カテゴリー: 生涯スポーツ

  • これはいったい何なのか。長引く風邪、微熱と倦怠感。

    これはいったい何なのか。長引く風邪、微熱と倦怠感。

     今回はまったくの独り言です。

    1月19日以来の風邪から完治できない。微妙な感覚で長引いている。軽い喉の炎症、微熱、ちょっとした寒気、倦怠感、微妙な関節痛、長く寝ても十分な満足感はなく、すぐに眠くなる。熱は毎朝はかっているが、36度を超えると不快感が強い。35.5であればさっぱりと快適となる。今朝は36.3.なんかおかしい。何より、「さあ、トレーニングに行こう」といった気分になれない。今日は快晴。絶好のジョギング日和で、体調がよければすぐにでも走りに出ていると思う。先週の土曜日はスイムのトレーニングに出かけたが、それ以外はまったく身体を動かしていない。
    風邪は長くても2週間で治るという。一昨年から風邪のあとは咳が長引き、咳喘息との診断で、喘息用の薬をのんで対応した。今回もそうかと思っていたのだが、ちょっと違うんだなあ。咳はあまりでない。微熱と倦怠感なのだ。
    ネットでいろいろと調べてみると、「慢性疲労症候群」というものに出会う。
    慢性疲労症候群は、風邪や気管支炎などの病気をきっかけに始まることが多いと言われています。この場合、リンパ節が腫れて痛むなど風邪に似た病気の後に症状が現れます。発熱や鼻水と共に疲労感が始まり、風邪に似た症状が長い期間続くため、休養を取っても改善されないのが特徴です。また、血液検査などの全身の検査を行なっても異常が見つからないとき、慢性疲労症候群が疑われます。
    これを読むと「ああこれだ」となる。
    ただし、よく読むと症状が6か月続き、仕事もできなくなるとか。
    そんな状態ではないが、思い当たることが多いのが気にかかる。

    慢性疲労症候群の治療は、薬物療法が中心に行なわれます。そのなかでも、主になるのは「捕中益気湯」などの漢方薬を用いて、身体の免疫力を高める治療です。そして、体内の活性酸素による細胞の障害を防ぐため、抗酸化作用をもつビタミンCを大量に服用します。
    他にも抗ウイルス薬や免疫調整剤が使われることがあり、これらの投与によって免疫系の回復を目指します。また、うつ病向けの薬が効果を発揮することがあり、抗うつ剤、精神安定剤などが使われることもあります。
    また、内科的な治療による効果がみられない場合、ストレスに対処するための方法を患者と医者が話し合いながら見出していくための、カウンセリングによる治療も行なわれます。
    要は免疫低下とストレス、うつ病といった症候群ということのようだ。これらは相互関係にあり、ストレスは免疫低下の主原因の一つであり、長引く免疫低下はうつ病えの引き金にもなる。
    そこでこのところの状態を振り返ると、思い当たるのは「ストレス」。たしかに正月よりストレスが多かった。私のばあいストレスの原因は仕事とお仕事の金まわりで、ようやくこの数日でトンネルの先が見えつつある状態となった。
    さあ、どうするか。
    大事をとって休息というのが原則とは思うが、もうその状態に飽き飽きしている。なんとか手を打ちたいと思っている。
    さて、どうするか。

    どうするか 風邪に襲われ 自問自答
    はやりどうも、年齢によって、身体の様子が基本的に変わってきているように思うのだ。こうしたことも、いまの自分自身の、あるいは加齢が引き起こす状態の再確認のように思える。身体に耳を傾けつつ、まずその状態を受け入れ、そのなかでできるだけの快適を求めて、自分をコントロールしていきたい。
    そこで今日は、散歩に出かけて様子をみようと思っている。
    歩く速度を変え、身体の反応を確かめる。調子がよければ自然とハーフジョグへと移るのだが、どうだかなあ。
    写真は家の前の江戸川沿い。風も穏やかで素晴らしいコンディションだ。
    風邪の診断でもらったクスリが切れてきたので、週明けも様子が好転しなければクリニックに行ってみよう。

  • 明けましておめでとうございます。一年の計は元旦にあり。

    明けましておめでとうございます。一年の計は元旦にあり。

      昨年はできるだけ多くの大会にでて準備を重ね、99里、伊是名で完走を果たすことを目標にしていた。それを果たしたうえで、このシーズンオフの課題に「身体づくり」を掲げ、5月の横浜でその成果を確認し、そのうえで先を考えるイメージだったのだが、実は腰を痛めてしまった。

    12月23日に今シーズン初のマラソン大会「足立フレンドリーマラソン」のハーフに参加。結果タイムは2:21:49。出だしの渋滞、下痢による途中トイレのアクシデントのなか、自分としては満足。懸案の足の指の痛みも我慢できる範囲で一安心。フォームも安定して多分キロ6分を少し切って走る手ごたえも得た。
    レースのあとはATAの仲間と銭湯に行き、北千住駅前のアスターで中華と紹興酒、おしゃべりを楽しみ、とてもいい気分の一日となった。次の1月10日の谷川真理マラソンのハーフでは、さらに上を目指すぞと意気軒高な気分でいたのだが。
    その日の夜、床について上を向くと、腰が微妙に痛む。ああ、恐れが走る。姿勢を横にし、腰に負担をかけないようにして眠りについたのだが、翌朝も痛い。
    普段は痛みは意識していないが、顔を洗うときなど、ちょっとした拍子に痛みが走る。痛む部分を指で押すと、なんか凝っているような感覚がある。年末に鍼灸院で手当てをし、その日は楽になるのだが、翌朝は元通り。そんな状態が、年を越えていまにいたるまで続いている。
    毎朝血圧と体重を図っているのだが、年末の数日はサボってしまい、昨日は年の初めに測ったら、血圧も体重も高くなっている。呑みの続いた年末がたたったか。
    やや落ち込んだ気分で江戸川沿いに初詣ラン、というより初詣ウォーク。身体の姿勢、腰のリズム、足の着地を確認しながら、時折走り出してスピードをあげてみる。痛みはどうか確かめる。屈伸にストレッチで身体を延ばして、やはり痛みを確かめる。
    そんなことをしているうちに、一年の計を考える。
    目標としては、今年も伊是名をあげたい。昨年の成果をもって、改めて臨んでみたい。しかし、伊是名に向かうには、トレーニング、体調管理に加え、お金も時間もかかる。
    今回の腰の痛みのように、人生一寸先は闇でもある。どうなるのかはわからない。
    何を言いたいのか。
    何かをなすには目標を決め、それに向かってプログラムを組み立てろという。別に否定はしないが、果たしてその目標とは妥当な目標なのか、実は疑問もあると思っているのだ。
    そのうえでの一年の計である。

    向かう方向は決めておかないと歩けない。今年も伊是名である。昨年のタイムは6時間52分であったが、では6時間30分が目標かというと、そうではない。伊是名を眺めつつ、日々身体づくりに向かう。1日15分でもストレッチ、体幹、筋トレを続ける。つまり目標は日々の身体づくりであり、伊是名の出場とタイムはその結果なのだ。
    ちょうどビールのCMをやっている。広島の黒田投手が出演しているもので、「目標は?」の質問に「低くする。そしてすぐに新しい目標をつくる」といった返事をしている。
    そう、その気分。遠い先の目標ではなく、自分が今日できることを目標にする。
    今年はそんなふうに日々を重ねていきたい。
    青空に 頬撫でる風 走り初め
    今年は65歳になる。
    生きている間にできることを数え始めている。
    時間も能力も限られている。
    不確かな遠い目標を追いかける歳ではない。
    自分ができることを見定めて、余計なことは考えず、身体を使って励んでいきたい。
    写真は伊是名の完走証。昨年1年のご報告です。

  • トライアスロンのシーズンオフは身体づくりが目標。

    トライアスロンのシーズンオフは身体づくりが目標。

     Windows10にアップグレードしたけど、これがなかなか大変。デスクトップ上のファイルが消えてしまう。officeも消えてしまう。とりあえずgoogle cromeとDROPBOXを復活し、とりあえず仕事に使うものから整備してく。

    当ブログの下書きのテキストファイルも消えてしまった。そんななか、イベント学会の論文締め切り、新たな仕事の仕込みなどに気持ちと時間をとられ、ちょっとした混乱状態で年末に突入した。
    気を取り直してのブログ再開。
    11月1日の伊是名が今シーズンの最終戦で、シーズンオフに入ってはや1か月以上。このシーズンオフをどう過ごすかを今日のテーマとする。
    今年を振り返ると、5月の横浜(スプリント)、6月セントレア(ハーフDNF)、7月昭和記念公園(スプリント)、8月は沼津駅伝と手賀沼、9月99里、そして11月の伊是名と我ながら頑張った感はある。そう、今年で私も64。年齢を考えて、今年はともかくやれるだけやってみようと思ってのプログラムだった。おかげでようやく落ち着いてレースをコントロールできるところまで来たなあ、生涯スポーツとして続けていける手ごたえは得たかなあ、との感慨はある。
    そんな気持ちのなかでのシーズンオフ。
    今シーズンを終えて痛感したのは、身体づくりの大切さ。特に感じるのは「躍動感」。やっぱ若い人は全身の躍動がある。これを少しでも回復したいと思っている。躍動感を回復して道を歩く自分に出会いたいと思っている。どんな感覚なんだろう。楽しみじゃないか。おかしいかな。
    トライアスロンは生涯スポーツとして楽しんでいるので、生涯スポーツとして、少しでも長く続けていける身体の基本を「躍動感」をキーワードに作りたいと思っている。
    具体的にはまず減量。やっぱ体重が基本なんだよね。現在はおおむね70キロだが、5キロ減を目標とする。ちなみにトライアスロンを始める1年前に受けた人間ドックでの体重が66キロ。トライアスロンを始めて体重が増えるというのはどういうことなんだ。
    合わせて柔軟性、筋力。肩甲骨、背骨、骨盤、膝、足首の柔軟性。筋力も全身の筋肉に刺激を入れて、反応を高める。そのために毎日15分でもストレッチと筋トレに取り組む。
    そしてリズム感。ポイントは全身のリズム感と思っている。だからジムのメニューにエアロビックダンスを加えてみる。実はダンスは好きなんだ。
    特に大切にしたいのは、毎日のストレッチングと筋トレ。自宅でできる自己流のプログラムを改めて開発したい。10分しかなければこれ、30分あればこれ、1時間あればこれ、といったプログラムを持っておく。
    3種目のトレーニングとしてはラン重視。ランはすべの基本と思う。走ることは好きなので、なんとか習慣化したい。スイムはフォーム、バイクはペダリングの技術練習を意識して取り組む。
    あえて書き出してみると、こうしたところか。
    大会については、今年は「挑戦」の意識が強かったが、来年は「確認」をイメージしている。数は減らし、体つくりの状態を大会で確認する。ポイントになるのは、5月の横浜(スプリント)と99里、それとできれば伊是名か。伊是名はお金も時間もかかるので、伊是名に行ける余裕がある状態を期待したい。

    幸福感 小春日和の ランニング
    写真はATA南行徳のラン練習。浦安までのLSDを楽しんだ。
    年の瀬になると、「1年があって言う間に過ぎてしまった」「時が過ぎるのは早い」といった会話が行き交う。
    これは前に書いたことでもあるが、私にはなぜかその感覚がない。今年の正月ははるか昔のような思いで振り返る。

  • いまだに好きになれない。私のバイクの取り組み。

    いまだに好きになれない。私のバイクの取り組み。

    このブログを見ていただいている「とむ」さんから「私見ですがバイクのスピードはキャリアの差が如実に表れるような気がします。三種目で相対的に一番遅く私の苦手種目です」といったコメントをいただきました。

    私もバイクが一番苦手なんですよ。
    実は今年はけっこうバイク練習に励み。力もついてきたかと思うのですが、最近の99里、伊是名の大会結果をみれば、記録は正直なもので、意気阻喪するなあ。
    そんな低レベルの個人的な体験ですが「私のバイク」をまとめてみます。

    私がバイクが苦手な理由。第一に怖い、無理な姿勢で痛い。走ることの爽快感のというのもわからなくはないが、坂、向かい風、雨は爽快どころではない。見ているとバイクが好きな人には「メカ好き」が多いようだが、その点でもまったくダメ。ガキの頃に模型を作ってうまくいったためしがない。2輪の免許も持っていない。要はバイクを好きになる素質を決定的に欠いていると思っている。
    しかし、トライアスロンの大会に出るのであれば、そんなことは言ってられない。
    私なりにバイクを理解し、楽しみを見出したいではないか。
    トライアスロンの3種目のなかで、バイクは道具を使う。どのように道具を使いこなすかが大きく問われる。よって道具を使う「キャリアの差」は大きいことは間違いない。であるからこそ、この道具の使い方を覚えれば、年齢による差が最も出にくい種目であるという説明を聞いたことがある。あるいは厳しい登りもポイントは体力ではなくペダリング技術であるとも聞いている。
    そうなのか。バイクは技術種目であるのか。であれば技術の獲得に向かっていこう。そこに楽しみを見出そう。
    これがいま、私のバイクへの基本認識となっている。ではどのようにして技術を獲得するか。自己流で立ち向かう若さはない。専門家、その道の先輩に教えてもらおう。ということで、私のバイク上達方法は「バイクの先生を見つける」ことにある。

    いま、私には3つの方法というか先生がいる。まずはATAのトレーニングでこれが基本。隔週でバイクのトレーニングがある。またATAの仲間の吉岡さんがリードするロングライドがいい練習になっている。吉岡さんは高校時代に自転車部であったというキャリアで、バイクのメカも実に詳しく、ライド理論もしっかりしており、私は大いに頼りにしている。ATA南行徳では吉岡さんのロングライドは「吉岡塾」として親しまれている。吉岡さんは「力がついていますよ」と励ましてくれる。
    そして、もう一人がトライアスロンショップ「Tail Wind」の遠藤さん。遠藤さんがアスロニア店長だった折に今のバイクを選んでくれた。よっていまでもバイクのメンテナンスは遠藤さんいお願いしてるのだが、バイクを店に持ち込んだ折にローラー台にのって姿勢とペダリングを見ていただいている。
    あとはジムでスピニングバイクを1回30分。
    事故が怖いので、基本的に一人で走りに出かけることはしない。
    バイクにまたぎ 北風に向かい 咳ひとつ
    どうもバイクには長距離の練習、坂道の練習、スピードアップの練習があって、それぞれが異なっているようなのだ。遠藤さんは「バイクは奥が深い」とつぶやく。ということは技術の習得にも時間がかかるのであろう。また遠藤さんは「ネコ科動物が走るイメージで」と言う。こうしたたとえはとても好きだ。
    いまだ熱心に取り組むことはできないが、それはそれ、息長くやっていくか、と思っている。
    写真は「Tail Wind」外観。お店のホームページ http://www.tailwind1306.jp よりDLしました。

  • 伊是名トライアスロン報告。ともあれ完走できました。

    伊是名トライアスロン報告。ともあれ完走できました。

    このブログで確かめると、トライアスロンの練習をスタートしたのが2009年、初めて大会に出たのが2010年。初めて伊是名トライアスロンに出場したのが2011年で、残念ながらスイムでタイムオーバー。それ以来、2011年は不参加、2012年は台風で中止、2013年は不参加、2014年は台風で中止、そして今年は無事開催となった。

    結果は
    スイム2キロが1:04:57(468位)
    バイク66キロが2:51:33(448位)
    ラン20キロが2:55:30(431位)
    合計88キロが6:52:00(時間内完走462人中454位)
    制限時間が全体で7時間なので、残り8分のギリギリであった。
    自分では力を出し切った感覚はあり、大会に参加を始めて5年目の到達点かと思う。
    今回はスイムで1時間、バイクで3時間、ランで2時間30分の合計6時間30分を目安としていたが、こうしてみるとスイムとバイクはほぼ見込みどおりで、ランが約20分のオーバーとなった。しかし、順位でみればランが一番いい順位だったのは驚きだが、まあ、思い描いていたどおりの結果となったかと思う。

    まずスイム。前日にウエットなしでコース1周1キロを試泳をして自信はもった。さて本番では、前日と感覚が違う。そうなんだよ。ウエットのおかげで腰の位置が高くなる。これが違和感となり、1周目はフォームが定まらず大いに苦戦。バトルで頭を殴られたりもして、3回立ち泳ぎとなった。しかし「立ち泳ぎも1分以内であれば問題なし」と自分で言い聞かせて落ち着かせる。2周目はだいぶ慣れてきて、特に最後の200メートルはとても気持ちよく泳ぐことができた。だから、はじめに具合が悪くとも、粘っていればどうなるのかわからないのだ。1周目が35分で2周目は約30分か。
    「なるほど」と思いながらトランジッションへ。いつも一人遅れてほとんど人がいないが、今回はまばらではあれ、同じ程度の人がいる。安心した。
    バイクも前日に1周試走をしており、「まあいけそう」との感覚はつかんでいた。予測していたほどに坂が厳しくなかったので安堵。レースは5周で、回数を重ねていくうちにだんだんと慣れていく楽しさがあり、場所によっては時速40キロで攻めることもできた。初めてバイクを楽しんだのかもしれない。でもやっぱり登りは弱かったなあ。しかし、バイクを終わった時点で4時間弱(3:56:30)と予定どおりなので、気持ちは落ちついていた。
    最後のランも、前日にバイクで試走をしていたのだが、アップダウンが激しく、バイクでありながらバテバテとなった。3時間半というのはキロ7分半のペース。「よしいける」との気持ちでスタートしたが、坂が半端なかったなあ。登りもきついが、下りが問題。下りではすぐに右のハムストリングに痙攣が起きる。しばらく足を延ばして、おっかなビックリまた走る。10キロの折り返しで時計をみると、なんと1時間30分を数える。3時間以内でなくてはならないのだ。おいおい、大丈夫かよ。
    そこで作戦をたてる。走った感覚では平地では痙攣は発生しないので、ともかく平地ではキロ6分をキープする。坂は上りも下りも痙攣防止を第一とする。登りは大股での「早歩き」、問題の下りは「遅走り」の感覚でソロソロソロソロ。さらにエイドステーションで「サロンパス」を借りて痙攣部分に吹き付ける。そのうえで、しきりと時計を確かめる。
    この作戦が功を奏したか、なんと復路は往路より楽な感覚で走ることができた。15キロ地点で完走が計算に入り、残り3キロで完走を確信した。「最後の激坂がすごい」とは聞いていたが、そこははなから「激坂は早歩き」と思いを定めていたので対応できた。
    はじめてのミドル完走である。でも特にきつい、つらい、大変の感覚はなかった。4年越しの初完走であり、この大会を目標にしてきたが「念願の目標達成」といった心境でもない。
    「歩き続けていれば、ここまで来られる」というのが率直な感慨だ。さらに言えば「この私でも」というのが付け加わる。
    今回の大会はレース全体を通して意識的にコントロールできたことがうれしい。スイムの立ち泳ぎ、バイクの登り、ランの痙攣と困難はあったが、いずれも落ち着いて対処し、私なりに計算しながら時間内ゴールを達成できた。ようやくレースを楽しむことができたように思う。
    レース終え 振り返り眺む 秋の空
    今回のレースに向かうにあたり、自分自身の目安としたのは、以下のような数字だった。
    ・スイムは100メートル2分30秒 あるいは1000メートルを普通に泳ぐ=レースでは100メートル3分
    ・バイクは時速25キロ~30キロ あるいは100キロライドをこなす=レースでは時速25キロ
    ・ランはキロ6分 あるいは20キロを手の内に入れる=レースではキロ7分ペース
    私の実感としては、ミドルばかりでなく、ショートもスプリントも、このあたりがレースを楽しむ入口のように思える。
    なんの経験もないままにいきなりトライアスロンを始め、ここに来るまで7年を数えることになったが、もちろん多くの人はそんなにかかるわけではない。「この私でも」続けて歩いていけばここまで来られたということだ。
    58歳からでも始める生涯スポーツとして、改めてトライアスロンを勧める次第だ。息長く続けていきたいと思う。
    屈託のない気持ちで今シーズンを終えることができた。

    写真はゴール後のアスロニアの仲間と。隣は岩田コーチ。アスロニア、岩田コーチ、藍コーチ、仲間たちに感謝です。藍コーチ、完走のご報告ができてとてもうれしいです。

  • 11月1日の伊是名大会に向けて。トライアスロンレースの楽しみを言葉にする。

    11月1日の伊是名大会に向けて。トライアスロンレースの楽しみを言葉にする。

     トライアスロンレースの楽しみとはなんだろう。トライアスロンライフではなく、レースの楽しみだ。更に言えば、レースしている最中の楽しみだ。これまでそんなことを考える余裕もなく、ともかくタイムオーバーにならないように焦って焦って走っていたのだが、ようやくレースのことも考えられるようになったのかもしれない。

    99里の大会を振り返り、そして何より、11月1日の伊是名大会に向けて「レースの楽しみ」を言葉にしてみよう。
    まず、ネットで「マラソン 楽しみ」で検索する。スポーツグラフィックNumberWebでこんな記事をみつけた。
    <フルマラソン、みんなのマイ・ルール> フルマラソン1000回を目指す67歳・迫田法子 「観光半分、マラソン半分で楽しむ」
    あれから20年以上経った今でも1日目は観光、2日目は走る、というのは一緒。私にとって走ることは“遊び”なんです。行った先で美味しいものを食べるのも楽しみのひとつ。だから走るための食事制限なんていうのも、もちろんやったことがありません。
    http://number.bunshun.jp/articles/-/408096
    なるほど、これもわかるが、もっとレースに絞り込んだところで考えてみたい。「何が楽しいのかを考える」など、それ自体が楽しみを阻害するようなものではないか、との思いはあるが、一方、言葉に置き換えてみることで、無自覚な感覚だけではつかめなかったことが見えてくることだってあるだろう。
    特に伊是名を考えれば、そうした意識操作も重要に思えるのだ。そうした楽しみの感覚をもって臨んでみたいと思っているのだ。

    泳いでいる。その時の楽しみとはなにか。今日アスロニアのショップで、ライアスロン仲間の田中みのりさんに偶然出会った。最近はOWSに力を入れているという。それも5キロ、10キロ大会というレベルである。何が魅力なのか。「大海原で一人挑戦している感覚がいい」という。これは刺激的だった。いかにも泳いでいながら自足を感じ、アドレナリンが出ている感覚があるではないか。泳ぎのレベルは比較もできないが、私だって共有できそうである。
    あと、最近気が付いたのだが、ブレスで顔を上げるたびに見る風景を楽しみを見出した。名付けて「海散歩」(笑)。そこにはここでしか見ることできない風景があり、それがゆったりと変化していく。「へえ~」などど何を感心しているのかもわからないが、ひとり感心して泳いでいる。いい感じだ。
    バイクはどうだろう。風景を楽しむならバイクではないか、と言われるかもしれないが、いまの私の感覚では、バイクではそんな余裕はない。路面だけを見ている状態に近い。いまだにバイクは苦手な感覚もあるなかで、あえて言えば状況の変化に応じてギアや力を変化させている肉体の反応かな。いわば「肉体との会話」。とてもつらい状況も「ああ、こんなにもつらいのだ」とそれに感心してしまう趣がある。
    そしてラン。基本にはその時の体調と状況に合わせて「楽な走り具合」を探し出していくのは楽しみである。もうちょっとできないか、せいぜいこんなところか、など自問自答してく。

    ここまでとりあえず書いてきて、ちょっと整理できてきた。
    「自然と面と向かっての、我が身を恃んだ、肉体を通しての自問自答」
    表現としてこなれてはいないが私には馴染めそうだ。
    「ほう、今日はこんなところか」「周りの様子が変わってきたぞ」「ちょっと変化をつけてみよう」「すごい坂だけど行けるのか」「へえ、こんな痛みがでるんだ」などなど。。。 全身の運動を通して心地よい自分を探し出す。しかも広々とした自然を舞台に探し出す。そうこうしているうちにゴールが見えてくる。タイムはともあれ、我が身だけを恃んだ自問自答の旅が終わりを迎える。
    第一に身体を動かすことが好きなのだ。そしてトライアスロンの我が身を恃む感覚はとても好きだ。レース中はその感覚がむき出しとなる。これは贅沢な旅なのだ。
    よし、伊是名はこの線でいってみるか。
    夏の陽を 楽しんだのか ランシューズ

    さて、書いてみて、感想はいかに。
    伊是名は楽しめそうか。
    考えたことで、楽しみは増しそうか。
    うん、イメージができそうだ。
    イメージできなければマネージできない。
    イメージは言葉によって形をもち、膨らんでいく。
    大好きなラグビーはすごいことになっている。
    次回はぜひラグビーをとりあげたい。
    写真は99里大会レース後の南行徳チーム。これはトライアスロン「ライフ」の楽しみ。白い椅子の二人はエイジ入賞でした。拍手!!

  • 99Tトライアスロンの報告。レースにおける満足感と手応え。

    99Tトライアスロンの報告。レースにおける満足感と手応え。

     昨日は99Tトライアスロン。天候が雨模様で、ギリギリもった感じかな。この1年、目標の一つにしていた大会なので、頑張りました。

    タイムはトータルで3時間57分21秒。昨年が4時間12分6秒。自分としては3種目とも結構やり切った感もあり、昨年よりタイムは短縮させたのだが、どうもさっぱりしないのだ。
    タイムの詳細を昨年と比較してみよう。
    2015年 トータル3:57:21  スイム0:50:45 バイク1:57:37  ラン1:08:59 1271位
    2014年      4:12:06      0:51:22     1:57:55     1:22:49 1363位
    要はランは短縮しているのだが、スイム、バイクとも大差はない。走っているときの気持ちとしてはスイムが45分、バイクは1時間45分、トータルで3時間40分ぐらいの手応えを感じていたのだが、そうはいかないなあ。
    特に落胆したのはバイク。昨年はバイクが不本意で、この1年、この大会のバイクを目標にしてきたにしては、同タイムというのは考えてしまう。走っているときの手応えはかなりあったのだが、昨年と同じというのは不本意だなあ。
    結局のところランでタイムを短縮した。昨年はキロ8分であったのが、今年はキロ7分になったので全体のタイムを短縮できたということ。

    トライアスロンは記録や順位を競うことを重視せず、それぞれが「完走」を目標とする気風があり、私もそれが気に入っているのだが、でもこうして結果をみるといささか落胆している私がいる
    さて、この結果をどのように受け止めるのか。
    まず、スイムだが、後半にちょっとした手応えを得た。フォームが安定して自分でも躍動感を自覚し、キックもしっかりと打つことができた。「攻めていく感覚」で臨むことができた。あるいはようやく「攻める」ことができるようになったかと思う。
    ついで問題のバイク。1年の練習もあって、昨年とは比較にならない手応えなのに、どうして同じタイムなのか。ちょっと狐につままれた感じもあるが、終わってみれば「もっと攻められただろう」の思いもある。まだ釈然としないのだが、そう思っておこう。
    ランは昨年が悪すぎで、昨年はマメも割れた状態であったが、今年は、まあ、普通に走ることができた。ではこれをキロ6分まで短縮できるか。普通に10キロを走るのであれば可能だろうが、トライアスロンではどうかなあ。まあ、6分30秒は手が届くか。
    などど、あれこれと考えている。

    ここまで書いてきても、まだ気持ちの整理ができていないなあ。
    そこでシンプルに考えてみる。
    タイムはタイムとして、スイムもバイクも、タイムには反映できなかったが、手応えを得たことは確かなのだ。一方、年齢による衰えもあるのかもしれない。そこでレースを終えての満足感とは何かを考えてみる。
    タイムであれば、今回は不満足なのだ。
    これまでタイムは悪くとも「まだ伸びしろはある」と納得させてきたが、「この程度でいっぱいなのか」の落胆もある。
    でもいくつかの手応えを得たことは大きい。
    この手応えというのは、これからまだ伸びていくステップになるのか。
    いやいや、この年齢でまだまだ伸びようなんで思っているのか。

    秋雨に 滑るハンドル 走れバイク
    タイムを見て浮かんだ言葉は「我が身を知る」。
    スポーツというのは、実にハッキリと自分というものを知らせてくれる。
    などど、戸惑いつつ、次は11月1日の伊是名大会。
    今日も左足の付け根が痛んだ。
    これをなんとかしないと。
    まずはそこから。
    ポイントは「攻める気持ち」かと思う。
    でも、私の性格なのか「攻める気持ち」より「楽しむ気持ち」が強いのだ。

    写真はゴール直前のハイタッチ。手前の手にピンがあった、躍動感のあるいい写真だ。ありがとう。

  • 灼熱の日々。昭和記念公園のリザルト。ハードな合宿を前に乱れる心。

    灼熱の日々。昭和記念公園のリザルト。ハードな合宿を前に乱れる心。

      だいぶブログをさぼってしまった。

    前回のブログが6月22日でもう1か月近い。
    だいたいこのブログを1本書くのに30分から1時間の時間がかかる。
    精神的にも穏やかでないと、なかなかパソコンには向かえず、酒に走ってしまう傾向がある。まず飲んでは書きません。
    なんだかんだで気ぜわしい週末が続いたということなのだが、でも、毎週は書いておきたい。書くことで自分を確かめたい。改めて自省!!

    セントレアは無念のタイムオーバーとなってしまったが、次のレースは7月5日の昭和記念公園トライアスロン大会。スイムが750m、バイク20キロ、ランが5キロのスプリント。
    結果は以下のとおり。
    トータル  1:48:41
    スイム   19:15
    バイク   58:01
    ラン    31:25
    327人中321位
    スイムは100m2分34秒ペース。バイクは時速20キロをちょいオーバー。ランはキロ6分を少しオーバー。こう考えてみると、バイクはもう少しいいかと思ったけれど、カーブが多いコースでもあったし、まあ、今の実力ではこんなところかなあ。
    と思いつつ、2011年のリザルトをみると、なんと驚き。
    トータル 1:43:13
    スイム  0:15:30
    バイク  0:55:37
    ラン   0:32:06
    トータルで5分30秒も落ちているではないか。特にスイムは3分30秒も落ちており、100m2分4秒ペースではないか! ええ!! いまだに練習でも2分20ぐらいはかかるんだぞ。どういうことだ、これは。昔の俺はそんなに速かったのか? 信じられんぞ!!!
    昭和記念公園のスイムは流れるプールを2周半泳ぐ。多分前回はうまく流れにのり、今回はのれなかったということなのかなあ。なんとも釈然としない。
    スイムもバイクもランも、当初よりかは力がついてきたと思ってきて、だから練習にも身を入れてきたのだが、うーん、心の整理が必要だ。

    今月末の7月25日、26日にATAの館山合宿に申し込んだ。単に「近いから」という理由で申し込んだのだが、改めてメニューをみて驚き。
    7月25日(土)
    9:00  館山集合
    9:15~ ガイダンス・準備
    9:30~ バイク(100km)
    15:00~ チェックイン
    16:00~ ラン(5km)
    16:30~ OWSスイム(1500m)
    17:00~ ラン(5km)
    18:30~ 懇親会
    7月26日(日)
    06:00~06:45 モーニングラン(5km)
    07:00~08:00 朝食
    09:00~10:00 バイク(20km)
    10:00~ デュアスロン
    (Bike 8km +Run 2km)×3set
    13:00~   ランチ(道の駅にて)
    14:00~   バイク(20km)
    この暑さでこれだけの運動なんて、ついていける自信はまったくない。
    よほどやめようかと思ったが、ついていけるところまでいってみようかと思い直している。心のどこかで、「こんなにもしなくてはならないのか?」という声が聞こえる。
    今年は頑張ってみようと思ってやっているが、ちょっと迷いがでてきたなあ。
    生涯スポーツの楽しみとして始めたものが、いつしかストイックな挑戦になっている。
    これはよくないと思っている。
    灼熱を 背中に受けて バイクこぎ
    写真は日曜日のバイク錬。印旛沼100キロのコースの中間点。疲れた顔をしている。
    消耗激しく、家にもどり、冷たいシャワーを浴び、しばらく動けなかった。
    それなのに。
    合宿ではさらに5キロ走り、1500mを泳ぎ、5キロを走るんだと。
    まあ、怖いモノ見たさ、物見遊山の気持ちでいくしかない。
    我が身大切がだいいち。シルバー待遇でお願いしよう。
    ただ、皆さんの足をひっぱってはいけないし。
    などど、心は乱れているのだ。

  • 横浜トライアスロン報告の2。今回はレースの報告。満足しています。

    横浜トライアスロン報告の2。今回はレースの報告。満足しています。

    横浜トライアスロンのリザルトです。

    トータル 1:56:38
    スイム  0:26:05
    バイク  0:55:41
    ラン   0:34:52
    なんとスイムは制限時間の25分を1分5秒オーバーしているではないか。前日の説明会で、制限時間で厳密にDNFとするのではなく、多少のオーバーで、当人が元気であれば公式記録として認める旨の説明があった。スイムであがったときに、係員から「急いで急いで」と声をかけられ、てっきり時間いっぱいとおもっていたのだが、記録をみてびっくり。しかしなんとか継続でき、最後は制限時間の2時間を切ることができた。大会の運営に感謝です。
    レースを振り返れば「全体として自分でコントロールできたこと」が最大の収穫。
    スイムは前半で大きく遅れた。なかなか水にのっていかず、集団からドンドンと引き離されていく。そこで気が付いたのがフォーム。バシャバシャと水をかくようなフォームで身体の伸びがまったくない。そこで後半はフォーム修正し、泳ぎの感覚をつかむことができた。この修正がなければ制限時間もはるかにオーバーしていたことだろう。
    それと、一度も休止しなかったのが嬉しい。いままではすぐに立ち泳ぎになってしまったが、今回はともかく休まず泳ぎ続けることを第一に考えていた。前半は自分に「休むな休むな」と言い聞かせていたが、後半はそんなことも考えず、無心でゴールを目指した。
    次いでバイクだが、あの曲がり角の多いコースで平均で時速25キロを超えることができたのが嬉しい。苦手な坂は1周で2カ所、3周なので合計6回となるが、1回目はこれまでと同じで失速。しかし2回目以降はスピードをある程度維持しながら登りきることができた。
    平地でも「軽くペダルを廻す」感覚を何回か感じることができた。この感覚になると、スピードはあがるが、身体は楽になる。「ああこの感じか」と自覚しながら走ることができた。
    最後のランは出だしはリズムがつかめなかったが、2キロあたりからキロ6分程度のペースにはいることができ、意識して追い込んでみた。気持ちよく走ることができた。30分切りは目標にできる手ごたえを得ることができた。

    といった具合で、レース中に意識しながら修正を加えて手ごたえを感じることができた。初めてレースというものを楽しむことができたような気がしている。しかも思い出のつまったコースである。沿道からは、多くの仲間から声援を受けた。スイムでのオーバーは残念だが、すこぶる満足している。
    レースを終えたあとは、ひとり中華街に行ってネギそばとチャーハンのセットを食べ、帰宅した。

    懐かしの 横浜走る トライアスロン
    6月7日にセントレア大会に出場する。
    スイム1.9km・バイク 90.1km・ラン 21.1km の総距離約 113.1km (70.3マイル)。横浜の4倍である。
    実は横浜大会はセントレアの準備・テストという思惑があった。横浜で惨敗したらどうであったか。そう思うとタイムオーバーでも続けさせてくれた大会に大いに感謝である。
    セントレアはダメモトと思いを定めての参加である。まだ制限時間の発表はないが、プールでは100メートルを2分30から40秒で回すことができる。3分のラップで泳ぐとすれば1.9キロで57分となる。休まず泳ぎ続けるイメージはできた。積極的に向かっていきたい。バイクは後半が苦手の坂道で、どうかなあと心配している。バイクを越えれば、ランはキロ7分のペースで2時間30分は現実的な目標になるだろう。
    などと電卓片手にいろいろと考えているが、正直な気分は「どうなることやら」。しかし、横浜での手応えを胸に、気持ちをしっかりもち、笑顔で、積極的に向かっていこうと思っている。何はともあれ、いい経験ではないか。
    写真は横浜でのバイク姿。このアングルだとお腹が目立たない。(笑)

  • 風邪をひいたおかげで「運動神経を鍛える」意識に目覚める。

    風邪をひいたおかげで「運動神経を鍛える」意識に目覚める。

     本屋に行くのは大きな楽しみだ。最近は大手の書店ばかりになって個人書店の個性が失われていることを嘆く向きもあるが、一方大手書店を眺めれば「いまの世の動き」が伺えて、私としては大手書店を味気ないとは思わない。ただし、これだけの多くの本が並んでいながら、それをまるで新聞を眺めるように目を通して、買おうとは思わない、買いたいと思う本に出合わないとなると、ちょっとうろたえた感覚になる。

    これだけの本がありながら、買おうという気が起らないのは好奇心の欠如ではないか、好奇心の欠如は生きる力の欠如であり、これは危ない、と考える。「最近は面白い本がない」などという嘆きは「最近は面白いと思う力がなくなった」という嘆きに思われる。書店は好奇心のバロメータでもあるのだ。
    といったところで、風邪をひいたこの1週間は本への意欲も衰えていた。確かに身体と頭はつながっているんだ。そんななかで、思わず手にとったのが写真の「運動神経の科学」。副題が「誰でも足は速くなる」。だいぶ前に買って、おそらくペラペラめくったとは思うのだが、記憶にとどまらず脇に置いてあったのを、改めて手に取ってみることになった。風邪をひいたおかげか、身体への好奇心が沸々と湧いてきたわけだ。

    さて、内容といえば、専門的な知識が多く、文章も読みにくいうえ、最後は著者が発明した運動機器の解説になってしまい、いたってとっつきにくい。一般向けの読み物にはなっていない。
    しかし参考になるところ大であった。お勧めしたい。
    私なりの理解を以下にあげる。
    運動神経は鍛えることができる。
    それは意図に応じた自然に身体を動かす能力を高めることだ。
    そのためには体の動きを脳で認識することがスタートとなる。
    イメージしなくてはマネージできない、というわけだ。
    一方身体は表面的な筋肉だけでなく、より全身を使った動きにより対応する。
    イメージを全身を使って表現するのだ。
    全身を使うための機器を著者は開発している。
    そのトレーニング施設が神保町にある。
    http://www.hi-sports.com/school/index.html
    機械を使わなくても「歩くことから運動神経を鍛える」という章がある。
    よし、まずこれを試してみようか。
    例えば、走るために足を出すのではなく、腰と共に足を出す。
    というより腰を出してその先に足がある感覚か。

    老化が進むなかで何より痛感するのは「躍動感の退化」である。具体的には身体を動かす可動範囲が小さくなり、加えて全身を使っての稼働ができなくなっている。さらに全身でリズムを表現する力がなくなり、血の巡りが悪くなっている。一部だけをチョコチョコ動かす状態になっている。
    老化は仕方ないことであるが、だいぶ錆びついた状態なのだ。少し油をさして全身を動かす感覚を呼び戻してみたい。さぞかし気持ちがいいだろう。ジムには通っているものの、すっかりご無沙汰している「エアロビックダンス」に行こうか、なんて考えていたので、そんな意識がこの本へと向かわせたのだろう。
    花疲れ 風邪に伏して 我思う
    この月曜に風邪にキャッチされ、だいぶ回復したものの、いまだに咳・痰・鼻水という呼吸器系炎症が収まらない。
    治ったら、より意識的に、身体づくりに向かいたいと思う。
    ①歩くことから運動神経を鍛える
    ②1日30分のストレッチ+筋肉トレーニング
    ③週1のエアロビックダンス
    ④できれば神保町に行ってみたい
    そのうえで、やはり体重だな。これが大変だけど。
    6月7日のセントレアトライアスロンに向けて、意識を向けていこう。
    4月からの新年度で、新しいプロジェクトも本格スタートする。
    今回の風邪も自分を振り返るいい休養と考えるべく、いまこれを書いている。
    今日は宮古島のアイアンマンに仲間が出ている。
    いまはバイクの後半か。
    さて、こちらはリハビリで散歩に出てみるか。