カテゴリー: 水泳

  • 水泳と肩甲骨と腰の痛みについて体験的報告。

    水泳と肩甲骨と腰の痛みについて体験的報告。

    トライアスロンを始めてから、ずいぶんと身体のあちこちを痛めてきた。
    いちばんひどいのは、バイクの落車による右肩のヒビ。バイクと言えば、不自然な姿勢で顔をあげるので、頸椎を痛め、左腕がしびれてブロック注射を打ったなあ。
    足は左足の足底腱膜炎。痛くて階段を降りるのが難儀だった。5キロ以上の長距離を走ると、足指の根本が痛くなり、一足ごとに悲鳴をあげて走っていたことがあった。館山マラソンでは20キロで左足膝を痛め、それ以上走れずに棄権となった。
    これらの痛みはいつしか消えているが、考えてみれば、最近は長い距離を走ってもせいぜい10キロで、マラソンにも出ていない。はたして治ったのか、走っていないために痛みがでないだけなのか、わからない。
    スイムはバイクやランと違って、身体をぶつける事故や刺激はない。トライアスロンを始めた当初は背中がバキバキに痛んで整骨院にお世話になったが、それでも「筋肉痛」のレベルであったと思う。以来12年。スイムで身体を痛めることになるとは、思ってもいなかった。
    痛むのは右肩甲骨の下のほう。泳いでいるときは痛まず、何もしないときにジーンと痛む。痛み出してから1カ月ほどになるか。次いで腰が痛むようになる。これは右手を伸ばした折にちょっと腰に違和感を感じ、それがだんだんと痛みとなってきた。
    こうした痛みを発生させる原因といえば、フォームを替えてそれまで使っていなかった部分を使うようになったからである。肩甲骨を使うようになり、体側を伸ばしてローリングをするようになったからであり、それは名倉和希コーチのレッスンの賜物であり、言い換えれば12年にしてようやく泳ぐことの入口に立ったことなのだ。
    特にあげたいのが以下の3つ。
    胸をはる(猫背であった)
    肘を起点にして腕を回す(手を意識していた)
    腕を前後にピーンと伸ばす(手をかいていた)

    名倉コーチのレッスンで「まず猫背をなおしましょう」との指摘を受けた。そこでやってみる。
    けのびの姿勢でゆっくりと両手をかく。このときに胸をはるとスピードが違うのだ。スーッと浮いて身体の滑りがよくなる感覚がある。驚いた。これがスタートだった。
    胸をはることと、肘を起点に腕を回すこと、腕を前後に伸ばすことは一連の動きであり、これを稼働させるのが肩甲骨であり、それまでは肩甲骨を十分に使わずにひたすら腕をかいていたのだ。なるほどなあ。
    それはいいのだが、痛みをどうするか。
    整骨院でマッサージを受け、腰については神経ブロックの注射を受けている。
    ネット検索で次のような記事を見つけて、なるほどと納得した。まさにそのとおり。
    水泳肩
    クロールでは、水から抜いた腕を前方へ運び、ふたたび水中へ入れますが、入水前に肩関節は内側に回転し、同時に前方へ思い切り伸ばされます。このとき肩甲骨の強力な靭帯と、上腕2頭筋の腱などがぶつかってこすれ合うことがあります。水中でプル動作が進むにつれ肩を内側へ、脚の方へ強い力で引かれるので、こすれあう腱への血液循環が悪くなります。このようにして腱の炎症が起きると少しずつその部分が肥厚して、まさつが強くなります。その結果おきる肩関節痛が水泳肩です。
    腰痛
    クロールでは、水の抵抗を最小限にするために体を流線型に保つためと推力を強めるため、ハイエルボー(水中で肘を高くして腕をかくこと)を心がけるために、常に背筋を緊張させて腰椎を伸展(前かがみの反対に反りかえるかたち)させています。このような姿勢の保持により、背骨の全長に添って付いている太い筋群が緊張しつづけることと疲労することにより腰痛が出現します。
    中高年では、クロールの呼吸を一流選手のようなローリングで行うと腰椎に強いねじれと過伸展が生じ腰痛を起こすことがあります。見栄を張らずに「丸太泳ぎ」(上半身全体をぐるりとまわして呼吸する)をおすすめします。
    いやいや見栄を張るつもりはまったくない。
    痛むのは右半身で、左はなんともない。クロールは左で顔をあげる。
    名倉コーチによると、痛めるのはだいたい顔をあげる反対側で、クローリングが十分でないことが原因という。
    真面目か冗談か、名倉コーチからは「この際、反対側で顔をあげるようにしてはどうですか」と言われたけど、どうかなあ。まずはチョコっとやってみるか、なんて気になっている。

    薫る風 青葉をめでて 身体の声を聞く
    名倉コーチは整体もやっているとのことで、自宅に来ていただいてボディケアをしていただくことになった。これはまったく考えてもいなかった展開だ。面白い。人生は驚きに満ちている。トラブルは新たな楽しみへの助走なのだ。
    この報告も追っていたします。
    今回は写真なし。

  • 明日はロタに出発 いまの心境は・・・・

    私にとってのトライアストン初シーズンの最後を締めくくるロタ島の大会が11月13日。明日11日の20時50分、成田空港から出発する。多くの仲間、知り合いが参加するが、皆さん、いま、この時をどのように過ごしているのかしら。私はいま、一人の夕食を部屋で終え、パソコンに向かっている。
    ロタ大会に向けては、かなりな緊張とともに、「ようやくここまできたか」といった感慨に包まれる。緊張も感慨と一体となったものなのだ。
    今年を振り返れば、デビューとなったホノルルは完走した満足よりも、大きく遅れた苦い思いが心に残っている。次いで館山、沼津の駅伝とも完走はしたが、やはり大きく遅れた。いずれもネックはスイムで、息が切れて続けて泳ぎきることができなかった。ライフガードと世間話をしてしまった。笑
    横浜でようやく休みなく泳ぐことができたが、これもスプリントだったしなあ。ということで、スイムの練習には力を注いできた。おかげで海にもだいぶ慣れてきた。泳ぎ自体も、ようやく最低限のレベル一歩手前まできたように思う。さて、ロタ島では1500メートルを休みなく泳ぎきることができるのか。
    初めてのシーズンである程度は経験を重ねることができた少しの自信と、その自信が果たして通用するのかわからない不安の間の緊張に揺れている。
    いま考える作戦として、スイムはともかく先を考えずにユックリ、ユックリと泳ぎだして無心のままにリズムをつかみたい。バイクは坂が厳しいと聞いている。坂はまったく苦手でこれも不安だが、のぼりきれないことはないだろう。攻めの気持ちで向かいたい。ランでの気がかりは踵の痛み。痛みはまだ残り、今日もマッサージに行ってきた。だいぶよくはなっているが、痛みが出ないように祈るばかり。痛みがないようであれば、思い切ってスピードアップをしてみたい。スピードアップの方法はわかったので、レースで試したい。
    こう書いていると「ただ完走」から「チャレンジ」へと意識は向かっている。チャレンジといってもタイム云々以前に、より攻めの気持ちで、前へ前へと進むレースを楽しみたいということだ。
    昨日のスイムのレッスンで、多くの仲間から「ロタをがんばって」と声をかけていただいた。嬉しいなあ。結果はともかく、前へ前へと、少しでも速くと、意識をもちたいと思う。ただマイペースだけを考えるのではなく、少しでも速くと前に進む、それこそが大会の楽しみであることもようやくわかってきた。その結果として完走を得たいと願う。
    このところ大いに練習不足だが、岩田コーチによると「半年前の練習の成果が出る」という。半年前といえば5月のホノルル大会だ。それ以来のレースの積み重ねの成果が出るものと考えてみよう。そう考えれば、このロタ島大会は、私にとって初シーズンの総決算となることは間違いない。満足できるレースを期待して、明るく前を向いて、気持ちを確かにもって、スタートに臨もう。
    スイムも、バイクも、ランも、好きなランを楽しむのと同じ心理、同じような身体との対話で通過したいと思う。それは先を考えるのではなく、常に「いまの自分のリズム」に意識が向かうこと。レース中の呪文は「現在・現在・現在」。
    「師匠」ITOさんのアドバイスに従い、昨日のスイムのレッスンでは、「正座」の感覚を意識して、腰を浮かしてみた。自分の感覚としては、キックによる浮力をより効果的に使えるような気がしたがどうだろう。キックによる浮力のおかげで、前につんのめる感覚がより強くなった。いいじゃないか。
    ちなみに昨日は平泳ぎのレッスン。習ってみると、いままで自分が考えてきた平泳ぎとはまったく違うことに驚く。特に驚くのは身体をのばすタイミング。これまでは、腕をかききって腰に手をつけて身体伸ばす感覚だったのがまったく違う。キックで両手を前に出してけのび姿勢で全身を伸ばすんだね。頭ではわかったが、自分のリズムをつかむまでにはまったく至らなかった。
    ロタから帰ったら、また「正座」の感覚を試してみたい。それとキックのトレーニングで25メートル30秒以内に行き着きたい。その模様は逐一ご報告します。
    正直「ここまで来たなあ」という感慨がある。それは「よくここまで来た」という自分を褒めるような感覚とは違う。それはまだまだ先の話であろうし、そうした実感はまるでない。むしろ私ごときであっても「やってみればここまでは来れるのだ」という手ごたえ、驚きといえようか。そのことを面白がっている自分がいる。それがどうであれロタの結果が楽しみであるし、それを受け止めることができると思っている。
    だから皆さん、トライアスロンはやってみる価値がありますよ。
    ロタでお会いする皆さん、よろしくお願いします。
    レース前も、レース中も、そしてレースの後も、よろしくお願いします。
    皆さんとお会いすることを、皆さんとの集いを、心より、楽しみにしています。
    レースは「社交」だということがわかってきました。
    皆さんをお見かけしたら声をかけます。
    私を見かけたら声をかけてください。
    皆さん、がんばりましょう。
    よろしく!!!
    振り返り 前向きなおす 秋の暮れ
    秋風に 吹かれてわが身を 確かめて
    少しは落ち着いてきたかな。
    来年は還暦だあ。

  • 今年の最終戦ロタを前に、練習不足が不安だなあ!

    またまただいぶ時間があいてしまった。出張がたてこんでなんとも手がつかなかった。ブログばかりか、仕事もあちこちで停滞してけっこうピンチ。この状態で来週の水曜にロタ大会にでかける。http://www.kfctriathlon.jp/html/event_triathlon.html
    仕事の停滞も心配だが、練習不足も心配。さらにこのところの出張で体重はオーバー気味という状態で、今日は土曜日のレッスン。
    スイムは「4種目を泳げるようになろう」とのことで、今週は背泳のレッスン。火曜日に引き続きの背泳で、少しは要領がつかめたが、なかなかわからない。ブレスは鼻から息をはいて口から吸うのだが、これがリズミカルにできず、鼻から水を飲むはめになる。キックも手ごたえがわからない。進まないんだもの。手のかきはかろうじてなんとなくつかめた実感があったが、全体としてリズムがとれないので、えっちらおっちらの感覚となる。
    最後のほうは25メートルを1本目は33ストローク、2回目は31ストローク、3回目は29ストロークとなったので、手ごたえまではいかないものの満足感は残った。
    また、スイムについては岩田コーチより「足が浮くようになった」とのご指摘。これは嬉しかったなあ。実はオープンウォーターに取り組んでいるIさんより「潜る感じで」といったアドバイスをいただき、試みに両手を気をつけの姿勢で横につけ、潜っていく感覚をつかむ変則けのびの練習を取り入れ、けのびの姿勢のままで腕をかく感覚を自分なりに確かめた。それがよかったようだ。Iさんからはブレークスルーと言っていただいたが、これからはIさんは「師匠」と呼ばないといけないなあ。感謝です。
    ちなみに25メートルは35秒以内まできた。なんとかあと5秒が目標。現在25メートルのクロールのストローク数が22。これを20以内にすれば30秒になると思うのだが、今思っているのは、やはり「姿勢」。だってプルブイをつけると30秒になるということは、まだ腰が沈んでいるということ。だいぶ浮くようにはなったものの、まだまだなんだなあ。
    また、問題のキックだが、だいぶ進むようにはなってきた。1・2・3と腰を入れて足を打つ感覚がわかってきた。でも、ビート板での息継ぎができず、息がつまると立ってしまう。25メートルを休まずキックできるようになれば「泳げた」ことになると思っていたが、どうやらそれも見えてきたように思う。
    不器用にもがいているうちに、皆さんからの本当に貴重なアドバイスもあり、向かう方向がわかってきたように思う。以前は何をどうすればいいのかわからなかったが、この練習をすればいいのかなと思えるようになった。これは進歩だ。少し霧が晴れた思いでいる。
    スイムのあとはランのトレーニング。いまは空気がひんやり、空は高く、緑鮮やか、紅葉もちらほらでランには最適のシーズンだね。気持ちよく走れた。ランについては自分のリズムをつかめているように思う。
    そのうえで今日の発見。最後に400メートルを目一杯のスピードで走ったのだが、なんと膝と足首が着地するたびにガクガクしてしまう。これではぴょんぴょんとリズミカルな足の運びができないではないか。「ああ、筋力が衰えているんだなあ」なんて一人合点しそうになったが、岩田コーチのアドバイスで、これも「姿勢」の問題であることを確かめた。要は腰が引けてるんだね。腰をよりいっそうまっすぐにして足を振り出すフォームで確かな着地の感覚を得ることができた。
    スイムもランもそうだが、自分なりに「上達のコツ」のようなものを得ることは嬉しいものだ。上達といってもランもスイムも相変わらず遅いが、これは人との比較の問題でいたしかたない。ただし、「前へ、前へ」という意識こそがとても重要なことはスイムもランも、多分バイクも同じ。レースでは完走第一だが、この意識を楽しみにして少しでもタイムアップをはかりたいと思う。この意識はこれまでなかったものだね。意識も変わってきたんだなあ。
    ということで、今日のレッスンで多少の手ごたえをえたものの、このところの練習不足でのスタミナ低下が不安。レースでは「焦らず前へ」かな。
    レッスン後、風呂あがりに体重を計ると、67.95キロ。ああ、ホノルルの前は65.5キロだったんだよ。はい、残り数日だが、食生活に気をつけていきましょう。
    あと、気になるのは左の踵の痛み。現在、痛くて普通に歩けない状態。明日の朝はどうなっているのか、気がかりだ。
    ロタの前にバイクに乗りたいと思い、明日は江戸川沿いで自主錬とも思うが、なかなか一人ででかける勇気がわかない。アディダスの30%オフのセールスが明日まで。冬物が少しほしい。今日はこれからたまった伝票を整理、明日は午前から銀座のアディダスに行き、午後は家に戻ってロタまでにすます仕事に取り組もう。
    高い空 色づく並木 ランニング
    雪が舞う 北の大地の 峠ごえ
    北海道出張ではニセコから札幌まで、雪の峠をレンタカーで一人ドライブ。
    北の大地の魅力を堪能した。

  • 久しぶりの落ち着いた週末で冬への衣更え

    土曜日の夜7時15分。いま、とても落ち着いた気分でいる。とても珍しい心境だ。
    まず、昨日順天堂病院に行き、それなりに納得した診断を得られたことがある。すぐには直らないし、ひょっとしたら一生の付き合いとなるのかもしれないが、気持ちの整理がついて、痛みに向かう気分となった。
    このところでかける週末が続いたが、この週末はトレーニング以外に出かける用事はなく、なんと二日間家ですごすことができる。うれしいなあ。月曜までに仕上げるデスクワークはあるが、プレッシャーを感じるたぐいのものではなく、作業のなかでどんなアイデアやプランが出てくるのか、楽しみにして取り組む気分がある。今日はアイデアをメモに書き出すなどの下ごしらえをして、作業は明日としよう。よしッ!と気合を入れる。
    昨夜はナイトランに出るかどうか迷ったが、久しぶりに自主錬でTIPNESSに出かけた。まずはストレッチで身体をほぐしてバイクを30分。それからスイム。バイクでかいた汗が気持ちよかった。
    スイムの自主錬はホントに久しぶり。当ブログでもいただいたアドバイスを胸に確かめ、けのびをしっかりと行ったあとに、プルブイで姿勢をしっかりして泳ぎだす。はじめにストローク数を意識して、20以下を目標にしてみるが、どうもリズムがつかめない。そこで発想を変え、リズムを重視し、1分サイクルでハードスイムに切り替える。するとストローク数はなんと22になるんだ。これはいかんなあとは思うが、現実なんだから仕方ない。気にせずに姿勢とリズム重視で泳ぐと、25メートルで31~2秒となる。これを10本、タイムが落ちないように繰り返す。
    次に、プルブイをはずして、やはり姿勢とリズム重視で25メートルを1分サイクル。すると35秒以内で泳ぐことができた。これはうれしかった。うれしい感覚を大事にしたいので、6本で終わりにした。
    実は今週火曜日のスイムのスロー・ハード練習で、平野コーチからハードのほうがいい感じとの指摘を受けており、リズムを重視しようという意識はあった。それがうまくいったようだ。
    そして今日はスイム+ランのトレーニング。スイムは「水を捉える感覚作り」で、スカーリングやストロークのドリルのあと、25メートルを1分サイクルで合計20本。昨夜の続きのような感覚で泳いだが、ほぼコンスタントに35秒をきることができた。意識するのはまず姿勢、次にリズム。リズムは足のキックを基本とする。ストロークは大きく、躍動を意識した。タイムもさることながら、今日は少し上のレベルで泳ぐコツをつかめたような気がする。
    「歳なんだから体力でなくリズム」というのが私の基本的な考えで、ランでは自分のリズムをもっているのに、スイムではつかめなかったが、ようやくつかめてきたように思う。ポイントはキックだね。1・2・3で1に力を入れてキックというのは、スイムの入門書に出ているが、その意味がわかるようになった。ダンスをするようにキックを打つ楽しさに目覚め、自分のスイムができてきたようで、それがなによりうれしい。バイクも自分のリズムを探さなくちゃ。
    ランの練習は、公園の景色がきれいだったあ。青い空、白い雲、雨に洗われた芝生の鮮やかな緑、少し色づいてきた樹木の葉。鮮やかでうっとりとみつめるような陶酔感があり、緑のTシャツ白い帽子で芝生をヨタヨタと走る子供がかわいい。孫より半年ほど年下だな。
    いい気分でジムに戻り、風呂に入って体重を計ったら、最大69までいったのが、なんと66.5まで落ちている。うれしい。
    食事をすませて家に帰り、サワーを飲んで昼寝。それから洗濯と簡単な片付け。明日は衣更えをしよう。そうだ、この週末は衣更えの週末なのだ。あわただしく何かに追われる週末ではなく、衣更えを楽しむ週末。身体も仕事も、そしてトレーニングも、ちょうど衣更えなのだ。
    うきうきと プランを描く 衣更え
    秋空に 緑の芝生 色模様
    駅の近くでギター教室をみつけた。
    チラシには「あなたのギターへの想い、憧れ、目標を実現できるお手伝いをいたします」とある。
    ギターを始めたのは中学生の頃だが、まったく上達していない。いくつかのコードをおさえるレベル。
    アコースティックギターでブルースを弾くのが憧れなんだ。
    ロタを終えたら行ってみるか!

  • ようやく海で泳げた気分 こつは大きく泳ぐ・・・かな?

    書いていたのに「公開」のボタンを忘れて、こちらが後に「公開」です。
    10月11日月曜は今年最後の海練。穏やかな秋晴れの気持ちの良い一日であった。参加者は20名ほどかしら。初めてお目にかかる方々のほうが多かったが、ムードはいたって和やかで、楽しめた。やっぱり海はいいよなあ。
    レッスンは途中で2チームに分けて進行。1チームは距離を泳ぎ、もう1チームはターンなどの技術連を中心とする。自信はなかったが、今年最後の海錬、ロタ大会への準備などから思い切って距離を泳ぐチームに参加した。
    そこで、多分500メートルぐらいを往復する距離に挑んだが、他の方々よりも大きく遅れ、途中休みながらもなんとか泳ぎきることができた。やはり回を重ねることで、海になれてきたことが第一。これで不安いっぱいのままに海に飛び込むこれまでの状態から、不安ながらも自分をコントロールして泳ぎだす状態になれたように思う。
    途中の休みも、これまでは息が苦しくてギブアップの状態であったが、方向確認をかねて気合を入れなおすリセット程度の小休止となった。
    精神的にはやはり「自分が前に進んでいるのかわからない」という閉所恐怖症的孤独状態がつらいが「そのうち着くだろう」といった開き直りも自己コントロールできたように思う。これも回を重ねた慣れに加え、ブレスが多少は上達したのかもしれない。
    あと問題はやはりスピードだね。一人大きく遅れる。多分皆さんは50メートル1分以内ではないか。私の場合は50メートルで20秒ほども遅れてしまう。ウエットを着ているので、身体は水平位置に保たれているのかとは思うが、結局はクローリングや手のかき、それと姿勢のブレといったところが問題なんだろうなあ。
    遅れということでいえば、水泳に限らず、ランでも若い人には大きく遅れる。若い人の巡航スピードがキロ5分30とすれば、私の場合は6分から6分30秒、レースでは7分ペースとなってしまう。しかしランでは遅れても抜かれてもあまり気にならないのに、スイムでは遅れがどうにも気になるのはなぜだろう。
    多分ランは遅くとも「これが自分の速度」と納得できるのに対し、スイムは「もう少し速く泳げるようになるはずだ」という思い込みがあるからだろう。それは過酷な練習によってもたらされるようなものではなく、もう少し技術的に上達すればできるはずのことであり、そんなに遠い目標ではない、といった認識である。この認識が錯覚でなければいいのだが。。。
    そんな状態のなか、今回のスイムで自分なりに手ごたえをえたことがある。それは腕のかき具合。例えばトータルイマージョンの映像などをみると、手をかく際に肘を曲げ、割合と近い位置で水に肘をたてた状態で入水し、水中でクローリングしながら腕を伸ばす。一方は、肩から大きく腕を回すように遠い位置に肘はどちらかといえば伸ばした状態で遠くのものをつかむようにして入水し、更に腕をのばし、肘を曲げてキャッチする。
    これまで大きく二つの方向があるなあと漠然と思っていたが、今回のスイムで、海では大きく腕をまわすほうが泳ぎやすいと思った。一つには、大きく腕をまわすことで波の影響を避けることができるような気がした。小さいかきだと時折波にぶつかる気がすんだな。そしてゆっくり大きくまわすリズムが長距離を泳ぐのになじみやすいように思えた。海のリズムに合っているような感覚なんだな。
    そこで改めて振り返ってみると、私からみると岩田コーチ、平野コーチとも大きく腕をまわすタイプ。遠泳に挑んでいるIさんの泳ぎを先日TIPNESSのプールで見る機会があったが、Iさんも大きくまわすタイプであった。なるほど。
    これで速くなるかどうかは別として、スイムについては、少しづつ、薄皮を一枚一枚重ねるようにしていくことなのだと一人納得している。
    なんて書いていると、今日はそのつもりではなかったが、夜に泳ぎに行こうか、なあんて考えてしまう。あともう少しで手が届くような気がしているが、難しいものです。
    あそこまで わが身励まし 海泳ぐ
    海に浮き 秋の気配を つかみとる
    海錬から帰り、次女の家に。
    久しぶりに孫の顔をみてソーメンをいただく。

  • 息せききって走りきった10日間。江戸前トライアスロンは不参加。

    前回ブログを書いた10月1日の夜はTTA南行徳の誇るバイクメカニック(笑)Iさんの送別会で帰りは終電。以降、2日から5日までは上海、6日・7日と幕張でCEATECの取材、8日金曜はニューヨークへと旅たつ長女を成田まで見送り、9日土曜の夜は横浜で高校の同窓会、10日は江戸前トライアスロン、11日月曜は千葉で海錬、昨日の12日夜は上智大学オープンカレッジでのイベントセミナー講師で、その準備に本をひっくりかえす。この間、仕事の締め切りは立て込み、北海道からの来客を迎えての打合せ~飲み会、もちろんTTAの練習のうえ、サッカーのアルゼンチン戦(もちろんテレビ観戦)もあるわけで、息せききって走りきったようなあわただしい状態だった。
    それぞれの出来事にたくさんの思いがあるがここでは簡単にスケッチ。
    上海は、現地の提携会社との打合せのほかに、万博見学が目的であったが、これは印象深かった。海外での万博見学は、ブリスベン、ハノーバーに続く3回目。ブリスベンの開放的でのんびりしたムード、ハノーバーのスケールの大きな取組みと、それぞれに特徴があったが、上海では、人・人・人。
    見学した4日日曜は中国では建国記念日休暇の真最中ということもあり、会場は45万人の人で満たされた。いま調べてみたら、石川県金沢市の人口が約45万。我が国の中規模都市の人口に匹敵する人が夜は上海の中心街にドッと繰り出し、公園に路地にあふれる。旗をもったガイドに引き連れられた団体客が多い。あの人々はどこであの夜を過ごしたのだろう。もちろんそんなにホテルはあるわけもなく、おそらく、続々とバスに乗って帰路に向かったと思われるが、その人の群れる迫力は、かってみたことのない光景であった。
    万博見学の感想としては、とても驚き、しまいにはそれなりにあきらめたのが、人ごみのなかでの中国人の傍若無人な態度。あれだけの押し合いへし合いの混雑のなかで、「失礼」「すみません」という言葉が一切ない。あらゆる人が、まるで周囲に誰もいないかのように振舞う。
    人ごみにパラソルをさして歩く。かさの針がコツンと頭にぶつかる。アレッとぶつけたおばさんの顔をみても、何の反応もなく、そのままの状態で次々とぶつけながら歩いていく。ぶつけられるほうも無反応。おばさんばかりか、ほら、あの若い娘もそうだよ。
    人が並んでいる列に挨拶もなく割り込み、運営管理の担当に大声でどなる男がいる。しぶきが顔にかかる。担当の若い女性はしらけたクールな顔で応対する。横で困った顔をしている私はまったくの無視。仕方なく私は少し身体をずらして避ける。するとその男は当たりまえのように、もちろん何の挨拶もなく、私のいたところに座り込む。いやあ、驚いた。こうした状態の連続体験のなかで気がついたのは、そんな状態のなかで喧嘩もなく、みな当然のようにしてそれぞれの時を過ごしていること。
    どこに行くにも、何をするにも「ちょっと、すみません、すみません」と遠慮がちの日本人、自分のやりたいことを進めるにあたって周囲に何の挨拶もない状態を当然としてやり過ごす中国人。この違いは深いよなあ。
    上海見学記は、また別の場所で別の機会に行いますので、乞うご期待!!!
    CEATECは目玉は3Dだが、そのアピールの方法がソニーとパナソニックでまったく異なるのが興味深かった。企業固有の文化というのは確かにあるのだ。この違いも深いのだ。
    長女は1年半のインターンビザをもってニューヨークに働きに出た。日本で探し出した日本人向けのタウン雑誌編集部に試採用とのこと。新たな人生の始まり。税関へと見送るときには思わず胸がつまり「何も心配してない。ともかくゆっくりゆっくりやるんだよ」というのが精いっぱい。
    10年ぶりの還暦同窓会は、予想以上に女性の出席が少なく、やや寂しい状態であったが、憧れだった先生がまだ元気いっぱいで、お互いになつかしくて手を握り合い、思わずセンチな気分に浸り、先生をエレベータで見送り、「岩崎行くぞ」の声にひかれて、そのまま3次会まで。
    この日は横浜で宿をとり、翌朝は強い雨のなか、高速横羽線を第一回江戸前トライアスロンへと向かう。
    ここでようやく話題はトライアスロンになりました。
    実は恥ずかしながら、江戸前トライアスロンは不参加。雨にめげたんだなあ。会場に行って駐車場にクルマを入れたのだが、駐車場から会場までは結構な距離。駐車場は舗装が悪く、案内に従ってとめたまわりは水浸し。クルマを降り、水たまりのなか、バイクを出そうかとハッチバックを空けた時点で、不参加を決断。まだ前夜同窓会の酒が残り、おなかもゆるく、体調も不十分だったこともあり、「身体を第一」と思うことにあまりためらいはなかった。「これじゃあ楽しめないなあ」が自分に向けた決意の文句。
    傘をさして会場に行き、知り合いを探して挨拶しているうちに雨が小降りとなり、あがっていく。でもあの駐車場まで戻って行く意欲はおこらなかった。
    スイムのスタート時には雨もおおむねあがり、大会は応援にまわり、知り合いをゴールで迎えた。このときはやっぱりうらやましくてやや後悔の念あり。皆さんの笑顔で和やかな気分を心に抱いて家へと向かう。
    前から行きたいと思っていた近所のびっくりドンキーで300グラムのハンバーグを注文したが、食べきれず。これでは体調不十分が明らか。やはり同窓会翌日というのは、私には無理だったんだよ。
    帰宅してまず昼寝。そして久しぶりに江戸川沿いを1時間のジョグ。これは気持ちよかった。早めに床につき、翌日の海錬に備える。
    海錬はとても楽しく充実感を得られたが、ニュースはこのブログを読んでいただいているというTTA月島のMさんに声をかけていただいたこと。Mさんはスラリとした美人女性で歯並びの美しさが印象的。折に触れて読んで励みにしていただいているとのことで、ありがたく、うれしいものです。改めて、ブログへの意欲が湧いてきた。Mさん、ありがとう。
    めくるめく 人の大波 上海の夜
    秋晴れに 海を泳ぐ 心地よき
    心地よい海錬の報告は次回に。
    次回は明日です。
    Mさんからもらった刺激で、書きたいことが次々と。。。
    皆さん、よろしくお願いします。

  • 秋に入って なかなかままならず

    またまた、前回からだいぶ日にちがたってしまった。今回の原因はハッキリしていて、仕事が忙しかった。昨日でようやく一段落したかと思ったが、今朝のメールでまだ続きそうな様子だ。明日から5日まで上海にでかけることもあり、きわどい綱渡りが終わりそうにない。この年齢でこうした状態は、ありがたいことと思わなくてはいけないが、でも、以前のようにはいかない。一昨日は久しぶりに午前1時過ぎまでパソコンに向かったが、どうも根気が続かなくなっている。休む機会と時間が増えている。やり残しの仕事がたまっていく。
    さて、前回のブログ以降の出来事といえば、先週末土曜日のトレーニング。スイムで100メートルのタイムを計測したが、私のタイムは2分40秒。ということは50メートルで1分20秒、25メートルで40秒。いつもどおりのタイムだ。このブログにも再三書いているように、なんとか、25メートル30秒、50メートル1分、100メートル2分を切るぐらいになりたいが、先に進まない。足踏みが続いている。
    自分で考える泳ぎとしては、ようやく1・2・3、1・2・3というキックのリズムがわかってきた。そのリズムで手を合わせると、確かに沈みがちな右手のタイミングがずれているのが分かる。それでいわゆる「右手を我慢する」ということがどういうことなのか、どの程度我慢するのかが、自分でも理解できた。足のリズムを左右一定にし、同じように手をかくリズムを合わせることが「右手を我慢する」ことなのだ。
    で、100メートルでもそのようにしたのだが、タイムはいっこうにあがってこない。このところ自分ではだいぶ泳ぎができてきたように思うのだが、足踏みが続いているのはどうしてか、どこに欠陥があるのか。今度コーチとじっくり話してみるか。あるいはまたトータルイマージョンにでも行ってみるか。何か打開策を講じたい。
    スイムの後のランはインターバルトレーニングで、400メートルをキロ4分30秒ペースで5本走るというもの。1本目はなんとかついていけたが、そのあとはとてもとても、息があがっておいていかれるばかり。更におなじみの左足アキレス腱も痛んできたが、痛みのほは、後にひきずらず、ホッとしているのが現状。
    といったところで、トレーニングもTTAのレッスンが精一杯で、不足気味。上海では何もできないだろうなあ。そして10日は第一回の江戸前トライアスロン(スプリント)となる。大会というより、ロタに向けてのトレーニングと思ってユックリやるしかないなあ。
    このところ、1月のマラソン大会情報が周囲を飛び交っている。私はフロストバイトと新宿シティマラソン(共にハーフ)に参加の予定。新宿シティは9月30日にエントリー開始ということで、私は30日の午前1時過ぎにエントリーしたが、30日昼ぐらいにはエントリー締め切りの様子。すごい人気に驚くばかり。
    起き抜けに 江戸川眺め 秋の雨
    秋雨に 緑の芝を かけぬける
    涼しくなって下痢も多少はおさまっているが、これも足踏み状態。
    上海から帰って大会を終えたら、消化器内科に行ってみよう。

  • 秋に向かい、いまの課題は、身体の管理!

    前回のブログからは12日のお休み。この12日間を振り返ってみると・・・忙しかったかなあ?
    確かに、やることは詰まっていたことは確かだが、どうも「しまらない」状態であったように思える。いわゆる「夏バテ」というやつか。あるいは、今年が初のトライアスロンシーズンの疲れなのかもしれないなあ。
    一昨日ぐらいからようやく夜には涼しさを感じるようになったが、そのおかげか、この2日は実によく寝た。10時には床をひき、目覚めるのはなんと8時近く。2日連続で10時間ではないか。その間はトイレにも起きない。現在の感覚としては、「これで疲れが抜けた」とまではいかないが、洗濯物を取り込み、布団を干してブログに向かうというのは、多少意欲を回復している証拠なのか。
    ちなみに一昨日は高尾山の登山に初挑戦。これは思いのほかきつくて達成感を十分に得られた山登りとなった。そして昨日の土曜日はTTAのレッスンが休みだったため、家の片付け、フローリングの拭き掃除。這いつくばって床磨きに汗をかき、スイムの自主錬を1時間。というわけで、2日ともかなり身体を動かし、ビールを飲んでバタンキューというのだから、まあ、適度に疲れてよく寝たということにもなるのだろう。
    そこで現在の体調を確認。まず大いに気になるのが下痢。多分、水分、特にビール、ホッピー、ハイボールの過剰摂取が原因と思っているが、なんと一日に10回もトイレに行く状態になっている。これでは普通の生活にも差し支えが出てくる。
    次に困っているのが体重の増加。ホノルルに行く前が65.5キロ、昨日、プールあがりで68キロ。このところ、67~68あたりでうろちょろしている。自分でも肉があまった感覚があり、服のウエストもきつくなっている。
    トライアスロンを始めて、ダイエットストレスから開放された気になっていたが、どうにも、そうはいかないようだ。
    夏はいつも体重が増える。振り返ってみれば原因は酒と運動量の低下。それが今年も変わらずにおきているということか。
    身体の痛みは、腕の痺れが治まらない。原因は首であることはハッキリして、いまでは顎をあげると連動して痺れが走る状態を確かめられる。左足のアキレス腱はもうほとんどなくなっているので、これからは首に集中。
    秋の訪れとともに、これらの身体の問題に対処すること、これがいまの私の関心事。まず、体重をアンダー65までに落とす。下痢と首については、ちゃんとした病院に行く。あるいは、今年はまだ人間ドックに行っていないので、折をみて行きたいと思う。これを10月末程度までに終え、しっかりとした身体で次のシーズンに向かいたい。
    あと、どこか手ごろな整体クリニックを探したい。家の近くの2軒に行ってみて、悪くはないが、どうもシックリきていない。
    今日の最後は昨日のスイム自主錬の手ごたえ。
    いまの課題は腕のかきとタイムアップ。腕のかきについては、これまでは腕の伸びとクローロングだけに意識が向かい、スカーリングまで気がまわらなかったが、最近はようやくスカーリングに意識が向かうようになってきた。昨日はプルブイで25メートルを1分サイクルで14本、同じくクロールで10本、最後に50を6本。足のキックで浮力をつけ、身体の側面を大きく伸ばし、腹筋に力をいれ、水をキャッチしておなかにむけてかきこむ感覚は自覚することができた。自分でも多少のメリハリがついてきたように思う。
    で、タイムは25メートルで40秒弱。50メートルで1分15秒。
    なんとか、普通に泳いで25メートル30秒、50メートル1分にいきたいなあ。これが来年の目標。
    酷暑の夜 疲れにひたり 足さする
    届かない 汗にまみれて 手を伸ばす
    今日はセントレアの大会。
    多くの知り合いが参加している。
    コースはミドル。
    来年は目標にできるかどうか。。。。

  • 鹿島槍合宿 青木湖のスイムに感動!

    まだまだ暑いなあ。皆さんどのようにトレーニングをしているのだろう。この暑さの中でランの練習なんてとてもできないよね。夜錬とかしているのかなあ。あるいはスイムに集中しているとか。
    私のほうは自主錬はまったくのお休み状態。このところも、8月21日・22日の鹿島槍での合宿以降、24日火曜日のスイム練習のほかは、まったく何もしていない。これで9月5日の横浜シーサイドトライアスロンに出るのだが、果たして大丈夫だろうか。
    問題なのは、よく寝ているのにもかかわらず、寝覚めた時に疲れが残っている感覚があること。これでトレーニングに向かう気が起こらない。
    今週は火曜日のスイム練習が休みでもあるし、今日は千駄ヶ谷のプールにでも行ってみようかと思っているけど、果たしてどうなるか。
    さて、だいぶ日にちがたったが、鹿島槍の合宿。当初は27日金曜中に現地に入り、28日土曜日、29日日曜日にトレーニングの予定であったが、出発は28日の朝5時半。かなり道路が混んでいて、到着は12時前、午後の練習からの参加となった。今回の参加はTTA南行徳から私を含めて男性3名、TTA十条から女性2名、プラス男性1名の計6名という小所帯。コーチは岩田さんと松下さんの2名。
    食事のあとはバイク。私のみ松下コーチとペアで低レベルのトレーニング。松下コーチがかなり気をつかっていただき、落ち着いて走ることができた。とはいえ、コースは上り坂、下り坂とも厳しく、なんと2回も落車してしまった。始めは上り坂でのスタートでの失敗。2回目は、長い下り坂を終え、信号で停止したときに左の足をつき損ねて左に落車してしまった。二回とも松下コーチにバイクを起こしてもらい助かった。そのうえ、最後には後輪がパンク。これも松下コーチに修理をお願いで、ホント、おんぶに抱っこ状態。なお、松下コーチは日体大トライアスロン部のコーチで現役のトライアスリート。いつもまめに声をかけていただき、感謝です。この日の走行距離は約50キロだった。
    今回のポイントは上り坂でのハンドルを手前にひきつける感覚。コツを覚えるにはやはりある程度の走りこみが必要だな。下り坂はブレーキに自信がないのでスピードに臆病になる。ブレーキに自信がないというのは、しっかりとブレーキを握れないということ。さらに今回のトレーニングでまたも困ったのは、首から左腕にかけての痺れ。
    つまり、姿勢自体にどこか無理があるのではないか、ということで、バイクのセッティングを見直してみようというのが、今回の結論。5日の大会の前にアスロニアに持ち込んでみよう。
    これまでは、自分にとっていい姿勢、楽な姿勢がどういうものか、まったく見当がつかなかったが、身体を痛めることで、少しは自分なりの感覚ができたのではないかと思う。
    でも、あんなに美しい自然のなかを走りながらも、バイクを楽しむ気持ちにはならなかったなあ。バイクが好きになれない。これがバイクの問題。
    バイクのあと、もう5時に近くなっていたが、青木湖に行ってスイム。青木湖の様子はgoogle画像で見てください。いい光景ですよ。
    これは気持ちがよかったなあ。今回の合宿参加の一番の目的は人生初の湖でのスイムだったが大満足。
    まず、水の中の風景が違う。青木湖は透明度が高いとのことだが、足がつかなくなるところにいくと、先は見えない。でも、岸辺では樹木の根が異様にからんだ光景が広がり、ゾクッとした気持ちになる。ところどころに湧き水があり、そこでは水温が下がってここでもゾクッとする。湖には、魔物が棲むような、ゾクッとする恐ろしさがあって、それが魅力なのかと思う。ゴシックロマンの世界だね。
    夕暮れで雲が茜色に染まるなか、湖のなかに泳ぎだし、水のなかから黄昏に包まれた周囲の森と山を一望した。贅沢な眺めだった。この歳になって、こんな光景を見られるようになるとは思ってもいなかった。人生はおもしろいなあ。
    夜はバーベキューのお楽しみ。他愛ない会話がもりあがり、和気藹々。最後は花火に歓声をあげて和やかな気分のなかでお開きとなった。私の子供たちと同じかあるいは年下の方々とこうして楽しむとき、いつも不思議に思う。ありえないことが起こっているように思えてしまう。大げさのようだが人生の不思議を感じてしまう。
    日曜日はまずは青木湖でのスイム。昨日で少し慣れていることもあり、少し余裕をもって楽しめた。みんなも、コーチも、トレーニングというより、スイムを楽しんだ。多分1500メートルぐらいは泳いだのではないかな。そして最後は宿までの上り坂のタイムトライアルだが、なんと、ここでも2回落車し、結局伴走車にピックアップしてもらった。
    おかげで、いまだに両肘、両膝バンドエイド状態。子供じゃないんだから。横になって起き上がるときに痛いんだな、これが。
    湖に 身を浮かばせ 森を見る
    黄昏に 山に泳ぐや 染まる雲
    どうしたら、バイクを好きになるのだろう。
    書店にはバイクの雑誌が並んでいる。
    なんでみんなそんなに好きなのか、私にはわからない。

  • 不安なくスタートに立つために やはり課題はスイム

    この前の日曜は海錬。50名近くの参加があり、初対面のかたがたともお近づきになれた。この海錬で覚えたいくつかのこと。
    「不安のない状態でスタートに立つことがレースの楽しみを大きく広げる」というのは岩田コーチの練習開始にあたっての説明。そう、多くの初心者にとって海は不安なんだよね。その不安を少なくするには、やはり「海に慣れる」ことがとても大切。今回で海錬は3回目、だいぶ慣れてきて「なんとかなるだろう」とは思えるようになったが「不安のない状態」はいまだ見えない遥か先の世界。
    海錬ではいつも3つのコースに分かれる。これまでは迷うことなく初心者コースであったが、始めてミドルクラスに参加した。皆さんと泳いでいると、やはり遅れをとってしまう。遅いんだよね。そのうえ人一倍消耗しているようにも思えてしまう。トレーニングは皆さんにご迷惑もかけず、なんとかこなせたが、やはり力不足を感じてしまう。大いに感じてしまう。もっと泳ぎこみが必要かなあ。
    お近づきになった初対面の方の一人は高校時代に水泳部だったとのことで、現在30歳で50メートル25秒程度のタイムとのこと。当然、どうしたら早く泳げるようになるのかに話向けた。
    Q 早く泳ぐにはある程度の泳ぎこみが必要ではないか?
    ・高校生ぐらいの若いうちは泳ぎこみがいいが、高い年齢になれば、それよりもパーソナルなコーチにじっくりとフォームを見てもらうことがお勧め。
    Q ブレスの際に顔を左にあげているが、その際に右手が落ちてしまうのが大きな欠点。
    ・右に手を伸ばしたときに、左足のキックで浮力をつけてやってはどうか。フォームというのは全体のバランスである。
    これは参考になった。
    あと、海で泳ぐ不安のなかに「自分が進んでいるのかどうかわからない」ことがあるとの話となり、これも参考になったなあ。そうなんだ。プールであればタイルの模様で進んでいる確認ができるが、海では泳いでも泳いでも先に進まないという不安に陥る。その不安が強くなり立ち泳ぎで周囲を確認する。これでリズムが崩れてしまう。
    海では「いつかはつくだろう」ぐらいの気持ちが大切というのはどこかのサイトに書いてあったが、そうしたマインドコントロールができるようになることも「海に慣れる」ことでもある。
    いま、TTAでは週に2日、火曜と土曜に水泳のレッスン。「不安なくレースのスタートに立つ」ことを目標に、これにもう一日を加えたいと思っている。曜日は水曜か木曜。時間は夜。そこでみつけたのがこのレッスン。
    http://www.ocean-navi.com/swim/onswim.html
    どうしようか、ちょっと迷っている。
    話はかわって、昨夜はとても懐かしいかたがたと宴を楽しんだ。私の息子はすでに24歳だが、早稲田実業にお世話になり、中学では野球部、高校では軟式野球部であった。その中学の野球部の父母が仲がよく、昔は皆で飲みにいったりもした。そんな皆さんとお会いしたのは、妻の葬式以来。メンバーは私も含めて6名であったが、皆さんお元気であることに心が和んだ。
    このブログを読んでいますというお言葉もいただき、ありがたいかぎり。ささやかな近況報告として受け止めていただければ幸いである。
    この夏は トライアスロン 焼ける肌
    虫の音を 聞くともなしに 空(くう)をみる
    さすがの猛暑も、秋の気配を含み始めている。
    今日の夜から鹿島槍でのTTAの夏合宿に参加する。参加メンバーは6名とのこと。5月の合宿は30名ぐらいいたんじゃないかしら。かなり寂しい状態。今回の目玉は青木湖でのスイムを含むミニトライアスロントレーニングとのこと。湖で泳ぐのは初の体験。のんびりと無理をせずいってみよう。