カテゴリー: トライアスロン

  • Kさん ロタ大会完走 おめでとう!

    私と同じ時期にトレーニングを始めたKさんからロタ大会での完走の報告をいただきました。
    Kさんおめでとう。レース前にはさぞかし大きなプレッシャー、さらには恐怖心もあったかと思います。それをはねのけて目標を達成したKさんの挑戦、努力には、まったく感服します。尊敬します。他人の成功がこんなに素直によろこべる、これも重ねて嬉しい。
    Kさんは私より一回り下の46歳。まさに働き盛りで、会社での激務と愛すべき家族をもちながらの快挙です。皆さん、Kさんに拍手を!
    それにひきかえ、こちらはペースダウン。特に右のアキレス腱を痛めてからは、どうも気持ちが今ひとつ前向きになれない状態。まだ痛み、違和感が解消できない。どこかでペース回復のキッカケを得たいと思っているが、今週末土曜日のスイム+ランのレッスン、日曜には久しぶりに大井埠頭のバイクに参加していいキッカケにしたい。それと、怠っている日々の体重+脈拍チェックをちゃんとしないといけない。何より自己の生活管理と体調管理。
    この土曜日から今日まで、熊本県の宇城市に出張。宇城市は天草に隣接した位置にあり、時間の余裕があれば天草大会のスイム会場を見たかったが、結局は叶わず、不知火の海をみながら、改めてトライアスロンデビューへの決意を固める。夜の会食でご一緒させていただいた宇城市役所のNさんは53歳。スイムについてはOKとのこと。是非来年一緒に参加しましょうとお誘い。
    秋雨に 朗報きたる 歓びや
    秋の海 心に期する 5月の日
    Kさんの刺激を受けて、こちらも頑張ります。

  • アキレス腱を痛めた 不安だなあ

    2週間前、軽くジョグするつもりで走り始めたら、3キロを過ぎるあたりから右足のアキレス腱が痛み始め、5キロあたりで痛みが激しくなって走るのを中止した。アキレス腱が痛くなって走るのを中止したのは人生初めての経験だ。ハンドボール部であった中高時代、週に1日から2日は3キロ程度を走っていた最近まで、足についてはマメで痛めたり、ふくらはぎを筋肉痛で痛めたことはあっても、アキレス腱そのものを、このように痛めた記憶はない。
    ネットで調べると「安静第一」とある。この2週間のトレーニングはスイムだけとし、ランもバイクもパスしてきた。そして、今日は南行徳でスイムとランのレッスン。昨日はマッサージに行ってもみたが、痛みはとれない状態で、果たして今日のレッスンをどうするか、迷いに迷ったが、「様子をみながらいってみよう」と思いを定めてレッスンに参加した。今日のレッスンのポイントは上半身の使い方。立ち姿勢、腕の振り方、腰の回転、そして足という一連の流れを「上り坂」「下り坂」で確かめる。
    姿勢の保ちかた、力の抜きかたと入れかた、リズムのとりかたなど、ランのレッスンはとても参考になる。ただ走るだけなのに、その奥の深さに触れ、自分自身の身体で確かめる反復レッスンは知的好奇心を触発して倦むことがない。ひそやかな肉体との対話だ。「そうそう」「これかな」など、レッスン中の独り言が増えてくる。
    レッスンを続けながら、絶えず右足の状態を意識するが、なんとかいけそうでまずは一安心だったが、最後のメニューのジョグで15分ほど走ったところ、痛みがやってきた。困ったね。帰りはいつもはジョグだが、今日は歩き、TIPNESSの風呂で身体を洗い、冷水に足を冷やす。でも痛みはひかない。帰宅後はウトウトしながらアイシング(氷をビニール袋に入れてタオルで足首に巻く)を2時間。なんとなく痛みがひいてきたようだが、スッキリとまではいかない。
    夕方に美容院で髪をサッパリし、ドラッグストアで、エアサロンパスとシップ薬を購入して、帰宅後にまず手当て。
    不安だなあ。
    これまでの「肩が痛くでうまく手が伸ばせない」という痛みには「不安」はなかった。痛みはなんとか克服する課題以上のものではなく、おかげさまで、痛みもだいぶ和らいできた。また、痛くとも、スイムのレッスンを中止しようとはまったく思わなかった。でもアキレス腱の痛みは「不安」そのものである。
    ・走るとまた痛くなる~結局走れなくなる。
    ・痛みが慢性化する~トライアスロンをあきらめなくてはならなくなる。
    ・痛みがひいても、何かのときにまた再発する。それはレース中かもしれない。
    ・1月のラン大会にエントリーしたいが、それまでに治っているものなのか。
    ・この冬は走りこみで持久力をつけようと思ったが、それが叶わない。来年の大会デビューに影響するか。
    などど、「不安」は様々な形で心のなかに広がっていく。これは「大げさな心配」であるのか? うーん、困った。
    まずは、マッサージ、ストレッチ、湿布薬など、こまめに手当てをして様子をみるほかはあるまい。現在は肩の痛みで通っている整形外科の先生にも相談しなくてはならない。その間はランのトレーニングはお休みで、腹筋など、体幹のトレーニングなどに力を入れるとしよう。だいぶ様子がわかってきたスイムを「自分のもの」にしよう、と、前向きに考える。
    しかしこんな早い段階で、まだ大会にも出ない状態で、こうした「不安」を抱えるとは、「何事もそんなにスムーズにいきはしない」ということなんだよなあ。特にストレッチングなどの身体のケアをキッチリ行うための身体からの警告と受け取って、自己管理を見直していこう。
    そうそう。問題のスイムについては「着実にやっていけば来年5月まではなんとかなりそう」といった心理的な余裕が生まれてきた。バイクについては、江戸川でのレッスンで立ちごけして以来、休み状態。明日も娘がクルマを持っていってしまったので、バイクを運べないのでお休み。近いのだから、バイクで大井埠頭まで行ってもいいのだが、まだ公道を一人で走る意欲はない。明日は近くのプールでキックとプルの練習をしよう。
    今日、岩田コーチから「左手はいいが、右手がすぐに沈む」と指摘された。私は左に顔をあげるので、顔をあげると右手が沈んでしまう。自分でも気になっていた欠陥だ。そこで、右手が着水するまではキッチリ目視し(すぐに顔をあげて息をつかない)、手を伸ばす時にパッと顔をあげることを意識したら、左手と同じように、右手をグイッと伸ばして水をすべる感覚がつかめてきた。その感覚を明日、また、確かめてみよう。
    秋の道 痛くはないか 足に聞く
    湯に浸し 足をもむかな 秋の風呂
    この冬はいくつかのランの大会に出たいと思っていたので、現在の状態が残念。
    THIS IS ITはすばらしい、美しい映画だった。
    マイケルが美しい。「美しい」以外の言葉が見当たらない。それを一丸となって支えるダンサー、ミュージッシャン、スタッフが美しい、その全体が生み出すパフォーマンスが美しく、映画はただただ美しい。その時への思いを遂げることができなかった悲しみと、その時へと向かう人々の思いが感動を誘う。忘れることのない、すばらしい映画だった。

  • 経験のない58歳は、3ヵ月で、どこまで、これるか

    以下、まったくの個人的な見解、というより感想です。
    トレーニングを始めた7月末時点での私は、「10キロを1時間20分で走る」レベルであった。これをある程度の地ならしがあったとみるべきか、あるいはまったくのゼロスタートとみるべきか。これで3ヶ月での到達をどう評価するかが変わってこよう。
    であれば、まったく何もスポーツをしていない状態から「10キロを1時間20分で走る」にはどの程度かかるのか。私の年齢となると、体力の個人差はかなり大きくなるが、私の場合、何もしない期間と週に1回は3キロ~5キロ程度走る期間とを3ヶ月ぐらいのスパンで交互に繰り返ししてたことからすれば、まあ、3ヶ月で「10キロを1時間20分で走る」にはもってこれるように思える。
    言い換えれば3ヶ月程度の地ならしはできていたわけだ。特にランの練習ではこの地ならしに助けられたように思う。また「10キロを1時間20分で走る」程度ではあったからこそ、トライアスロンを始めようなどと思い至ることができたように思う。
    60歳前後でトライアスロンを始めようかと思い立ったあなた、まず10キロを連続して走れるところまでは地ならしをしたほうがいいと思う。その期間は私の場合は3ヶ月。1ケ月は週に3日は1時間歩く、2ヶ月は週に2日は3キロを走るといったペースで3ヶ月で10キロを、多分、その気になれば、1時間10分ぐらいで走れるようになると思う。
    では、そのうえで、3ヶ月たった今の段階で大会に出て完走することはできるか。
    当初はそのタイミングで11月のロタ大会があり、目標にしようかと思ったが、9月時点で、大会出場は来年に決めた。その最大の理由は、やはり水泳。1500メートルを泳ぐなんて考えられなかった。それと引越しがあり、仕事の具合もあって、早々にあきらめた。
    では、それから1ケ月半を経過した今日時点ではどうか。「スイムスーツを着て、休み休みでいけば、やれるかも知れない」ぐらいは思えるようになっている。自信はないけど。
    ちなみに同じく7月22日から東京トライアスロンスクールに参加した一回り年下のKさんは、ロタ大会に参加されるが、「泳ぐ夢をみる」とそのプレッシャーを語っておられた。Kさんのスイムは私よりは数段上。その言葉を聞いて「私の場合は来年にしてよかった」と一人納得している。
    できるかどうかは、言うまでもなく、基礎的な運動能力、特に水泳のスキル、そして精神的なことが複合しての判断となるが、経験のない58歳が3ヶ月で大会に出るのは、つまるところ気持ちの問題のように、いまは思える。特に大きなファクターは「水泳」だが、Kさんのように自分でプレッシャーをかけて追い込んでいく積極的な人は可能だと思う。あるいはそうした人のほうが早く先に進むように思う。
    でも、私はそうしたタイプじゃないんだな。準備万端でコトを始める「慎重派」というわけではない。多分、自分にプレッシャーをかけるタイプではないのだろう。一拍、人より遅れて、周囲を見回し、様子を確認してから出かけていくタイプ。あるいは周囲に失敗をさらしたくないという「エエカッコ心理」かとも思う。前にも書いたように小学生のときから運動会が苦手だったなあ。自慢じゃないがリレーの選手だったけど、出るのは楽しみではなかったことをよく憶えている。
    この歳になってそんなことに思いをめぐらすというのも、我ながら面白い。はからずも人生を振り返る。
    話が横道にそれてしまったが、私のここでの結論は「58歳の未経験者が、3ヶ月でトライアスロン大会に出て完走することは可能であるが、私には可能ではなかった」となる。一抹の寂しさはあるなあ。
    なお、高校時代に水泳部であった方は、問題なく3ヶ月で可能と思います。
    で、来年の予定だが、ちょうどスクールからのアンケートがあり、その回答のなかで、以下のように来年の予定(というより願望)を記した。
    2010年の目標は(このなかから選びたいと思います)
    ・5月 天草大会(知人がいるので)
    ・5月 館山の自衛隊基地(南行徳のNさんにすすめられています)
    ・7月 昭和記念公園(皆さん出そうだから)
    ・9月 銚子(この大会での完走が一番の目標)
    ・11月 ロタ島(海外で締めくくることができればいいなあと思っています)
    この私の回答に岩田コーチから以下のような、ありがたい励ましをいただいた。
    いよいよ2010年、トライアスロン、大会デビューの年ですね!
    岩崎さんの予定の中からいうと、僕は天草はおススメですね!
    交通の便は目をつむるとして、コース・食事・大会の雰囲気などは好きで、
    現役時代はずっと7年連続出場していました!
    この冬を上手く活用して、2010年につなげていきましょうね!
    つまり、3ヶ月でこうしたやりとりが自然にできるまでになったというのが私の3ヶ月の成果なのだ。
    「浮く」ことに驚いた最初の水泳レッスンを振り返ると、こうして書いていて感慨深い。
    岩田コーチ、平野コーチ、アスロニアの皆さん、感謝です。これからもよろしくお願いします。
    この冬の目標
    ・水泳はあと3ヵ月で400メートルをクリアしよう。そうすれば1500は手に入るだろう。
    ・ランは、いま右のアキレス腱を痛めており、これを治してどこかのラン大会に出場したい。またシーズンオフの基本トレとして、走り込みをしたい。走るのは好き。
    ・安全に、もっと自転車に慣れることを目標に、スクールのレッスンで対応して春にペースアップ。
    冬に向け 振り返る夏 遠い日々
    身と心 引き締めて 寒さかな
    このところアキレス腱の痛み、引越しの準備、仕事の立て込みなどもあり、練習はペースダウン。
    そんななか、昨日は娘夫婦とオールブラックスVSワラビーズのラグビー観戦で興奮。今日はTHIS IS ITを観るために、ママチャリで品川プリンスシネマへGO。暖かい日で汗をかき、いい気分で予約を確認したら、「これ、31日、昨日の予約ですよ」「えええええええ!!!」。間違えたああああ!。
    仕方なく、のんびりと自転車散歩で帰り、慎重にネットで再予約、ゆっくりとストレッチングして気分転換。人生は瑣事の集積であり、その瑣事は他愛もない間違いの連続なんだなあ。はあ、楽しきかな人生! としましょう。

  • 閑話休題 60歳を前にした男たち

    昨日は56歳、57歳、58歳2名、59歳という60前の男ばかり5名での飲み会。場所は日比谷の外国人記者クラブのレストラン。このレストランは気のおけない大人の仲間の集まり処といった、落ち着いてはいるが堅苦しくはない雰囲気が気に入っている。食事もおいしく、昨夜はサラダ、チキン、ローストビーフに赤ワインを楽しんだ。
    昨夜の呼びかけ人で、メインとなったのはこのクラブの会員であるHさん。大手広告代理店を早期退職して、海外のバッグパック旅行に挑戦している。その様子は「元広告マンの世界放浪記」として、ブログにアップされている http://blog.50ing.net/?cid=39444。他のメンバーは別の広告代理店のOKさん、社団法人事務局長のOSさん、そして私は初対面となった出版社経営のOTさん。
    Hさんの最新の旅は中国からパキスタンのイスラマバードへの24時間壮絶バス旅行で、その行動力はバリバリの広告マンで鳴らしたHさんの面目躍如。是非お読みください。
    私はサラリーマンではないので定年はないが、この年齢の男が集まると、どうしても60歳、定年以降をどのように生きるかという話題となり、Hさんの旅の報告も自然とそちらのほうに向かっていく。
    Hさんは60歳定年を前に退職して「世界放浪」へと向かっているのだが、そこにあるのは70歳までをどう生きるかという意識だ。70になったらもうなかなか新しいことはできないだろう。では、やりたいことを始めることのできる人生のリミットはいくつなのか、それを考える。計算してみれば、身体の動きもまだ利く60前から65までの5年間、要はこの限られた年齢をどのように生きるかということになり、そのためには、定年までを勤め上げるのではなく、いち早く「やりたいこと」に着手することになる。その心境はよくわかる。
    Hさんの場合は、「新聞にはそう書いてあるが、本当はどうなんだ、自分の目でみてみたい」というのが世界放浪へと向かわせる衝動という。新聞では毎日テロのニュースばかりが伝わってくるが、本当はどうなのか。人々はどのようにして暮らしているのか。Hさんによると、人々は機関銃を構えた兵士の横でワーワー騒ぎながら食事を楽しんでいたという。そうした光景が新聞だけではわからないリアルな現実なのだろう。そうだろうなあ。そうでなくては人は生きていけないよなあ、とこちらも共感して聞き入る。
    Hさんは今回の旅は「水を浴びたようなもの」とまとめた。「何十年も会社にいたけど、こんなことはなかった」とも言った。まさに60を前にして一つの旅で一皮向けた感じなんだろう。結構じゃないですかHさん。
    こうした心理は、過酷な世界にあえて身を投げるような快感があり、私のトライアスロン挑戦にも共通するものだ。飛び込む世界は、ある程度の「過酷さ」がなくてはおもしろくない。前回のブログでも書いた「我が身を頼む」という話でHさんとの会話は盛り上がった。
    話の最後に、やはり60の定年を前に、Hさんと同じ広告代理店から、単身赴任で九州熊本での地域ブランディングに身を投じたSさんの話題となり、「Sさんが東京に戻ったときは集まって呑もう」ということでまとめになった。帰りがけに「これから年に何回かはこのメンバーで呑むようになるんだろうなあ」と頭が巡って電車の窓から流れる夜景を眺める。そうした人間関係をもてるということは、私は恵まれているのだろう。ありがたいことだ。こちらもいつも自分のリアルな体験を新しい話題として提供できるようでありたいと思う。
    そんなことを、あれこれと、考えさせられた夜でした。
    先週木曜の水泳、土曜日の水泳・バイク、火曜日の水泳と、続いてレッスンを休んでいる。人生はなかなか忙しい。明日は6時から水泳のレッスン。さあ、元気を出して行こう。
    秋の夜 酒を傾け 旅の夢
    あと十年 秋風が 誘い来る
    今日はトライアスロンのレッスンから離れた60男の近況報告。共感いただけるご同輩も少なくないことを祈りつつ。

  • 3ヶ月経過、まずは心境の告白から

    先週の金曜は飲み会に誘われ、行ってみたら日本テレビの「行列のできる法律相談所」に出演なさっている弁護士の菊地幸夫さんも参加されていた。まったくの初対面。菊地さんといえば、私からすれば、トライアスリート。当方はかなり酔っ払い、菊地さんは、多分呑まないんじゃないかなあ、ジョッキのビールがまったく減らなかったように思う。とはいえ、私はかなり酔っていたので、記憶は曖昧。酔っ払いの話に付き合っていただいた菊地さんに感謝です。とっても柔らかい人あたりの紳士で、テレビでみるそのまんまでした。
    菊地さんのお話によると、トライアスロンを始めたのは35歳で現在は44歳とのことで、もう9年のキャリアをもつベテランですよね。いろいろお話をささていただいたのですが、特に心に残った話をお知らせします。
    「トライアスロンは旅なんですね。その土地を泳いで、自転車で、走って旅をするわけで、様々な形で旅を楽しむわけです」
    これは「うーん、いい話」ですね。こうした視点からトライアスロンを見る視点はまったくなかったが、それだけに、虚を突かれた驚きがあった。
    それとあわせて、「ロードレーサーは都心を走るものではありませんよ」「泳ぐのは4キロはいけます。まったく何もなく楽に泳げます。岩崎さんもまず300メートルを越えれば、そうなります」といった話を伺うと、菊地さんが言われる、競技ではなく「旅」という意図がより深く理解できる。
    そうかあ、旅に行くのだ。旅を全身で味わうのだ。
    3ヶ月を期に菊地さんにお会いしたのも、区切りとしては、何か芝居じみたご縁を感じる。そこで、私が感じているトライアスロンの魅力を菊地さんに話して共感をいただきました。
    それは「我が身を頼む」ということ。泳いでいるとき、走っているときは誰も頼りにできずに我が身を頼む。私は60歳の老後を前に、トライアスロンから「我が身を頼む」意識を学んだことがしみじみと胸にしみる。
    「我が身を頼み」つつ、毎日の生活で余計なものを剥ぎ落とす。トレーニングという緊張のなかで、日々の時間割を決めていく。それが、スポーツによって得た60歳からのライフスタイルではないかと思う。でも、いくつまで続けられるかなあ、なんて始めたばかりで気にすることもないだろうが。。。
    「3ヶ月たつと主観が変わってきますよ」と岩田コーチに言われたのがこのことなのかどうか、わからないが、私にとって「身一つで立っている」感覚は、これまでの暮らしにはなかったものだ。
    例えば今日一日を振り返ると。。。。
    ・5時起床~バナナの朝食~仕事の企画書作成を9時半まで、メールで送信。
    ・近くのプールに2時間~帰宅して昼食。コロッケ、野菜、ご飯一膳。
    ・1時間昼寝~別途報告書を作成してメールで送信。
    ・4時半から5時までラン。本当は1時間のつもりだったが、右足のアキレス腱が痛むので30分で切り上げ。
    ・帰宅後久しぶりの入浴。いつもはシャワーなのだが、アキレス腱が痛いので、バブを入れてゆっくりと半身浴。
    ・ドラッグストアに行き、トイレットペーパー、洗濯洗剤、漂白剤、柔軟材を購入。
    ・昨日次女が持ってきてくれたハッシドビーフを食べる。缶ビール2本。やっぱ呑んじゃうね。
    そしていま、これを書いている。今日は誰とも話をしなかった。トレーニングをこなすこと、身体ができあがっていくことで、日々の暮らしに緊張感が生まれる。それが「身一つで立っている感覚」を際だたせるように思える。
    これがトライアスロンのライフスタイルというものか。確かに爽快な緊張感がある。
    これが3ヶ月の心境の報告。
    秋風に 我が身を頼み 走るかな
    湯につかり 痛みをさする 秋の風呂
    次回は3ヶ月のレベルアップ報告の予定。

  • キック キック キックだああああ!

    引越しをしようと、物件を探しており、これがなかなか時間がとられる。特に週末は物件を見に行くことになり、ほぼ1日つぶれてしまう。一昨日の土曜日は孫の保育園の運動会で南行徳のレッスンは欠席、日曜日はお台場に全日本選手権を見に行くつもりであったが、物件を見に出かけて、残念ながらこちらもパス。日曜の大井埠頭のバイクも3週続けてお休み、ランもお休み気味で、始めて3ヶ月を前にかろうじてスイムのみといった状態。
    スイムはただいまキックに挑戦中。キックは苦手で、ビート板をやってもまったく進まない。「トライアスロンの水泳は長距離であり、体力を使うキックはあまり使わない」、あるいは「スイムスーツを着ると浮力がついて足も浮くので、キックは流す程度でOK」といった情報も目にするが、でも上級クラスの人でビート板キックができない人はいない。見ていると皆さんかなりのスピード。確かにビート板キックで前に進まない水泳部員というのは考えられないよね。平野コーチは「ビート板のキックはブレスの練習にもいいし、個人練習ではビート板で1,000メートルぐらいの気持ちで」という。苦手だからやらなくてもいい理由を探すより、まずはやってみなくてはなるまい、ということで励んでいるが、そこで私なりにつかんだ実感。
    ・ビート板キックは、確かに身体をピーンと伸ばす練習になるようだ。つまり腰と足を浮かす練習になると思う。
    ・足で水をたたくのではなく、むしろ後ろに足をはねる感覚。つまりダウンだけではなくアップを意識したほうが、多少は進む気がする。
    ・このことを行うためには、お臍の下のお腹をシッカリとしめなくてはならない。その感覚が分からなかったが、ビート板の練習で少しは掴むようになれた。お腹に力をいれて身体を目いっぱいに伸ばす力の入れ具合がわかってきた。
    ・そのうえでのキックだが、膝を曲げないというのはわかるが、モモを動かすというのがどうも良く分からない。どこにどう力をいれるのか、シックリとこない。
    ・どうも力まかせに動かしているが、リズミカルな感覚がない。その感覚をつかみたい。
    ・リズミカルにキックするには、おそらくモモばかりではなく、腰が関係しているのかと思うが、そこのところも感覚として掴めない。
    ・そんななかで、今日のレッスンでは、モモというよりも、足の付け根に働きかけて後ろに蹴上げる感じが少しわかった。これがささやかなキッカケとなればいいが。。。
    ・これを習得するのには、多分身体を伸ばすストレッチが大切のような気がする。膝を折って身体をそり、足の付け根の前面を伸ばすストレッチね。
    ・実は私はこれが大変に苦手で、たとえば正座の姿勢で身体を後ろに倒すことができない。多分、足の付け根が固いのだと思う。
    ・ということで、足の付け根と股関節のストレッチを重点的に行おう。
    こんなところかな。
    今日はキック練習のフィードバック。しっかりとブレスをしながらビート板で25メートルを一気に進むことが目標。それができるようになれば、「浮く」ことができるようになるのではなかろうか?
    帰り道 思いめぐらせ 頬冷やす
    考えて 身体にたずね 秋いたる
    水泳というのは、考えてしまうスポーツなんだなあ。そこに面白さもあるように思える。

  • 3ヶ月を前に、台風での休みとトレーニングの日々

    10月末にトレーニングを始めて3ヶ月となる。
    3ヶ月を経ると、ようやくトライアスロンのトレーニングを始める身体となると言われる。
    あるいは、3ヶ月を数えると、主観が変わってくるとも言われる。
    その3ヶ月を前に、10月5日にはトライアスロンの大会を初見学して、ただただ圧倒され、やや呆然としているなか、先週は大型台風の到来で、木曜の水泳トレーニングが休止となり、自己トレのランも雨模様でお休み。のんびりとした気持ちで過ごした先週であった。
    そんな気分を引きずりながら、土曜日のトレーニング。
    水泳では、平野コーチとほぼマンツーマンに近い形で、ビート板を使ってのブレスとキックのレッスン。平野コーチのアドバイスは、手のかきは出来ているが、足と腰が沈んでいるため、スピードが出ない、ブレスは、パッと息を吐くことができていないから苦しくなる、ということ。
    ビート板を使ってのキックはどうにも苦手で逃げていたが、やはり取組む覚悟を決めないといけないなあ。
    バイクは江戸川河川敷に出かけて、ブレーキとスラロームのレッスン。そのレッスンはいいのだが、この日は接触事故、立ちこけ、最後に跨いで降りる際の転倒と、3回も転んでしまった。雨模様の寒さの影響で身体が萎縮したこともあったのか、接触事故のほかは、当人もまったく納得のいかない転倒で、身体の痛みもさることながら、心の痛みも大きいよ。こんなことからどうもバイクになじめない。
    しかし、江戸川沿いを時速20数キロのスピードで走るのには、ある楽しみを感じた。その楽しみを説明すれば、「移動の楽しみ」となろうか。行動範囲が大きく広がり、自分の可能性も拡大したような開放感を感じることができた。
    この日はアスロニアに寄って雨に打たれたバイクのチューンアップと冬物ウエアの購入。長袖の上着が約17,000円。
    日曜日は私用のため大井埠頭のバイクはお休み。午後に一仕事終えたあと、夜にはプールに行こうかと思ったが、行きつけだったトンカツ屋の前を通り、なつかしさのあまり衝動的に店に入ってビールとロースカツを注文して自動的にプールは取りやめ。こうしたとき、ビールを呑まなければプールにいけるのだが、呑んでしまうんだなあ。またトンカツのうまいこと。お店のマスターがこちらの顔を覚えていており、妻と幼い子供達と来た懐かしさに浸った。そしてビールが引きがねになって帰宅後は一人ウイスキーの水割り。
    もう9時過ぎには床につき、すぐに寝入り、午前4時前に一旦目覚めて30分ほど読書をしたが、そのあと再び寝入って目覚めは何と8時。トライアスロンを始めての第一の驚きは「我ながらよく寝る」。歳なので目が覚めてしまうといった状態とは無縁の今日この頃。
    月曜は午前は家の掃除と洗濯、仕事のデスク整理。午後は再三先送りしていた企画書を作成して関係者にメール。肩の荷を降ろした安堵のなかで、30分のラン、続けてプールを約1時間半。プールではビート板キックに専念。確かにビート板を使うと、下半身を伸ばし、身体を安定させて浮力をつける感覚がなんとなくわかる。しかし、あまりに遅い、しかも25メートルで5回も立ってしまう。1回の距離はわずか5メートル。情けないが、これから始めていきましょう。ブレスは土曜日の練習の成果があって、これは多少上達したかに思え、嬉しくなった。平野コーチ、ありがとう。
    こうして書いてみると、少しは落ち着いてトレーニングに向かっているように思う。もう、トレーニングそのものや、トレーニングの疲れなどに驚くことはない。トレーニングがいわば手の内に入った感触がある。とはいえ、トライアスロンの生活(トライアスロンライフ)の形がキッチリと出来ているところまではいかない。まだまだトレーニングに振り回され、一生懸命こなしているのが正直なところ。もう少し時間がかかりそうだ。
    日一日、うつろいながら、涼新た
    落ち着いて、水に遊ぶや、秋の宵
    あと20日を落ち着いてこなして、3ヶ月を迎えよう。ポイントは、トレーニングに振り回されているか、自分の管理下にしているか。そして楽しみは主観の変化。これについては少し兆しを感じてはいるが、まあ、3ヶ月を待つとしよう。

  • 初の大会見学、圧倒されたあ!!!

    4日は「銚子国際トライアスロン大会」に出かけました。大会の詳細はこちらへ。
    http://www.keiyo-isc.org/choshi-marina.htm。
    トライアスロンのレースをナマで見るのは初めて。いや、テレビでも一連の流れを通して観たことはなかったように思う。道に迷いながらも現地到着は7時50分。スタートは8時半から。
    スタート地点に行くと、すでに平野コーチ、南行徳でご一緒しているAさん、NさんもTTAの新しいユニフォーム(バイク用)で応援体制。じつは私も土曜にユニフォームを手に入れ、土曜の夜は「よし、明日はこれを着ていこう」と思っていたのに、忘れてしまうんだなあ、これが。どうも盛り上がりの気分に水を差す感じで恐縮。
    「来年は自分も出ることになるかも」という気持ちで、受付の様子、トランジットの状況、スタート前のセレモニー、参加者が浜辺に集まる光景などを一つ一つ確かめる。
    TTAからは、渋谷、南行徳を合わせて、多分10名が参加。スタート前には円陣を組んで気合を入れる。ようし、ムードは盛り上がっていく。プオーとラッパが鳴って一斉にスタート。3つのグループに別れ、約600人が続々と海に入っていく様は壮観。前を行く人は、浅瀬ではドルフィンスルーで果敢に海に挑んでいく。一方、後ろからゆっくりとついていく人もいて、「俺はあの感じかな」と独り言。
    こうして始まったレースの感想はというと、うーん、「圧倒された」。
    まず、1500メートルというスイムの距離。この大会では一旦浜辺にあがる周回コースで2周する。これが見るから距離があり、私では「とても泳げそうもない」と思うのだが、皆さん、群れとなって連なり、こなしていく。その情景はとても不可思議な感覚で、当方、やや呆然として次々と浜にあがる参加者の顔を眺めながら、自分もいずれその中にいるということが、実感できない。「来年はやるぞ」と武者震いを覚えるでも、プレッシャーを感じるでもなく、言葉も失い、現実感のないままに、ただただ圧倒される。ふと我に振り返ると「とても泳げそうもない」を繰り返す。実況している解説者が「彼女は1年前は泳げなかったんですよ」という紹介をしていたが、その方の顔を見つつ「とても俺には無理そう」と弱音が出た。
    次いでバイクは、4周するコース。もちろん速い人は速い。でも人さまざまでもあり、これは想定を超えることはなかったかな。でも、後でTTAの方に聞くと、下り坂では50キロは出ていたとか。時速50キロでダウンヒルなんて、私からすれば、どんなに怖いか。これも圧倒されます。
    そして、ランで4周のコース。トップクラスの人の走るのが速いこと。私には長距離というより、中距離のようだった。まあ、トップクラスは別世界なので、どうしても関心は中位置以降の人となる。身体つきも親近感を覚える方が増えていく。そこでも感心した、というよりも、やはり「圧倒された」のは、おかしな話だが、誰もがひたむきにレースに挑んでいるということ。
    東京マラソンなど、テレビで市民マラソン大会の中継を見ていると、最後のほうは「記録ではなくレースを楽しむ」ということで、歩く人、観客と話す人、仮装で走る人などが登場し、和気藹々といえば和気藹々、緩いといえばいたって緩いムードが見てとれるが、そうしたユルさはまったくといっていいほどにない。沿道からの「頑張れ!」と声に、ランナーが笑顔で応える光景はあちこちで見られるが、それはユルさではまったくない。
    全員とまではいえないが、おおかたは、いわば「求道者」のような面持ちで、走っていく。決して悲壮ではなく、明るく健康な光景であるが、誰もがこのレースに向けて鍛えてきたことがハッキリと確かめられる。マイペースとはいえ、全力で取組んでいる。年齢はさまざま、とはいえ、やはり20代、30代が多いんだろうな。70歳の参加者もいたとのことで、見た目ではよくわからないながら、多分ご同輩の方々も目にしたが、皆さん、体つきもスマートで、正直、これにも引け目を感じたなあ。
    レース後に「来年は岩崎さんも出ましょうよ」と声をかけていただいたが、思わず「いやあ、壁を感じました」と正直に応えてしまった。さて、どうする?
    秋の海 つわものたちの 命に触れる
    どの顔も 秋の陽をうけ ひたむきに
    レースを終えたTTAの皆さんが順々と集まり、後に続く仲間を応援する。幸いに晴れた秋の日に相応しい、気持ちのよい和みがあった。
    トライアスロンというレースを、私なりに掴めたように思える一日であった。
    さて、大いに圧倒されたところで、来年の意気込みは。。。「よし、しっかりとトレーニングを続けよう」。それ以外に道はない。続けるということは「続けるライフスタイルをつくること」に改めて思いをいたす。

  • 今日は十五夜 思い散り散り

    今日は十五夜、朝起きての空気、アパレルショップのディスプレイ、そして人々の装いも、10月、秋の到来です。今日のブログは十五夜の雑感。いま、改めて月をながめて、ルナティックな気分です。
    10月に入り、特にシビアに感じるのは、日の短さ。6時の水泳トレーニングに向けておきる時、外は暗い。さて、これまでどおり大崎まで自転車で行くか、あるいはクルマを使うか、迷っています。
    明日は銚子の大会。TTA参加の方々も多く出場するとのこと。私も行ってみようと思っています。というのは、これまで、ナマでトライアスロンの大会は見たことがない。いま22時40分。明日は5時に出発。8時半のスタートを見ようと思う。報告は明日のブログで。
    50歳を過ぎ、確かに感じるのは、「歩いていると、どんどんと追い越される」。私は足が速かった。こんなことはなかった。といっても仕方なく、追い越されていたが、このところ、ズンズンと追い越していく。これはトレーニングの成果。多分、一歩の歩幅が広くなっていると思う。力強く歩く感覚が芽生えて気分がいい。
    1ケ月ぶりぐらいに会ったかたより、「みなぎっている」というお言葉をいただいた。「少し痩せましたか?」「なんかスッキリしていません?」なんて言われることも多くなってきたが、「みなぎっている」というのは嬉しい。言葉の主は私も尊敬している、とても素敵なママププロジェクトのオーガナイザーで、素直に喜びます。私としてはトライアスロンへの挑戦は「肉体の思考」であって、そのことを「みなぎっている」と言っていただいたのであろうと勝手解釈です。
    いつも一緒にトレーニングしている、Kさんよりコメントをいただきました。Kさんありがとうございます。Kさんが一緒にいることはとても大きな励みとなっています。今週は渋谷で2名の女性が新たに参加。南行徳も、本日男性1名が新たに参加。新しい雰囲気がうまれていきます。そうした状況のなかで、Kさんは、水泳の4コースから3コースに昇格しました。これは当然のこと。Kさん今後もよろしくお願いします。皆さん、お互いに励ましていきましょう。
    秋いたり みなぎる身体 十五夜の月
    十五夜に 身体をさすり 眺める月夜
    特に理由なく、ブログの慣例に従い、なんとなくニックネームにしておりますが、一方、ちゃんと自己紹介をしておかなくては、読んでいただく方々に失礼との気持ちもあfります。
    自分の会社のホームページURLと、メールのアドレスを記載します。何かあればお気軽にメールをください。
    http://www.scplan.com
    iwasaki@scplan.com
    皆さん、よろしくお願いします。

  • 痛みのケアから 積極的な「整体・姿勢」へ

    運動に「痛み」はつきものだろうと思っている。高校時代にハンドボールをやってた頃を思い出しても、しじゅう何らかの「痛み」を抱えていた。私は特に身体が硬い。ひどく硬い。仕事でパソコンに向かう時間が長く、猫背である。両手を上にまっすぐあげるだけで大変なんだから、我ながら、水泳には適していない身体と思う。
    このトレーニングを始めた当初、ひどく腰と背中が痛み、上半身がロボットのようなカチコチの状態で固まり、マッサージに駆け込んだ。そこで、肩が前に落ちていること、肩甲骨のまわりが硬くなっていることを指摘され、カイロプラクティスと整体の治療を受けて一息をついた。
    その後、身体が慣れてきたのだろう、背中の痛みは和らぎ、その店にも行かなくなっていた。理由としては1時間6,000円という高額な費用もあげられる。だって週に1回通うとなったら2万円を越えてしまう。
    でも「肩の痛み」は続く。腕をあげる、腕を回すと肩が痛む。クロールの要点は、肩を回し、うでをしっかり、ピーンと伸ばすこと。だから肩が痛むし、痛いからエイッとばかりに力を入れて腕を伸ばし、力をいれるものだから、リズムがなくなり、浮力が落ちて。。。。
    そんななから、先週土曜日、南行徳のレッスンで
    「背中と肩が痛くて、鍼に通っている」
    「どうですか?」
    「スッキリとなくなる」
    「へえ、じゃあ行ってみようか」
    といった会話があって、改めて「痛みを和らげる」という対処療法から、「痛みを除去して泳ぎをステップアップ」という意欲が湧いてきた。更に、その日の夜、テレビで高橋尚子の走るトレーニングの番組を見ていたら、そこでも「正しい姿勢と正しいフォーム」の重要性が指摘されており、「ようし! 整体で正しい姿勢で痛みをとって、正しい姿勢で正しいフォームへ」と頭が向かった。
    日曜日は大井埠頭のバイクを休んで自宅近くの整体治療のお店へ。こちらは保険がつくので1,000円以下ですむ。これまで日曜日が休みだったので、やむなく高い店に行っていたが、気がつくと日曜日も店を開いている。
    状況を説明すると、
    「回すたびにゴリゴリしている感じですね」
    「それなんです」
    「肩を後ろに開いて、肩甲骨の稼動範囲を広げましょう」
    ということで、指圧と整体。いやあ、痛かった。鍼は経験がないので、やってみたかったが、「電気治療にしましょう」ということで、今回は見送り。
    そこで、結果といえば、楽に動くようになったんだよねえ、これが。しかも約40分で560円。この価格差。
    早速ためしてみたくなり、近くのプール開放へ。
    「まったく違った感覚で」というわけにはいかなかったが、随分と手が伸びるようになってきた。肩ばかりでなく、手の平にも意識が働き、腕を伸ばしたままで、スーッとすべるような感覚を得ることができた。これは初めての経験。自分としては「いい感じ」であった。「いい感じ」のままで帰宅後、自分で豚シャブがうまかった。
    秋に入り 水を滑るや 心地よき
    痛む肩 身体を整え 秋向かう
    トライアスロンといいながら、「水泳」の記述が多くなってしまうが、今回は「水泳」というよりも「整体・姿勢」がテーマ。これを機会としてもっと「整体」に意識を向けて、「老後の姿勢」を確立しよう。身につけたら毎日が気持ちよさそうじゃないですか。日々のストレッチングにもっと丁寧に取組もう。どうもこれが基本だな。