年度末の納品が重なり、一時はどうなることやらと重い気分でいたが、いまようやく最後の一歩手前を完了して昼食をとって、ようやくブログに向かう気分となった。
私の言う「年末の納品」とは基本的に報告書の作成業務で、ひたすらにパソコンに向かう。となると、どうしてもブログにしわ寄せがくる。同じ「パソコンに向かう」というだけで意気が萎えてしまうんだな。
いま、ようやく、わずかながらの開放感のなかで、久しぶりに「勝手に書ける」原稿に向かうと、なんとも嬉しくなる。書くことは自己回復なんだなあと思う瞬間である。ではトライアスロンは自己回復行為になるのか。直感的には自己回復というよりも、気分転換、あるいは自己発見に近いかな。
ここに書くこと、読むことと身体を動かしして汗をかくこととの基本的な違いがあり、私のなかではトライアスロンとこのブログは自己発見と自己回復のサイクルを形成しているようにも思うがどうだろうか。
迷路に陥りそうなので、この話はここまで。と、ここまで書いたのが4月4日月曜日のこと。
そのあとにいろいろとあって執筆中断。今日は9日土曜日。ブログをはじめてからこれだけ間があいてしまったのものはじめてではないか。
気を取り直してパソコンに向かおう。
トライアスロンについての報告としては何と言っても「ラン復活」。1週間前の4月2日土曜日のATAレッスンでほぼ3ヶ月半ぶりに走った。走ったといってもとてもプログラムについていけるわけもなく、ユックリとジョグして最後は歩きとなった。身体が重い重い。平野コーチは「身体が重いのは前に走れていた証拠」と励ましてくれたが、なんとも重く、レッスンを終え、風呂をすませて体重を量ったら、なんと70キロを500グラムオーバーしていた。太ったとは思っていたが、なんとこれほどとは。
トライアスロンを始める前の一時期、約3ヶ月にわたって日々体重を記録していたことがある。そのデータを引っ張り出してみると、最低で64.8、最高で68.3だった。そうだよなあ。そんなもんだよ。それでトライアスロンでアンダー65で安定を目指したのに、なんとプラス5キロではないか。トライアスロンを始めたことでダイエットストレスから開放されたと思っていたが、これが大きな油断だった。
太った原因としては、足を痛めて走れなかったこと。そればかりではない。家から駅までの徒歩15分の道のりをママチャリとし、足をいたわり、できるだけエレベータを使う毎日であった。一方の食事は、多少は気をつかってはいたが、取り組みが甘かったよなあ。
ランに話を戻すと、日曜の朝は、果たして足がどうなっているのか、ヒヤヒヤで目覚めたが、痛みがなくてホッとした。そこで気分にのって、自宅近くの江戸川沿いを走ろうとしてのだが、足が前に進まない。すぐに歩いてしまう。
実は、これまでのレースでは遅いながらも歩いた経験はなかった。呼吸と脈拍が安定してペースを作っていければ歩くことはないと思っていた。それがすぐに歩いてしまう。これも自分としては驚いた。
やはり走ることはすべての基本ということを改めて確認。
ホノルルに向けて一からの再出発の心境だ。
春に向け 太った身体に 汗をかく
春風を 正面に受けて 走り出す
ともかく今日はランの復活と、なんとも太ってしまったという、なんともしまらない報告となってしまった。
ブログもランも休むと調子がでないなあ。
カテゴリー: 足の痛み
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ラン復活と、なんとも太ってしまった話
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私の地震体験 日本人の姿に感銘
地震が起きたときは、日本橋高島屋横のビルでセミナーに参加していた。人数は100名ほどか。かなりざわついたが、悲鳴があがるわけではなく、席を立つ人もなく、落ち着いた印象であった。セミナー会場のため、荷物はない。その空間でただ椅子に座っているだけ。皆、なすすべもなく、身を固めて恐怖に耐えていたのだと思う。
セミナーは地震にもかかわらず続けられたが、3度目になり、セミナー主催者から、「ビルのほうから中止をしてほしいとの要請があった」とのことで、ようやく中止に。3階だったので階段で1階に降り、外に出ると、多くの人が路上に集まり、緊張した面持ちでたむろしている。高島屋の中に入ってみると、お年寄りが床に座り込んでいる。地下鉄はストップして、駅員が地下に向かう階段の入り口で説明をしている。
どうするか、と思ったが、ともかく東京駅へと向かう。あちこちで人がたむろしている。そんななか、牛丼屋でどんぶりをかきこんでいる人の姿が、なんとも違和感があった。
東京駅に着くと、全面運休で、改札前モニターでのテレビの前に人だかりができている。津波の様子が映しだされ、ようやくこの地震の姿をつかめることができた。これは大ごとだ。
こんなときに便意をもよおし、大丸のデパートに行こうと思ったら、すでにシャッターを閉めていた。対応が早いなあ。仕方なく、地下街のトイレへ。さすがに、ズボンをおろしたときには、この状態で大地震ではかなわないなあと情けなく思った。
意を決して、秋葉原の会社に徒歩で向かう。多くの人が歩いている。ラッシュでクルマはほとんど動いていない。でも街は平然として落ち着いており、それが強く印象に残っている。通行止めの路地で、何事かと思うと、ビルの窓ガラスが大きく割れている。
会社につくと、スタッフはもう帰宅しており、電車が回復するまで一仕事と思ってパソコンに向かったものの、断続的な余震で落ち着かない。会社の入っているビルは1階がピロティ駐車場になっており、地震に弱い構造であることを思い出し、あわてて外に出る。
馴染みの呑み屋にはいり、テレビを見ながら電車の復旧を待つことにした。同じような考えか、どんどんとグループ客が入ってくる。テレビを見ながらビールに湯豆腐をつつき、メールをやり取りしていたが、どうも、電車の回復には時間がかかることがハッキリしてきた。多分、家に着くまでに3時間はかからないだろうと見込みをつけ、8時20分に徒歩での帰宅を決意。痛む左足が心配であったが、リハビリトレーニングと思いを定めて歩き出した。
靖国通りで錦糸町に向かい、新大橋通りに出るルートだったが、特に錦糸町までは渋滞ともいえるほどの人の数。しかも路上のクルマはまったくといっていいほど動かない。黙々として歩いたが、ちょっとした高揚感もあったなあ。
途中、学校が帰宅支援でトイレ開放をしており、使わせてもらう。人々は整然と帰路に向かい、そうした支援がちゃんと行われていることに感銘を受けた。それと役に立ったのがスマートフォンのMAP機能。何回も確認することで、ゴールへのしっかりとした目標意識をもって歩くことができた。
荒川を過ぎると、だいぶ先が見えてくるが、左足も痛んでくる。岩田コーチより、明日の練習中止のメールが入る。
ほぼ11時、南行徳の駅前で自転車をピックアップしてようやく帰宅。物が少しは落ちていたが、ほぼ無事。この中古マンションがこれだけの地震にあっても大過なかったことに安堵する。あちこちにメールをして無事を確認しながら、テレビに見入り、ショックを受ける。
一夜明け、8時半に起床。まず足の痛みを確かめる。ああ、悪化してない。一安心。こんな折に不謹慎だが、素直に嬉しい。断続的な余震に見構える。明日はディアスロンの練習会だが、これでは休みとしようか。
改めてメールであちこちと連絡。あちこちのテレビ局をザッピング。テレビとインターネットは文明の利器であることをしみじみと実感する。
冬の夜 地震を受けて 人の波
厳寒に 天変地異とは このことか
こんな状況にあっても、整然としている日本人というのはすごいと思う。
その姿に感銘を受ける。 -
どうなる足底腱膜炎? シーズン前の不安!
シーズンが近くなってきて、トライアスロンのメーリングリストでは大会のエントリー情報が行きかうようになってきた。いいなあ。シーズンインだぞ!
本来であれば、戸惑いいっぱいの初シーズンの経験をふまえて、きっちり鍛えてシーズンに向かっていくイメージであったのだが、左足の痛みが長引いて、不安な思いもわきあがっている。
はじめは昨年内には回復と思っていたが、1月を過ぎ、もう2月も終わろうとしている。確かに快方には向かっており、日一日と回復の手ごたえを感じてはいる。特注インソールをはいており、普通に歩いているときはほとんど意識はしない。自然と階段を降りることもできる。でも、いまだ完治にはほど遠く、痛みがある。
病名は「足底腱膜炎(そくていけんまくえん)」。ネットで調べるとその典型的な症状である。ではネットでは回復についてどのように書かれているか。
「多くは3ヶ月から3年以内に自然治癒するものなので、痛みが出ても慌てずに、毎日の足のストレッチ運動や足への負担を減らす工夫をして、痛みが落ち着くのをゆっくり待ちましょう」となっている。
どうやら長くかかるものなのだ。快方に向かっていることからして、治らないとは思わないが、ひょっとして今シーズンはあきらめるというのもあるかもしれないという不安もある。そこまでいかなくとも、すでに申し込んでいるホノルル大会が開催される5月中旬はどうなのか。やはり1ヶ月は事前練習の期間がほしいから、4月までにはトレーニングを始められるようになりたい。あと1ヶ月だが、さてどうなるか、どうするか。
つい最近までは、なにをするにも足をつくと痛く、ともかく刺激を与えないようにしていたが、ようやく少しは動けるようになってきた。おかげで、足のストレッチや腹筋やスクワットのトレーニングは行えるようになってきた。つまりこれは、安静期間からリハビリ期間へと移ってきたということ。
そこでリハビリの情報を調べると、まず第一は足底のストレッチング。足の指でタオルをつかむタオルギャザー、単に足底のみならず、足全体のストレッチ、あるいはマッサージなどを行うことなどがあげられる。根本的には身体全体のバランスがよくないので、姿勢の矯正などにも取り組む必要があるともいう。
これまで、身体のケアに通える整体院を探していて、なかなかいいところが見つからなかったが、これもネットで調べて、こちらに行ってみようかと思っている。「ホットカイロ田町 http://hotkairo.com/」
当ブログでお近づきになったKenさんからは、「回復自体を楽しむように」といったありがたいアドバイスをいただいたが、確かにそのとおり。いろいろと調べ、さまざまに工夫をこらし、不安も含めて、回復へのプロセスを興味津々に見つめてコントロールしていきたいと思っている。
こんな状態でいると、テレビでよく見かける「一所懸命リハビリに取り組む」といったコメントも身近に感じる。マラソンランナーの有森裕子は両足とも足底腱膜炎の手術を行っているという。不安だっただろうなあ。
トライアスロンを始めてよかったことのひとつに、プロのスポーツ選手を見る目が変わったことがあげられる。スポーツ選手の心理を身近に感じるようになり、好きなスポーツを楽しむ幅が大きく広がった。勝手に同じ世界の村人と思える親近感を覚えるようになった。なんでも始めてみることだ。
春近し 川面の風が 誘い来る
陽を受けて 汗ばむからだ 春近し
春が近くなってきたことを身体全体で感じる今日この頃です。 -
雪の舞う空を眺めて、今週のトライアスロンライフ
3連休の初日で雪が降っている。天気予報では、この後明日まで降り続き、都心でも5センチほどの積雪になる見込みとか。明日土曜日は一向に気のすすまなない結婚披露宴の出席でますます気が重くなっている。ああ浮世はままならぬ。
今週を振り返ると、7日の月曜は昨年のロタのレースで出会った方々と5名でささやかな新年会。昨年暮れに忘年会を行い、これで2回目の集まり。私が幹事役をつとめているが、くったくのない、ただの気軽なおしゃべり会として、適当に折をみつけてお声かけしていこうと思っている。これもトライアスロンを始めたからのお楽しみで、こうしたささやかなお付き合いを大切に取り扱っていきたいと思っている。
8日火曜は夜10時からのATAスイムトレーニング、9日水曜は夜7時半からのオーシャンナビBASICトレーニング。ATAでは2ビートのドリル。オーシャンナビでは水中での腕のかき方。オーシャンナビはこれで3回目。姿勢のつくり方、空中での腕のかき方に引き続いての水中での腕となり、次回はフィニッシュの腕のかき方になるという。
この2つのレッスンでともに指摘されたのが、相変わらずの、「右の腕が落ちる」こと。右手をのばしながら左に顔をあげるコツはわかったのだが、まだまだ自分のものになっていない。
そこで、昨日の10日木曜も南行徳TIPNESSで自主連。プルブイをメインに右腕に意識を集中したフォーミングを行った。そこでつかんだことがひとつ。右手を意識としてやや外側に着水して腕を伸ばすと、右手に浮力がついて沈みにくい、身体を伸ばしやすい。
また、そのほうが肘をあげやすい。相撲でいえば「かいなをかえす」感覚かな。
ということで、相変わらずにスイムに悪戦苦闘しているなか、こんなサイトを見つけた。
http://www.swimming.jp/3d_mv/3d_index.html
まだじっくりとは見ていないが、たとえば、顔をあげたサイドの手が着水するとき、反対の腕はどうなっているのか、顔はどのタイミングであげてさげているのかなど、コマおとしで確認していこうと思っている。
昨日は午前中はNTT関東病院で、左手しびれのブロッキング注射。MRIの結果も出ての診断であったが、やはり頚椎の5番目の骨と6番目の骨が生まれつきくっついていることに起因している模様で、老化による頚椎の変化によるものではないようだとのこと。つまりくっついている以外は大きな異常は認められない状態のようだ。
しばらくブロッキングを続けてみましょうということになった。ブロッキングというのは手探りで効果を確かめていくようなところがあり、果たして完治にいたるのか、神のみぞ知るところだが、まあ、いまの状態とやれることはわかったのだから、意気軒昂とやっていこう。
足のほうは、痛みはあるが普通に歩けるようになり、日常生活ではあまり痛みを意識しないで過ごせるようになってきた。そろそろウォーキングのトレーニングをはじめようか、その前に今一度順天堂医院に行ってみようかなどと頭をめぐらしはじめている。でも、あの病院では「注意してやってください」と消炎薬ぐらいだろうなあ。つまり、いつはじめるかなんて、誰もわからない、当人が様子を確かめながら自己判断するしかない、というのがホントなところなんだろうなあ。
雪が舞う 暗い空みて 肩ほぐす
いざ見るや 雪の向こうに 春の汗
2月の雪の到来は春到来への予兆である。
身体を整えて、春の到来を楽しみたい。 -
痛めた足で考える。還暦のトライアスロンライフスタイル。
TIPNESS南行徳のプールは、ロッカーから階段を降りてコースへと向かう。昨年までは、足が痛くて、まず右足を一段出して次に左足をそろそろと揃えるといった具合だった。それが壁に手を触れながらも、普通に交互に足を運べるようになり、昨日はようやく壁に手を触れることなく、普通に降りることができるようになった。でも、降りてプールサイドを歩くときは痛みが走り、左足をひいてしまう。
そんな状態なのでスイムに続くランの練習はお休み。自主連でプールでのウォーキング、エアロバイク30分、背中・肩の筋トレをこなして、350円整体マッサージへ。
29日に参加を予定していたドイツ村駅伝、30日に同じく参加を予定していた新宿ハーフも取り止めを決定した。
この感じでいくと、歩くトレーニング開始にあと2週間、ランのトレーニングにはさらに2週間ぐらいかかるかなあ。
今回のこの足の痛みについては、いくつか考えさせられるところがあった。
あるWebサイトで、次のような説明をみつけた。
「加齢に伴って、徐々に足底筋膜炎を起こしやすくなります。自然に痛みが出てくる場合もありますし、急な長距離歩行、立ち仕事などがきっかけになることもあります。」
痛めた当初は、ロタ島大会でのランが原因と単純に考えていたが、回復にこれだけ時間がかかると、「加齢に伴って、徐々に足底筋膜炎を起こしやすくなります」という一文がずしりと腹に響いてくる。腕のしびれも含め、やはり1年間のつけが身体にきているのか、それは年齢に応じたことでもあるのかと、しみじみと感慨にひたってしまう。
だからといって「仕方がないや」というわけではない。であるならば、この年齢ならではの身体の作り方を探していかなくては、という方向に頭が働いていく。
具体的にどういうことかといえば、「ゆっくりと慎重に」となろうか。いきなり何かを始めない。ゆっくりとおっかなびっくりで始めていき、身体に及ぶ反応を確かめる。
あるいは何か変だと思ったら立ち止まって対処を行う。
例えばロタのランでは、当初、左足の靴下がしっくりこないで、よほどいったん立ち止まってはきなおそうかろ思った。それが今回の痛みの原因とは思わないが、還暦の心構えとすれば、やはりあそこは立ち止まらなくてはいけなかった。
あわせて、ゆっくりのリズムを粘りに変える。これは先を急ぐのではなく、絶えず身体と語り合い、手加減をしながら続けていく感覚だな。大切なのは続けていくこと。それにより、スタミナなど蓄積するものが増えていく。だから「今日はやめようか」と思わずに「できるところはやっておこう」という発想にたつ。
そんなふうにして、この1年で、還暦ならではの、自分の身体をつくってみたい。そんなことを考え始めている。
トレーニング用語でいえばLSDだな。
ここでもあるWebサイトからの引用。
「LSDとは、英語の「ロング・スロー・ディスタンス(Long Slow Distance)」の頭文字をとった略称で、文字通り、長い時間、ゆっくりと、長い距離を走るトレーニングのことです。・・・注意すべきなのは、連続して長く走ること。できるだけ立ち止まらないように継続して走るようにしましょう。反対に、カラダが楽だからといって途中からペースを上げてしまうのも禁物。ペース走トレーニングと同じように、足の運びを整えて同じスピードで走り続けることが大切です。」
この感覚をランのトレーニングばかりでなく、他の種目にも、さらには日々の暮らしのありかたにも敷衍していくのが、私の考える、あるべきイメージに近い。
それが私の「還暦トライアスロンライフスタイル」というものであり、言い換えれば、この足の痛みから、改めて「ライフスタイル=日々の暮らしの形」を考えるようになった。
「無理をせずに、適度な緊張を持続するような生活の過ごしかた」とでもいえよう。
昨日は久しぶりに大学時代の同級生と二人で新宿で呑んだ。二人きりで呑んだのは30年ぶりぐらいかもしれない。大学は明治大学の演劇専攻で、やはり演劇専攻というのは多少は珍しいひとつの個性であり、久しぶりに、微妙なところで価値観を共有する会話を楽しんだ。ちなみに彼は役者志望で、私は演出志望であった。
彼はタイやベトナムへの一人旅にしばしば出かけるという。彼が話すと、それって自作自演の即興舞台のようになる。さらに60歳というのは、その年齢だけでかなりの個性となる。役づくりの輪郭がはっきりとするではないか。ちょっと刺激されたな。
タイにはこのブログを通して知り合ったトライアスリートのKenさんがいる。タイのトライアスロン大会に出て、そのままタイ~ベトナムをめぐる60歳のバッグパック一人旅というのが、いま頭に浮かび始めている。舞台はいいじゃないか。そこで誰に出会うだろう。愛らしい子供、はにかむ美少女、黄色の衣を着た若いお坊さん、歯の抜けた老婆の笑顔。。。。
さあて、足が治るのが、楽しみだ。
思い出が 冬の夜風に 千切れてく
ゆっくりと 冬の日差しに 和むかな
過去を共有する人と語り合うのは楽しい。
思い出のなかに明日への気持ちがみえてくる。 -
痛めた足と増えた体重をかかえて私の一年の計
年の暮れから扁桃腺を痛め、左足の痛みは治らず、体調不良、運動不足、過食の状態で、箱根駅伝と大学ラグビーをテレビで見ながら正月を過ごした。特に扁桃腺の痛みは「風邪ではない」との診断ではあるが、喉のひどい痛みもさることながら、どうにも身体がだるく、正月明けの4日以降も日々宴席をこなしながらも半分寝込んだような状態で、気力も衰え、ともかく寝ることに専念した。
それでも8日土曜日はようやく回復し、ATAのスイム練習。足の痛みでランの練習は休むが、水中ウォーキングとエアロバイクの自主練習。30分のエアロバイクで、久しぶりに汗をかく快感を得ることができた。
しかし風呂上りに気になっていた体重を計ると、なんと69.7キロ。70キロの大台超えとはならなかったが、運動不足、過食のつけはしっかりとついていた。昨年のホノルル大会時点からは4キロの増加。トライアスロンを始める前の体重が概ね67キロ~68キロ。それがトライアスロンのおかげでダイエットストレスなく65キロ台まで落とし、この調子で目標の63キロ台ともくろんでいたのに、ここで見事にリバウンドしてしまった。
年末年始の食べすぎもあるが、やはり走れないのがつらい。ということで、昨日の日曜もジムにでかけてエアロバイクを30分こなしてからスイムに。今日も夕方にはジムに出かけてみよう。
ちなみに、スイムではプルブイをはさんでのフォーミングに重点をおき、前のめりに、潜るように、大きなボールを超えるような泳ぎに意識を向けてており、身体に受ける水の手ごたえなど、だいぶコツをつかんだ感じを得てはいるが、しかしタイムが伸びない。でもここで限界とも思えない。まだまだあがいてみないといけないなあ。
足の痛みから、1月15日のフロストバイトへの出場はすでにあきらめた。1月29日のドイツ村駅伝までには何とかならないかと念じているが、どうかなあ。少なくとも1週間前の22日には軽いトレーニングができるようではないと、おぼつかないだろう。
昨年のフロストバイトは私にとっては人生初の大会参加。和やかな大会の雰囲気と大会会場での仲間との出会いや共有など、大いに刺激を受け、今年は何とか2時間切りを目指していたのに、ああ、残念。
といった調子で、2011年が始まった。昨年は1月末の引越しを控えて気ぜわしい年始であったが、今年は足を痛めて練習不足、体重増加の年始というわけで、意欲はあるものの、なかなか意気があがらない。いまも外は風が強いものの、それだけに雲もない快晴で、身体の生理としては日差しと風を受けて走りたくでウズウズしているが、それもかなわない。
「最近は粘り、根気がなくなってきたんだよね」
「何をやるにもスピード感がない。てきぱきいかなくてイライラする」
「何かをすますと、次に移るまえに休んじゃう」
「以前ならすぐ次の行動に移ったのにね」
「ボーっとテレビを観ている時間が長くなって自分でも驚く」
「一日に一つのことしかできなくなってきたんだよ」
これは年末年始に交わされた年齢に関する会話。
身体の状態も思うようにいかず、粘りと気力が衰えていくなかで、どんな毎日を過ごしていくか。日々の暮らしの時間割、事にあたる手筈、スピードとリズムを改めて、還暦相応に、作り直していかないといけないなあ、なんて思い始めている。
新年に わが身抱きしめ 年の計
どこへ行き 何をするのか 年初め
今日は成人の日。といっても自分の成人の日より、子供たちのあの日を思い出す。
思い出茫々。
過ぎた日は日々遠くなり、思い出を探す旅も、また果てがない。 -
かかとの痛みに治療法はないものか?
もちろんこれまでもいろいろと調べてみたが、改めて、正月休みに足の痛みについてネットで調べてみた。特にこのサイトあたりが参考になった。
http://www4.plala.or.jp/sekimatichiro-i/myweb5_070.htm
http://ashinoitami.net/39.html
同じ悩みをもつ方もご参考にしてください。以下※はネットからのコピペ。
【症状は「足底筋膜炎」】
※足底筋膜炎は足底腱膜炎とも呼ばれ、足を接地する時に足の裏の特にかかと周辺が痛みます。これは、かかとの骨と足の指のつけ根までアーチ状に張られている足底筋とよばれる腱の炎症や断裂が原因で、中高年男性やランニングやマラソンのトレーニングをするスポーツ選手などによく発生します。
※足底筋膜炎の原因は、加齢によるものをはじめ、長時間の立ち作業や固い靴底の靴の使用、肥満による足への負担の増大なども考えられます。
痛みは特にかかとの内側で、押すとピンポイントで痛む。いといろと調べてみたが、まさにこれだと思う。痛めたのはロタのトライアスロンだが、「年齢」も大きな要因になっているようだ。これは手ごわいなあ。
【治療法は】
※とにかく安静にしていることです。出来れば一週間以上安静にしているようにしましょう。鎮痛剤などでいたみを抑えるのも良いです。足に合わない靴が原因のことがありますのでまずは靴が足にあっているかどうかチェックしてみましょう。踵が低すぎる靴もいけません。また運動が原因と考えられる場合はその運動をしないことです。炎症部分を冷却して炎症をとりストレッチで周りの筋肉をやわらかくすることで症状は良くなります。治癒には長期間かかることもあります。無理をしないよう気をつけましょう。また家庭でも踵の衝撃を避けるようなクッションの入ったスリッパなどを履くようにして衝撃をやわらげるよう工夫しましょう。
※足底筋膜炎の治療は、軽い炎症の場合なら安静にしていれば徐々に痛みが軽減して完治することもあります。炎症や痛みを抑えるために抗炎症剤の湿布やステロイド剤を投与したり、アイシングやマッサージをするのも効果があります。また足底筋を支援するアーチサポートや中敷きインソール、ヒールカップなどを装着するのもたいへん有効です。しかしかかとのひどい痛みが長く続き、慢性化したような場合は外科手術が必要になる場合もあります。これらの装具を使いながら、足裏に衝撃のかかりやすい行動は避けて安静を心がけていれば、足底筋膜炎はセルフケアでも自然治癒することが多いのです。また足裏のストレッチも効果的で、つま先立ちをして足首を反らせ、足裏の腱を伸ばすようにするストレッチを行ないます。
これまで、整体院でマッサージを施し、順天堂医院でもらった消炎剤を塗り、テーピングとサポーターを試み、特注のインナーソールを購入した。
要は安静にして刺激を与えないことなんだよね。それでクスリを塗って痛みの軽減を待つ。確かに徐々にではあるが、痛みは軽減し、現在は痛みは感じるものの、普通に近い状態で歩けるまでにはなっている。さらにこの正月は、お風呂に入り(普段は冬でも朝シャワー)、自分でマメにマッサージを行うようにしている。
【全治までの期間】
※個人差はありますが自然治癒まで早くて数ヶ月、半年から数年かかる場合もありますので、根気よくフットケアを続けることが大切です。
ちょっとクラッときたなあ。そんなにかかるのか。数年もかかるなんて、トライアスロンからスイムに転向しなくてはならないではないか。
1月は16日のフロストバイトのハーフ、29日のドイツ村駅伝、30日の新宿ハーフを申し込んでいたが、現在の痛みからして、すでにフロストバイトは諦めの心境。月末までになんとかならないかと思うのだが「自然治癒まで早くて数ヶ月」というのだから、ああ、不安はつのる。
私にとってハーフマラソンの初挑戦となった昨年のフロストバイトでは、17キロから両足の指の付け根が痛くなって悲鳴をあげた。ロタ大会でも最後に同じ付け根が痛くなった。考えるに、年齢のこともあり、足が弱いのではないかと思う。
足でグーパーをする、足の指でタオルをつかむ、竹踏み、ストレッチををするなど、足をすこしづづ鍛えていかなくてはと思っている。
29日に泳いで以来、何もしていないので身体に不快感があり、今日は江戸川沿いにサイクリングに出かけた。一人でロードバイクで出かける勇気はなく、ヘルメットにママチャリというスタイル。それでも1時間半ほどは気持ちよく走ったが、太ももの裏がパンパンになった。すでに筋肉痛がおきている。
窓のそと 冬の空眺め 足さする
冷え冷えと 川風受けて ペダル踏む
正月の片付けで、なんと小学1年の通信簿を発見。「声が小さい、活発さが足りない」とある。自分でも驚き。なんと、おとなしい子だったんだ。思い当たる節も多少はあるが、そんな自分がいたなんて、まったく忘れていた。 -
痛む部分、痛みやすい部分をもつということ
本日、特注のインナーソール完成。順天堂医院にとりに行き、そのままはいている。このインナーソールの効果というのは、基本的には土踏まずの部分にソールを当てることにより、多少かかとを浮かして着地の衝撃を和らげるというものなんだね。だから、いつも土踏まずを意識しながら歩くことになる。ちょっと疲れる感じがする。1週間ほどで慣れるとか。
そのほかの治療法といえば、医師からの処方としては、結局は塗り薬のみ。要は消炎剤を塗って、できるだけ安静にして自然回復を待つばかりということになるんだな。
あとは正しい歩き方、走り方を身につけ、マッサージ、ストレッチング、竹踏などでまめにケアを行う。特効薬はないということがよくわかってきた。
現在の痛みからすると、3日にATAでの走り初め練習会があるが、これはアウトだな。17日のフロストバイトのハーフマラソンは微妙だけど、今の気分としては、ややあきらめムードとなっている。
ただし、それでも痛みはだいぶ和らいできたので、足に負担をかけないストレッチや筋トレはぼちぼちやっておきた。はやくウォーキングぐらはできる程度に回復したい。
一方、扁桃腺の腫れはだいぶひいてきて、どうやら明日のスイム練習会は参加できそうな模様。今日はこれから会社の忘年会・仕事収めだが、飲みすぎないように注意をしよう。
でも、痛む部分、痛みやすい部分をもつというのは、どういうことなのだろうか。
私の場合は扁桃腺とかかと。疲れるとすぐに扁桃腺にくる。これは小学校以来の体質。一方、かかとの痛みはトライアスロンを初めてからの体験。高校時代は毎日あれだけ走っても大丈夫だったのだから、やはり歳をとっているのかとしみじみと思う。さらに数えあげれば胃腸も弱い。特に呑みが続くと胸焼けがして、ブスコパンが常備薬となっている。そのうえ、つい数年前までは、疲れると痔にでていた。40歳では椎間板ヘルニアで20日間の入院を経験しており、あのころを思い起こすと、徹夜は日常茶飯事で、いつも腰痛と痔に悩まされていた。ひどい生活だったなあ。ヘルニアの入院で「ああ、これでゆっくり休める」と安堵したことを思い出す。
こうしてみれば、痛む部分、痛みやすい部分をもつというのは、何らかの歯止めをもち、暮らしのあり方を見直すということでもあり、あながち悪いことではない。
とはいうものの、今後、歳を経るにつれて痛みやすい場所が増え、広がっていくことはほぼ間違いない。悪いことではないとはいえ、痛みは不快でしょう。
であれば、諦めて不快な痛みと仲良くしていくしかないのではないかと思えてくるが、そんな方法ってあるのかしら。
痛まないように普段からの手入れを、というのはこの疑問の回答にはならない。
私の実感としては、少しでも痛みを和らげるよう、意をつくすことかと思う。つまり、まるで趣味のようにして、熱意をもって、痛みを細かく確かめて研究する。逃げずに必要な処置をとる。マメにケアを行う、日々の変化を確かめる。しかもそれをストレスと思わず、むしろトレーニングの一環として痛みに向かう。
これをもって還暦トライアスリートの「痛みへの心構え」としておこう。
湯につかり 痛みの所在を 探し出し
木枯らしが 身を切る夜に 痛む肌
プロの選手というのは大変だなあ。
痛みを考えるだけでもそう思う。 -
足の痛みから 自分自身の身体を知る
この22日に札幌出張。北の大地はすでに雪化粧で、みぞれまじりの雪に見舞われ、北国ムードを満喫したけれど、それ以来、どうも風邪気味で喉が痛い。のどの痛みは金曜の夜から高まり、気をつけて10時には床に入って土曜トレーニングに備えたものの、おきてみたら痛みはさらにますばかり。トレーニングはやむなく休みにして内科クリニックへ。
そこでの診断は、風邪ではなく、激しいアレルギー。実は2週間前に、突然の激しい鼻炎でクリニックに行っていたのだが、診断によると、鼻の具合が悪いためにやむなく喉呼吸となり、その影響から激しいアレルギー反応で扁桃腺に炎症を起こしたとのこと。抗生物質をもらって昨日からのみはじめ、今朝は回復に向かっている印象があってホッと一息。あ~よかった。
29日の水曜日はATAのスイム練習会がある。年末にちなんで108本を泳ごうというもので、1コースは確か100メートルを1分40秒サイクルで108本。私は5コースで20メートルを1分サイクルで108本。そのあと、忘年会となる。
じつはけっこうやるきマンマンで楽しみにしており、何とか29日までに治したいとあせっている。
ちなみに私がアレルギーを発症したのは50歳になってから。身体が痒くなるアレルギーはあったが、花粉アレルギーなんてまったく縁がなかった。人生いくつで何に出会うかわからない。
扁桃腺炎を拾って帰ったような札幌だったが、それ以外に思わぬ拾いものもあった。ロタ以降、足の痛みに悩まされていたが、札幌ではだいぶラクに歩けるようになった。その理由のひとつが「靴」。実は雪用の革靴を履いていったのだが、これがよかったようだ。なにがよかったというと、あまりはいていないので、靴底が減っていない。これがよかった。
話は21日火曜日にさかのぼる。
回復が思わしくないので、順天堂のスポーツ整形に行ってみた。そこで治療としては特注のインナーソールがいいとの診断をうけ、その日のうちに発注することになって、ソール作成の業者の方が来て足形をとることに。
そこでの会話。
「両方靴を脱いでください。こうしてみると(痛む)左足の底の内側の減りが激しいですよね。左足の内側に負担がかかっていることになります」
「なーるほどー」と目からウロコ。
「では買い替えたほうがいいかしら」
「いや、底だけ張り替えればいいですよ。まだ上は大丈夫ですから」
「このソールは日常生活でも、走るときも使うのですか」
「はい、どちらも使っていいです」
来週には出来上がるので、そのときはいつも履く靴をもってきてほしいとのこと。
「日常の靴ですか? 走る靴ですか?」
「2足とももってきてください」
改めて、なーるほどー。
そこで翌日の札幌では、底の減っていない靴が有効だということを身をもって確かめたということ。それ以来、歩き方を改めて意識するようになった。
ちなみにソールの価格は31,621円。このうち70%が保険で還付されるので、実質1万円程度になる。この火曜日にできあがるので、その使用報告はまたの機会に。
トライアスロンをはじめ、それが原因で身体を痛めることもあって、「あまり無理をするなよ」との声もあるが、このように身体を痛めることも悪いことではないように思っている。痛めてその原因を探り、対応法を模索しているうちに、自分の身体への意識が高まっていく。例えば首・左腕の痛みは「正しい姿勢」への、左足の痛みは「正しい歩行」への、鼻炎は「予測できない具合に出会う」ことへの意識喚起になっている。これって簡単に言えば、「日々より気持ちよく暮らす」ということなのだ。
冬の陽に ぬくもりながら 足をもむ
足痛め 枯葉を踏むや 冬の道
年末となり、多くのテレビ番組では一年を振り返っている。TBSのサンデーモーニングでは、これまでアメリカを追いかけて物質的な豊かさだけを追求してきた日本人が心の豊かさに気がついてきた、なんて言っていた。
そんなもんかねえ。
アメリカだけを、物質的な豊かさだけを追いかけてきた人なんているのかしら。私はそんなふうに生きてきていないし、少なくとも私のまわりには見当たらないよ。わかったような正義面の発言はいやな感じだなあ。