後は5分間で壁をつかずにグルグルと回るメニューだったが、これも最後に立ってしまった。情けない。心理的な弱さを感じるなあ。これからは長距離トレーニングを重点に取組み!
スイムのあとのランは1キロ6分ペースでの持続トレーニング。こちらは風はあったが陽射しは柔かで気持ちよかった。
家に帰ると、近畿日本ツーリストから、ホノルル大会の案内がようやく到着。いよいよ近づいてきたぞお。
土曜の夜はアロハテーブルでTTAのシーズンインへの決起集会。南行徳、渋谷、十条のTTA、白戸さんが代表をつとめる月島の「グータロウ」から、全員で50名ぐらい集まったんじゃないかしら。ひさしぶりに渋谷のメンバーに会えたのが嬉しかった。会は大変なもりあがり。「ホノルル大会に出る人、手をあげて~?」「ハーイ!」とあがった手は20人はいたんじゃないかしら。
十条には60歳を越えたメンバーもいらっしゃるとか。いいですねえ。このブログを見ることがあったら、ぜひ声をかけてください。
岩田コーチより
・TTAのチームユニフォームをつくること
・4月30~5月2日、そして夏の2回の合宿を予定していること
・6月から毎月1回は海錬を行う予定でいること
を発表。そして最後に岩田コーチのリードで「スイム! バイク! ラン! ビール! オーッ!」の大合唱でお開きとなった。いやあ凄かった。
今日は春の嵐到来ということで、大井埠頭のバイク錬は欠席。これからスイムの自主錬をこなし、午後にはアスロニアでバイクのチューンナップをお願いの予定。
ということで、この週末から、本格的にシーズン突入のモードが一気に高まる。
いざいかん 春の嵐に あおられて
きたる日へ 新たな暮らし 風もよう
合宿も海錬も楽しみにしている自分がいる。
今年は本当に、トライアスロンが暮らしの柱になりそうだなあ。
けっこうエキサイティングで翻弄されそう。
ケガをしない、疲れない、を信条に! -
「伏し浮き」に考えさせられる
金曜日から2泊3日で熊本県宇城市に出張してきた。仕事のほうはかなりの手ごたえと成果があったが、それは別として2日連続でよく呑んだなあ。楽しく呑んだ。ただし、50半ばを過ぎて「呑み疲れ」を自覚するようになり、今回はかなり疲れた。また、出張では飛行機やバスで同じ姿勢を強いられ、ホテルの部屋ではストレッチングもおこたりがち、とうことで、ダルーイ感覚が全身をおおう。
よく出張先にもシューズを携帯し、朝にホテルまわりをジョグといった話を聞くが、私にはできないなあ。どうにも運動不足、アルコール過多、過食となる。
今日(日曜)は帰宅するだけなので、好きな熊本城を散策してから帰ろうかとも思ったが、「日のあるうちに帰宅してトレーニング」の意識がはたらく。身体が要求するといったらちょっとカッコよるぎるかな。呑み疲れで寝坊をし、12時過ぎの飛行機で4時には帰宅。なにはともあれストレッチングで身体をほぐす。とくに足がパンパンになるので、下半身のほぐしを重点的に。いくぶんスッキリして血のめぐりがよくなったところで、スポーツジムに行ってスイムなのだが、これが全然ダメで自分でも驚くほど。約1時間半ほどの時間をかけたが、あまりのダメさに意気消沈。スイムの後に少し走ろうかとシューズも持ってでかけたのだが、まったく意欲が湧かずに帰宅となった。
スイムの何がダメだったのか。以下その自己分析。
ネットであちこち歩いていたら「伏し浮き」という言葉に出会った。
詳細はこちら。http://www.page.sannet.ne.jp/yamato99/tech_fusiuki/fusiuki_index.html
これには考えさせられた。ポイントはストリームラインのつくりかた。簡単に言えば、身体全体を反る形になるストリームラインを旧式とし、「腹がへこんでいる伏し浮き姿勢」を提唱する。
これを見て、平野コーチが「腰を反るのでなくまっすぐにする」姿勢を保つように指導していたことを思い出した。というのは、私としては「まっすぐにする」ということがよく理解できなかったのだ。その理由は「ストリームライン=身体全体をまっすぐに伸ばす=必然的に身体は反る」という思い込みがあり、それと「腰をまっすぐ」は両立しなかった。これは大きな疑問であったが、「伏し浮き」は見事なぐらいにその解答になっていた。
さらに、TIで習った水中姿勢も、私には「伏し浮き」に共通するように思えた。
ということで、いま、自主錬では、腹をへこませるケノビ姿勢での伏し浮き、手を水面から30センチほど下で肩をグッと入れるTI姿勢でできるだけストローク数を少なくするドリルに取組んでいる。
それで、今日は何がダメだったのか。
まず、はじめの半分まではいい感じなのが、後半にガクンとダメになる。足が落ちる、スピード感がなくなる。ブレスが安定しない状態となる。頭が激しく上下する感覚となる。
前半がいいのは、多分ケノビでスタートしてノーブレスで泳ぐから。それが中盤になり、ケノビの勢いがなくなり、ブレスをするようになるといけなくなる。
今日はプルブイを挟んでも同じ状態で、後半は足がおちていく感覚にとらわれ、姿勢がふらつき、ブレスに余裕がなくなる。
この状態をいいほうに考えれば、「足が落ちることに、より意識が働くようになった」のかもしれない。また、これは「伏し浮き」の説明にもあったが、足を浮かすと、姿勢が前のめりになった感覚があり、それにあわせてブレスの感覚も大きく変化する。それがうまくつかめない。ノーブレスで6ストロークほど泳ぎ、1~2回程度のブレスは「いい感じ」なのに、だんだんと崩れて、バタバタとなっていく。ああ、困った。新しい課題だ。
ちなみに、これまで水泳に関するネットはいろいろと歩いてきたが、「伏し浮き」に出会うことはなかった。それがいま出会うということは、課題が出会いを生むということだ。
冬の雨 からだときもち 疲れ果て
呆然と 歩く頬うつ 氷雨かな
どうも元気がない。
こんなときは早く寝ることだ。
今日はノーアルコールで就寝。 -
2010年2月11日木曜、ライアスロンライフのスケッチ
9時半にTIPNESSへ。5分ほど早く着いたが、もう先に2名。ついで続々と集まってくるが、一様に、男も女も高齢者。私より10歳は年長、70歳ぐらいかな、という印象。
私が以前大森でスポーツクラブに通っていたのは、20年ほど前。その時は中年女性(主婦?)の姿が目立ったが、いまは高齢者なんだなあ。いまの日本の現実に直面した印象。
プールに行くと、ここは女性ばかりで3名。年齢は見た目やはり70歳ぐらいか。この方々が、まあ、よく泳ぐんだ。静かに、ゆったりと泳いでいく。多分30分はそのままに泳ぎ続ける。凄いよね。こちらも負けてはならじと泳ぐが、はじめは200で、次いで100メートルで足をついてしまう。仕方なく、100メートルを1セットにして、30秒の休みをとって6本。そのあと、50メートルでやはり5~6本。
女性の方々は、それぞれの泳ぎをすますと、それぞれにサッとプールをあがっていく。お互いに会話をかわすわけでもない。そのベタベタしない様子が潔くていい感じなんだよね。きっと毎日来ているんだろうなあ。朝の1000メートル水泳が生活になじんでいるんだろうなあ。なんて思いつつ、どうも200で足をつく自分が歯がゆいが、これも現実なのでいたしかたない。きっと彼女たちもやってきたように、日々積み重ねていく以外に方策はない。
プールで1時間の後はマシンルームに行き、バイクに挑戦。ケイダンス100~110レベルで20キロ。約40分。次にランニングマシンで、時速10キロレベルで20分、3キロを越える程度。昔と比べると、テレビがついているなど、マシンも違うんだよね。
ということで、TIPNESSの会員初体験で、十分に堪能した。あと、このスポーツクラブでいいなあと思うのは風呂の設備。私の友人で、いつもスポーツクラブで風呂をすませているので、自宅で風呂に入るのは年に数回というのがいるけど、ここでも、シャンプーなどお風呂セットを持ち歩いている人をロッカーで見かけた。でも私としては、スポーツクラブでお風呂セットというのはどうにも似つかわしくなく、そのうえその人が立派な胸毛でぽっちゃりタイプということで、そのアンバランス加減に思わず笑ってしまった。
第1回のスポーツクラブ体験は満足、満足。以前にスポーツクラブに通っていたときは、特定の目標はなく、なんとはなしの減量、健康管理であったが、今回はトライアスロンがある。満足というのも、「ここならキチンとトレーニングができそう」という実践的な評価となる。
この日は、夜の7時にUさん夫妻と日比谷で待ち合わせ、ドイツ風のビアホールで食事。Uさん夫妻はTTA渋谷校でご一緒させていただいたご縁。特に奥様はスイムの4コースでともに朝錬をこなしてきた仲間。私が南行徳に移ることをキッカケにお食事の機会をもった次第。
楽しいお話で、お二人とも聞き上手なので、ついしゃべり過ぎ、呑み過ぎとなってしまったが、屈託なく食事、お酒、おしゃべりを楽しめたことが嬉しい。Uさん夫妻はご主人が36歳、奥様は30歳とか。幸せそうな若いカップルを見るというのはいいもんだね。素直にそう思う。
Uさん、これからもよろしくお願いします。また一緒に皇居ランをしましょう。
以上、11日木曜(祝日)の私のトライアスロンライフのスケッチ。
こうした休日を過ごせるというのは、いいもんだ。そう思う。
トライアスロンをやってなければ、多分、午前中に散歩、昼に八重洲ブックセンターへ、それから有楽町に向かい、映画とガード下でホッピーというところか。それも別に悪くはないが、どうにも張りのない休日なんだよね、これでは。
いざ行かん 鍛えてみるか 冬の日に
みぞれ降る ほてった頬に 口笛が
要するに、過酷であると、張りが出てくるんだよ。 -
初体験のデュアスロン。みんな速くてビックリ!
今日は昭和記念公園で開催されたカーフマンJAPANのデュアスロン、ビギナーズクラスに参加。2キロのラン~10キロバイク~2キロランのコースで10:30にスタート。参加者は30名~40名ぐらいいたようだが、私の順位は後ろから多分5人目、時計の使いかたを間違えて記録は不明。
今日はTTAのユニフォームを着てきたが、どうにもこの順位ではバツが悪いよ。
それはともかく、レースの感想は。
今日はまったく一人で会場に行き、一人で手続き、準備をしたが、やはり、何人かの仲間と行くのとでは随分と違う。仲間であれば、一人は荷物を見て、別の人間が受付に様子を見に行くなどの手分けができる。トイレに行くにも余裕ができる。コースについてお互いに情報交換、確認などを行い準備の精度が増す、といったこともある。
今後、一人参加にも慣れていかなくてはならないが、できれば、何人かの仲間といっしょに参加するほうが何かといいね。
さて、レースだが、まず驚いたのは最初のランでの皆さんのスピードが速いこと。多分キロ4分は切っているのではないか。こちらは速くても1キロ5分強。しかも2キロを越えたあたりから調子がでるほうなので、最初のランから、たちまちに最後方となった。ランを終えたところで、もう後ろから5人目。
次いでバイクとなるが、トランジットがうまくいかない。簡単に言えば、バイク用の靴に履き替えるのにえらく手間取る。スポンと足が入らず、指を使って片足3回目ぐらいでようやく足が入る。モタモタしているうちに、早くも最下位。
バイクのコースは適度にアップダウンとカーブがあり、風が強くてまいったが、右、左と頻繁にギアをいじり、それなりに楽しめた。それで、1周してトランジットに向かうと、なんと先行しているはずのバイクがない。おかしいなあ、と思いながらも靴を脱ぎ始めると、係りの人が「36番、もう1周です」「そうですか。なんか変だと思いました」であわててコースに戻る。
ああ、やはりスタート前にコースをキチンと確認しておかなくてはいけないね。一人で要領も悪く、心落ち着かずで、コースのことは気にはなっていたものの、「まあ、走ればわかるだろう」とたかをくくったのが大間違い。自業自得。いい薬になりました。
コースに戻って、2周目なので、それなりに慣れたか、再び3人(うち一人はジュニア)を追い越してトランジットへ。またしても靴の着脱がうまくいかない。ハンドルを持っていた手がしびれて紐がうまく結べない。あっというまに3人に抜き返され、ランで追いかける。
すると「岩崎さん」と私の名を呼ぶ声援が。驚いて見ると岩田コーチでした。いやあうれしいもんですねえ。声援を受けるなんて初めての経験。なるほど力が湧いてくる。
バイクの後のランは、足がふわふわして走りにくいが、息継ぎのほうは、身体が温まって、前半の2キロよりだいぶ楽。岩田コーチの声援もあり、何とか2人までを抜き返してゴールへ。
このまえのハーフマラソンからすれば、肉体的にはずっと楽で、フィジカルなダメージはなかったが、もくろみとしては、バイクの集団レースを経験するところにあったにもかかわらず、バイクはほとんど一人旅。
でも、追い風に乗って左のギアを入れてスピードをあげる感覚を楽しめたことで、今回はよしとしましょう。
はい、今回の反省。
・コースは事前にキチンと確認をしておくこと。
・時計もちゃんと使えるようにキチンと覚えておくこと。
・トランジットも事前に練習する、靴を換えてみるなど、キチンと対策が必要。
・できれば誘いあわせでレースに参加すること。
木枯らしと 枯葉にまかれて 風を裂く
北風や 昭和の森に 息を吐く
思い起こせば、なんにつけ、成り行きまかせに生きてきたが、勝負のときは、キチンとしないといけない。
ようやくこの歳になり、いい経験になりました。
それにしても皆さん、速かったなあ。ああ驚いた。 -
満を持しての15分スイムで、ああ、沈没!
1月の24日に、住み慣れた東京大井町から、千葉県市川市に引越した。この引越しについては、さまざまな思いと経緯があり、改めて別の機会にまとめて報告します。今回はそれより先に、30日の南行徳でのスイムのレッスンについての、私としては実に感慨深い報告。
この日は4ヶ月ぶりの15分スイム。これは15分間でどれだけの距離を泳ぐことができるのか、その距離を測るもの。前回は9月5日に行ったが、距離はなんと375メートル。1500メートルでは1時間もかかってしまう。というより何より、前回はすぐに息が切れて休みっぱなし。25メートルを泳いではハアハアと息をつき、惨憺たる有様であった。
今回は、ちょうど前々日に岩田コーチのブログで15分スイムの実施予定をキャッチ。いやあ、「何とかしたい」と心に期すものはありましたよ。前日はイベント学会での新年会があったが早めに切り上げ、30日に備えた。
当日は南行徳の新居から、自転車で南行徳駅前のTIPNESSへ。今回の15分スイムは大きな一里塚。これまでの練習の成果を示す大切な機会と思って取組んだ。タイムを計るパートナーは前回と同じ女性のNさん。
どちらが先に泳ぐかを決めるのだが、前回はNさんに先をお願いしたものの、今回は「緊張したままに15分待つのはつらいから」と岩崎が先にスタート。
「ゆっくりと、ゆっくりと」と自分に言い聞かせるようにスタート。フォームを大きく、前へ前へと意識を向けて、100~150ぐらいまでは何ともないが、それを越えると、なんと、疲れてくる。これで焦った。息が切れることを恐れていたのだが、それより先に疲れがきた。おかしな話だが、実際にこれは考えていなかった。
まず、疲れを感じ始めたのは足。そして腕。これはいけない。意識を現在に集中しよう。そう現在、現在、現在と頭のなかで繰り返すが、何ともリズムにならない。そのうちに、泳いでいる時間がだんだんと耐えられなくなってくる。あの感覚は何なんだろう。足もつく25メートルプールで不安に思うことは何もないはずなのに、泳いでいる時間そのものが耐えがたく不安に思えてくる。200を越えると更に疲れが増してくる。息がだんだんと苦しくなる。足の疲れがひどく、足が沈み、スピードが大きく落ちていくのが分かる。といったところで、300を前にして足をつく。残念!
あとは25メートル毎に足をつき、息を整え、最終的に距離は470メートル。1回目よりは100メートルのプラスだが、ああ、何とも不本意だなあ。どうにもリズムがつかめなかった。力を抜けず、姿勢も硬く、息があがってしまった。心ひそかに足をつかずに泳ぎきるつもりでいたのに、ああ、意気阻喪で呆然。
しかし、「次にもう一回やりたい」という思いも湧いてきた。これも私としてはいささか驚いた。負けてはいないじゃないか、岩崎クン。
今回は時間に負けた印象が強い。こうした不安はランにもあり、当初は30分以上走ることがとても不安で、30分で歩いてしまっていたことを思い出す。それを練習で克服したように、やはりスイムもこの壁を乗り越えないといけない。
1回目はまったくの絶望であった。しかし2回目は大いに落胆はしたものの「もう一息で次のステージに進むことができる」という思いが強い。
何人もの人から「300を越えると楽になる」とアドバイスを受けた。よし、300越えを目指そうじゃないか。
新年の 思いかなわぬ 泳ぎぞめ
頬をさす 寒風に期す 300越え
引越しのバタバタでだいぶ間があいてしまったなあ。
ちょっと気を入れ直して書いていきたい。
書くことで、前に進む意欲を確かめることになる。 -
大会初参加翌朝の心境 来年も出てみよう!
フロストバイト参加の翌朝。
今朝の起床は7時。4時半に一旦目が覚めたが、気持ちよく二度寝をして再びすっきりと目を覚ます。寝床で脈を測ると60。結構です。床を出る前に気になったのが身体の痛みだが、起き上がってみると、左の腰のあたりに多少の違和感はあるが、ほとんど痛みはない。気になっていた喉の痛みと鼻水も状態がよくなっている。
爽快であり、気持ちよく朝食にお茶漬けを一杯。おいしい。
昨日を振り返ると、足の指が痛くなったのは、やはり走り方の問題で、ペタペタと走るので、指を地面に打ち付ける感じとなる。後半足が痛く、すり足気味に走ってみると痛みが和らいだ。また、そうすると姿勢を意識し、腹筋に力を入れて身体の軸を守り、腰の回転力で足を前に運ぶ感覚があり、私なりに、よく言われる「体幹」の重要性を確かめることにもなった。
マラソンまでいく気はない、という心境は昨夜と変わらないが、今後フォームを改善して来年も走ってその成果を確かめてみたいと思った。単に今年よりいい記録といったものではない。今回の参加で気のついたことを1年かけて自分のものにしたらどうなるのかを知りたい、新しい自分に出会ってみたいという気持ちだね。
ちょうど読み終えたばかりの本に、今の私の気持ちを言い当てたような一節がある。
『日本の風土に欠けていたのは何なのでしょうか。一言でいえば「幸福」の観念-無償の喜びの感覚でしょう。あるいは「生きる」という単純なことに向き合う無垢な姿勢といっていいかもしれません。幸福とは過ぎ去るものであり、幸福であるためには、たえず幸福であるように生きなければなりません。所有物がなくなるという意味で幸福は過ぎ去るのではなく、幸福とはもともと生きることによって私たちが作ってゆくものなのです。生きることを喜ぶ気持ちがなければ幸福も何もありません。』(「手紙、栞を添えて 辻邦生・水村美苗 ちくま文庫」 引用は辻の一節)
もはや、日々を夢中で生きる若き年月は過ぎ去った。無垢に生きて幸福を味わうには何らかの意識的な操作が必要となる。しかもその操作は持続的でなくてはならない。さらに生きることを喜ぶ気持ちには「気持ちのよい汗」が何よりだ。
幸いにも、私にはトライアスロンが無垢に生きるための隘路となっているようだ。
冬の朝 窓開け放ち 冷気浴び
すこしだけ 前に踏み出す 冬の道
もちろん仕事も、そのような気持ちで、続けていきたいと願う。 -
フロストバイトロードレース 初参加!
今日は米軍横田基地で開催されたフロストバイトロードレースのハーフマラソンに初参加。
「初参加」というのは、こうした大会に出るのは本当に「小学校以来」ということで、私の58年の人生のなかでも、今日は記憶に残る一日となった。
ハーフマラソンの距離は多分21キロかと思う(当初は20キロと思っていたが)。で、タイムは自分の時計で2時間14分14秒。1時間で10キロ、2時間20キロ、21キロで2時間6分はいきたいと思ったがかなわなかった。
さて、本日のレースのことは、どこから何を伝えればいいのだろう。
書きたいことは山ほどあるが、どのような観点から何を伝えるべきか、疲れで神経がハイになっており、腰が据わらない。
そこで、まず、ハーフマラソンという「距離」について考える。
走った実感としては、当初の5キロ~10キロはペース形成期で、自己との対話が第一。10キロを越えると、やはり身体が軽くなり、ちょうど同様なペースで走る女性ランナーをターゲットにその後ろをついていく。その状態で、結構抜いていきながら15キロ。そこで更にその女性を抜いて、17キロになってからがきつかった。両足の親指を中心に指が痛む。これが困った。息はつけている。にもかかわらず、足が痛く、前に進まない。なるほどなあ。15キロと20キロでは確かに違う。
痛む足をなだめながら、ようやくの思いでゴールしたが、ここで考える。
マラソンに出る気はあるか? いや、ありません。20キロでいっぱい、いっぱい。
私にはトライアスロンのオリンピック仕様がちょうど頃合ということ。
だって20キロであれだけ足が痛くなる。40キロが身体にいいわけがない。
このレースは来年も出ることはあるかもしれないが、これが私の限界、というのが今日の感想。
逆に言えば、マラソンを完走できなくとも、トライアスロンには挑戦できるということだよ、ご同輩。
レース後、アスロニアの仲間と八王子のファミレスで食事、生ビール2杯。6時30分に帰宅し、洗濯機を回し、ゆっくり風呂に入り、ストレッチングの末、缶ビールとワンカップで、一人で祝杯。
結構な一日でした。
痛む足 木枯らしを受け ひた走る
一仕事 終えたところで 冬の酒
今日はご機嫌な状態で、身体は疲れ、呑んでいるので、これで終わり。
どうも口をきくのもおっくうな感覚。
ハイ、満足な一日でした。
ありがとう。